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ペンタックスは独自のレンズも欠かせない

ペンタックスのカメラで使いたいモデルが決まったら、次はレンズも選んでみましょう。ペンタックスには魅力のある独自のレンズが豊富にあります。本項ではペンタックスのレンズの特徴を解説するので、参考にしてみてください。
ペンタックスの主流は「Kマウント」
ペンタックスのレンズは長きに渡って「Kマウント」と呼ばれる規格を採用しています。歴史が長いだけに従来のセンサーサイズ「APS-C」に特化したレンズが豊富にあるのが特徴です。また、防塵防滴仕様のモデルが多い一眼レフカメラのKシリーズですが、レンズにも防塵防滴が施されているのが魅力。
ラフな撮影シーンにも屈強な耐久性を見せてくれます。屋外ロケーションに持っていくのであれば、ペンタックスのレンズは欠かせない存在です。
ペンタックスのレンズはコスパがいい
ペンタックスのレンズはシンプルな性能に仕上がっているモデルが多く、他のメーカーよりも比較的安価という特徴があります。たとえば、手ブレ補正はカメラ本体に依存することによってレンズ本体を小型化し、値段も安価にしている点。
逆にいえば、手ブレ補正はカメラ本体の性能に左右されることが多いため、旧式モデルを使う際に性能面が物足りないケースもあります。とはいえ、シンプルな操作性は初心者も使いやすいので、エントリー向けに適しているのがペンタックスのレンズといえるでしょう。
ペンタックスのおすすめレンズ3選
下記では、GOOPASSがオススメする初心者でも使いやすいペンタックスのレンズをご紹介します。
HD PENTAX-DA★ 11-18mmF2.8ED DC AW

星空撮影もできる超広角ズームレンズ。
圧倒的に広い画角で風景写真の撮影に適しているのが「HD PENTAX-DA★ 11-18mmF2.8ED DC AW」です。
優れた防塵性能と耐寒性能を備えており、気温の下がる夜間の撮影でもタフに活躍してくれます。空気が澄み切った冬場の星空撮影などに適しているでしょう。
画面の端々までクリアな解像度のため、コントラストを強調した美しい仕上がりが期待できます。最短撮影距離が30㎝のため、あえて近接撮影を行うことで、背景をぼかし遠近感や空気感を演出することも可能。屋外ロケーションにぴったりのレンズです。
| 機種名 | HD PENTAX-DA★ 11-18mmF2.8ED DC AW |
|---|---|
| レンズタイプ/フォーカス | 広角ズーム/AF・MF |
| レンズ構成/絞り羽根枚数 | 11群16枚/9枚 |
| 焦点距離 | 11~18mm |
| 最大撮影倍率/画角 | 0.1倍/104~76度 |
| 開放F値 | F2.8 |
| 最短撮影距離 | 0.3m |
| 本体の重さ | 704g |
| その他機能 | 防塵防滴/APS-C専用 |
■購入する場合は138,900円(税込 ※2022/06/17現在 カカクコム調べ)となっているようです。

HD PENTAX-DA★ 11-18mmF2.8ED DC AW
HD PENTAX-D FA★ 50mmF1.4 SDM AW

ボケ味の美しさが魅力の単焦点レンズ。
「D PENTAX-D FA★ 50mmF1.4 SDM AW」は高い表現力を備えた単焦点レンズです。
9枚の円形絞り羽根を内蔵しており、光芒を抑えた温かみのあるボケ味を演出します。室内のポートレートなどに使うと、被写体を柔らかい印象で撮影できるでしょう。
レンズにはゴーストやフレアを抑える特殊なコーティングを施しているため、逆光時の撮影も難なくこなします。散歩がてらに夕日をバックにした撮影をするなど、日常使いもしやすいレンズです。ボケ味にこだわりたい人はぜひ使ってみてください。
| 機種名 | HD PENTAX-D FA★ 50mmF1.4 SDM AW |
|---|---|
| レンズタイプ/フォーカス | 単焦点/AF・MF |
| レンズ構成/絞り羽根枚数 | 9群15枚/9枚 |
| 焦点距離 | 50mm |
| 最大撮影倍率/画角 | 0.18倍/47度 |
| 開放F値 | F1.4 |
| 最短撮影距離 | 0.4m |
| 本体の重さ | 910g |
| その他機能 | 防塵防滴/フルサイズ対応 |
■購入する場合は96,980円(税込 ※2022/06/17現在 カカクコム調べ)となっているようです。

HD PENTAX-D FA★ 50mmF1.4 SDM AW
HD PENTAX-D FA 28-105mmF3.5-5.6ED DC WR

マルチに活躍する標準ズームレンズ。
使いやすさを重視するなら「HD PENTAX-D FA 28-105mmF3.5-5.6ED DC WR」がおすすめです。
球面収差や色収差を抑えた標準ズームレンズで、繊細でクリアな解像力が特徴。安定感のある仕上がりで、シーンを選ばずに使用できるレンズです。
28~105mmとカバー範囲が広いので、前もって被写体や撮影シーンが決まっていない旅行などに持っていくのに便利。風景写真から家族や友人の記念撮影まで柔軟に対応できます。これからレンズのことを学びたい初心者が最初に手に取る一本としてもぴったりです。
| 機種名 | HD PENTAX-D FA 28-105mmF3.5-5.6ED DC WR |
|---|---|
| レンズタイプ/フォーカス | 標準ズーム/AF・MF |
| レンズ構成/絞り羽根枚数 | 11群15枚/9枚 |
| 焦点距離 | 28~105mm |
| 最大撮影倍率/画角 | 0.22倍/75~23.5度 |
| 開放F値 | F3.5-5.6 |
| 最短撮影距離 | 0.5m |
| 本体の重さ | 440g |
| その他機能 | フルサイズ対応 |
■購入する場合は58,317円(税込 ※2022/06/17現在 カカクコム調べ)となっているようです。

HD PENTAX-D FA 28-105mmF3.5-5.6ED DC WR
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ペンタックスの特徴

まずは、多くのカメラ機材を開発してきたペンタックスの特徴について見ていきましょう。
日本で初めて一眼レフを作った庶民的なメーカー
ペンタックスを生んだ旭光学工業(現:リコーイメージング株式会社)は、1919年に東京・大塚で創業した光学メーカーです。1952年には他のメーカーに先駆けて、初の国産一眼レフカメラを製造・販売しました。
プロ用としては、フルサイズよりも大きなフィルムを扱う中判カメラに注力し、風景写真や広告写真で重用されてきました。現在も研究機関や官公庁、博物館など専門機関向けに、中判デジタルカメラを開発しています。
一般ユーザーに向けてはプロ用と別ラインで、カメラが初めての方から写真愛好家に向けさまざまな製品を販売。コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)と、フルサイズ・APS-Cサイズのセンサーを持つ一眼レフカメラを開発しています。
ユーザーのことを考えた良心的な設計と価格
現在ペンタックスが生産している一眼カメラは、1台を除くと「Kシリーズ」と呼ばれるフルサイズとAPS-Cサイズのセンサーのデジタルカメラです。
ペンタックスの一眼レフは、報道やスポーツ分野に対応した高速連写には対応していません。一方、過酷な環境や悪天候などの撮影を想定したアウトドア向きのモデルが用意されています。
他社では中級機以上が採用する防塵・防滴構造を初心者向けのカメラにも取り入れたり、ボディ内手ぶれ補正機能をすべてのモデルに搭載したり……。機能を出し惜しみしないよさがあります。
購入しやすい価格の中で、撮影に必要な機能を過不足なく取り入れているので、使いきれない機能が少なく、無駄な出費も抑えられます。庶民的なカメラを作り続けてきたペンタックスならではのさじ加減でしょう。
一眼レフ・Kシリーズのイメージセンサーは2サイズ
レンズからの光を電気信号に変換するイメージセンサーは、デジタルカメラの心臓部。ペンタックスKシリーズは、約35.9mm×24mmの「フルサイズ」と、約23.5mm×15.6mmの「APS-C」の2サイズを用意しています。

フルサイズのメリットは高画質なことと、背景を大きくボカした写真を撮れること。APS-Cのメリットは、本体をコンパクトにできることと、リーズナブルなこと、望遠撮影に強い点です。
ペンタックスKシリーズのフルサイズ機は最上級のK-1および後継機のみで、残りの機種はすべてAPS-C機です。
ペンタックスの一眼レフカメラのメリット

他のメーカーのデジタル一眼レフカメラと比べたとき、Kシリーズを選ぶメリットはどこにあるのでしょうか?
初心者もベテランも使いやすいハイパー操作系
写真を始めて最初のうちはカメラ任せで撮っていても、シャッタースピードや絞りなどの仕組みがわかってくると、自分で設定して撮影をしたくなるもの。そんなとき便利なのが、ペンタックス独自の「ハイパー操作系」です。
例えばプログラムモードを使ってカメラ任せで撮っていたものの、自分で少しだけ設定を変えたい場合。他社のカメラではファインダーからいったん目を離して、プログラムモードから他のモードへ切り替える必要があります。
その一方、Kシリーズはシャッタースピードや絞りなど変更したい機能のダイヤルを回すと、自動的にプログラムモードがキャンセルされ設定を自在に変えられます。ファインダーを除いたまま他モードに切り替えられるため、撮影にロス時間が生じません。
シャッターチャンスを逃さない、優れた機能です。また反対に、すべて手動のマニュアルモードにしていても、「グリーンボタン」を押すとカメラが自動で露出を決めてくれます。初心者はもちろん、写真を撮り慣れたにも便利なペンタックスだけの機能です。
ピントがわかりやすい優れたファインダー像
ファインダーの見やすさをはかる指標として「視野率」や「倍率」などがありますが、数値には現れない部分もあります。それがフォーカシングスクリーンの性能です。
レンズとファインダーの中間には、フォーカシングスクリーンと呼ばれるすりガラス状の板が設置されています。フォーカシングスクリーンを素通しに近い明るさにすると、ファインダーからの景色がよく見えて印象がよい一方、ピントが合っているのか判別できません。
ペンタックスはファインダーがやや暗めになる代わりに、ピントが合っている場所がよくわかるようにしています。Kシリーズにはマニュアルフォーカスを用いるレンズが装着できるので、そのようなレンズを使う場合でも合焦部分がわかりやすいのは重要です。
天体撮影の強い味方「アストロトレーサー」
夜空に輝く星を写真におさめる天体撮影。星は一瞬では写らないので、数十秒シャッターを開いたまま撮影する「長時間露光」を行います。
ただし、星は少しずつ動いて見えるので、三脚に固定した定点撮影では星が線となって描写されてしまうのです。
そのため、通常は星を点で撮るために自動でカメラを動かす「赤道儀」が用いられるのですが、ペンタックスKシリーズには同等の機能を持つ「アストロトレーサー」が搭載されています。これはペンタックスのみが採用している独自の機能。
アストロレーサーを使えば、カメラと三脚だけで本格的な天体撮影が可能です。
ボディ内手ぶれ補正機能とGPSを連動させ、星の動きに合わせて少しずつイメージセンサーをズラすというもの。天体撮影の機材が減ることはもちろん、天体撮影に気軽にチャレンジできるのも嬉しいポイントです。
ペンタックスの一眼レフカメラを選ぶときのポイント

では、ペンタックスの一眼レフカメラを選ぶ際、どのような点に着目して選んだらよいのでしょうか?
センサーサイズの大きさから選ぶ
ペンタックスKシリーズには、約36mm×24mmの「フルサイズ」と、約22.4mm×15.0mmの「APS-C」の2サイズのイメージセンサーが採用されています。
中心はAPS-C機で、ペンタックスも長く開発してきた実績があります。価格も手頃で、コストパフォーマンスに優れたAPS-C専用のレンズも多くラインナップされており、製品としてのバランスも良好。おすすめしたいのはAPS-C機です。
一方、画質が優れているのはやはりフルサイズ機です。背景を大きくボカしたいとき、フィルム時代に作られたLimitedシリーズなどの人気レンズをそのままの画角で使いたい場合、フルサイズ機に有利な場面はたくさんあります。
望遠レンズ以外で背景をボカしたい場合や、少しでも画質を追求したいのであればフルサイズを、望遠レンズの使用がメインで、コンパクトなほうが助かるといった方はAPS-C機を選ぶとよいでしょう。
大きさ・重さと予算から考える
センサーの小さいAPS-C機は、本体もレンズもコンパクト。たとえば、APS-C機のK-70は628gに収まりますが、フルサイズ機のK-1は925gです。さらに、同等のズームレンズで比べると、APS-C専用なら565g、フルサイズ対応だと787gと少なからず違いがあります。
また価格も同様です。フルサイズ機と比べると、APS-C機は本体はもちろん専用レンズも手頃な価格で手に入るため、いくつかレンズを揃えようとする場合、必要な予算に大きな差が出てきます。
さらに、同じAPS-C機の中でもスペックによって価格差があります。どんな写真を撮りたいのかを考えて、フルサイズが必要か、APS-C機ならどんな機能が必要かを見極めて選ぶのがおすすめです。
まとめ

一眼レフに初めて触る人や、写真愛好家にとっていい製品とは何かを考え、庶民に愛される製品を作ってきたペンタックス。
キヤノンやニコンなど、報道やスポーツ分野で使われてきた一眼レフとはひと味もふた味も違う個性を持っています。
リーズナブルなモデルでも防塵・防滴構造を採用し、全機種に手ぶれ補正を搭載するなど、コストパフォーマンスに優れていながら、新たな技術の投入も惜しみません。もし初めての一眼レフとして手にしても、ベテランになるまで使える懐の深さがペンタックスの一眼レフにはあります。
ペンタックス機が欲しい方はぜひ本記事を参考にお気に入りの一台を見つけてみてください。
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