ポケットサイズで望遠撮影ができるパナソニックの「LUMIX DC-TZ99」「LUMIX DC-TZ95D」と、キヤノンの「PowerShot SX740 HS」。
3機種はいずれも、光学30倍前後のズームを備えた人気の高倍率ズームコンデジです。
望遠撮影ができるコンデジが欲しいけれど、「どれを選べばよいのかわからない」「新製品のTZ99は何が変わったの?」と、迷ってしまう方も多いかもしれません。
そこで本記事では、3機種の性能や特徴を比較しながら、選び方をまとめました。
ご自身の用途に合わせて、最適な1台を選んでください。
購入する前にレンタルで試すこともできます。
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目次
3機種のスペック比較表
| 製品名 | リンク | GOOPASS価格 | 販売価格※ | 発売日 | センサーサイズ | 有効画素数 | 動画記録画素数 | 焦点距離(35mm判換算) | F値 | シャッタースピード | 外形寸法 | 重量 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1.Panasonic LUMIX DC-TZ99 | ![]() | 69,333円 | 2025年2月20日 | 1/2.3型MOS | 約2030万画素 | 4K 3840×2160 30p FHD 1920×1080 60p | 24-720mm相当(光学30倍) | F3.3~6.4 | 静止画:4秒~1/2,000秒(メカ) 1秒~1/16,000秒(電子) | 約112.0×67.8×43.1mm | 約322g | |
| 2.Panasonic LUMIX DC-TZ95D | – | – | – | 2022年12月 | 1/2.3型高感度MOS | 約2030万画素 | 4K 3840×2160 30p FHD 1920×1080 60p/30p HD 1280×720 30p/120fps | 24-720mm相当(光学30倍) | F3.3~6.4 | 静止画:4秒~1/2,000秒(メカ) 1秒~1/16,000秒(電子) | 約112.0×68.8×41.6mm | 約328g |
| 3.Canon PowerShot SX740 HS | – | – | 76,900円 | 2018年8月30日 | 1/2.3型高感度CMOS | 約2030万画素 | 4K 3840×2160 30fps FHD 1920×1080 60fps/30fps HD 1280×720 60fps | 24-960mm相当(光学40倍) | F3.3~6.9 | 1~1/3,200秒(オートモード) 15~1/3,200秒 | 110.1×63.8×39.9mm | 約299g |
LUMIX DC-TZ99・ DC-TZ95D・Canon PowerShot SX740 HSの特徴
LUMIX DC-TZ99
LUMIX DC-TZ99
自撮りも望遠も1台で叶う最新トラベルズーム
LUMIX DC-TZ99は、2025年2月発売の光学30倍ズームコンデジです。
24〜720mm相当を1台でカバーし、USB Type-C充電や180度チルトモニターなど、現代のニーズに合わせた便利な機能を搭載しています。
光学30倍ズームコンデジが「TZ99」を選ぶ理由
- USB Type-C充電でモバイルバッテリーから充電可能
旅行先でもスマホ用の充電器を共有できる - 3.0型184万ドットの180度チルトモニターで自撮りに強い
自分を見ながら画面の仕上がりを確認できる - 4Kフォト・ポストフォーカスで動きのある被写体も逃さない
撮影後にピント位置を選べる - MP4形式のみで編集しやすい動画記録
一般的な動画編集ソフトでの扱いが容易 - RAW対応で現像の余裕がある
後から明るさや色味を調整しやすい
詳細説明
LUMIX TZ99は、2025年2月にパナソニックから発売されました。
1/2.3型MOS約2,030万画素と、光学30倍(35mm判換算24〜720mm相当)F3.3〜6.4のLEICA DCレンズを搭載しています。
特に注目したいのは、USB Type-Cでの充電対応。旅先で専用充電器を持ち歩く必要がなく、スマホ用のモバイルバッテリーで手軽に充電できる点です。
4K動画や4Kフォトにも対応しており、動きの速い被写体を逃さず記録可能。
外形112×67.8×43.1mm・約322g(総重量)とコンパクトで、Bluetooth v5.0とWi-Fiによるスマホ連携も備えています。
実際の旅スナップでは、広角から望遠まで1台でこなし、カメラ任せの「i.AUTO」でも難しい露出や色味を自然に仕上げてくれると評判です。
コンパクト設計を優先した分、EVF(ファインダー)が非搭載な点は注意してください。
おすすめの人
- 旅行先で広角から望遠まで1台で撮りたい
- スマホの充電器でカメラも充電したい
- 自撮りと風景を両立させたい
- 最新モデルを選びたい
- RAW現像に興味がある
最新のトラベルズームとして、携帯性と高倍率ズームを両立した1台です。
| 製品名 | LUMIX DC-TZ99 |
|---|---|
| 発売日 | 2025年2月 |
| センサーサイズ | 1/2.3型MOS |
| 有効画素数 | 約2030万画素 |
| 動画記録画素数 | 4K 3840×2160 30p、FHD 1920×1080 60p |
| 焦点距離(35mm判換算) | 24-720mm相当(光学30倍) |
| F値 | F3.3~6.4 |
| シャッタースピード | 静止画:4秒~1/2,000秒(メカ)、1秒~1/16,000秒(電子)、動画:1/30~1/16,000秒 |
| 最短撮影距離 | 通常 50cm(W端)/2m(T端)~∞、AFマクロ 3cm(W端)/2m(T端)~∞ |
| 外形寸法 | 幅約112.0×高さ約67.8×奥行約43.1mm(突起部を除く) |
| 重量 | 約322g(バッテリー・メモリーカード含む) |
| ボディ内手ブレ補正機能 | 5軸HYBRID O.I.S.+(※4K動画時は光学O.I.S.のみ) |
スペックをもっと見る
| レンズ | LEICA DC VARIO-ELMAR、光学30倍ズーム、9群12枚(非球面10面5枚)、f=4.3~129.0mm |
| ダスト低減機能 | – |
| 撮影可能枚数 | CIPA方式:約380枚 |
| 画像ファイル形式 | 静止画:JPEG(DCF/Exif2.3準拠)、RAW、DPOF対応 |
| 記録媒体 | SD/SDHC/SDXCカード(UHS-I対応) |
| ファインダー形式 | 非搭載 |
| AF検出方式 | 1点/49点/カスタムマルチ/顔・瞳認識/追尾AF/ピンポイント |
| AF検出範囲 | 通常50cm~∞、AFマクロ3cm~∞(W端) |
| フォーカスポイント | 49点 |
| 動画ファイル形式 | MP4(4K/FHD) |
| 液晶モニター形式 | 3.0型 184万ドット タッチパネル搭載 IPS/TFT液晶、180度チルト(セルフィ対応) |
| タッチパネル | ○ |
| シャッター方式 | メカシャッター、電子シャッター |
| 連写機能 | 10コマ/秒(AF固定時)、5コマ/秒(AF追従時) |
| ISO感度 | オート/i.ISO/80/100/200/400/800/1600/3200/6400(拡張時) |
| 電源 | リチウムイオン電池 DMW-BLG10(7.2V 1025mAh)、USB Type-C充電対応 |
| Wi-Fi(無線LAN) | ○(IEEE802.11b/g/n) |
| Bluetooth | Bluetooth v5.0 |
| 防塵・防滴 | – |
| 付属品 | 充電式バッテリー、USBケーブル、ハンドストラップ |
LUMIX DC-TZ95D
EVF搭載で日差しの強い外出先も快適。
LUMIX TZ99の前モデルであるLUMIX DC-TZ95D。
0.2型233万ドット相当のEVF(電子ビューファインダー)を搭載し、屋外や日差しの強い場所でもファインダー越しに撮影できます。
光学30倍・約2,030万画素で、TZ99と同レベルのズーム域を持つモデルです。
光学30倍ズームコンデジが「TZ95D」を選ぶ理由
- EVF搭載で屋外・逆光時の撮影がしやすい
液晶が見づらい晴天時もファインダーで構図を確認できる - AVCHD形式に対応し、動画編集ソフトとの相性がよい
専門的な動画編集をしたい人にも向く - TZ99より発売年が古く、店頭価格は安い傾向
コスパ重視なら検討の余地がある - 3.0型184万ドット・180度チルトの液晶モニター
自撮りにも対応 - RAW対応で現像の自由度が高い
後から調整の余地を残せる
詳細説明
LUMIX DC-TZ95Dは、2022年12月にパナソニックから発売されました。
1/2.3型MOS約2,030万画素と、光学30倍(35mm判換算24〜720mm相当)のレンズを搭載した高倍率コンデジです。
最大の特徴は、EVF(電子ビューファインダー)の搭載となっています。
TZ99にはない0.2型233万ドット相当のEVFを備えており、屋外や日差しの強いシーンでも目を当てて構図を確認できるほか、望遠撮影時の手ブレ防止にも役立つ点がメリットです。
動画はAVCHD Progressive・AVCHD・MP4に対応し、マイクロUSBでの充電・転送が可能となっています。
外形112×68.8×41.6mm、約328g(総重量)と、EVFを搭載している分TZ99よりもわずかに重い設計です。
EVFの有無、USB Type-Cの要否、動画形式の違いがTZ99との主な違いといえるでしょう。
また、生産・新品製品の流通は終了しており、中古流通が中心となる点は、購入前に押さえておきたいポイントです。
おすすめの人
- ファインダーで構図を確認したい
- コスパを重視してTZ99より安い機種を探している
- AVCHD形式で動画を編集したい
- 光学30倍ズームで十分な被写体を撮る
- 新品・中古問わず探している
EVF搭載が大きなメリット。TZ99と迷う場合は、EVFの有無・USB Type-Cの要否・価格で判断するのがおすすめです。
| 製品名 | LUMIX DC-TZ95D |
|---|---|
| 発売日 | 2022年12月 |
| センサーサイズ | 1/2.3型高感度MOS(原色カラーフィルタ) |
| 有効画素数 | 約2030万画素 |
| 動画記録画素数 | 4K 3840×2160 30p、FHD 1920×1080 60p/30p、HD 1280×720 30p/120fps |
| 焦点距離(35mm判換算) | 24-720mm相当(光学30倍) |
| F値 | F3.3~6.4 |
| シャッタースピード | 静止画:4秒~1/2,000秒(メカ)、1秒~1/16,000秒(電子)、動画:1/30~1/16,000秒 |
| 最短撮影距離 | 通常 50cm(W端)/2m(T端)~∞、AFマクロ 3cm(W端)/2m(T端)~∞ |
| 外形寸法 | 幅約112.0×高さ約68.8×奥行約41.6mm(突起部を除く) |
| 重量 | 約328g(バッテリー・メモリーカード含む)/約286g(電池・SD除く) |
| ボディ内手ブレ補正機能 | ○(通常/流し撮り/OFF) |
スペックをもっと見る
| レンズ | LEICA DC VARIO-ELMAR、光学30倍ズーム、9群12枚(非球面10面5枚)、f=4.3~129.0mm |
| ダスト低減機能 | – |
| 撮影可能枚数 | CIPA方式:約380枚(LCD ON時)、約250枚(LVF ON時) |
| 画像ファイル形式 | 静止画:JPEG(DCF/Exif2.3準拠)、RAW、DPOF対応 |
| 記録媒体 | SD/SDHC/SDXCカード(UHS-I対応) |
| ファインダー形式 | 0.2型 233万ドット相当 カラー液晶ライブビューファインダー(視度調整-4~+3dpt) |
| AF検出方式 | 1点/49点/カスタムマルチ/顔・瞳認識/追尾AF/ピンポイント |
| AF検出範囲 | 通常50cm~∞、AFマクロ3cm~∞(W端) |
| フォーカスポイント | 49点 |
| 動画ファイル形式 | MP4、AVCHD Progressive、AVCHD |
| 液晶モニター形式 | 3.0型 104万ドット タッチパネル搭載 IPS/TFT液晶 |
| タッチパネル | ○ |
| シャッター方式 | メカシャッター、電子シャッター |
| 連写機能 | 10コマ/秒(AF固定時)、5コマ/秒(AF追従時) |
| ISO感度 | オート/i.ISO/80/100/200/400/800/1600/3200/6400(拡張時) |
| 電源 | リチウムイオン電池 7.2V 1025mAh、マイクロUSB充電(別売ACアダプター) |
| Wi-Fi(無線LAN) | ○(IEEE802.11b/g/n) |
| Bluetooth | Bluetooth v4.2(BLE) |
| 防塵・防滴 | – |
| 付属品 | 電池、ACアダプター、USB接続ケーブル、ハンドストラップ |
Canon PowerShot SX740 HS
光学40倍で最軽量・最小ボディ
Canon PowerShot SX740 HSは、2018年8月発売のキヤノン製40倍ズームコンデジ。
24〜960mm相当と3機種中最長の望遠域を持ち、外形110.1×63.8×39.9mm・約299gで最小・最軽量となっています。
中古流通が中心で、RAW(現像の余地を残す記録形式)非対応である点に注意が必要です。
光学30倍超ズームコンデジが「SX740 HS」を選ぶ理由
- 光学40倍(24〜960mm相当)で最も遠くまで撮れる
スポーツ観戦や野鳥の撮影に有利 - 3機種中最小・最軽量で携帯性が高い
ポケットや小さいバッグにも収まりやすい - USB充電対応で外出先の充電がしやすい
モバイルバッテリーから充電可能 - 4K動画・自撮りモード(背景ぼかし・美肌)搭載
動画や自撮りにも対応 - 中古で安く手に入りやすい(発売年が古いため)
予算を抑えたい人にも選択肢になる
詳細説明
Canon PowerShot SX740 HSは、2018年8月にキヤノンから発売されました。
約2,030万画素の1/2.3型裏面照射CMOSと、光学40倍(35mm判換算24〜960mm相当)の圧倒的なズーム率、F3.3〜6.9のレンズを搭載したコンデジです。
大きな特徴は、3モデルのなかでもっとも高倍率を達成した光学40倍ズームと、携帯性を両立した点にあります。
外形110.1×63.8×39.9mm、約299gと3機種中で最も軽く、荷物を増やしたくない旅行や日常の持ち出しに最適といえるモデルです。
一方で、RAW非対応(JPEGのみ)であることや、タッチ操作非対応・ファインダー非搭載であることには注意しましょう。
おすすめの人
- できるだけ遠くまでズームしたい
- 軽く小さく持ち歩きたい
- 中古でコスパよく揃えたい
- JPEG撮影で十分な人
- キヤノン製に安心感を持っている
40倍ズームと携帯性が強みのモデル。RAW非対応・発売年が古い点はデメリットとして理解したうえで、中古での購入を検討してみてください。
| 製品名 | PowerShot SX740 HS |
|---|---|
| 発売日 | 2018年8月 |
| センサーサイズ | 1/2.3型高感度CMOS(裏面照射型) |
| 有効画素数 | 約2030万画素 |
| 動画記録画素数 | 4K 3840×2160 30fps、FHD 1920×1080 60fps/30fps、HD 1280×720 60fps |
| 焦点距離(35mm判換算) | 24-960mm相当(光学40倍) |
| F値 | F3.3~6.9 |
| シャッタースピード | 1~1/3,200秒(オートモード)、15~1/3,200秒 |
| 最短撮影距離 | オート 1cm~∞(W端)/2.0m~∞(T端)、マクロ 1cm~50cm(W端) |
| 外形寸法 | 110.1×63.8×39.9mm |
| 重量 | 約299g(バッテリー・メモリーカード含む)/約275g(本体のみ) |
| ボディ内手ブレ補正機能 | マルチシーンIS(静止画時3.5段 CIPA準拠) |
スペックをもっと見る
| レンズ | 11群13枚(両面非球面2枚、片面非球面1枚、Hi-UD1枚、UD3枚)、f=4.3~172.0mm |
| デジタルズーム | 約4倍、プログレッシブファインズーム(ラージ時)約80倍 |
| ダスト低減機能 | – |
| 撮影可能枚数 | CIPA方式:約265枚(液晶表示時)、約370枚(エコモード時) |
| 画像ファイル形式 | 静止画:JPEG(Exif2.3)、動画:MP4(MPEG-4 AVC/H.264) |
| 記録媒体 | SD/SDHC/SDXCカード(UHS-I対応) |
| ファインダー形式 | 非搭載 |
| AF検出方式 | TTLオートフォーカス、マニュアルフォーカス |
| AF検出範囲 | オート 1cm~∞(W端)/2.0m~∞(T端)、マクロ 1cm~50cm(W端) |
| 動画ファイル形式 | MP4(MPEG-4 AVC/H.264、AAC-LCステレオ) |
| 液晶モニター形式 | 3.0型TFTカラー液晶 約92.2万ドット チルトタイプ |
| タッチパネル | – |
| 連写機能 | 通常:約10.0枚/秒 |
| ISO感度 | オート、ISO100~3200 |
| 電源 | リチウムイオン充電池 NB-13LまたはNB-15L、USB充電対応 |
| Wi-Fi(無線LAN) | ○ |
| Bluetooth | Bluetooth ver.4.1(BLE) |
| NFC対応 | – |
| 防塵・防滴 | – |
| 付属品 | バッテリーチャージャー CB-2LH、バッテリーパック NB-13LまたはNB-15L、リストストラップ WS-800 |
3機種の主な違い

TZ99、TZ95D、SX740 HSの主な違いをまとめました。
ファインダー(EVF)の有無
3機種のうち、EVF(電子ビューファインダー)を搭載しているのはTZ95Dのみです。
TZ95Dは0.2型約233万ドット相当のEVFを備え、目を当てて撮影できるため、日差しの強い屋外や液晶が反射して見づらいシーンでも構図を確認しやすくなります。
TZ99とSX740 HSはファインダー非搭載のため、屋外撮影時は液晶モニターの見え方に頼らなくてはいけません。
晴天の海や山での撮影をよくする方は、TZ95DのEVFが役立つでしょう。
USB充電端子の種類
USB充電端子は3機種で種類が異なります。
TZ99はUSB Type-Cを採用しており、スマホやノートPCと同じケーブルで充電可能。
旅先でモバイルバッテリーやホテルのUSBポートを使うとき、他のデバイスとケーブルを共有できる点が便利です。
TZ95DとSX740 HSはMicro USBを採用しています。
いずれもUSB充電に対応しますが、Type-C以外の端子を持つ機種は、専用ケーブルを別途持ち歩く必要がある点に注意が必要です。
液晶モニターの解像度
液晶モニターの解像度にも差があります。
TZ99とTZ95Dは3.0型184万ドット、SX740 HSは3.0型約92.2万ドット。
ドット数が多いほど、ピントや仕上がりの確認が細かく行いやすい傾向にあります。
3機種とも180度チルト(傾斜)対応のモニターを備え、自分を写しながら自撮り撮影ができる点は共通しているでしょう。
動画ファイル形式
動画の記録形式は、撮影後の編集ワークフローに影響する要素のひとつです。
TZ99はMP4のみ、TZ95DはAVCHD Progressive・AVCHD・MP4、SX740 HSはMP4に対応しています。
AVCHDは一部の動画編集ソフトで扱いやすく、既存のAVCHD環境で編集したい方にはTZ95Dがおすすめといえるでしょう。
一方、MP4のみのTZ99やSX740 HSは、多くの一般的な編集ソフトやSNSへのアップロードが簡単に行なえる形式です。
サイズ・重さ
ボディのサイズと重量は携帯性を左右する重要な要素となっています。
総重量(バッテリーとSDカード含む)は、TZ99が約322g、TZ95Dが約328g、SX740 HSが約299g。
外形寸法・重量ともにSX740 HSが最小・最軽量で、ポケットや小さなバッグへの収まりがもっともよい傾向にあります。
LUMIXの2機種を比較すると、EVFを省いているTZ99のほうがTZ95Dよりもわずかに軽い設計です。
焦点距離(35mm判換算)と光学倍率
写る範囲と望遠の伸びは、ズーム倍率によって変わります。
TZ99とTZ95Dは24〜720mm相当(光学30倍)、SX740 HSは24〜960mm相当(光学40倍)です。
SX740 HSは最も遠くまで写せるため、野鳥やスポーツ観戦など、被写体に近づけないシーンで圧倒的に有利といえるでしょう。
30倍のTZ99・TZ95Dでも旅行や日常スナップには十分な範囲をカバーしており、RAW対応や最新機能を優先するならTZ99、EVFを優先するならTZ95Dといった選び方が考えられます。
シャッタースピード
シャッタースピードの範囲も異なる点に注目してください。
TZ99とTZ95Dはメカシャッターで4秒〜1/2000秒、電子シャッターで1秒〜1/16000秒、SX740 HSは最長15秒〜最高1/3200秒です。
TZ99・TZ95Dは電子シャッター時に最高1/16000秒という超高速域が使え、動きの速い被写体をブレさせずに止めたいシーンで使いやすい傾向にあります。
RAW対応の有無
RAW(現像の余地を残す高画質な記録形式)対応の有無は、撮影後の調整の幅を決める重要な要素です。
TZ99とTZ95DはRAW対応、SX740 HSは非対応(JPEGのみ)となっています。
RAWで記録しておけば、画質を劣化させずに明るさや色味を後から大きく調整でき、失敗をカバーしやすい点がメリットです。
JPEGのみのSX740 HSは、カメラ任せでその場ですぐに仕上がりを決めたい方や、現像ソフトを使わない方にはシンプルで扱いやすい選択肢となっています。
上記の違いを踏まえ、自分の用途(旅行・自撮り・望遠など)や価格感に合わせて選ぶとよいでしょう。
価格帯・コストパフォーマンス
3機種の価格帯を比較します。2026年2月現在の参考価格です。購入時は最新価格をご確認ください。
- TZ99:公式希望小売価格は税込約7.9万円、量販店の実勢価格は約7万円前後です
- TZ95D:
- 生産・新品の流通は終了しており、中古価格は8〜10万円台と、TZ99よりも高い価格で取引されています
- SX740 HS:量販店の実勢価格は約7〜8万円前後です。 中古流通でも同価格帯のため、購入するのであれば新品購入がおすすめです
3台に大きな差はないため、性能面を中心に検討するとよいでしょう。
利用シーン別のおすすめ

旅行・スナップ向け
TZ99とTZ95Dのいずれも、旅行・スナップ向けとしておすすめです。
軽量・高倍率ズームで、旅先の風景から人物まで1台で対応できます。
TZ99はUSB Type-C充電で、旅先の充電が楽な点が強みです。
TZ95DはEVF搭載で、日差しの強い屋外撮影がしやすい傾向があります。
自撮り重視
自撮りを重視する場合は、SX740 HSとTZ99が有利です。
SX740 HSは自撮りモード(背景ぼかし・美肌)を搭載し、TZ99は180度チルトモニターで自分を見ながら構図を確認しやすくなっています。
TZ95Dも180度チルトの液晶モニターを備えているため、自撮りに対応可能です。
望遠・スポーツ観戦向け
望遠やスポーツ観戦をメインにする場合は、SX740 HS(光学40倍)が最も遠くまで撮れる機種といえるでしょう。
TZ99・TZ95Dは光学30倍ですが、RAW対応や最新機能を求めるならTZ99、EVFを求めるならTZ95Dといった選択肢があります。
倍率と価格のバランスで選ぶとよいでしょう。
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FAQ(よくある質問)

Q. TZ95DとTZ99は何が違う?
A. 主な違いは以下のとおりです。
TZ95Dには0.2型約233万ドット相当のEVF(電子ビューファインダー)が搭載されていますが、TZ99にはEVFがありません。
TZ99はUSB Type-Cでの充電に対応している一方、TZ95DはMicro USBです。
動画形式は、TZ99がMP4のみ、TZ95DはAVCHD Progressive・AVCHD・MP4に対応しています。
Q. TZ99とSX740 HSの違いは?
A. 焦点距離(写る範囲を示す値)、RAW(現像の余地を残す記録形式)対応、サイズ・重さなどに違いがみられます。
TZ99は光学30倍(24〜720mm相当)、SX740 HSは光学40倍(24〜960mm相当)と、倍率に差がある点が特徴です。
TZ99はRAW対応、SX740 HSはRAW非対応(JPEGのみ)となっています。
SX740 HSは外形110.1×63.8×39.9mm・総重量約299gで、3機種中最小・最軽量のモデルです。
SX740 HSは2018年発売、TZ99は2025年発売であり、SX740 HSは現在中古流通が中心となっています。
Q. TZ99の望遠性能は?
A. TZ99は光学30倍ズームを搭載し、35mm判換算で24〜720mm相当の焦点距離をカバーするモデルです。
広角から望遠まで1台で対応でき、旅行やスポーツ観戦、少し遠くの野鳥などの撮影に適していると考えられます。
Q. TZ99はどんな人におすすめ?
A. 旅行先で広角から望遠まで1台で撮りたい人におすすめのモデルです。
スマホの充電器でカメラも充電したい人や、自撮りと風景を両立させたい人にも向いた選択肢といえます。
最新モデルを選びたい人や、RAW現像に興味がある人にも適した候補といえるでしょう。
Q. TZ99の光学30倍ズームは実用的か?
A. 非常に実用的と評判です。
35mm判換算で720mm相当までカバーでき、旅先の風景から人物、遠くの被写体まで1台で撮影可能となっています。
実際の旅スナップでは、広角と望遠の両方で自然な描写が得られるとの評判です。
Q. TZ99は旅行に持っていくのに向いているか?
A. 大変向いているといえるでしょう。
約322g(バッテリー・SDカード含む)のコンパクトなボディで、光学30倍ズームを1台で備えています。
USB Type-C充電に対応しており、スマホ用のモバイルバッテリーで手軽に充電できる点も旅行に便利です。
荷物を増やしたくない旅行や、家族で1台を使い回すシーンにも適しています。
まとめ

本記事では、LUMIX TZ99、LUMIX DC-TZ95D、Canon PowerShot SX740 HSの3機種を比較しました。
TZ99は2025年2月発売の最新トラベルズームで、USB Type-C充電と180度チルトモニターが強みです。
TZ95DはEVF搭載で屋外撮影に適し、TZ99より価格が安い傾向があります。
SX740 HSは光学40倍と最小・最軽量が魅力で、中古で安く手に入りやすいモデルです。
旅行・自撮り・望遠など、用途にあわせて選んでください。
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