一眼レフの老舗PENTAX(ペンタックス)。キヤノンやニコンに比べると目立たない存在ですが、優れたコストパフォーマンスとその使いやすさによって、多くの写真愛好家に愛用されてきました。
今回はPENTAX(ペンタックスの)人気デジタル一眼レフ「Kシリーズ」について詳しく解説します。
目次
ペンタックスの一眼レフカメラの特徴
ペンタックスの人気一眼レフ「Kシリーズ」が、どんな特徴を持ったカメラか見ていきましょう。
日本で初めて一眼レフを作った庶民的なメーカー
ペンタックスを生んだ旭光学工業は、1919年に東京・大塚で創業した光学メーカーです。1952年には他のメーカーに先駆けて、初の国産一眼レフカメラを製造・販売した一眼レフのパイオニアです。
プロ用としては、中判と呼ばれる大きなフィルムを使うカメラに注力し、風景写真や広告写真で重用されてきました。現在もフルサイズより大きなイメージセンサーを持つ“中判デジタルカメラ”を作る数少ないメーカーです。

PENTAXはフィルム時代から多くのカメラを生み出してきました
一般家庭用の製品はプロ用とは別ラインで、カメラが初めての人や写真愛好家に向けた製品を中心に販売しています。2006年にはHOYAと合併し、その後リコーに買収され現在はリコーの中の1ブランドとなりましたが、その伝統は今も健在です。
ユーザーのことを考えた良心的な設計と価格
ペンタックスKシリーズには、報道やスポーツ撮影分野に対応するプロカメラマン用のモデルはありません。そのため、0.01秒を争う超高速オートフォーカスや、超がつくほどの高速連写機能は用意されていません。
そのかわり、他社では中級機以上が採用する防塵・防滴構造を初心者向けのカメラにも取り入れたり、ミラーレスを覗くデジタル一眼レフカメラで唯一ボディ内手ぶれ補正機能をすべてのモデルに搭載するなど、機能を出し惜しみしないよさがあります。

ユーザーのことを考えた実直さがPENTAXらしさです
購入しやすい価格の中で、撮影に必要な機能を過不足なく取り入れているので、使いきれない機能が少なく、無駄な出費も抑えられます。庶民的なカメラを作り続けてきたペンタックスならではのさじ加減です。
Kシリーズのイメージセンサーは2サイズ
レンズからの光を電気信号に変換するイメージセンサーは、デジタルカメラの心臓部。ペンタックスKシリーズは、約35.9mm×24mmの「フルサイズ」と、約23.5mm×15.6mmの「APS-C」の2サイズを用意しています。

フルサイズとAPS-Cの両方をラインナップしています
フルサイズのメリットは高画質なことと、背景を大きくボカした写真を撮れること。APS-Cのメリットは、本体をコンパクトにできることと、リーズナブルなこと、望遠撮影に強いことです。
ペンタックスKシリーズのフルサイズ機は最上級のK-1とK-1 MarkIIの2機種のみで、残りの機種はすべてAPS-C機となっています。
ペンタックスの一眼レフカメラのメリット
他のメーカーのデジタル一眼レフカメラと比べたとき、Kシリーズを選ぶメリットはどこにあるのでしょうか?
初心者もベテランも使いやすいハイパー操作系
写真を始めて最初のうちはカメラ任せで撮っていても、シャッタースピードや絞りなどの仕組みがわかってくると、自分で設定して撮影をしたくなるもの。そんなとき便利なのが、ペンタックス独自の「ハイパー操作系」です。

痒い所に手が届く操作性もKシリーズの魅力です
例えばプログラムモードを使ってカメラ任せで撮ろうとしたものの、自分でちょっとだけ設定を変えたいとなったとき、他社のカメラはファインダーからいったん目を離して、プログラムモードから他のモードへ切り替える必要があります。
でもKシリーズは、ファインダーを除いたままシャッタースピードや絞りなど変えたい機能のダイヤルを回すことで、自動的にプログラムモードがキャンセルされ設定を自在に変えられます。シャッターチャンスを逃さない、優れた機能です。
また反対に、すべて手動のマニュアルモードにしていても、“グリーンボタン”を押すことでカメラが自動で露出を決めてくれます。初心者はもちろん、写真を撮りなれた人にもかなり便利なペンタックスだけの機能です。
ピントがわかりやすい優れたファインダー像
ファインダーの見やすさをはかる指標として「視野率」や「倍率」などがありますが、数値には現れない部分もあります。それがフォーカシングスクリーンの性能です。ペンタックスはこれを得意としてます。

しっかりピントがわかるファインダーはPENTAXのこだわりです
レンズとファインダーの中間にフォーカシングスクリーンがあるのですが、これを素通しに近い明るさにすると、ファインダーからの景色がよく見えて印象がよい一方、ピントの合っている場所がわかりにくくなるデメリットがあるのです。
ペンタックスはファインダーがやや暗めになる代わりに、ピントが合っている場所がよくわかるようにしています。Kシリーズには自分でピントを合わせるタイプの古いレンズが装着できるので、そういったレンズを使う場合でも大変使いやすくなっています。
天体撮影の強い味方「アストロトレーサー」
夜空に輝く星を写真におさめる天体撮影。星は一瞬では写らないので、数十秒シャッターを開けっ放しにする「長時間露光」を行います。ただ、星や空は少しずつ動いているので、三脚に固定しただけでは星がブレてきれいに写りません。
そのため、通常は星の動きに合わせてカメラを動かす「赤道儀」という道具を使うのですが、ペンタックスKシリーズだけに搭載される簡易赤道儀機能「アストロトレーサー」という機能を使えば、カメラと三脚だけで天体撮影が可能なります。

難しそうな天体撮影もKシリーズなら気軽にはじめられます
これは、ボディ内手ぶれ補正機能とGPSを連動させ、星の動きに合わせて少しずつイメージセンサーをズラすというもの。天体撮影の機材が減ることはもちろん、天体撮影に気軽にチャレンジできるのも嬉しいところです。
ペンタックスの一眼レフカメラを選ぶときのポイント
では、ペンタックスの一眼レフカメラを選ぶときに、どんなことに注意して選んだらよいのでしょうか?
APS-Cが主力製品。フルサイズが必要かを考える
ペンタックスKシリーズには、約36mm×24mmの「フルサイズ」と、約22.4mm×15.0mmの「APS-C」の2サイズのイメージセンサーが採用されています。
中心はAPS-C機で、ペンタックスも長く作ってきた実績があります。価格も手頃ですし、APS-C専用のコストパフォーマンスに優れたレンズも多くラインナップこともあり製品としてのバランスもよく、基本的にはこちらがおすすめです。

何が撮りたいのかに合わせてカメラを選びましょう
フルサイズはやはり画質が良好です。背景を大きくボカしたいときにも有利ですし、フィルム時代に作られたLimitedシリーズなどの人気レンズをそのままの画角で使いたい場合も、フルサイズ機を選ぶことが必須となります。
望遠レンズ以外で背景をボカしたい場合や、少しでも画質を追求したいのであればフルサイズを、望遠レンズの使用がメインだったり、コンパクトなほうが助かるということならAPS-C機を選ぶとよいでしょう。
大きさ・重さと予算から考える
センサーの小さいAPS-C機は本体もレンズもコンパクトにできます。例えばAPS-C機のK-70は628gに収まりますが、フルサイズ機のK-1は925g。さらに、同等のズームレンズで比べると、APS-C専用なら565g、フルサイズ対応だと787gと少なからず違いがあります。

持ち運びが苦にならない重さのカメラなら撮影する機会も増えます
また価格も同様です。フルサイズ機と比べると、APS-C機は本体はもちろん専用レンズも手頃な価格で手に入るため、いくつかレンズを揃えようとする場合、必要な予算に大きな差が出てきます。さらに、同じAPS-C機の中でもスペックによって価格差があります。
どんな写真を撮りたいのかを考えて、フルサイズが必要か、APS-C機ならどんな機能が必要かを見極めて選ぶのがおすすめです。
ペンタックスの人気一眼レフカメラおすすめ7選
ここからはGooPassがおすすめする、ペンタックスの人気デジタル一眼レフカメラをご紹介します。
K-1 Mark II
画質とAF性能をさらに向上させたフルサイズの最新機
ペンタックスKシリーズのフラッグシップ機「K-1」の最新版として2018年に発売されましたのが「K-1 Mark II」です。K-1の基本性能はそのままに、さらなる高画質化や、ピント精度の向上を狙った改良がされています。
高画質化のために、自社で新たに開発した“アクセラレーターユニット”を採用。これは、イメージセンサーが捉えた光のデータを適切に処理してから画像処理エンジンに送るもので、これにより、ノイズの低減や高感度域での色再現性を向上させています。
また、動いているものにピントを合わせるためのアルゴリズムを改良し、オートフォーカスを性能も向上。それでいて重さはK-1とまったく同じです。見た目も変わらず、目立たない改良ではあるものの、フルサイズらしい高画質を真摯に追い求める真面目なカメラです。
K-1 Mark II スペック | |
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センサーサイズ | フルサイズ |
画素数/動画サイズ | 3640万画素/Full HD(60p) |
AF測距点 | 33点 |
ファインダー視野率/倍率 | 約100%/0.7倍 |
測光分割数 | ー |
常用感度 | ISO100〜819200 |
シャッター速度 | 1/8000〜30秒 |
本体の重さ | 925g |
その他機能 | ボディ内手ぶれ補正、Wi-Fi |
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K-1
ファインダーに自信!ペンタックス初のフルサイズ一眼
ペンタックスが初めて作ったフルサイズ機がこの「K-1」。4枚の写真をカメラ内で合成して超高画質な写真を生成するリアルレゾリューションや、天体撮影が手軽にできるアストロトレーサーなど特徴的な機能もありますが、基本的にはバランスのよいタイプのカメラです。
ファインダーは視野率100%/倍率0.7倍で、ピントのわかりやすさに定評のあるフォーカシングスクリーンを採用しています。手動でピントが合わせやすく、写真を学ぶのにも最適。強力なボディ内手ぶれ補正機能を搭載しているので、古いレンズを使っても手ぶれ知らずです。
最新鋭機としてK-1 Mark IIも発売済ですが、バッテリーの持ち具合や連写性能はわずかながらこちらが勝ります。発売は2016年4月とまだ新しくコスパも良好。ペンタックスの個性的なレンズをじっくり味わえる、おすすめのカメラです。
K-1 スペック | |
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センサーサイズ | フルサイズ |
画素数/動画サイズ | 3640万画素/Full HD(60p) |
AF測距点 | 33点 |
ファインダー視野率/倍率 | 約100%/0.7倍 |
測光分割数 | ー |
常用感度 | ISO100~204800 |
シャッター速度 | 1/8000〜30秒 |
本体の重さ | 925g |
その他機能 | ボディ内手ぶれ補正、Wi-Fi |
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KP
機能全部盛りのAPS-C最上級機
ペンタックスは2003年からAPS-Cサイズのセンサーを使ったデジタル一眼レフを作ってきました。その最新作が「K-P」。同社の持てる技術を惜しみなくつぎ込んだ、ペンタックスの経験と技術が詰め込まれたカメラです。
一番のポイントは、高感度では不利とされるAPS-Cセンサーを使いながら、ISO819200という他社では設定すらできない超高感度に対応したこと。さすがに最高感度ではノイズが目立ち常用は厳しいものの、特に暗い場所での撮影の幅が大きく広がります。
-3EVの暗所でもピントの合うオートフォーカスや、-10℃でも作動するマグネシウム製の高耐久ボディ、ボディ内手ぶれ補正、4枚の画像を組み合わせて超高精細な画像を作るリアルレゾリューションなど機能が満載。それでいてコンパクトで、扱いやすいカメラです。
KP スペック | |
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センサーサイズ | APS-C |
画素数/動画サイズ | 2432万画素/Ful HD(60p) |
AF測距点 | 27点 |
ファインダー視野率/倍率 | 約100%/0.95倍 |
測光分割数 | ー |
常用感度 | ISO100〜819200 |
シャッター速度 | 1/6000〜30秒 |
本体の重さ | 643g |
その他機能 | ボディ内手ぶれ補正、Wi-Fi |
■購入する場合は、79,799円(2020/8/26現在 カカクコム調べ)となっているようです。
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K-3 Mark II
高速シャッターと連写性能で撮影シーンが広がる
防塵・防滴・耐寒性や強力な手ぶれ補正といったペンタックスらしい安心感はそのままに、偽色を抑制するかわりに解像感が落ちる“ローパスフィルター”の効果を調整できる独自機能を採用するなど、攻めと守りのバランスのよい中級機です。
1ピクセルずつズラして撮影した4枚の画像をカメラ内で合成し、超高解像度の写真を作りだす”リアルレゾリューションシステム”は、K-3 Mark IIが初採用。三脚は必要ですが、フルサイズ機に肉薄する緻密な写真は、APS-C機の新たな可能性を切り開きました。
シャッターは最高1/8000秒の上級機と同等のものを採用し、連写速度も8.3秒/コマと十分高速。しっかり握れる右手側のグリップも付いているので、鉄道写真など望遠レンズで連写が必要な撮影にも対応できます。さまざまな撮影が楽しめる1台です。
K-3 Mark II スペック | |
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センサーサイズ | APS-C |
画素数/動画サイズ | 2435万画素/Ful HD(60p) |
AF測距点 | 27点 |
ファインダー視野率/倍率 | 約100%/0.95倍 |
測光分割数 | ー |
常用感度 | ISO100〜51200 |
シャッター速度 | 1/8000〜30秒 |
本体の重さ | 700g |
その他機能 | ボディ内手ぶれ補正 |
■中古で購入する場合は、53,900円(2020/8/26現在 カカクコム調べ)となっているようです。
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K-3
後継機が発売された今でも十分な性能を誇る
K-3は2013年に発売された、中級〜上級者に向けて作られたカメラです。すでに、後継モデルのK-3 Mark IIが発売され、生産は終了していますが、イメージセンサーなどの基本となる部分は共通しており、現在でも十分現役のモデルです。
K-3 Mark IIとの大きな違いは、複数枚の写真をカメラ内で合成して超高解像度の写真を生成する”リアルレゾリューションシステム”(RRS)がないこと、手ブレ補正機構がK-3 Mark IIの4.5段分に対して3.5段分になること、GPSが搭載されていないことの3つです。
RRSやGPSが必須でなく、また、暗い場所での撮影、三脚を使わずに望遠撮影をする機会がない方なら、手ブレ補正機構も十分な性能なので、「K-3」でも期待に応えてくれるます。中古でリーズナブルに手に入るので、賢い選択になり得ますよ。
K-3 スペック | |
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センサーサイズ | APS-C |
画素数/動画サイズ | 2435万画素/Ful HD(60p) |
AF測距点 | 27点 |
ファインダー視野率/倍率 | 約100%/0.95倍 |
測光分割数 | ー |
常用感度 | ISO100〜51200 |
シャッター速度 | 1/8000〜30秒 |
本体の重さ | 715g |
その他機能 | ボディ内手ぶれ補正 |
■中古で購入する場合は、33,800円(2020/8/26現在 カカクコム調べ)となっているようです。
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K-5 II s
バランスのよい性能が持ち味の中級モデル
キャッチフレーズは「The Field Camera」、ペンタックスならではの堅牢さが自慢の中級モデルです。兄弟機の「K-5 II」も存在しますが、こちらの「K-5 II s」は、細部までよりシャープな描写が期待できる”ローパスフィルターレス”のモデルです。
搭載しているイメージセンサーは、他の機種に比べて少々控えめな1628万画素ですが、その分階調豊かな描写が可能です。また、偽色を抑えるかわりにシャープさを損なうローパスフィルターが搭載されていないので、十分に解像感のある写真が撮れます。
防塵・防滴・耐寒構造や、視野率100%のファインダー、ペンタックスならではのハイパー操作系など、基本的な性能・使いやすさはしっかり抑えられており、質実剛健なカメラだと好評。性能と価格のバランスのよさが際立つカメラです。
K-5 II s スペック | |
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センサーサイズ | APS-C |
画素数/動画サイズ | 1628万画素/Ful HD(25p) |
AF測距点 | 11点 |
ファインダー視野率/倍率 | 約100%/0.92倍 |
測光分割数 | 77分割 |
常用感度 | ISO100〜12800 |
シャッター速度 | 1/8000〜30秒 |
本体の重さ | 680g |
その他機能 | ボディ内手ぶれ補正 |
■中古で購入する場合は、22,000円(2020/8/26現在 カカクコム調べ)となっているようです。
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K-70
見やすいファインダーとタフなボディ!しかもコスパ◎
K-70はKシリーズのエントリーモデル。一眼レフを初めて使う人が購入することも多いリーズナブルなカメラですが、このクラスで唯一となる防塵・防滴構造を採用し、-10℃の耐寒性も保証されているタフで頼りになるカメラです。
デジタルカメラの中身はコンピューターなので、水分は大敵。防塵・防滴構造なら海にも気兼ねなく持っていけますし、運動会など大切なイベントで急に雨が降っても大丈夫。道が舗装されておらず埃っぽいことも多い海外への旅に持っていっても安心です。
また、K-70も視野率100%のファインダーを採用しています。その分同じ少々重くなってしまいましたが、内容的には中級機に遜色しません。リーズナブルなモデルでも技術をつぎ込むことを惜しまない、ペンタックスらしい超ハイコスパなカメラです。
K-70 スペック | |
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センサーサイズ | APS-C |
画素数/動画サイズ | 2424万画素/Ful HD(60p) |
AF測距点 | 11点 |
ファインダー視野率/倍率 | 約100%/0.95倍 |
測光分割数 | 77分割 |
常用感度 | ISO100~102400 |
シャッター速度 | 1/6000〜30秒 |
本体の重さ | 628g |
その他機能 | ボディ内手ぶれ補正・Wi-Fi |
■購入する場合は、61,432円(2020/8/26現在 カカクコム調べ)となっているようです。
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ペンタックスは独自のレンズも欠かせない
ペンタックスのカメラで使いたいモデルが決まったら、次はレンズも選んでみましょう。ペンタックスには魅力のある独自のレンズが豊富にあります。
本項目ではペンタックスのレンズの特徴を解説するので、参考にしてみてください。
ペンタックスの主流は「Kマウント」
ペンタックスのレンズは長きに渡って「Kマウント」と呼ばれる規格を採用しています。歴史が長いだけに従来のセンサーサイズ「APS-C」に特化したレンズが豊富にあるのが特徴です。
ペンタックスのAPS-Cの一眼レフは防塵防滴仕様のモデルが多いですが、レンズにも防塵防滴が施されているのが魅力。ラフな撮影シーンにも屈強な耐久性を見せてくれます。
屋外ロケーションに持っていくのであればペンタックスのレンズは欠かせない存在です。
ペンタックスのレンズはコスパがいい
ペンタックスのレンズはシンプルな性能に仕上がっているタイプが多く、他のメーカーよりも比較的に安価という特徴があります。
たとえば、手ブレ補正はカメラ本体に依存することによってレンズ本体を小型にし、値段もリーズナブルにしているといった感じです。逆にいえば、手ブレ補正はカメラ本体の性能に左右されることが多いので、旧式モデルを使うときに性能面が物足りないケースもあります。
しかし、シンプルな操作性は初心者も使いやすいので、エントリー向けに適しているのがペンタックスのレンズといえるでしょう。
ペンタックスのおすすめレンズ3選
ここからはいよいよ、GooPassがおすすめする初心者でも使いやすいペンタックスのレンズをご紹介します。
星空撮影もできる超広角ズームレンズ/HD PENTAX-DA★ 11-18mmF2.8ED DC AW
圧倒的に広い画角で風景写真の撮影に適しているのがHD PENTAX-DA★ 11-18mmF2.8ED DC AWです。優れた防塵性能と耐寒性能を備えており、気温の下がる夜間の撮影でもタフに活躍してくれます。空気が澄み切った冬場の星空撮影などに適しているでしょう。
肝心の解像度は画面の端々もクリアに捉え、コントラストを強調した美しい仕上がりになります。最短撮影距離が30㎝のため、あえて近接撮影を行うことで、背景をぼかし遠近感や空気感を演出することも可能。屋外ロケーションにぴったりのレンズです。
機種名 | |
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レンズタイプ/フォーカス | 広角ズーム/AF・MF |
レンズ構成/絞り羽根枚数 | 11群16枚/9枚 |
焦点距離 | 11~18mm |
最大撮影倍率/画角 | 0.1倍/104~76度 |
開放F値 | F2.8 |
最短撮影距離 | 0.3m |
本体の重さ | 704g |
その他機能 | 防塵防滴/APS-C専用 |
■購入する場合は、157,000円(2020/8/26現在 カカクコム調べ)となっているようです。
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ボケ味の美しさが魅力の単焦点レンズ/HD PENTAX-D FA★ 50mmF1.4 SDM AW
HD PENTAX-D FA★ 50mmF1.4 SDM AWは高い表現力を備えた単焦点レンズです。9枚の円形絞り羽根を内蔵しており、光芒を抑えた温かみのあるボケ味を演出します。室内のポートレートなどに使うと、被写体を柔らかい印象で撮影できるでしょう。
レンズにはゴーストやフレアを抑える特殊なコーティングを施しているため、逆光時の撮影も難なくこなします。散歩がてらに夕日をバックにした撮影をするなど、日常使いもしやすいレンズです。ボケ味にこだわりたい人はぜひ使ってみてください。
機種名 | |
---|---|
レンズタイプ/フォーカス | 単焦点/AF・MF |
レンズ構成/絞り羽根枚数 | 9群15枚/9枚 |
焦点距離 | 50mm |
最大撮影倍率/画角 | 0.18倍/47度 |
開放F値 | F1.4 |
最短撮影距離 | 0.4m |
本体の重さ | 910g |
その他機能 | 防塵防滴/フルサイズ対応 |
■購入する場合は、114,992円(2020/8/26現在 カカクコム調べ)となっているようです。
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マルチに活躍する標準ズームレンズ/HD PENTAX-D FA 28-105mmF3.5-5.6ED DC WR
使いやすさを重視するならHD PENTAX-D FA 28-105mmF3.5-5.6ED DC WRがおすすめです。球面収差や色収差を抑えた標準ズームレンズで、繊細でクリアな解像力が特徴。安定感のある仕上がりはシーンを選ばずに使いやすいレンズです。
たとえば、前もって被写体や撮影シーンが決まっていない旅行などに持っていくのに便利。風景写真から家族や友人の記念撮影まで柔軟に対応できます。これからレンズのことを学びたい初心者が最初に手に取る一本としてもぴったりです。
機種名 | |
---|---|
レンズタイプ/フォーカス | 標準ズーム/AF・MF |
レンズ構成/絞り羽根枚数 | 11群15枚/9枚 |
焦点距離 | 28~105mm |
最大撮影倍率/画角 | 0.22倍/75~23.5度 |
開放F値 | F3.5-5.6 |
最短撮影距離 | 0.5m |
本体の重さ | 440g |
その他機能 | フルサイズ対応 |
■購入する場合は、71,252円(2020/8/26現在 カカクコム調べ)となっているようです。
■GooPassなら月額5,800円でレンタル可能です。《月額入れ替え放題サービス》
まとめ
一眼レフに初めて触る人や、写真愛好家にとっていい製品とは何かを考え、庶民に愛される製品を作ってきたペンタックス。キヤノンやニコンなど、報道やスポーツ分野で使われてきた一眼レフとはひと味もふた味も違う個性を持っています。
リーズナブルなモデルでも防塵・防滴構造を採用し、全機種に手ぶれ補正を搭載するなど、コストパフォーマンスに優れていながら、新たな技術の投入も惜しみません。
もし初めての一眼レフとして手にしても、ベテランになるまで使える懐の深さがペンタックスの一眼レフにはありますよ。
ペンタックスの人気一眼レフカメラ スペック比較表
K-1 Mark II | K-1 | KP | K-3 Mark II | K-3 | K-5 | K-70 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
センサーサイズ | フルサイズ | フルサイズ | APS-C | APS-C | APS-C | APS-C | APS-C |
画素数/動画サイズ | 3640万画素/Full HD(60p) | 3640万画素/Full HD(60p) | 2432万画素/Ful HD(60p) | 2435万画素/Ful HD(60p) | 2435万画素/Ful HD(60p) | 1628万画素/Ful HD(25p) | 2424万画素/Ful HD(60p) |
AF測距点 | 33点 | 33点 | 27点 | 27点 | 27点 | 11点 | 11点 |
ファインダー視野率/倍率 | 約100%/0.7倍 | 約100%/0.7倍 | 約100%/0.95倍 | 約100%/0.95倍 | 約100%/0.95倍 | 約100%/0.92倍 | 約100%/0.95倍 |
測光分割数 | ー | ー | ー | ー | ー | 77分割 | 77分割 |
常用感度 | ISO100〜819200 | ISO100~204800 | ISO100〜819200 | ISO100〜51200 | ISO100〜51200 | ISO100〜12800 | ISO100~102400 |
シャッター速度 | 1/8000~30秒 | 1/8000〜30秒 | 1/6000〜30秒 | 1/8000〜30秒 | 1/8000〜30秒 | 1/8000〜30秒 | 1/6000〜30秒 |
本体の重さ | 925g | 925g | 643g | 700g | 715g | 680g | 628g |
その他機能 | ボディ内手ぶれ補正、Wi-Fi | ボディ内手ぶれ補正、Wi-Fi | ボディ内手ぶれ補正、Wi-Fi | ボディ内手ぶれ補正 | ボディ内手ぶれ補正 | ボディ内手ぶれ補正 | ボディ内手ぶれ補正・Wi-Fi |
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レンタル返却期限、なし。
「〜ヶ月以内に返却してください」などのレンタル期限はありません。借りっぱなしでもOK。好きな機材で、好きなだけ撮影できます。最短1ヶ月で返却可能です。
補償制度、あり。
通常利用による故障は自己負担なし。安心してお使いいただけます。
※紛失・盗難の場合は、実費をご負担いただきます。
レンタル中の機材は、一部無料で入れ替え可能。
GooPassは完全定額制のカメラレンタルサービスです。機材ごとにRankが設定されており、同Rank以下の機材であれば何度でも交換することができます。
30秒プロモーションムービー
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