アナログカメラを彷彿とさせるクラシカルなデザインと、他のどのメーカーとも違う繊細な色再現で写真ファンの心を掴んでいるのが、FUJIFILM(富士フイルム)のミラーレス一眼です。
このページでは、富士フイルムが長年のフィルム製造で培った、人が記憶した色「記憶色」の再現にデジタルで挑戦した意欲作「Xシリーズ」を中心に詳しく解説します。
目次
富士フイルムのミラーレス一眼の特徴
富士フイルムのミラーレス一眼レフが、どんな特徴を持ったカメラか見ていきましょう。
富士フイルムが初めて本腰を入れたレンズ交換式カメラ
80年以上に渡り多くのプロ用写真機材を作ってきた富士フイルム。一般ユーザー向けにも「写ルンです」や「チェキ」などがヒットし不動の地位を築きましたが、主力製品のフィルムの需要が激減し一時期は約6割の売り上げを失いました。
その富士フイルムが初めて本腰を入れて一般ユーザー向けに開発したレンズ交換式カメラが、この「Xシリーズ」。フィルムとデジタルを融合したような、今までにないスタイルが多くのユーザーに支持され、好調な売り上げを記録しています。

APS-Cに統一されたイメージセンサーは富士フイルムのこだわりが詰まっています
画質のよさと、カメラやレンズを使いやすいサイズに設計できるバランスを考えてセンサーサイズをAPS-Cに統一。こだわり抜いた画質はフィルムメーカーの本気を感じさせる絶妙な色再現で、多くのファンを生んでいます。
カメラ自体がフォトジェニック
富士フイルムのミラーレス一眼「Xシリーズ」は、まるで絵本に出てくるカメラのようなクラシカルなデザインをしています。黒くて大きいハイテクな雰囲気を漂わせる他社のカメラとは、雰囲気がまったく違います。

富士フイルムのミラーレス一眼はフォトジェニック
昔のフィルムカメラをモチーフとしたヴィンテージ感のあるデザインは、おしゃれをしたときにもコーディネートしやすく、女性にも人気。それでいて中身は最新できれいな写真が撮れるのが魅力です。
世界でも貴重な”中判ミラーレス” GFXシリーズもラインナップ
富士フイルムには、プロ向けの”中判ミラーレス機”「GFXシリーズ」も用意されています。このシリーズに搭載されるイメージセンサーは、フルサイズよりも大きな「FUJIFILM G Format」、一般的には「中判」と呼ばれる大型センサーです。

フルサイズよりさらに大きいセンサーによる高画質が中判の魅力
ペンタックスが中判センサーの一眼レフカメラを作っていますが、ミラーレス一眼は国内では富士フイルム一社だけ。センサーが大きいことから高画質が期待できるため、主に広告写真など、大きく引き伸ばして使う写真の撮影に使われています。
富士フイルムのミラーレス一眼のメリット
他のメーカーのミラーレス一眼と比べて、Xシリーズを選ぶメリットはどこにあるのでしょうか?
アナログ感覚のダイヤル操作が使いやすい
富士フイルムのミラーレス一眼レフカメラはボタンが少なく、そのかわり大きなダイアルが配置されています。これは昔のフィルムカメラと同じ配置ですが、見た目のよさを狙っただけではなく、実際に直感的に操作できる優れものです。

パッと見でカメラの設定が把握できます
多くのミラーレス一眼レフは、カメラのシャッタースピードや絞りの設定を液晶モニターかファインダーを覗いて確認します。でも富士フイルムのミラーレス一眼なら、パッと見で設定が一目瞭然です。
写真愛好家はもちろん、カメラ任せでなく写真をしっかり撮ってみたいと考えているビギナーにとって、とても写真を学びやすいカメラです。
フィルムシミュレーションが楽しい
富士フイルムは現在も世界でトップのフィルムメーカー。その80年に渡るフィルム製造で蓄積した色再現技術を「フィルムシミュレーションモード」としてデジタルカメラにも生かしています。

ビビットからナチュラルまで富士フイルムなら自由自在
これは、フィルムを選ぶ感覚で撮るものに合わせた色調・階調を16種類から選べる機能。他社にも似たものはありますが、富士フイルムは「人がイメージとして記憶した色」の再現をフィルム時代から得意としており、一枚上手と評判です。
他にもモノクロモードや、フィルムの粒子感を再現する「グレイン・エフェクト」、シネマフィルムを再現する動画用エフェクトなど、富士フイルム製カメラならではの楽しみ方が満載です。
知られざる高性能「フジノンレンズ」が使える
カメラメーカーの中では地味な存在ですが、富士フイルムはレンズ製造技術にも定評があります。1938年から80年以上に渡り「フジノン」の名で、映画用レンズ・TV用レンズ・大判カメラ用レンズなどを販売、プロの現場から支持されてきました。

センサーの性能を極限まで引き出してくれます
Xシリーズ専用の「Xマウントレンズ」はまだ25種類ほどですが、富士フイルムが一般ユーザー向けにこれだけ多くのレンズを用意するのは初めてのこと。
APS-Cセンサーの性能を最大限引き出し、フルサイズに迫る高画質を目指して設計されたレンズは、リーズナブルな価格帯のレンズでも高画質なものばかりと大変評判。フジノンの高画質を味わえるのは、Xシリーズだけの特権です。
GFXシステムは大型センサーならではの高画質が魅力
「GFXシステム」の魅力は、5000万画素を超える大型イメージセンサーによる優れた画質。フルサイズでも5000万画素級の機種が登場していますが、センサーサイズが大きいことによる豊かな階調表現は一枚上手です。

GFXシステムは広告・ファッション写真で活躍しています
そのため、広告写真・ファッション写真など、大きく引き伸ばす必要のある分野で、国内外問わずプロカメラマンから強い支持を受けてきました。
また、大型センサー機ではあるものの、十分持ち運べるサイズに収まっているのも魅力です。ただし、ボディ内に手ブレ補正は内蔵されておらず、内蔵されているレンズも少ないため、性能を引き出すには三脚が必要となります。
富士フイルムのミラーレス一眼を選ぶときのポイント
では、富士フイルムのミラーレス一眼はどんな点に注意して選んだらよいでしょうか?
撮影スタイルに合わせたファインダーを選ぶ
レンズ交換式のXシリーズは、電子ビューファインダーを備えた一眼レフ型のモデルがメインですが、レンジファインダー型カメラを彷彿とさせるX-Pro2や、ファインダーがなく背面の液晶モニターを見て撮影するX-Aシリーズもあります。

撮影スタイルに合わせてカメラを選びましょう
ファインダーを覗いての撮影や、望遠レンズを使う場合は一眼レフタイプがおすすめ。気軽なスナップ撮影がメインで、今ではめずらしい素通しファインダーを使ってみたい方はX-Pro2が楽しめます。
ファインダーは覗かず、コンパクトデジカメやスマホと同じようにモニターを見て撮影したい場合はX-Aシリーズがベスト。どんなスタイルで撮影するかを考えて、自分に合ったカメラを選びましょう。
ボディ内手ぶれ補正の有無・本体の重さで選ぶ
現状、ボディ内手ぶれ補正が搭載されているのは最上級のX-H1のみです。そのため、手ぶれ補正機能のないレンズや、マウントアダプターを装着して他社製レンズを使う際にも手ぶれ補正を効かせたい場合はX-H1一択となります。

富士フイルムはボディ内/レンズ内両方の手ぶれ補正を用意しています
その分、X-H1はやや重い623gでボディも大きめですが、ボディ内手ぶれ補正のないX-T30ならたったの333g。X-T30でも手ぶれ補正機能付きのXマウントレンズを選べば手ブレに対応できるので、レンズも含めてベストな組み合わせを考えましょう。
どんなに機能が満載でも、持ち出して使うのが億劫になってしまっては写真が撮れません。苦にならない重さと必要な性能を天秤にかけて選ぶことをおすすめします。
富士フイルムの人気ミラーレス一眼おすすめ10選
ここからはGooPassがおすすめする、富士フイルムのミラーレス一眼をご紹介します。
X-T20
強化された追従性で、シャッターチャンスを逃さない。
後継機となるX-T30の登場以後も、根強いファンが多く存在するX-T20。上位機種のサブ機としても高い人気を集めています。人気の理由は、高い追従性と多彩なモード。追従性は、画像認識アルゴリズムが改善されたことで従来よりも強化されました。その結果、たとえば被写体の動く速度が2倍・サイズが1/2になったとしても補足することができます。運動会や発表会、動物、動きのある風景などの撮影シーンでも、ここぞというシャッターチャンスを逃しません。もう一つの理由は、多彩なモード。フィルムシュミレーションやブラケティング撮影、パノラマ撮影などのモード撮影が可能です。バラエティ豊かなモードを楽しめるため、飽きることなく撮影を楽しめるでしょう。さらに、タッチパネルやアドバンスSRオートなど便利な機能を搭載。初心者は体系的に操作が可能となり、中級者も充実の撮影機能に満足がいくはずです。
製品名 | FUJIFILM X-T20 |
センサーサイズ | APS-C |
画素数/動画サイズ | 2430万画素/4K(29.97p) |
ファインダー視野率/倍率 | 約100%/約0.62倍 |
常用感度 | ISO200~12800 |
シャッター速度 | 1/32000~30秒 |
本体の重さ | 333g |
その他機能 | Wi-Fi |
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X-H1
Xシリーズ唯一のボディ内手ぶれ補正を搭載するフラッグシップ機
Xシリーズで唯一ボディ内手ぶれ補正機能を搭載しているのが最上級モデルの「X-H1」。露出補正ダイアルを廃止してボディ上面に液晶モニタを設けており、見た目のクラシカルな雰囲気は薄くなりましたが、その分機能性が増しています。
カメラの骨格にあたるフレームは完全新規開発で、生産は日本国内の工場。他のモデルよりボディが厚く、右手でしっかりボディを掴めるように大型のグリップが追加されたため、大きく重いレンズも手持ちで使いやすくなりました。
2kgを超えるレンズにも対応しており、手ぶれ補正と合わせて望遠レンズを使いたい方に嬉しいスペックです。14コマ/秒の高速連写も可能なので、Xシリーズで望遠撮影をするならこのX-H1がベストの選択。手ぶれ補正機能のついていない単焦点レンズを多く使う方にもおすすめです。
X-H1 スペック | |
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センサーサイズ | APS-C |
画素数/動画サイズ | 2430万画素/4K(24p) |
AF測距点 | 325点 |
ファインダー視野率/倍率 | 約100%/0.75倍 |
測光分割数 | 256分割 |
常用感度 | ISO 200~12800 |
シャッター速度 | 1/8000~30秒 |
本体の重さ | 623g |
その他機能 | ボディ内手ぶれ補正、Wi-Fi、Bluetooth |
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X-T3
高い信頼性が魅力!飛躍的な進化を遂げた主力モデル
元々評判のよかった前モデルX-T2からあらゆる機能が大幅にレベルアップされ、以前よりストレスなく使えるようになったのがX-T3。マグネシウム製の防塵・防滴ボディによる信頼性の高さと、オールマイティに使えるバランスのよさが魅力です。
イメージセンサーは最上級モデルを超える2610万画素の新型となり、オートフォーカスの精度が向上。しかも、ほぼ画面全域でピント合わせができるようになりました。また、最低感度ISO200からISO160に下がったことで、より幅広い撮影に対応できます。
画像処理エンジンの刷新で処理速度がアップしたり、液晶モニターがタッチパネルになったりと随所の使い勝手も向上。ボディ内手ぶれ補正こそありませんが、必要に応じて手ぶれ補正機能付きレンズを選ぶことで、最上級機種と同等の性能を発揮してくれますよ。
X-T3 スペック | |
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センサーサイズ | APS-C |
画素数/動画サイズ | 2610万画素/4K(29.97p) |
AF測距点 | 425点 |
ファインダー視野率/倍率 | 約100%/0.75倍 |
測光分割数 | 256分割 |
常用感度 | ISO160~12800 |
シャッター速度 | 1/8000~30秒 |
本体の重さ | 489g |
その他機能 | Wi-Fi、Bluetooth |
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X-T2
後継機が販売されてもその魅力は健在
上で紹介した”X-T3″のひとつ前のモデルが、この「X-T2」です。2016年9月登場のけっして古くはない機種で、現在もX-T3とともに販売が続けられています。実際、スペックを見るとわかるように、X-T3に見劣りしない性能を秘めています。
本体のデザインはX-T3とほぼ同じで、防塵・防滴・耐寒仕様になっていることも共通。イメージセンサーは2430万画素と十分すぎるスペックですし、連写性能も電子シャッター使用時で14コマ/秒と高速なので、特殊な用途でなければ不満は出ないはずです。
細かい部分を見ていくと、X-T3がほとんどすべての点で少しずつ進化しているのですが、X-T2も通常の撮影には十分すぎる性能を有しています。その分、価格がリーズナブルになっているので、X-T3と同時にX-T2を検討することをおすすめします。
X-T2 スペック | |
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センサーサイズ | APS-C |
画素数/動画サイズ | 2430万画素/4K(29.97p) |
AF測距点 | 325点 |
ファインダー視野率/倍率 | 約100%/0.77倍 |
測光分割数 | 256分割 |
常用感度 | ISO200~12800 |
シャッター速度 | 1/8000~30秒 |
本体の重さ | 457g |
その他機能 | Wi-Fi |
■中古で購入する場合は、49,500円(2020/8/26現在 カカクコム調べ)となっているようです。
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X-T30
上位モデルと同じ高画質を実現した小さな本格派
2019年に発売されたX-T30は、Xシリーズの中ではリーズナブルなモデルですが、富士フイルムのミラーレス一眼ならではの繊細で美しい写真を余すことなく楽しめる、高コストパフォーマンスなカメラになっています。
X-T3のようなマグネシウム製の防塵・防滴ボディではなく、液晶画面のチルトする方向も3から2方向に減り、SDカードスロットも2つからひとつになったものの、その分ボディはたったの333g。サイズも小さくなり扱いやすさが増しています。
デジタルカメラの心臓部であるイメージセンサーと画像処理エンジンはX-T3とまったく同じ。ボタンの数など多少の違いはありますが、フィルムシミュレーションモードや動画機能は共通で、撮れる写真に差はありません。初めてXシリーズを使う人にイチオシのカメラです!
X-T30 スペック | |
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センサーサイズ | APS-C |
画素数/動画サイズ | 2610万画素/4K(29.97p) |
AF測距点 | 425点 |
ファインダー視野率/倍率 | 約100%/0.75倍 |
測光分割数 | 256分割 |
常用感度 | ISO160~12800 |
シャッター速度 | 1/4000~30秒 |
本体の重さ | 333g |
その他機能 | Wi-Fi、Bluetooth |
■購入する場合は、95,586円(2020/8/26現在 カカクコム調べ)となっているようです。
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X-T100
自撮りもお手のもの!初心者でも使いやすい入門機
Xシリーズの上級モデルは、撮影に必要な設定を専用ダイアルで行う昔ながらの方法で写真愛好家から支持されていますが、カメラ初心者には少々わかりにくいのも事実。それを解消するため、操作方法を変更したビギナー向けカメラが「X-T100」です。
撮りたいシーンに合わせたモードをダイヤルで選択する方式は、他社のカメラでも一般的なもの。そのため、他メーカーのカメラやコンパクトデジカメからの買い替えでも抵抗なく操作できます。リーズナブルな価格も嬉しいポイントです。
その分、上位機種とはイメージセンサーやオートフォーカスが異なりますが、自撮りしやすい180度反転液晶モニタや、3色(ブラック・ダークシルバー・シャンパンゴールド)のカラーバリエーションなど、上位モデルにはない魅力もいっぱいです。
X-T100 スペック | |
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センサーサイズ | APS-C |
画素数/動画サイズ | 2424万画素/4K(15p) |
AF測距点 | 91点 |
ファインダー視野率/倍率 | 約100%/0.75倍 |
測光分割数 | 256分割 |
常用感度 | ISO200~12800 |
シャッター速度 | 1/4000~30秒 |
本体の重さ | 399g |
その他機能 | Wi-Fi、Bluetooth |
※FUJIFILM X-T100 ダブルズームレンズキットの場合
■購入する場合は、73,800円(2020/8/26現在 カカクコム調べ)となっているようです。
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X-Pro2
スナップ撮影に最適!他では手に入らない個性派カメラ
Leica(ライカ)のようなレンジファインダーカメラを彷彿とさせるX-Pro2は、Xシリーズの中でもスペシャルなモデルとして独特な個性を放つカメラ。電子ビューファインダー(EVF)と光学式ファインダー(OVF)を両方搭載した異色の製品です。
一眼レフスタイルのカメラは構図をしっかり決めて撮影するのが得意ですが、X-Pro2のようなレンジファインダー型のカメラはさりげないスナップに向きます。また、OVFは撮影したい景色を直接見れてタイムラグがなく、これもスナップのしやすさに繋がっているのです。
EVFに切り替えれば一眼レフとして使えるので、レンジファインダーが苦手な望遠レンズも問題なく使えます。ボディは防塵・防滴設計で高い信頼性を誇ります。どんな旅にも連れ出して、見た景色をたくさんスナップする人にぜひおすすめしたいカメラです。
X-Pro2 スペック | |
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センサーサイズ | APS-C |
画素数/動画サイズ | 2424万画素/Full HD(60p) |
AF測距点 | 325点 |
ファインダー視野率/倍率 | EVF:100%/約0.59倍 OVF:92%/0.36倍・0.60倍 |
測光分割数 | 256分割 |
常用感度 | ISO200~12800 |
シャッター速度 | 1/8000~30秒 |
本体の重さ | 455g |
その他機能 | Wi-Fi |
■購入する場合は、185,900円(2020/8/26現在 カカクコム調べ)となっているようです。
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X-E3
いつも持ち歩きたくなる上質な道具感が魅力
先に紹介した”X-Pro2″と同系統のレンジファインダー風のデザインですが、こちらは電子ビューファインダーのみのオーソドックスな設計で、価格もグッとリーズナブル。しかも287gという超軽量ボディで、より気軽に使えるカメラになっています。
昔のフィルムカメラのようなノスタルジックなデザインは、ややもすればおもちゃっぽくなってしまいそうですが、「X-E3」は質感高く上品で、大人が持つ道具としても魅力的。2017年9月発売の比較的新しいカメラなので、長く使うことができそうです。
操作系は富士フイルムのミラーレス一眼らしい大型ダイヤルで、カメラの設定がひと目でわかるもの。富士フイルムならではの美しい色再現性も健在です。街角でのスナップや旅カメラにぴったりな、初心者からベテランまで楽しめるカメラですよ。
X-E3 スペック | |
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センサーサイズ | APS-C |
画素数/動画サイズ | 2430万画素/4K(29.97p) |
AF測距点 | 325点 |
ファインダー視野率/倍率 | 約100%/0.62倍 |
測光分割数 | 256分割 |
常用感度 | ISO200~12800 |
シャッター速度 | 1/4000~30秒 |
本体の重さ | 287g |
その他機能 | Wi-Fi、Bluetooth |
■購入する場合は、119,952円(2020/8/26現在 カカクコム調べ)となっているようです。
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X-A5
コンパクトでリーズナブル!でも、富士フイルムらしさは健在
わずか311gのボディに、他のミラーレスと同じAPS-Cサイズ/2424万画素のイメージセンサーを搭載した、コンパクトミラーレス一眼が「X-A5」です。コンパクトカメラやスマホと比べて、「ミラーレスにしてよかった」と思えるきれいな写真が撮れますよ。
富士フイルムは、人が記憶している色である”記憶色”の再現に自信を持っていますが、その実力は「X-A5」でも健在。好みの色合いを選べる「フィルムシミュレーションモード」も搭載しているので、写真の”色”にこだわりのある人にはかなりおすすめです。
手の届きやすい価格ながら、セルフィー(自撮り)しやすい180度反転の液晶モニターや、スマホとの連携がスムーズなBluetoothも搭載していて、使い勝手は良好。富士フイルムのミラーレスのよさをもっとも手軽に体験できるカメラに仕上がっていますよ。
X-A5スペック | |
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センサーサイズ | APS-C |
画素数/動画サイズ | 2424万画素/4K(15p) |
AF測距点 | 91点 |
ファインダー視野率/倍率 | ー |
測光分割数 | 256分割 |
常用感度 | ISO200~12800 |
シャッター速度 | 1/4000~30秒 |
本体の重さ | 311g |
その他機能 | Wi-Fi、Bluetooth |
※FUJIFILM X-A5 レンズキットの場合
■購入する場合は、44,500円(2020/8/26現在 カカクコム調べ)となっているようです。
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GFX50S
圧倒的な高画質が魅力の中判ミラーレス一眼
国内唯一の中判センサーを搭載したミラーレス一眼として、2017年にデビューした「GFX50S」。中判ミラーレスは海外でもライカ、ハッセルブラッドなど一部の高級カメラメーカーにしかなく、大きなセンサーを必要とする分野にとっては貴重な製品です。
5140万画素という高解像度ですが、フルサイズよりさらに大きいセンサーのため、1画素あたりの面積が広く、より多くの光を受けることができます。そのため階調が豊かで、色のつながりがよく、被写体を滑らかで立体的に表現できるのが特徴です。
また大きく伸ばす際にも有利なので、広告やファッション分野で特に活躍しています。ボディは性能を考えれば大変コンパクトですが、基本的には三脚に据えて撮影するためのカメラです。プロ用で価格も高価ですが、その圧倒的な画質は一度試すと虜になってしまう魅力がありますよ。
GFX50S スペック | |
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センサーサイズ | 中判 |
画素数/動画サイズ | 5140万画素/Full HD(29.97p) |
AF測距点 | 425点 |
ファインダー視野率/倍率 | 約100%/0.85倍 |
測光分割数 | 256分割 |
常用感度 | ISO100~12800 |
シャッター速度 | 1/4000~4秒 |
本体の重さ | 740g |
その他機能 | Wi-Fi |
■購入する場合は、677,610円(2020/8/26現在 カカクコム調べ)となっているようです。
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GFX50R
中判の高画質を気軽に使えるコンパクトタイプ
GFX50Sと同じセンサーを搭載した中判ミラーレスですが、こちらはXシリーズのX-E3などと同じレンジファインダースタイルが特徴。大きなセンサーのカメラでも、三脚を使わずに気軽に使いたい!というニーズに応えて登場した製品です。
画質を左右するイメージセンサーや映像エンジンはGFX50Sと同等のものを使っているため、撮れる写真は基本的に同じですが、より気軽に持ち歩ける690gの軽量ボディなので、日常風景の撮影や、街角でのスナップにも活躍してくれます。
ボディ内手ブレ補正がなく、手ブレ補正内蔵レンズも限られていますが、手ブレにさえ気をつければその性能は圧倒的。フルサイズ一眼レフより軽量なボディというのは驚異的です。価格は大変高価ですが、フルサイズに飽き足らず、さらなる高画質を求める方にぴったりの1台です。
GFX50R スペック | |
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センサーサイズ | 中判 |
画素数/動画サイズ | 5140万画素/Full HD(29.97p) |
AF測距点 | 425点 |
ファインダー視野率/倍率 | 約100%/0.77倍 |
測光分割数 | 256分割 |
常用感度 | ISO200~12800 |
シャッター速度 | 1/4000~4秒 |
本体の重さ | 690g |
その他機能 | Wi-Fi、Bluetooth |
■購入する場合は、398,998円(2020/8/26現在 カカクコム調べ)となっているようです。
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富士フイルムの人気ミラーレス一眼 スペック比較表
X-T20 | X-H1 | X-T3 | X-T2 | X-T30 | X-T100 | X-Pro2 | X-E3 | X-A5 | GFX50S | GFX50R | |
センサーサイズ | APS-C | APS-C | APS-C | APS-C | APS-C | APS-C | APS-C | APS-C | APS-C | FUJIFILM G Format | FUJIFILM G Format |
画素数/動画サイズ | 2430万画素/4K(29.97p) | 2430万画素/4K(24p) | 2610万画素/4K(29.97p) | 2430万画素/4K(29.97p) | 2610万画素/4K(29.97p) | 2424万画素/4K(15p) | 2424万画素/Full HD(60p) | 2430万画素/4K(29.97p) | 2424万画素/4K(15p) | 5140万画素/Full HD(29.97p) | 5140万画素/Full HD(29.97p) |
AF測距点 | 325点 | 325点 | 425点 | 325点 | 425点 | 91点 | 325点 | 325点 | 91点 | 425点 | 425点 |
ファインダー視野率/倍率 | 約100%/0.62倍 | 約100%/0.75倍 | 約100%/0.75倍 | 約100%/0.77倍 | 約100%/0.75倍 | 約100%/0.75倍 | EVF:100%/約0.59倍 OVF:92%/0.36倍・0.60倍 | 約100%/0.62倍 | ー | 約100%/0.85倍 | 約100%/0.77倍 |
測光分割数 | 256分割 | 256分割 | 256分割 | 256分割 | 256分割 | 256分割 | 256分割 | 256分割 | 256分割 | 256分割 | 256分割 |
常用感度 | ISO200~12800 | ISO 200~12800 | ISO160~12800 | ISO 200~12800 | ISO160~12800 | ISO200~12800 | ISO200~12800 | ISO200~12800 | ISO200~12800 | ISO100~12800 | ISO100~12800 |
シャッター速度 | 1/32000~30秒 | 1/8000~30秒 | 1/8000~30秒 | 1/8000~30秒 | 1/4000~30秒 | 1/4000~30秒 | 1/8000~30秒 | 1/4000~30秒 | 1/4000~30秒 | 1/4000~4秒 | 1/4000~4秒 |
本体の重さ | 333g | 623g | 489g | 457g | 333g | 399g | 455g | 287g | 311g | 740g | 690g |
その他機能 | Wi-Fi | ボディ内手ぶれ補正、Wi-Fi、Bluetooth | Wi-Fi、Bluetooth | Wi-Fi | Wi-Fi、Bluetooth | Wi-Fi、Bluetooth | Wi-Fi | Wi-Fi、Bluetooth | Wi-Fi、Bluetooth | Wi-Fi | Wi-Fi、Bluetooth |
まとめ
クラシカルなデザインや、旧式ともいえるダイアル中心の操作方法など、「見た目がかわいいだけ?」と思ってしまう富士フイルムのミラーレス一眼「Xシリーズ」ですが、実は写真がわかってくると、とても扱いやすく作られています。
「Xシリーズ」はAPS-Cに統一したイメージセンサーや、優秀なフジノンレンズのおかげで、カメラ・レンズ選びに迷うことも少なく撮ることに集中できます。そして特に写真の「色」を重視する人には、ぜひ使ってみてほしいカメラです。
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