【2020年最新】星空を一眼レフで撮影するコツ

一面に広がる満天の星空。
この輝きを、綺麗に撮影したい!
そう思ったことはありませんか?

しかし、星空の撮影は真っ暗だし、星は遠いし難しそう……と諦めていませんか?

たしかに星空の撮影は、いつも通りに撮影すると真っ暗で何も分からない写真になってしまいます。しかし、設定次第で目で見る以上に綺麗な星空を写真におさめることができます。

今回は、星空を撮影するときにおすすめの設定方法と、コツをご紹介します。

星空を撮影するために必要なもの

美しい星空は、カメラだけでは撮影できません。
まずは星を撮るために必要なものを準備しましょう。

一眼レフ

星空は光が小さいため、iPhoneやスマートフォンのカメラで撮影しても真っ暗になってしまいます。
センサーがAPS-Cサイズで、ISO3200~6400程度で酷いノイズが出ないレベルのカメラが良いでしょう。

比較的新しい一眼レフなら、入門機モデルでも十分です。

フルサイズのカメラなら天の川まで鮮明に写すことができます。

レンズ

入門機モデルに最初からついてくるキットのズームレンズを使用します。
キットのズームレンズは、広角側なら18mm、F3.5くらいが目安。
これくらいのレンズなら、十分綺麗に星空を撮影できます

広い空を撮影するので、できるだけ広角のレンズを使用すると迫力のある写真を撮影できます。魚眼レンズを使用して、全天に広がる星空を撮影するのもおすすめです。

標準レンズ、望遠レンズは星空撮影には向きません。

三脚

星空撮影には、三脚は必需品です。

小さな星まで撮影するためには、シャッタースピードを長めにして光をしっかり取り込む必要があります。
10秒以上に設定する場合がほとんどなので、手持ちだと確実にブレてしまい綺麗に撮影できません。

三脚はリーズナブルなもので十分ですが、足がしっかりした、頑丈なものを選びましょう。

星空を撮影するときは、風が強い山場や足元が不安定な岩場などが多いです。
そのため安定性のある三脚でないと、倒れたり揺れたりしてしまいます。

持ち運びは大変ですが、ある程度の重さがあった方が設置したときに安定しやすいです。

ライト

綺麗な星空を撮影するには、星以外の光が全くない真っ暗闇を歩くことも多いです。
足元すら見えないので、山奥で光が無いと遭難する恐れもあります。

ヘッドライトペンライトなど、予備も含めて2つ以上のライトを準備しましょう。

とはいえ、有名な星空撮影スポットだと、明るすぎるライトは他の人の撮影の邪魔になってしまうことも。
そんなときは、ライトに百均などで売っている赤いセロハンを巻いておきましょう。
必要以上に辺りを照らさないので、他の人の邪魔にならず、自分の目にも優しいです。

レリーズがあると便利

レリーズとは、カメラのシャッターを遠隔操作するための道具です。

手ブレ防止のために三脚をセットしても、指でシャッターを押すときの僅かな振動でブレてしまうことも多いです。
レリーズを使えば、カメラに一切触らずにシャッターが押せるので手ブレの心配が要りません。

レリーズが無い場合はセルフタイマー機能でも代用できます。
また、最近のカメラはスマホと連動してシャッターを押せるものもあるので、そういった機能を使用しても良いでしょう。

一眼レフで星空を撮影できる環境

天気をチェック

星空撮影でまず確認するべきなのが天気。
雨や曇の日は星が見えず撮影できないので、天気予報を確認して晴れの日を狙いましょう。

しかし、星空撮影で重要なのは、単純に「雨か曇かそうでないか」だけではありません。気をつけるべきは「雲の量」です。

雲の量が少なければ少ないほど、星がハッキリと広範囲に見えますが、天気予報では、雲の量が80%以下なら全て晴れマークになるため、「予報では晴れだったのに実際は曇っていて全然星が見えない…」なんてこともありがちです。
雲の量を確認できるサイトやアプリもあるので、天気予報と合わせて確認しておきましょう。

月をチェック

月は星よりも明るいので、月が出ていると星空が見えにくくなってしまいます。
月齢や月の出、月の入りも事前にチェックしておきましょう。
国立天文台のHPや専用のアプリから確認することができます。

星空の撮影に最も向いているのは、新月のときです。
新月を中心に1週間程度は夜間に月が出ている時間が短いので、雲がなければ満点の星を見られます。

半月より大きくなってくると、だんだん星は見えなくなり昼間のように明るい写真になってしまいます。ここまできたら、星は諦めて月の撮影を楽しみましょう。

光害がなく、空気が澄んだ場所

大きな都市や住宅街だと、たくさんの光があるため星が見えにくいです。
人口が多いと空気も澄んでいないので、星空撮影にはあまり向いていません。

星空撮影に向いているのは、街からなるべく離れた山や高地
高いところは空気が澄んでいるため、光害さえ無ければ綺麗に星が見えます。

おすすめは標高が1000m以上の場所です。
これくらいなら山登りをしなくても車で行けるので、気軽に星空撮影に出かけられます。

秋冬は空気が澄みやすいシーズンなので、この時期なら低地でも条件に恵まれる可能性が高いです。

一眼レフで星空を撮影する方法

ピントを合わせる

まず、ピントを合わせていきます。
星空は暗すぎるので、オートフォーカス(AF)は使えません。
そのためマニュアルフォーカス(MF)でレンズのフォーカスリングを回しながらピントを合わせていく必要があります。

ファインダーを覗いてピントを合わせるのは難しいので、ライブビューを見ながら合わせていきます。

ピントを合わせたら、動かさないようにしましょう。
ピントの位置はレンズをズームさせたり、AFに切り替えたりした場合も変わってしまうので注意が必要です。

【夕方から準備を始めた場合】

初心者のうちは、まだ少し明るい夕方のうちから準備しておくのがおすすめです。

夕方くらいの明るさだと、AFを活用できるので簡単です。

まず、目視できる一番遠い景色にAFまたはライブビューを使ってピントを合わせましょう。
ピントが合ったらMFに切り替えて、フォーカスリングをテープで固定します。
星を撮るだけなので、ピント位置はずっと固定したままで大丈夫です。

固定するテープは、撮影専用に作られた黒のパーマセルテープが一番おすすめ。
もし無ければ百均などで売っているマスキングテープでも代用できます。

ズームレンズの場合、ズームしただけでピント位置が変わってしまうものもあります。
せっかく合わせたピントが変わってしまわないように、ズームリングも一緒に固定しておくと良いでしょう。

【遠くに街明かりや月が見える場合】

遠くに街明かりや月が見えれば、ギリギリAFを使うことができます。
そこにピントを合わせてから、MFに切り替えてテープで固定しましょう。

【明るい星が見える場合】

目で見てすぐ分かるぐらい明るい星が出ているなら、ライブビューで見える可能性があります。
ライブビューで星を確認できれば、明るい星を中心にしてピントを合わせましょう。
星はどれだけ明るくてもAFは効かないことがほとんどなので、最初からMFで合わせます。

星が一番小さく見えるポイントが、ピントの合った場所です。
MFアシストやピント拡大などの機能を活用して、画面を拡大しながら合わせましょう。

目視では星が確認できるのに画面上で星を見つけられない場合は、一旦ISO感度を3200や6400まで上げて明るくすると見つけやすくなります。

ピントが合ったらズームリングと一緒にテープで固定しましょう。

【ライブビューも効かないくらい真っ暗な場合】

月の出ていない山奥のような環境だと、真っ暗すぎてライブビューに何も映らないこともあります。
そんなときは、試し撮りを繰り返しながらピントを合わせていきます。

まずはレンズの無制限方向にフォーカスリングを回し切ります。
そこからピクトリングを1~2mmずつぐらいずらしながら試し撮りを繰り返し、ピントを合わせていきます。

このような環境で撮影する場合は、事前に自分のレンズの無制限方向を覚えておくと便利です。

マニュアルモードにする

星空は、オートモードだと綺麗に撮影できないのでマニュアルモードに設定しましょう。

いつもオートモードで撮影することが多い初心者にとっては、複雑な設定があるマニュアルモードはハードルが高く感じますよね。
けれど星空撮影のときの設定値はある程度決まっているので、初心者でも大丈夫です。

まず、手ブレ補正をOFFにして一眼レフを三脚にセットします。
手ブレ補正をONにしたままだと、三脚にセットする際に手ぶれ補正機能が誤作動を起こして逆にブレてしまいます。

ズームレンズを使っている場合は、ズームをパーマセルテープかマスキングテープで広角側に固定しましょう。

状況に応じて設定する

【真っ暗な場合】

・ISO6400
・F3.5以下
・シャッタースピード20秒

F値は最小値に設定します。
シャッタースピードが20秒のときは、カメラの画面に「20”」と表示されます。
「20」だけの表示だと「1/20秒」のことなので、間違えないように注意しましょう。

まずはこの設定で撮影して、少しずつ微調整していきます。
明るすぎる場合はISO感度を低く、反対に暗すぎる場合はISO感度を高くします。
星の光をくっきり写したい場合はシャッタースピードを長くしてみるなど、自分で色々試してみましょう。

【少し月や街明かりがある場合】

・ISO3200
・F3.5
・シャッタースピード15秒

真っ暗の状況より少し明るいので、ISO感度を半分にしてシャッタースピードを短くします。

【明るい星しか見えない場合】

・ISO1600
・F3.5
・シャッタースピード15秒

明るい星しか見えない場合はISO感度をさらに半分にします。
ここまでくると、天の川は見えません。

ホワイトバランスの設定をする

自分の好みに合わせてホワイトバランスの設定をしましょう。
白熱蛍光灯や白熱灯(電球色)だと、全体的に宇宙を感じる寒色系の色合いになります。

太陽光だと、自然な感じの暖色系の色合いになります。

同じ星空でも全く違った雰囲気になるので、好みの方を選びましょう。

一眼レフで幻想的な星空を撮影しよう

難しく思われがちな星空の撮影ですが、必要な機材を用意してコツさえ掴めば案外簡単です。

最大のポイントはピント合わせ。
慣れないうちは難しいかもしれませんが、何回か繰り返すうちに慣れていきます。
初心者の方は少し明るい場所での撮影から始めてみるのがおすすめです。

コツを掴んで、幻想的な星空を写真に残しましょう。

星空撮影におすすめの一眼レフカメラ

さまざまな種類がありますが今回は2機種をご紹介します。

写真と動画。どちらもこだわりたい方に/ソニー α7S II ILCE-7SM2 ボディ

イルミネーションなどの暗所な場所でも、手ブレの少ない高画質な写真を撮影したいという方におすすめの1台です。有効画素数1220万画素、ISOが102400の35mmフルサイズのCMOSセンサーを搭載しているので、暗い場所でもノイズが少ない高画質な撮影が可能に!

また5軸手ブレ補正付きで、高速シャッターでの撮影もできます。4Kにも対応しているので、キレイな動画も残したい人にもぜひ選んでもらいたいミラーレスカメラです。

α7S II ILCE-7SM2 ボディ
タイプ/センサーサイズ ミラーレス/フルサイズ
画素数/動画サイズ 1240万画素/4K(30p)
AF測距点 169点
ファインダー視野率/倍率 約100%/約0.78倍
常用感度 ISO100~102400
シャッター速度 1/8000~30秒
本体の重さ 584g
その他機能 防塵・防滴・手ブレ補正機構・5軸手ブレ補正・Wi-Fiなど

■購入する場合は、190,440円(2020/1/7現在 カカクコム調べ)となっているようです。
■GooPassなら月額17,800円でレンタル可能です。《月額入れ替え放題サービス》
※GooPassの『1Weekレンタル』なら月額9,800円で1週間借りることができます。

天体撮影専用デジタル一眼レフカメラ。/Nikon D810A

天体撮影専用のカメラなので、それに特化した機能が備わっている1台です。デジタル一眼レフカメラでは写せないHα線の波長で光る星雲を赤く、そして鮮やかに映し出します

長時間露光マニュアルモードや、暗い中でも見やすいファインダー内水準器表示も搭載しているので、快適な星空に撮影を楽しめるのもポイント。有効画素数3635万画素、ISOは200〜12800と高感度性能、ノイズの少ないクリアーな撮影ができるカメラです。

Nikon D810A
タイプ/センサーサイズ 一眼レフ/フルサイズ
画素数/動画サイズ 3635万画素/フルHD(59.94p)
AF測距点 51点
ファインダー視野率/倍率 約100%/約0.7倍
常用感度 ISO200~12800
シャッター速度 1/8000~30秒
本体の重さ 880g
その他機能 ライブビュー・など

■購入する場合は、331,344円(2020/1/18現在 カカクコム調べ)となっているようです。
■GooPassなら月額29,800円でレンタル可能です。《月額入れ替え放題サービス》
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