こんにちは、GOOPASS MAGAZINE編集部の長峰です!
今回は、SONY(ソニー)のミラーレス一眼カメラ「α1 ILCE-1 ボディ」をGOOPASSでレンタルしたので、レビューしたいと思います。
もともと名機α7 Ⅲを愛用している私のファーストインプレッションとしては「フラッグシップ機なのに小ぶり!」その大きさや重量は他社のフラッグシップ機と比べると一目瞭然です。
機動力のあるサイズ感に助けられ、さまざまな場所で撮影してきましたが、圧倒的な解像力にほれぼれするばかり。後半では作例もご覧いただければと思いますが、まずはスペックからみていきましょう。
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・ソニーのミラーレスカメラおすすめ14選!αシリーズを比較・解説
・ソニーのレンズおすすめ13選!α Eマウントの特徴や選び方のポイントは?
目次
SONYの技術を集約した、ミラーレス史上最強の一台
2021年3月にSONY(ソニー)のフラッグシップモデルとして発売された「α1」。これまでのαシリーズでは、高画素・高速性能・高感度耐性などそれぞれの強みを持つカメラは発売されていましたが、フラッグシップ機はありませんでした。
本機はSONYが展開するミラーレス一眼カメラの人気モデル3つの強みを併せ持つ、ミラーレス史上最強の1台です。
まず一つ目は『α7R IV』の高い解像度。新開発されたイメージセンサーの搭載により、α7R IVの6010万画素に次ぐ有効約5010万画素を実現しました。二つ目は『α7S III』の強力な暗所性能。α7S IIIと同様の画像処理エンジン「BIONZ XR」により、ISO100-32000の広い感度域で低ノイズを可能にしました。
三つ目はAF・連写性能における『α9Ⅱ』のスピード。AF/AE追随しながら最高30コマ/秒のブラックアウトフリー連写が可能で、α9Ⅱの約20コマ/秒を上回ります。
さらに、最大120回/秒のAF/AE演算は、α9 IIの2倍。約5010万画素のデータサイズでありながら、一瞬を逃さずとらえ、そのうえ高解像に仕上げます。また、ミラーレス一眼カメラで初のフラッグシップ機となった本機は、2020年に発売された他社のフラッグシップ機である一眼レフ「Nikon Z9」や「Canon EOS-1DX MarkⅢ」の性能にも引けを取らず、重量は約半分の737g。
全性能を高水準で満たし、ミラーレス一眼カメラのコンパクトさを実現するモデルは本機のみです。スポーツやコンサート、ポートレート、報道などあらゆる撮影シーンで、プロが求める以上のパフォーマンスを発揮します。ぜひ、SONYの技術を集約した最高峰の1台をお試しください。
α1 ILCE-1 ボディのスペックと特徴

スペック
| α1 ILCE-1 ボディ | |
|---|---|
| センサーサイズ | フルサイズ |
| 画素数/動画サイズ | 5010万画素/8K30p |
| ファインダー視野率/倍率 | 100%/0.9倍 |
| AF測距点 | 759点 |
| 常用感度 | ISO100~32000 |
| シャッター速度 | 1/32000~30秒 |
| 質量 | 737g |
| 幅x高さx奥行き | 128.9×96.9×80.8mm |
| その他 | Wi-Fi、Bluetooth5.0、防塵防滴、5軸手ブレ補正 |
5010万画素の描写力

新開発されたイメージセンサーにより、α7R IVに次ぐ5010万画素を実現。
αシリーズで最高の画素数を誇るα7R IVの性能を引き継いだ効率的なノイズ処理で、高い解像性能を叶えました。APS-Cモードでの撮影時は、約2100万画素になります。一般的なデジタル一眼カメラで採用される画素数は2400万程度ですので、いかに高画素かがおわかりいただけるかと思います。
さらに新開発のハイスペックな処理エンジンにより、α7R IVと比べて色の再現性能が向上しました。風景撮影ではみずみずしい緑色などの発色がよりクリアに、人物撮影では今にも触れられそうなほどなめらかに描写します。ダイナミックレンジも広く、階調豊かに再現します。
静止画だけではなく、αシリーズ初となる8K動画撮影が可能になるバージョンアップもされています。
最高30コマ/秒のAF/AE追随高速連写(α9 II比 1.5倍)

α9 IIから刷新した技術により、5010万画素という大きいデータ容量での最高30コマ/秒のAF/AE追随高速連写を可能にしました。その性能はα9 IIを上回り、30コマ/秒連写ではJPEG約165枚以上、15コマ/秒では約1000枚以上(※)の連続撮影ができます。
これにより、スポーツ撮影や野鳥が飛び立つ姿など、これまでコマの間で撮り逃してしまっていた一瞬の動きも逃しません。カメラに任せて安心して撮影できます。
高速性能だけでなくAF追随も高い性能を誇り、高速かつどのように動くか予測しにくい被写体でも、高い精度で追随し続けます。
※SONYのCFexpress Type Aメモリーカードを使用した場合
高解像度と高感度耐性を両立

一般的に、画素数が高いとその高精細さゆえに暗所でのノイズが目立ち、少しのブレも拾ってしまいやすくなるため、高感度耐性とは両立しないと言われています。しかし、α7R IVの思想を引き継いだα1は5010万画素(高感度耐性に優れたα7S IIIの画素数は1210万画素)でありながら低ノイズを実現しました。
高画素化にも関わらず、さまざまなソニーの持つイメージセンサー技術を結集し、新開発の高性能画像処理エンジン「BIONZ XR」と組み合わせることで、常用ISO100-32000、拡張ISO50-102400の広い感度域が可能になりました。
実際に暗所で撮影してみて、その解像感とノイズの少なさには目を見張りました。
無音の電子シャッター

ミラーレス構造と電子シャッターの組み合わせで、無音シャッターが可能に。撮影音を出しにくいライブや演劇、静まった会場などで活躍します。
シャッター方式はメカシャッターか電子シャッターを選べますが、α1でひとつ気になる点をあげるすると、シャッター音。もう少し「フラッグシップ機で撮っているという高揚感」が欲しかったなと思いました…。
ポートレート撮影時には、フォトグラファーがシャッターを押し、その音を聞いて被写体はポーズを変えていくため、シャッター音が被写体との重要なコミュニケーションのひとつになります。このシャッター音は撮影のテンポにも左右するため、あくまで個人的見解ですがこだわりたい部分です。
メカシャッターと電子シャッターにはそれぞれメリットデメリットがあるため、気になる方は下記の記事をご覧ください。
▶︎メカシャッターと電子シャッターの違いとは?メリット・デメリットを解説してみた!
世界初、電子・メカシャッター両方でフリッカーレス撮影が可能

上記の「メカシャッターと電子シャッターの違いとは?メリット・デメリットを解説してみた!」をご覧いただくとわかりやすいのですが、電子シャッターのデメリットとしてフリッカー現象が起こる点があげられます。
フリッカー現象とは、蛍光灯やLED照明などの下で連続撮影を行なうと、人工照明のちらつき(フリッカー)の影響で、写真の露出や色にムラが生じることを言います。
しかしこのα1では、新開発のイメージセンサーの高速読み出しにより、電子シャッターでのフリッカーレス撮影が可能になりました。蛍光灯などの人工光源下においても、フリッカー現象を気にすることなく、高速連写、高性能なAF/AE追随、サイレント撮影などα1の性能をあますことなく利用することができ、撮影の幅を制限されることはありません。
ボディの特徴

なんといっても、このコンパクトボディ。いい意味でフラッグシップ機らしさを感じさせませんが、α1のロゴが所有欲を満たしてくれます。サイズ感はα9 Ⅱとほぼ同じ。α9 Ⅱは約678gで、α1は737gなので、質量は約59gほど重たいです。

ドライブモードとフォーカス系のダイヤルは2段式で、α9譲りの形式です。α9 Ⅱには搭載されていない「H +」を選択すると、電子シャッター使用時に連続撮影速度が最高30枚/秒となります。α7 Ⅲはドライブモードダイヤル自体が搭載されていないので、とても使いやすいと感じました。

背面モニターは、α9 Ⅱと同じくチルト式です。撮影スタイルによってチルト式かバリアングルか好みがわかれるところかと思いますが、バリアングルはレンズの光軸とずれてしまうため個人的にはチルト式を歓迎します。
液晶もα9 Ⅱと同じく144万ドット。α7R IVの約235万ドットに比べると多少物足りない点は否めませんが、私自身はそれほど気になりませんでした。

メディアはダブルスロットでスロット1はCFexpress Type A 兼用。CFexpress Type A は、これまでのSDカードに比べコンパクトなサイズでありながら、連続撮影や高bitレート4K動画に最適な高速メディアです(ただし、まだ非常に高額です)。
他社のフラッグシップ機ではSDカードが使えない機種もある中、SDカードも使えるのはかなり大きいメリットと言えます。
高画質な写真や動画など、どんどん容量が大きくなるデータに対応し、CFexpress TypeA はα7SⅢやα7Ⅳにも採用されています。CFexpressには、Type AとType Bがありますが、SONY以外のメーカーでは、CFexpress Type Bを採用しています。両者にはさまざまな違いがありますが、Type AはType Bの半分ほどの小ささとなっており、ボディの小型化という点ではType Aに軍配が上がります。
(さまざまなカメラで撮影する者としては、メディアは統一してほしいところです…)

左側面には端子類がまとまっています。マイク、ヘッドフォン、HDMI Type A、microUSB、USB Type-C、有線LAN、シンクロ端子があります。
α1とα9II・α7R IV・α7S IIIの比較
| α1 | α9II | α7R IV | α7S III | |
| センサーサイズ | フルサイズ | フルサイズ | フルサイズ | フルサイズ |
| 画素数/動画サイズ | 5010万画素/8K30p | 2420万画素/4K30p | 6100万画素/4K30p | 1210万画素/4K120p |
| ファインダー視野率/倍率 | 100%/0.9倍 | 100%/0.78倍 | 100%/0.78倍 | 100%/0.9倍 |
| AF測距点 | 759点 | 693点 | 567点 | 759点 |
| 常用感度 | ISO100~32000 | ISO100~51200 | ISO100~32000 | ISO80~102400 |
| シャッター速度 | 1/32000~30秒 | 1/32000~30秒 | 1/8000~30秒 | 1/8000~30秒 |
| 連写撮影 | 最高約30コマ(AUTO・電子シャッター時) | 最高約20コマ(AUTO・電子シャッター時) | 最高約10コマ/秒 | 最高約10コマ/秒 |
| その他 | Wi-Fi、Bluetooth5.0、防塵防滴、5軸手ブレ補正 | Wi-Fi、Bluetooth4.1、防塵防滴、5軸手ブレ補正 | Wi-Fi、Bluetooth4.1、防塵防滴、5軸手ブレ補正 | Wi-Fi、Bluetooth5.0、防塵防滴、5軸手ブレ補正 |
α1とNikon Z9・Canon EOS-1D X Mark IIIの比較
| α1 | Nikon Z 9 | Canon EOS-1D X Mark III | |
| タイプ | ミラーレス | ミラーレス | 一眼レフ |
| センサーサイズ | フルサイズ | フルサイズ | フルサイズ |
| 画素数/動画サイズ | 5010万画素/8K30p | 4571万画素/8K30p | 2010万画素/5.5K59.94p |
| ファインダー視野率/倍率 | 100%/0.9倍 | 100%/約0.8倍 | 100%/0.76倍 |
| AF測距点 | 759点 | 493点 | 191点 |
| 常用感度 | ISO100~32000 | ISO 64~25600 | ISO100~102400 |
| シャッター速度 | 1/32000~30秒 | 1/32000~30秒 | 1/8000秒~0.5秒 |
| 連写撮影 | 最高約30コマ(AUTO・電子シャッター時) | 最大20コマ/秒 | 最高約16コマ/秒(ファインダー撮影時) |
| 重量 | 737g | 約1340g | 1250g |
| その他 | Wi-Fi、Bluetooth5.0、防塵防滴、5軸手ブレ補正 | Wi-Fi、Bluetooth5.2、防塵防滴 | Wi-Fi、Bluetooth4.2、防塵防滴 |
α1 ILCE-1 ボディの作例写真
高画素のα7R IVの思想を引き継いだα1で、ぜひ撮ってみたいと思っていたのがポートレート。まずは、俳優の絢紫朗(けんしろう)くんとの作品撮りです。
スポーツや野鳥などを撮影するプロを唸らせるフラッグシップ機ですが、このコンパクトなボディは街中でのスナップ撮影にもぴったりでした。
ポートレート







多少露光量などのレタッチはしていますが、色味は変えていません。明暗差がある場所でも、白飛びや黒潰れすることなく撮影できています。また、かなりの逆光でもフレアが出現せず、色彩豊かに表現されています。
シャープさがありながら、階調豊かな色合いと肌のなめらかな質感が写し出され、空気感までも切り取るような作風に仕上がりました。
動物園・水族館
つづいて、動物園で鳥を撮影をしてきました。


普段鳥を撮影しないので、残念ながら鳥の名前がわからないのですが、鳥瞳AFモードでこんなに小さな鳥の目を捉えることができました。



撮影場所から少し距離があるクジャクを大胆にトリミングしてみました。多少潰れてしまっているものの、SNSなどの実用には耐えられるレベルだと感じました。
続いて、高速性能と高感度耐性を確認するために水族館へ足を運びます。


今回手持ちのレンズで挑んだので、SIGMA マウントコンバーター MC-11 をつけてCanon(キヤノン)の古いレンズEF24-70mm F2.8L USMで撮影したにも関わらず、どこからジャンプしてくるかわからないイルカを瞬時に捉え、シャッターを押し続ける間AFが追随しシャッターチャンスを逃しませんでした。
(きっとα1でこのような使い方をしてる方は少ないと思いますが、参考までに)




「ソニーは青の出方が美しい」と言われることがありますが、まさにその通りで水族館の水の色を鮮やかに表現しています。高画素にも関わらずノイズの出方が少なく、ISO12800程度なら問題ないレベルだと感じました。
テーブルフォト・その他


クライアント撮影で台湾茶を撮影したのですが、担当者から「いつも(α7 Ⅲ)に比べて、めちゃくちゃ鮮明なんだけど少し描画がまろやかな気がします!」というフィードバックをいただきました。
αシリーズで最高の画素数を誇るα7R IVの意志を引き継いだ効率的なノイズ処理と、新開発のハイスペックな処理エンジンのおかげで、高い解像度がありながら、柔らかい質感を叶えてくれるα1に惚れてしまいました。

薄暗いウイスキーバーで撮影しましたが、ISO12800でもほとんどノイズが目立ちません。
まとめ
解像度・高速連写・高感度・ボディのコンパクトさ、どれをとっても文句なしの1台です!
フラッグシップ機となるとボディが大きくなってしまうものが多い中、このサイズ感でフラッグシップ機を出してくれたSONY(ソニー)さんにはお礼を言いたいです。
普段、ポートレートとブツ撮りをメインに撮影している私には、正直ハイスペックすぎるカメラではありますが、「いつかはフラッグシップ機で撮影してみたい」と思っていましたので、いい撮影体験ができました。
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■購入する場合は、754,000円(税込 ※2022/9/13現在 カカクコム調べ)となっているようです。

α1 ILCE-1 ボディ

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