宮城県でオススメの野鳥撮影スポット5選!観察できる種類や季節も解説

西には蔵王・船形・栗駒などの山々が連なり、中央部には有数の穀倉地、仙台平野が広がる宮城県。海・山・川・平野と自然豊かで多様な環境で、様々な野鳥が暮らしています。
北部にはマガンの越冬数、日本一を誇る沼があります。県庁所在地仙台にも、都市と思えない広い国有林の公園があります。
車でアクセスできる蔵王連峰の山頂付近では、少しがんばって登山コースを歩けば高山の鳥達との出会いが楽しめることも魅力。
そんな宮城県で特にオススメの野鳥撮影スポットをご紹介。野鳥撮影が初めての方でも、撮影しやすいスポットや、珍しい光景に出会えるスポットを中心に選びました。
撮影にオススメのレンズや、撮影できる野鳥と季節も併せて紹介しているので、ぜひ野鳥撮影にチャレンジしてみください。



目次
宮城県でオススメの野鳥撮影スポットマップ

このアイコンをタップすると、撮影スポット情報が表示されます。各撮影スポット情報にあるYoutube動画では、各スポットの景色や撮影風景を確認できます。

左の地図にある上記のアイコンをクリックすると、撮影スポット情報が表示されます。各撮影スポット情報の上部にあるYouTube動画では、各スポットの景色や撮影風景を確認できます。
宮城県で撮影できる野鳥

撮影できる野鳥一覧
カワセミ/ウグイス/カルガモ/トビ/アオゲラ/ヤマガラ/ホトトギス/サンコウチョウ/ジョウビタキ/ベニマシコ/ミソサザイ/シジュウカラ/メジロ/コゲラ/キビタキ/コルリ/センダイムシクイ/ホトトギス/マヒワ/カシラダカ/マガン/ヒシクイ/オオハクチョウ/オナガガモ/ホシハジロ/マガモ/カワアイサ/オオジュリン/オジロワシ/シロチドリ/メダイチドリ/キアシシギ/トウネン/チュウシャクシギ/オオソリハシシギ/ハマシギ/ミユビシギ/ホシガラス/コマドリ/ビンズイ/ウソ/ルリビタキ/ヒガラ/キクイタダキ/メボソムシクイ/カヤクグリ/アカハラ
各スポットで撮影できる主な野鳥
| 太白山自然観察の森 | カワセミ/ウグイス/カルガモ/トビ/アオゲラ/ヤマガラ/ホトトギス/サンコウチョウ/ジョウビタキ/ベニマシコ/ミソサザイ |
| 台野原森林公園 | カルガモ/シジュウカラ/ヤマガラ/メジロ/コゲラ/キビタキ/コルリ/センダイムシクイ/ホトトギス/マヒワ/カシラダカ |
| 伊豆沼・内沼 | マガン/ヒシクイ/オオハクチョウ/オナガガモ/ホシハジロ/マガモ/カワアイサ/オオジュリン/カシラダカ/オジロワシ |
| 鳥の海 | シロチドリ/メダイチドリ/キアシシギ/トウネン/チュウシャクシギ/オオソリハシシギ/ハマシギ/ミユビシギ |
| 蔵王山頂付近 | ホシガラス/コマドリ/ビンズイ/ウソ/ルリビタキ/ヒガラ/キクイタダキ/メボソムシクイ/カヤクグリ/アカハラ |
宮城県でオススメの野鳥撮影スポット5選
太白山自然観察の森(仙台市)

- 撮影のしやすさ
-
※
- オススメのレンズ
-
200~300mm
- そのほか装備
-
双眼鏡、三脚
※撮影のしやすさとは…野鳥との出会いやすさ、近づいて撮影しやすいか、野鳥の多さ、アクセスの良さを総合的に評価したものです。5段階評価としています。
太白山(たいはくさん)自然観察の森は、仙台市民のシンボルであり「仙台のピラミッド」とも呼ばれる、標高約320m太白山の北東麓に位置しています。
自然観察や様々なイベントを通じて自然に親しむことを目的に設置された施設であり、全国に10ヶ所ある自然観察の森の中で最も北に位置する施設です。
約30ha(東京ドーム約6.5個分)の敷地内には、自然観察センターを中心に9つの観察ゾーンと、それらを結ぶ約4.2kmの自然観察路が整備されています。
自然観察センター周辺では、1年を通じて雑木林に住む様々な鳥たちに出会えます。オススメの時期は、美しい新緑の中夏鳥が撮影できる5月と、たくさんの可愛い冬鳥が撮影しやすい12月から3月。
5月頃から夏の間、雑木林では、ホトトギスが鳴き、サンコウチョウが過ごしています。渡りの途中のムシクイの仲間、ツツドリやカッコウとの出会いも期待できます。
夏鳥の人気者、キビタキやオオルリにも会えるでしょう。
12月から3月は冬鳥の撮影が◎。センターの西側に「野鳥のレストラン」と称して餌台が設置され、ヤマガラ、シジュウカラなどのカラ類や、ウソ、シメといった冬鳥たちが代わる代わるやってきます。
センター内から見られるのぞき穴もあるため、寒いのが苦手な方はセンター内から観察・撮影すると良いでしょう。
1年中出会える鳥の中で、撮影にオススメな野鳥はカワセミ。センター北側の川沿いや、森の中の「ヨシの湿地」などで暮らしています。
その美しさから「飛ぶ宝石」と言われるカワセミは、鮮やかなコバルトブルーの背とオレンジの腹が特徴の、ファンの多い鳥です。
水に飛び込んで、長いくちばしで魚や水生昆虫などを捕ります。お気に入りの枝にじっととまって獲物を見定めていることも多いため、出会ったらじっくり観察してみましょう。
行動パターンが読めてきたら、水中にダイブする瞬間や、枝と枝を移る瞬間など、撮りたい絵を思い描いて、何度も撮影にチャレンジしてみるのがオススメ。
背中のコバルトブルーは、構造色といわれ、光の当たり方でその鮮やかさが変化します。好きな色、背景で撮れるまで何度シャッターを押しても、飽きることはないでしょう。
仙台市内からも気軽に行ける距離でありながら、四季を通じて様々な野鳥や動植物に出会える太白山自然観察の森。
毎週日曜日に行なわれるガイドウォークに参加して、季節ごとの自然や野鳥をレクチャーしてもらうのもオススメ。
センターにはレンジャーが常駐しており、見所やオススメスポットを紹介してくれます。マップも用意されているので、森に出かける前に立ち寄ってみましょう。
野鳥撮影を始めたばかりの人でも、気軽にたくさんの野鳥の撮影にチャレンジできる森です。
撮影できる野鳥とオススメの季節
撮影は春と冬がオススメ
△:まれに見る ○:ふつう ◎:よく見る
カワセミ

ホトトギス

ベニマシコ

詳細情報
| スポット名 | 太白山自然観察の森 |
|---|---|
| 住所 | 宮城県仙台市太白区茂庭字生出森東36-63![]() |
| アクセス | 【電車・バス】JR「仙台」駅前バスプール7番のりばより宮城交通バス「大年寺西多賀経由山田自由ケ丘行」乗車「公営アパート前」下車 徒歩15分 【車】東北自動車道「仙台南I.C.」より国道285号線山田交差点経由、約15分 |
| 休園日 | 毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月28日~1月4日) |
| 営業時間 | 9:00~16:30 |
| 入場料 | 無料 |
| 駐車場 | あり |
| トイレ | あり |
| URL | http://www.sendai-park.or.jp/web/info/taihakusan/ |
台野原森林公園(仙台市)
- 撮影のしやすさ
-
※
- オススメのレンズ
-
200~300mm
- そのほか装備
-
双眼鏡、三脚
台原(だいのはら)森林公園は、地下鉄駅の目の前に広がる大規模な自然公園です。60ha(東京ドーム13個分)もの国有林は、「杜の都 緑の名所100選」にも選ばれています。
また、野生のホタルも生息する仙台市民の憩いのスポット。野鳥たちにとっても貴重なオアシスです。
訪れるオススメ時期の一つ目は、4月下旬~5月。夏鳥が次々と立ち寄っていく賑やかな季節です。園内の中央遊歩道を歩き、雑木林からの声に耳を澄ませましょう。
1年を通してここで暮らしているジジュウカラ、ヤマガラ、メジロ、コゲラ、エナガなどが、初夏の繁殖期は幼鳥を連れているため、大変賑わいます。
4月後半から5月中旬までは、キビタキ、コルリ、ムシクイなどの夏鳥コーラスを楽しめるでしょう。
二つ目のオススメの時期は11~3月。中央遊歩道の雑木林では、さきほどのカラ類の混成群に、ヒガラ、キクイタダキが加わった群れを見られることもあります。
また、公園の南西、野外音楽堂では、冬鳥の観察が可能。
マヒワ、アトリ、ツグミ、カシラダカといった冬鳥の群れ、またジョウビタキやルリビタキといった、カラフルで人気の鳥たちとの出会いが期待できます。
群れには、東北では数の少ないミヤマホオジロが混じることもあるそうです。
このように様々な野鳥に出会える公園ですが、1年を通して観察できるカルガモに注目してみましょう。
どこでも出会える最も身近なカモであるカルガモは、黒いくちばしの先が黄色い点が特徴です。
野鳥撮影の初心者でしたら、池に悠々と泳ぐため、見つけやすく撮りやすい、カモ類を対象に練習するのもオススメ。
低い位置から撮れば、生き生きとした表情がとらえられます。また、奥行きのある印象的な写真に仕上がるでしょう。
高い位置から撮る時は、水面に映りこむものによって写真の印象が変わります。
7月頃に撮影するなら、公園の北西にある大池がオススメ。7月初めに美しくスイレンの花が咲きます。
スイレンを背景に撮影すると、個性的な写真が撮影できるでしょう。
台原森林公園は、園内をゆっくり歩いても2時間あまりです。カルガモなど身近な鳥から季節の鳥まで、散策がてら出会いを楽しんでみてください。
撮影できる野鳥とオススメの季節
撮影は春と冬がオススメ
△:まれに見る ○:ふつう ◎:よく見る
カルガモ

コルリ

マヒワ

詳細情報
| スポット名 | 台野原森林公園 |
|---|---|
| 住所 | 宮城県仙台市青葉区台原森林公園![]() |
| アクセス | 【電車】仙台市営地下鉄「仙台駅」より10分「旭が丘」駅下車すぐ/仙台駅より8分「台原」駅徒歩2分 【車】東北道「仙台宮城I.C.」から仙台北環状線経由10Km、約20分 |
| 休園日 | 無休 |
| 営業時間 | 24時間 |
| 入場料 | なし |
| 駐車場 | 台原駅側入口ほか1か所(季節により利用時間が異なる) |
| トイレ | あり |
| URL | http://www.city.sendai.jp/ryokuchihozen/mesho100sen/ichiran/027.html |
伊豆沼・内沼(登米市・栗原市)
- 撮影のしやすさ
-
[review_stars4]※
- オススメのレンズ
-
~35mm、300mm、500mm
- そのほか装備
-
双眼鏡、三脚
伊豆沼・内沼は、宮城県北部、登米市と栗原市と栗原市にまたがる沼です。沼には多くの水鳥が集まり、日本最大のマガンの越冬地として有名。
日本に渡って来るマガンのうち伊豆沼・内沼で越冬するのは、8割とも、9割ともいわれています。
撮影にオススメの時期は、10月下旬から1月。一番、ガンやカモが賑やかになる季節です。
冬季の伊豆沼・内沼の鳥を満喫するには、1泊してじっくり観察・撮影するのがオススメ。
マガンのねぐら入りと早朝の飛び立ちは、伊豆沼でのハイライトとも呼ぶべき、撮影必至のシーンです。
では、具体的に1泊2日のオススメ撮影コースを紹介します。まずは、伊豆沼を観察しましょう。伊豆沼の東端から、南岸の沼沿いを西へ向かって歩いてください。
沼の周囲に数か所ある給餌場では、オオハクチョウや、オナガガモ・ホシハジロ・キンクロハジロなどが集っています。給餌場を過ぎてしばらくは、林やアシ原の鳥に出会えるはず。
オオジュリンやカシラダカの群れの中に、東北では数が少ないと言われるミヤマホオジロが混じることもあります。
そして眼前に沼が開ける場所までくると、沼には様々なカモ達が浮かんでいることでしょう。
マガモ、コガモ、カワアイサ達が、時折一斉に飛び立つときには、オジロワシが空にいることもあります。
魚を食べるイメージが強いオジロワシですが、ここではマガンやカモ類を常食しているそう。運がよければ、マガンの朝の飛び立ち前に、群れに襲いかかる姿を見られるでしょう。
そしてマガンのねぐら入りの撮影に向かいましょう。夕方には、伊豆沼の北側へ移動すると◎。
伊豆沼の場合、沼の北側や北東方向の田んぼで昼間過ごしていた数万羽のマガンが、日没の頃、一斉に頭上を越えて沼へ戻ってきます。「ねぐら入り」です。
数万羽が移動してきて、沼へ舞い降りる様子は、黒い雲が空を覆いかぶさるよう。日没時間をチェックして、30分前には着いて待機しましょう。
ねぐら入りは日の入りの20~30分後が多いですが、天気による明るさの違いで早まることもあるためです。
そして出来れば近くに宿泊し、翌朝も日の出時刻の30分前には待機しましょう。飛び立ちは日の出の20~30分前から始まります。
前日に確認したねぐら場所に行けば、ほぼ確実に目の前で飛び立ちを見られるはず。
数万羽のマガンの大群が、沼の北や北東の田んぼを目指すため、バーダーたちに向かって飛び立ち、バーダーたちを取り囲み、北の空へと姿を消していきます。
翼を広げると150cmもある数万羽のマガンが一斉に飛び立つ、鳴き声と羽音を伴う光景は、まさに壮観。環境省の音風景100選にも選ばれています。
空を覆いつくすマガンの大群の迫力をとらえるためには、望遠ではなく広角レンズがオススメ。
あらかじめ夕陽・朝陽の方角を調べておき、マガンとともに写真におさめられたら、最高に感動的な作品に仕上がるでしょう。
早朝は真っ暗なので、車のライトやフラッシュで鳥たちを驚かさないようにしましょう。
気温が氷点下になることもあり、風もかなり冷たいため、防寒対策は、万全にしてください。
撮影できる野鳥とオススメの季節
撮影は冬がオススメ
△:まれに見る ○:ふつう ◎:よく見る
マガン

オオハクチョウ

オジロワシ

詳細情報
| スポット名 | 伊豆沼・内沼 |
|---|---|
| 住所 | 宮城県登米市迫町新田伊豆崎![]() |
| アクセス | 【電車】東北新幹線「くりこま高原駅」からタクシー、レンタカー10分/東北本線「新田駅」徒歩10分 【車】東北自動車道「築舘I.C.」から約15分 |
| 休園日 | - |
| 営業時間 | - |
| 入場料 | - |
| 駐車場 | あり |
| トイレ | あり |
| URL | https://www.kurihara-kb.net/publics/index/27/ |
鳥の海(亘理郡亘理町)
- 撮影のしやすさ
-
※
- オススメのレンズ
-
500mm~
- そのほか装備
-
三脚、双眼鏡
鳥の海は、宮城県の南部、阿武隈川河口の南側に位置している、海水と淡水が混じる汽水湖です。
東西約2.3km、南北約1.2km、広大な「鳥の海」は、その名の通り、多くの水鳥が集まります。宮城県内で、シギ・チドリの観察・撮影に最も適した場所のひとつです。
鳥の海を一周することはできますが、撮影のためには南側がオススメ。北側からは逆光での撮影になるためです。
のんびりと歩きながら、または少しずつ車で移動しながら、広大な水面や干潟で鳥を探しましょう。
西側の鎧川防湖水門あたりから東へ向かうと良いでしょう。
春の干潮時には、数十羽のチュウシャクシギや、オオソリハシシギの群れが見られます。
そのまま東へ、海の方へ進み、湖の東西の中程から海の近くまで来れば、大型のシギ・チドリに加え、小型で可愛らしいシギ・チドリ類が観察できるでしょう。
秋~春(10月~4月)のハマシギ、ミユビシギ。春(4月下旬~5月)、秋(7月下旬~9月)には、メダイチドリ、キアシシギ、トウネン。
トウネンは春より秋の方が多く、数十羽の群れで入ることもあります。一年を通しているのはシロチドリです。
さらに東側に進み、海岸まで出れば、波打ち際や砂浜でシギ・チドリ類が見られます。
満潮時には、砂浜や、消波ブロックの上、また鳥の海の堤防の上で休んでいる姿も見られるでしょう。
シギ・チドリは夏羽・冬羽で大きく色が変わる種も多いため、まずはどんどん撮影しましょう。あとで図鑑と比べてみるのも楽しいものです。
潮見表で潮の満ち引きをチェックするのもオススメ。干潮時には干潟が広がり、干潟でエサを探す姿などが撮影しやすいからです。
ただ干潟が広いと鳥が散ってしまうこともあるため、満潮から潮が引いていく時刻を狙うのも良いでしょう。現れた干潟に鳥たちが飛んできます。
また、エサの多いところに集まる傾向もあるので、鳥達が集まりやすい場所をチェックしておき、干満に合わせて待ち構えておけると良いでしょう。
撮影できる野鳥とオススメの季節
撮影は春と秋がオススメ
| 鳥の名前 | 春 | 夏 | 秋 | 冬 |
|---|---|---|---|---|
| シロチドリ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| メダイチドリ | ○ | ○ | ||
| キアシシギ | ○ | ○ | ||
| トウネン | ○ | ◎ | ||
| チュウシャクシギ | ○ | ○ | ||
| オオソリハシシギ | ○ | ○ | ||
| ハマシギ | ○ | ○ | ||
| ミユビシギ | ○ | ○ |
△:まれに見る ○:ふつう ◎:よく見る
チュウシャクシギ

メダイチドリ(冬羽)

シロチドリ(夏羽)

詳細情報
| スポット名 | 鳥の海 |
|---|---|
| 住所 | 宮城県亘理郡亘理町![]() |
| アクセス | 【電車・バス】常磐線「亘理駅」からバス15分「鳥の海」停留所下車 【車】仙台東部道路「亘理I.C.」から10分 |
| 休園日 | - |
| 営業時間 | - |
| 入場料 | - |
| 駐車場 | あり |
| トイレ | あり |
| URL | https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B3%A5%E3%81%AE%E6%B5%B7 |
蔵王山頂付近(刈田郡蔵王町)
- 撮影のしやすさ
-
※
- オススメのレンズ
-
500mm~
- そのほか装備
-
双眼鏡、トレッキングシューズ
宮城県・山形県の境にまたがる蔵王連峰は、山頂付近を道路が通っています。
そのため、山頂付近までバスや車でアクセスし、尾根を歩きながら手軽に高山・亜高山帯の鳥を楽しむことができます。
広大な蔵王連峰にはバードウォッチングに適した場所も多くありますが、ここではエコーラインの刈田駐車場を起点に、刈田峠から杉ヶ峰に至る登山道を紹介します。
夏鳥たちが最もさえずる6月~7月が観察・撮影に最適。高層湿地、針葉樹林や灌木帯といった、変化に富む尾根道を歩き、大自然を楽しみながら、高山や亜高山の鳥との出会いを楽しんでくださいね。
通称エコーライン(県道白石上山線)の刈田駐車場から南東には、杉ヶ峰が望めます。
登山道入口まではエコーラインを歩きますが、右手下に針葉樹林帯が広がります。針葉樹林を好むホシガラスや、コマドリの声が聞こえてくるでしょう。
ホシガラスは「ガーッガーッ」としわがれた声で鳴きながら飛びます。
コマドリは「ヒンカラカラカラ」と美しい声で、樹高が20~30mにもなるアオモリトドマツ(オオシラビソ)の頂きでさえずることも多いのです。
そのため、この2種類は、この場所では比較的見つけやすいでしょう。
特にコマドリは見つけにくいことで有名な鳥ですが、下に広がる針葉樹林の頂きを双眼鏡でじっくり探せば見つかる可能性も上がるので、杉ヶ峰への登山道入り口までのエコーラインは撮影するのに絶好のポイントなのです。
登山道に入り進んでいきます。針葉樹林の中を下ると木道があり、湿地が広がります。
ビンズイやウソも、梢など見通しのよいところで鳴いているで見つけやすいでしょう。
灌木(2~3m以下の低い木々)の林を歩き、灌木帯のピークの前山を過ぎて下り鞍部に出ると、ルリビタキの声が聞こえてきます。ルリビタキは「フィルリルー」と朗らかにさえずるのが特徴です。
ここのルリビタキも、アオモリトドマツの頂きでさえずることも多いため、双眼鏡でじっくり探してみましょう。
尾根道は杉ヶ峰を過ぎると、下り、広い湿原地帯である芝草平に着きます。湿地の周囲にはアオモリトドマツの林が広がり、ホシガラスやヒガラ、カヤクグリの声が聞けるでしょう。
ヒガラは、街でも出会うお馴染みのシジュウカラと似て「ツピン、ツーピン」と鳴きますが、シジュウカラより高い声です。
登山道はさらに続きますが、探鳥コースはここまで。芝草平までに野鳥を十分観察できます。
ここまで観察・撮影を含めて所要時間は2時間半ほどです。芝草平まで来たら、来た道を引き返していきましょう。
手軽に高山・亜高山の鳥を楽しめるルートとはいえ、標高1,700m付近の尾根歩きの登山コースです。
山の天気は変わりやすいことと、100m標高が上がると0.65度ずつ気温が下がるため、服装・装備に注意しましょう。
また、できれば500mm以上の望遠レンズで撮影したいですが、テレコンバーターなどを利用して、少しでも持ち歩く機材の重さを抑えるのも良いでしょう。
撮影できる野鳥とオススメの季節
撮影は夏がオススメ
| 鳥の名前 | 春 | 夏 | 秋 | 冬 |
|---|---|---|---|---|
| ホシガラス | ○ | |||
| コマドリ | ○ | |||
| ビンズイ | ○ | |||
| ウソ | ○ | |||
| ルリビタキ | ○ | |||
| ヒガラ | △ | |||
| キクイタダキ | △ | |||
| メボソムシクイ | △ | |||
| カヤクグリ | △ | |||
| アカハラ | △ |
△:まれに見る ○:ふつう ◎:よく見る
ホシガラス

コマドリ

ルリビタキ

詳細情報
| スポット名 | 蔵王山頂付近 |
|---|---|
| 住所 | 宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉倉石岳国有地内(刈田峠)![]() |
| アクセス | 【電車・バス】東北新幹線「白石蔵王」駅からバス、レンタカーで1時間30分 【車】東北自動車道「白石I.C.」または「村田I.C」から車で1時間20分 |
| 休園日 | - |
| 営業時間 | - |
| 入場料 | - |
| 駐車場 | あり |
| トイレ | あり |
| URL | https://yamap.com/model-courses/10257 |
まとめ

宮城県のオススメ野鳥撮影スポット5ヶ所を紹介しました。宮城県には、日本最大のマガンの越冬地があります。
海岸近くには、干潟の鳥に出会える汽水湖もあります。多様な野鳥に出会える宮城県。
本記事で紹介したオススメのレンズや撮影しやすい季節をもとに、お目当ての野鳥の撮影に出掛けてみてください。



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