岐阜県でオススメの野鳥撮影スポット5選!観察できる種類と季節も解説

  • 2022.02.28
  • 2024.12.20
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岐阜県は、日本列島のほぼ中央に位置した内陸県です。

海抜0メートル地帯の木曽三川や濃尾平野から3,000m級の飛騨山脈まで、一つの県の中に日本でも有数の高度差があるため、様々な自然環境に恵まれています。

また、緑豊かな自然が、市街地の近くにある点も岐阜県の特徴。県庁所在地である岐阜市には、未だに山の9割が天然林である金華山(きんかざん)という野鳥撮影スポットがあります。

サシバやハチクマなど、猛禽類の渡りが見られるスポットとして有名です。

この記事では、初めての方でも撮影しやすい岐阜県の野鳥撮影スポットを紹介します。

例えば、ギネスに乗るほどのスピードで滑空するハリオアマツバメを撮影できる場所や、手乗りのヤマガラの近距離撮影ができる場所など。

「ここではこの鳥を、こうやって撮影できる!」という、定番のスポットを中心に厳選しました。それぞれの撮影に適したレンズや季節も併せて紹介しています。

この記事を参考に、ぜひ岐阜県での野鳥撮影にチャレンジしてみください。

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岐阜県でオススメの野鳥撮影スポットマップ

このアイコンをタップすると、撮影スポット情報が表示されます。各撮影スポット情報にあるYoutube動画では、各スポットの景色や撮影風景を確認できます。

左の地図にある上記のアイコンをクリックすると、撮影スポット情報が表示されます。各撮影スポット情報の上部にあるYouTube動画では、各スポットの景色や撮影風景を確認できます。

岐阜県で撮影できる野鳥

ハイタカ 枝

撮影できる野鳥一覧

サシバ/ハチクマ/ノスリ/チゴハヤブサ/ツミ/ハイタカ/ヒヨドリ/アオバト/ツグミ/カワセミ/オシドリ/シジュウカラ/カヤクグリ/ヤマガラ/クロジ/ミヤマホオジロ/オオルリ/ジョウビタキ/ハリオアマツバメ/カルガモ/ノジコ/アオジ/コサメビタキ/カケス/コムクドリ/ヒガラ/オオアカゲラ/マミチャジナイ/ウグイス/ミソサザイ/カワガラス/キビタキ/ルリビタキ/メボソムシクイ/コマドリ/マミジロ

各スポットで撮影できる主な野鳥

金華山展望台サシバ/ハチクマ/ノスリ/チゴハヤブサ/ツミ/ハイタカ/ヒヨドリ/アオバト/ツグミ
松尾池カワセミ/オシドリ/シジュウカラ/カヤクグリ/ヤマガラ/クロジ/ミヤマホオジロ/オオルリ/ジョウビタキ
ひるがの高原ハリオアマツバメ/カルガモ/ノジコ/ノスリ/ハチクマ/アオジ/コサメビタキ/カケス/コムクドリ
平湯自然探勝路シジュウカラ/ヒガラ/カケス/オオアカゲラ/ツグミ/マミチャジナイ/ウグイス/ミソサザイ/カワガラス
濁河温泉周辺キビタキ/オオルリ/ルリビタキ/メボソムシクイ/コマドリ/マミジロ/サシバ/ハチクマ/ノスリ

>>各野鳥の特徴や生態を知りたい方は《GOOPASS野鳥図鑑》をチェック

岐阜県でオススメの野鳥撮影スポット5選

金華山展望台(岐阜市/槻谷)

撮影のしやすさ
オススメのレンズ
400~600mm
そのほか装備
-

※撮影のしやすさとは…野鳥との出会いやすさ、近づいて撮影しやすいか、野鳥の多さ、アクセスの良さを総合的に評価したものです。5段階評価としています。

岐阜市の中心部に位置する標高329mの金華山(きんかざん)。山の9割を天然林が占めており、現在は特別鳥獣保護区に指定されています。

豊かな原生林を求めて、多くの野鳥が集まるスポットです。

金華山は市街地にあるにもかかわらず、タカの渡りが見られる場所として有名。9月から10月にかけて、サシバ、ハチクマ、ノスリなどの渡りを、見晴らしの良い展望台からはっきりと確認できます。

大きな翼を左右に広げて旋回する瞬間は、タカ撮影の醍醐味。凛々しく迫力のある写真を撮ることができます。

観光客も多い場所なので、三脚は使わないようにしましょう。手持ち撮影がしやすい400mm~600mm程度の望遠レンズで、低い位置を飛ぶタカを狙います。

渡りをするタカは朝早い時間に、低い場所を旋回することが多いので、撮影は早朝がオススメ。気温が上がってくると、群れで上昇気流に乗る「タカ柱」の撮影も可能です。

見晴らしの良い展望台からは、カケスやヒヨドリなどの小鳥が群れで渡るところを、市街地をバックに撮影ができます。背景がぼけ過ぎないよう、建物がわかる程度にF値を絞って撮影しましょう。

撮影できる野鳥とオススメの季節

撮影は秋がオススメ

鳥の名前
サシバ
ハチクマ
ノスリ
チゴハヤブサ
ツミ
ハイタカ
ヒヨドリ
アオバト
ツグミ

>>各野鳥の生態や特徴を知りたい方は《野鳥図鑑》をチェック

△:まれに見る ○:ふつう ◎:よく見る

サシバ

サシバ 飛翔

ハチクマ

ハチクマ 枝

チコハヤブサ

チゴハヤブサ 空中 2羽

詳細情報

スポット名金華山展望台
住所〒500-0000 岐阜県岐阜市槻谷3
アクセス【車】東海北陸自動車「道岐阜各務原I.C」から約23分
【バス】名鉄「岐阜駅」から「長良橋方面行き」バス約15分
【ロープウェー】ぎふ金華山ロープウェー「山頂駅」下車徒歩約8分
休園日なし
営業時間7:00~21:00
入場料無料
駐車場あり(無料)
トイレあり
URLhttps://www.city.gifu.lg.jp/kankoubunka/kankou/1013265/index.html

松尾池(岐阜市/長良)

撮影のしやすさ
オススメのレンズ
24mm、400mm
そのほか装備
三脚、ヒマワリの種

松尾池(まつおいけ)は、かんがい用貯水池として明治18年に整備されました。

岐阜市最高峰である百々ヶ峰(とどがみね)の入り口で、山に囲まれた静かな池は、カワセミやマガモなど多くの野鳥が集まるスポットです。10月中旬から4月頃にかけて、毎年20羽近くのオシドリが訪れて池を彩ります。

初心者の方にぜひチャレンジしてほしいのが、ヤマガラの手乗り撮影です。松尾池のヤマガラはいつも人に餌をもらっているので、手に餌をのせて広げていると、手に止まって食べてくれます。

手の上のコロコロと太ったヤマガラを、24mm程度の広角レンズで撮影してみましょう。驚かさないように、カメラは無音撮影に設定します。

手乗り撮影は、木の実が少なくなる秋から冬がオススメです。ヤマガラはヒマワリの種が好物なので、忘れずにご持参ください。

松尾池では、カワセミが魚を捕食するシーンを撮影することも可能です。カワセミは、枝や岩から池に飛び込んで魚を咥えて戻ってくるのですが、高速で池に飛び込む姿はとても躍動感があります。

ただし、それはほんの一瞬のこと。レンズを三脚に据えてその瞬間を待ち、動き出したら高速連写で狙います。

カワセミ撮影には焦点距離600mm程度のレンズが一般的ですが、慣れるまでは400mmほどの少し広めのレンズを使うと◎。まずは、画角に収めることを最優先するのがオススメです。

ブレの無い姿を写すために、シャッタースピードは1/4000秒以上に設定します。ISO値が上がり過ぎないように、明るい場所にいる個体を狙いましょう。

撮影できる野鳥とオススメの季節

撮影は冬がオススメ

鳥の名前
カワセミ
オシドリ
シジュウカラ
カヤクグリ
ヤマガラ
クロジ
ミヤマホオジロ
オオルリ
ジョウビタキ

>>各野鳥の生態や特徴を知りたい方は《野鳥図鑑》をチェック

△:まれに見る ○:ふつう ◎:よく見る

カワセミ

カワセミ 池 飛び込み

ヤマガラ

ヤマガラ 手乗り

オシドリ

オシドリ 水上

詳細情報

スポット名松尾池
住所〒502-0071 岐阜県岐阜市長良895
アクセス【バス】岐阜バス加納団地線「中川原」下車徒歩15分
【車】東海北陸自動車道「関I.C」から約20分
休園日なし
営業時間24時間
入場料無料
駐車場池周辺に駐車可能 ※公式の駐車場はなし
トイレあり
URLhttps://www.gifucvb.or.jp/sightseeing/detail_kankou.php?eid=00018

ひるがの高原(郡上市/高鷲町)

撮影のしやすさ
オススメのレンズ
400mm
そのほか装備
-

ひるがの高原は、岐阜県のほぼ中央に位置する周囲約4㎢(東京ドーム約45個分)、標高約900mの高原です。清流長良川の源流に位置し、広葉樹の林や湿原、牧草地など豊かな自然に恵まれています。

そのため、「どこにいても野鳥に出会える」といわれるほど、野鳥が多い、撮影に最適なスポットです。

多くの野鳥が集まるひるがの高原ですが、最もオススメしたいのが夏鳥のハリオアマツバメ。ハリオアマツバメは体長が約21cm、羽を広げた幅は50cmもなるアマツバメ目の鳥です。

ハリオアマツバメの最大の特徴は飛行スピード。最高時速約170kmという記録を持っており、水平飛行では世界最速の鳥としてギネスにも認定されています。

人間をあまり気にせずに、風切り音を立てながら人の顔の近くを通り過ぎることもあるほどです。

ハリオアマツバメのようにスピードのある鳥の撮影では、400mm程度の小回りの利くレンズがオススメ。

スピードに負けないようにカメラで追いかけてフレームの中央にその姿を収め続けながら、シャッタースピードを上げて高速連写で狙いましょう。

池の水を飲むために、飛翔しながら口を大きく開けた瞬間がシャッターチャンスです。

逆にシャッタースピードを落として、滑空する姿を「流し撮り」するのも◎。スピード感あふれる一枚が撮影できますよ。

撮影できる野鳥とオススメの季節

撮影は春・夏がオススメ

鳥の名前
ハリオアマツバメ
カルガモ
ノジコ
ノスリ
ハチクマ
アオジ
コサメビタキ
カケス
コムクドリ

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△:まれに見る ○:ふつう ◎:よく見る

ハリオアマツバメ

ハリオアマツバメ 水上 飛翔

ハチクマ

ハチクイ 顔

アオジ

アオジ 枝

詳細情報

スポット名ひるがの高原
住所〒501-5301 岐阜県郡上市高鷲町ひるがの4671
アクセス【バス】白鳥交通定期路線バス「ひるがの高原バス停」下車
【車】東海北陸道「ひるがのSAスマートI.C」から5分
東海北陸自動車道「高鷲I.C」から約15分
東海北陸自動車道「荘川I.C」から約20分
休園日なし
営業時間24時間
入場料無料
駐車場あり
トイレあり
URLhttps://gujotakasu.com/hirugano/

平湯自然探勝路(高山市/奥飛騨)

撮影のしやすさ
オススメのレンズ
400mm、500mm
そのほか装備
-

奥飛騨、中部山岳国立公園にある平湯温泉。この平湯温泉のそばに、約2kmに渡って原生林が続く平湯自然探勝路(ひらゆしぜんたんしょうろ)があります。

探索コースも整備されているので、自然観察や森林浴を楽しみながら、野鳥撮影ができるスポットです。

4月頃~7月頃にはシジュウカラ、ヒガラなどのカラ類のほか、カケスやアオゲラなどのキツツキ類など多くの種類の野鳥の撮影ができます。

さらにオススメしたいのが秋の撮影。山に初雪の降る11月頃からは木の葉が落ちて枝の小鳥も見つけやすくなるため、他の時期に比べて撮影がしやすくなります。

探勝路は1時間もあれば周れるような長さです。

オオアカゲラなどのドラミング(木をくちばしで突いて音を出すことで、縄張りを誇示すること)やツグミの「ジジッジジッ」、マミチャジナイの「ツィー」「キョッ」などの地鳴りに耳を澄ませて、

500mm程度の手持ち撮影でフットワーク軽く撮影するのがオススメです。

撮影できる野鳥とオススメの季節

撮影は秋がオススメ

鳥の名前
シジュウカラ
ヒガラ
カケス
オオアカゲラ
ツグミ
マミチャジナイ
ウグイス
ミソサザイ
カワガラス

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△:まれに見る ○:ふつう ◎:よく見る

シジュウカラ

シジュウカラ 枝

オオアカゲラ

オオアカゲラ ドラミング

マミチャジナイ

マミチャジナイ 枝

詳細情報

スポット名平湯自然探勝路
住所〒506-1433 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯
アクセス【車】長野自動車道「松本I.C」から約45分
【電車】JR高山駅から路線バス「平湯バスターミナル」下車
休園日なし
営業時間24時間
入場料無料
駐車場あり(無料)
トイレあり
URLhttps://hidasanmyaku-gifu.jp/investigate/spot/hirayu-nature-trail/

濁河温泉周辺(下呂市/小坂町)

撮影のしやすさ
オススメのレンズ
600mm〜800mm
そのほか装備
三脚、防寒着

霊峰・御嶽山(みたけやま)の7合目にある濁河温泉(にごりごおんせん)。飛騨側の登山口として知られ、標高1,800mという日本でも有数の高所にある温泉地です。

周囲には亜高山性の原生林が広がっており、キビタキ、オオルリ、ルリビタキなどの野鳥に出会うことができます。

濁河温泉から御嶽山を登るとさらに標高が高くなって、メボソムシクイやコマドリ、マミジロなどの姿が見られます。

シラカバ林の白い木々の中に黒くたたずむマミジロを撮影すれば、幻想的な一枚に仕上がるはず。撮影にオススメの時期は6月頃です。

また、9月中旬頃の濁河温泉周辺ではサシバやハチクマ、ノスリの渡りを観察できます。

空を見上げるだけでなく、乗鞍岳(のりくらだけ)や継子岳(ままこだけ)を背景にして飛ぶ雄大な姿は、他の場所の渡りではなかなか出会えないシャッターチャンス。

濁河温泉は、高所のため、朝晩の冷え込みが厳しい場所です。くれぐれも寒さ対策は忘れないでください。

撮影の際は、600mmから800mmの望遠レンズを三脚に立てて、静かに野鳥の出現を待ちましょう。

撮影できる野鳥とオススメの季節

撮影は秋がオススメ

鳥の名前
キビタキ
オオルリ
ルリビタキ
メボソムシクイ
コマドリ
マミジロ
サシバ
ハチクマ
ノスリ

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△:まれに見る ○:ふつう ◎:よく見る

キビタキ

キビタキ 枝

メボソムシクイ

メボソムシクイ 枝

コマドリ

コマドリ

詳細情報

スポット名濁河温泉周辺
住所〒509-3111 岐阜県下呂市小坂町落合
アクセス【車】東海北陸道経由中部縦貫道「高山I.C 」から約1時間30分
東海環状線「富加I.C」から 約2時間40分
中央自動車道「伊那I.C」から約2時間
休園日なし
営業時間24時間
入場料無料
駐車場あり(無料)
トイレあり
URLhttps://www.city.gero.lg.jp/site/kanko/1198.html

まとめ

コムクドリ 枝 桜

岐阜県のオススメ野鳥撮影スポット5ヶ所を紹介しました。

岐阜県は多彩な自然環境に恵まれているため、そのスポットならではの撮影を楽しめます。同じタカの渡りでも、スポットによって狙いたい写真が異なるはず。

また、高速で滑空するハリオアマツバメをスポーツ写真のように撮影したり、ヤマガラが手に乗るほのぼのとした写真を撮影したりと、様々な楽しみ方が可能です。

スポットごとに紹介しているオススメの撮影方法を参考に、お目当ての野鳥撮影に出掛けてみてください。

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GOOPASS ANIMAL MAGAZINE編集部 木村

こころに残る"トキ"のサブスク・GOOPASSを展開するGOOPASS株式会社の編集ライター。自社Webメディア『GOOPASS ANIMAL MAGAZINE』の編集スタッフとして、記事制作などを担当する。カメラを使い始めたのは2020年から。愛犬2頭を美しい景色の中で撮影するのが好き。使用カメラは、Canon EOS R6。

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