しとしと雨が続いたかと思えば、梅雨の晴れ間に真夏を感じる7月。天気が不安定で、撮影に出るのをためらってしまう人もいるのではないでしょうか。

でも、7月には、晴れの日以外でも魅力的に写る被写体がたくさんあるんです。「7月にはどんな写真が撮れるのだろう?」という方に向けて、今回は7月ならではの被写体や撮影イベントをご紹介します。今しか撮れない旬の写真を、ぜひ楽しんでみてください。

購入する前にレンタルで試すこともできます。

GOOPASS(グーパス)では、1日あたり100円〜でレンタル可能!

機材選びに迷ったら、無料会員登録後、無料の機材相談もできます。
チャットやオンライン通話で、専門スタッフが最適な機材を提案します。


7月の撮影にオススメな被写体10選

出典:写真AC

7月の撮影にオススメな被写体10選をご紹介します。

普段何気なく目にしている身近なものから、天候・時間帯など特定の状況下でのみ触れられる非日常的なものまで、さまざまなラインナップをご用意しました。

1.雨

出典:写真AC

雨の撮影にオススメな機材
  • カメラ:防塵防滴仕様の一眼レフまたはミラーレス一眼カメラ
  • レンズ:150mmの望遠レンズ

まず最初に紹介するのは、雨です。

7月といえば、梅雨のまっただ中。しずくのついた草木、カエルやカタツムリ、雨の軌跡や水たまりのリフレクションなど、梅雨を感じさせる被写体が身近にあふれています。庭や近所の公園など、身近なところでの撮影ができる点も嬉しいポイント。

カメラは雨や湿気に弱いため、梅雨時は撮影を控える方もいるかもしれません。しかし、防滴の機材を選んだり、防水対策を施したりすれば雨の日も撮影日和に早変わり。ビニール袋やシャワーキャップなど、身近なアイテムで防水グッズを作ることができます。

雨の撮影にオススメの機材は、無色で小さな雨粒でも大きく切り取れる望遠レンズです。150mm以上のレンズであれば、雫をクローズアップするだけでなく、降っている雨の軌跡も撮影できるでしょう。

また、レンズに合わせて、カメラは防塵防滴仕様の一眼レフ・ミラーレス一眼カメラをセレクトするのが吉です。

2.蛍(ほたる)

出典:写真AC

蛍(ほたる)の撮影にオススメな機材
  • カメラ:高感度耐性のある一眼レフまたはミラーレス一眼カメラ
  • レンズ:焦点距離30〜50mmの標準レンズ

一般的に「旬は6月」といわれる螢(ほたる)ですが、地域によっては7月でも確認できます。

螢は雨上がりや、風のない曇りの日など、晴天ではない方が発生率の高い生き物です。そのため、天気がすぐれない梅雨時に最適な被写体といえるでしょう。

螢の撮影には1600~3200ほどのISO値が必要なので、高感度耐性のあるカメラと、大口径の明るいレンズが適しています。ホタルの光を多く入れつつ、1つ1つの光をダイナミックに切り取るには、30mm~50mmの焦点距離を持つ標準レンズがオススメです。

また、それに合わせて、ボディには高感度耐性のある一眼レフ・ミラーレス一眼カメラを選びましょう。

作品を作るうえではコンポジット(複数の写真を合成して1枚の写真にする手法)の技術が求められますが、覚えてしまえば意外と簡単。目で見た風景をより幻想的に仕上げられるのが、螢撮影の醍醐味です。

撮影スポットのルールを守り、今が旬の被写体を楽しんでみてください。

国内でほたるを撮影できる主なスポット

▼蛍(ほたる)撮影の詳細はコチラの記事をチェック

【全国】蛍(ほたる)が撮影できるスポット5選! | GOOPASS TRAVEL MAGAZINE
【全国】蛍(ほたる)が撮影できるスポット5選! | GOOPASS TRAVEL MAGAZINE

初夏の風物詩の一つ『蛍(ほたる)』。真っ暗な空間に無数の光を放つ蛍が舞う光景は、一度は目にしたいものです。そして、幻想的な蛍の姿を見るだけではなく、写真に収めて...

GOOPASS TRAVEL MAGAZINE

3.紫陽花(あじさい)

出典:写真AC

紫陽花(あじさい)の撮影にオススメな機材
  • カメラ:マクロレンズが装着可能なミラーレス一眼カメラ
  • レンズ:マクロレンズ、広角〜標準ズームレンズ

梅雨を代表する花・紫陽花(あじさい)。寺院・仏閣や道端に植えられているほか、家庭でも栽培される身近な花です。

雨や曇りの方が梅雨らしくしっとりとした写真に仕上がるので、どんよりした天気でも積極的に撮影をしてみましょう。

色や形がさまざまで、1輪でも鮮やかな写真になるあじさいはお家撮影にぴったり。自宅で撮影を楽しむ際は、周囲を気にせず三脚を立てられるので、マクロレンズがオススメです。ボディには、マクロレンズを装着できる一眼レフ・ミラーレス一眼カメラを選んでください。


また、あじさい寺などに撮影に行く際は、境内が広く傾斜があるスポットが多いため、軽量なミラーレス一眼カメラが役立つでしょう。

そして、せっかくなら撮った場所がわかるような風景写真も欲しいもの。クローズアップ撮影と風景撮影もカバーできる広角〜標準ズームレンズが便利です。

国内であじさいを撮影できる主なスポット

4.蓮(はす)・睡蓮

出典:写真AC

蓮(はす)・睡蓮の撮影にオススメな機材
  • カメラ:手ぶれ補正機能が搭載された一眼レフまたはミラーレス一眼カメラ
  • レンズ:望遠端が300mm以上のズームレンズ

あじさいと並んで梅雨時に撮影できる花が、蓮(ハス)・睡蓮です。

水面から茎が伸びて花をつける蓮と、水面に浮かぶように花が咲く睡蓮。蓮は仏様の座る場所として登場するため、お寺で多く見られる花です。

池に咲く蓮や睡蓮は近寄れない場合があるため、レンズは標準から望遠までをカバーするズームレンズがオススメ。マクロ撮影のように大きく花を写したい方は、300mm以上の望遠レンズを使用してみましょう。

レンズを装着するカメラには、(望遠レンズは手振れが発生しやすいため、三脚を立てられない場合は)手振れ補正機能が搭載された一眼レフ・ミラーレス一眼カメラが◎です。

また、広い池を撮影する場合は、広角端などで「やや引き」で撮影するのも一興。一面に敷き詰められた蓮や睡蓮景色を入れて奥行感を出せれば、マンネリ写真から脱却できるはずです。

蓮や睡蓮は、ともに早朝から午前中に花を開いて見頃を迎えます。早起きをして、涼しい時間に撮影へ向かいましょう。

国内で蓮・睡蓮を撮影できる主なスポット

5.ラベンダー

出典:写真AC

ラベンダーの撮影にオススメな機材
  • カメラ:可動式(バリアングル、チルト式など)の液晶モニターが搭載された一眼レフまたはミラーレス一眼カメラ
  • レンズ:焦点距離20mm前後の広角レンズ

薄紫色の花を咲かせ、爽やかな香りを漂わせる初夏の花・ラベンダー。一面に咲き誇るラベンダー畑は、暑い夏でも清涼さを感じさせてくれます。

茎の緑と花とのコントラストがはっきりしており、群生をしていない場所でも十分メリハリのある写真を撮ることができるでしょう

広々としたラベンダー畑の全景を写すには、焦点距離20mm前後の超広角~広角レンズが最適。一方で柔らかな雰囲気になる接写も魅力的なので、レンズは高倍率ズームレンズをオススメします。開放値の低いレンズを選ぶと、よりふんわりした描写ができるでしょう。

ラベンダーは背の低い花であるため、ローアングルでの撮影はチルト式やバリアングルなど可動式の液晶モニターが搭載された一眼レフ・ミラーレス一眼カメラが便利です。

国内でラベンダーを撮影できる主なスポット

6.向日葵(ひまわり)

出典:写真AC

向日葵(ひまわり)の撮影にオススメな機材
  • カメラ:可動式(バリアングル、チルト式など)の液晶モニターが搭載された一眼レフまたはミラーレス一眼カメラ
  • レンズ:望遠端が200mm以下の望遠ズームレンズ

夏の花といえば、真っ先に向日葵(ひまわり)を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。梅雨が明けるタイミングで、太陽に似た花が夏の眩しさを引き立てます。

向日葵を撮影するなら、空が澄んでいる晴れた午前中がねらい目。7月の下旬からは晴天日が増えてくるため、撮影しやすくなります。

また、一面に向日葵が敷き詰められた”ひまわり畑”に行く場合は、200mm以下の望遠ズームレンズがオススメ。望遠レンズ特有の圧縮効果を利用することで、画面いっぱいに向日葵で埋め尽くされた、密な写真が撮影できます。

その他、バリアングル・チルト式など、背面液晶モニターが可動する一眼レフ・ミラーレス一眼カメラも有効。ハイアングルからライブビュー撮影を行なうことで、果てなく奥行きのある写真を収めることが可能です。

アングルや画角を変えるだけで、印象はガラッと変わります。自分なりの一工夫を加えて、色々と試しながら撮影に挑んでみてください。

国内でひまわりを撮影できる主なスポット

▼全国のひまわり撮影スポット詳細はコチラをチェック

7.水族館

出典:写真AC

水族館の撮影にオススメな機材
  • カメラ:高感度耐性のあるフルサイズセンサーを搭載した一眼レフまたはミラーレス一眼カメラ
  • レンズ:大口径の明るい単焦点レンズ

一年を通して運営している水族館ですが、夏場は”涼”を感じさせてくれること間違いなし。梅雨時など雨の日に撮影できる点も魅力です。

ただし、水族館内は暗い場所が多く、激しく動く被写体が多いため、撮影難易度は少々高め。そこでオススメしたいのが、高感度耐性のあるフルサイズ機と、明るい大口径単焦点レンズのセットです。ISO感度を上げ、F値を開放してシャッタースピードを速くすることで、ブレの少ない明るい写真が撮影できます。

荷物に余裕がある場合は、画角調整のしやすい標準ズームレンズも持っていくと、ショーや大きな水槽の生物にも対応することが可能です。

▼水族館の撮影方法はコチラをチェック

水族館で上手に写真を撮影するコツ!カメラの設定から構図、レンズまで徹底解説 | GOOPASS ANIMAL MAGAZINE
水族館で上手に写真を撮影するコツ!カメラの設定から構図、レンズまで徹底解説 | GOOPASS ANIMAL MAGAZINE

水族館での撮影にオススメのカメラ機材や撮影のコツ、カメラの設定を紹介している記事です。本記事を参考にすれば、魚やイルカを綺麗に撮れるだけでなく、可愛らしさやコミ...

GOOPASS ANIMAL MAGAZINE

国内で水族館を撮影できる主なスポット

8.天の川

出典:写真AC

天の川の撮影にオススメな機材
  • カメラ:高感度耐性のある一眼レフまたはミラーレス一眼カメラ
  • レンズ:F2.8以下の明るい広角レンズまたは標準レンズ

天の川といえば、7月7日の七夕。七夕当日は曇り空になってしまう年が多いものの、梅雨が明けるといよいよ天体観測の季節がやってきます。

天の川は1年中観測できるといわれていますが、その中でも夏場は1年の中で最も濃い天の川が見られる季節。暗くなる頃にはすでに天の川が頭上にあるため、一晩中撮影が可能です。

天の川を撮影する際は、高感度耐性のあるカメラと、F2.8以下の明るいレンズを用意しましょう。天の川が見られる場所は光源が少ないため、ISO値6400以上で撮影するケースを想定しておいてください。

レンズは、「全体を写すなら広角レンズ、ダイナミックに切り取るならば標準レンズ」のように、お好みで使い分けるのがオススメ。画角によって写真の雰囲気がガラリと変わるので、お気に入りの構図を見つけてみてください。

国内で天の川を撮影できる主なスポット

9.海

出典:写真AC

海の撮影にオススメな機材
  • カメラ:防塵防滴仕様のカメラ(コンデジ、アクションカメラ、一眼レフ、ミラーレス一眼カメラ)
  • レンズ:防塵防滴仕様の広角レンズ

海開きも行なわれ、7月はより海が身近な存在になる季節。海は、さまざまな表情を撮影できる魅力的な被写体です。白い砂浜と青い海、といった定番なシーンはもちろん、朝焼けやサンセットと合わせると昼間とは印象の違う写真になるはずです

海の撮影にオススメのレンズは、広角レンズ。超広角~広角レンズを用いると、広い海と空の両方を入れたよりダイナミックで幻想的な写真に仕上がるでしょう。

ただし、海沿いは塩害が激しく、砂塵や水などカメラが苦手とするものにあふれているため、レンズ交換はできるだけ控えるのが吉。場合によっては、一眼レフより堅牢な(広角レンズが搭載された)コンパクトデジタルカメラ(通称:コンデジ)やアクションカメラを使用するのも手です

GoProを使った動画撮影や水中撮影など、一風変わった撮影に挑戦してみるのも思い出になりますね。水中撮影に興味がある方はコチラ↓↓の記事を参考にしてみてください。

国内で海を撮影できる主なスポット

10.花火

出典:写真AC

花火の撮影にオススメな機材
  • カメラ:バルブ機能の搭載された一眼レフまたはミラーレス一眼カメラ
  • レンズ:広角レンズ、高倍率ズームレンズ
  • その他アクセサリー:レリーズ、三脚

夏を代表する被写体、花火。7月になると各地で花火大会が開催されます。暗所で強い光を放つため、撮影にはややテクニックが必要な被写体でもあります。しかし、シャッタースピードをはじめとした設定を適切にすれば、実際に見た空より鮮やかな1枚を残すことが可能です

打ち上げ花火をより綺麗に撮影するためには、シャッターの開閉を自分でコントロールして露光調整をしなくてはいけません。そのため、機材はバルブ機能が付いている一眼レフ・ミラーレス一眼カメラを選び、レリーズと三脚も用意しましょう。風景を入れたり、大輪花火の全体像を写したい場合は広角レンズがオススメ。

一方で、距離のある場所から花火を大きく切り取る場合は、画角が変えられる高倍率ズームレンズを選択しましょう。慌ただしい花火大会の最中に、レンズ交換をする手間が省けます。

また、手持ち花火も大輪花火にはない趣があるので、家や公園で撮影してみても面白いですね。
打ち上げ花火・手持ち花火の細かい撮影方法については、下記の記事をご参照ください。

国内で花火を撮影できる主なスポット

7月の撮影イベント

出典:写真AC

1.バックムーン

月ごとに名称が変わる満月。

7月の満月は、雄鹿のツノが生え変わることにちなんで、「バックムーン(Buck Moon=男鹿月)」と呼ばれています。高く昇る太陽とは反対に、夏の月は冬よりも高度の低い場所で輝くのが特徴です。また、大気も湿気を含んでいるため、6月のストロベリームーンほどではありませんが、やや赤みをおびた月が楽しめます。


月の写真は、一眼カメラはもちろん、100mm以上の焦点距離があればコンパクトデジタルカメラ(コンデジ)でも撮影可能。家のベランダから簡単に撮れるので、満月の日には月撮影に挑戦してみてはいかがでしょうか。

2023年7月3日(月)は、バックムーンを撮影しよう!

2.東京タワー天の川イルミネーション

時期によりさまざまなイルミネーションが見られる東京タワー。夏には、七夕をテーマに「天の川イルミネーション」がメインデッキを彩ります。本物の天の川は見られない都会の中心でも、清涼感のある星空が味わえるはず!?

公式サイト:https://www.tokyotower.co.jp/

3.花火大会

7月になると各地で開催される花火大会。夜空一面に咲き誇る大輪は、ぜひとも撮影しておきたい夏の風物詩ですね。

三脚が必須で露光調節が難しい被写体ですが、ポイントを押さえればさまざまな種類の花火撮影に応用が利きます。マナーを守りながら、工夫を凝らしてオリジナリティのある写真を撮影してみてください。

※大会は中止や、内容が変更になる場合があります

まとめ

出典:写真AC

今回は7月にオススメな被写体と撮影イベントをご紹介しました。

天候がすぐれなくとも、視点を変えてみると毎日が撮影日和といっても過言ではありません。そして梅雨が明けたら夏本番。熱中症に気をつけながら、暑さを忘れるくらい撮影に夢中になってみてはいかがでしょうか。

また、学生さんは夏休みが始まる時期です。カメラを趣味にしている方は、この機会に積極的に撮影を楽しみ、思い出を写真で残してくださいね。