写真を趣味にしている人の中には、被写体のマンネリ化に悩んでいる人も多いのではないでしょうか?

一つの被写体を撮り続けるという極め方ももちろんありますが、色んな写真を撮ることは撮影技術の向上にも一役買ってくれるので、普段の撮影もレベルアップさせてくれます。

そこでこの記事では、色んな写真を撮ってみたい方に向けて、月ごとのおすすめの被写体を厳選。ぜひ撮影へお出かけする際の参考にしてみてください。

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目次

被写体とは?

被写体とは撮影の対象物を指す言葉です。

基本的には撮影のメインとなる対象物のことを指しますが、「紅葉と神社仏閣」「桜と鳥」などのように、場合によっては複数の被写体が存在する写真もあります。

被写体には人や風景、草花、山、建物、乗り物などさまざまなものがあります。

1月の撮影におすすめな被写体

①初日の出

1月といえば新しい年が始まる月です。その年で一番最初に拝める日の出は、是非写真に収めておきたいですよね。

日の出を撮影する場合は、まず太陽と景色どちらをメインに撮影するかを決めるのがポイント。

太陽を大きく写す場合は100mm以上の望遠レンズ、風景も一緒に撮影する場合は50mm以下の広角〜標準レンズを選びましょう。

白トビや黒つぶれを回避するために、レンズに入る光を調整してくれるNDフィルターを使用するのもおすすめです。

②雪景色

寒さで撮影に出かけるのが億劫な時こそ、雪景色を被写体にしてみるのはいかがでしょうか?スキーやスノーボードのレジャーと兼ねて降雪地帯へ旅行するのもいいですよね。

真っ白な雪に覆われた街や山の風景写真は、普段ではあまり撮れないような幻想的な仕上がりに。

降っている雪をぼかして撮影したい場合は、F値の小さいレンズを使用するのがおすすめです。

③蝋梅(ろうばい)

1月はお正月のイベントがあるものの、あまり花のイメージはありませんよね。

蝋梅(ろうばい)は12月初旬から春にかけて見ごろを迎える、黄色い花を咲かせる植物です。

木全体を移すのではなく、メインの花を決めてフォーカスし、背景をぼかすようにするのが撮影のコツ。

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2月の撮影におすすめな被写体

①梅

1月中旬から3月下旬までが見ごろの梅。春の訪れを予感させてくれる、人気の高い花木です。

茨城県の偕楽園など国内に名所が比較的多く、色んな名所の梅を被写体にして撮影してみるのもおすすめです。

梅の木が密集している場所であれば広角レンズを使用し、近くの建物などを取り込んで撮影。

ボケをつくりたい場合は大口径の単焦点レンズを使用して撮影しましょう。

②白鳥

冬の風物詩である白鳥は1月下旬ごろ日本に飛来し、2〜3月ごろまで湖や沼地に留まる水鳥です。

日本には主に、オオハクチョウ・コハクチョウ・コブハクチョウの3種がやって来ますが、地域により飛来する白鳥は異なるので、撮影したい白鳥がどこにやってくるのか事前に調べておきましょう。

新潟県の瓢湖や福島県の猪苗代湖などの名所では、数千羽の白鳥が一斉に会する貴重な場面を撮影することができます。

③早朝の天の川

天の川は7月7日、七夕のイメージが強いですが、実は2月でも撮影可能です。

2月の天の川は早朝4時頃から東の空に現れるため、朝焼けと一緒に撮影することができます。

昇りはじめの天の川と朝焼けを写真に収められるのは一年でも2月(晩冬)だけなので、天体撮影にチャレンジしたい人はぜひ被写体の候補に入れてみてください。

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3月の撮影におすすめな被写体

①桃・花桃

一見桜と似ていますが、桜よりも濃いピンク色がかわいらしい桃の花。

花桃は3月下旬〜4月上旬が開花期で、並木状に植えられている名所が多いことが特徴です。

絞りの小さいレンズを選んで、花にフォーカスして撮影するのはもちろん、周囲の風景も取り込んで、並木状の花桃全体を撮影しても◎。

②メジロ

花が徐々に芽吹き始める3月は、春を代表する野鳥・メジロを撮影する絶好のシーズンでもあります。

花の蜜が大好物なので、運が良ければ桃や梅、桜の木の枝にとまったメジロを撮影できます。

焦点距離100~400mm、または500mmほどの望遠レンズを用意し、シャッタースピード1/2500秒以上で撮影してみるのがおすすめ。

③ミモザ

ジワジワと人気が出てきている話題の花・ミモザ。

黄色く丸い無数の花がかわいらしい印象で、季節になると切り花やリースなどにして楽しむ人も多い植物です。

花を単体で撮るのはもちろん、ポートレートの背景にしても写真をおしゃれな仕上がりにしてくれます。

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4月の撮影におすすめな被写体

①桜並木

4月といえば桜の季節。満開の桜並木の写真は必ず撮っておきたい被写体のひとつです。

桜祭りが開催される名所も多く、屋台や出店がある活気のある桜並木や、夜にライトアップする桜並木など地域によってさまざまな構図を楽しめるのも魅力。

作品として桜並木を撮影したい人は、朝方や夕方など、太陽が低い位置にある時間帯の撮影がおすすめ。

逆光やサイド光を使うとより幻想的な写真に仕上がります。

②チューリップ

桜に次ぐ春を代表する花はチューリップではないでしょうか?

さまざまな色の品種があり、カラフルなチューリップを一度に撮影できるスポットもあります。

チューリップは間隔を空けて植えられていることが多いので、近くで撮影するよりは、望遠レンズで一面を撮影するのが◎。

望遠レンズの圧縮効果(遠近感が弱まる効果)で、まるで密集しているかのような仕上がりになります。

③菜の花

素朴だけどどこか親しみのある菜の花は、2〜4月と見ごろが長い花でもあります。

3月までに撮影できなかった場合はぜひ4月中に撮っておきたい植物です。

葉の花畑の中に入ってポートレートを取ったり、晴れた日は青空と一緒に撮ると青と黄色のコントラストが素晴らしい写真を撮ることができます。

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5月の撮影におすすめな被写体

①鯉のぼり

鯉のぼりは5月5日の端午の節句に、男の子の健やかな成長と出世を願う目的で飾られます。

家庭だけでなく川沿いなどに無数の鯉のぼりを飾る名所もあり、中には数千匹もの鯉のぼりが飾られる場所も。

大小や色がさまざまな鯉のぼりが風に揺られながら、空を泳ぐ様は日本らしい絶景のひとつです。

②ネモフィラ

近年人気を博しているネモフィラの花。「ひたち海浜公園」のネモフィラ畑が一番有名ですが、最近はさまざまな場所でネモフィラが楽しめるようになりました。

青い花のじゅうたんは青空との相性が抜群で、花の撮影には向かないとされる太陽が前上にある時間帯(11〜14時)でも、ネモフィラは綺麗に撮ることができます。

③藤

幻想的な雰囲気を放つ藤の花は、ほかの花とは一風異なる写真が撮れるおすすめの花です。

木から垂れ下がるように咲くその姿から、「花のカーテン」や「花のシャワー」とも呼ばれます。

広角レンズで下から煽るように撮影するのが定番スタイルですが、マクロレンズで花をアップにして撮影するのもおすすめ。

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6月の撮影におすすめな被写体

①蛍(ほたる)

蛍は雨上がりや、風がない曇りの日、などの晴天ではないタイミングで発生しやすい生き物です。

そのため蛍の旬は6月で、雨が降る頻度が高い梅雨の季節に最適な被写体です。

蛍の撮影は、ISO感度1600〜3200程度の高感度耐性に優れるカメラと、大口径の明るいレンズを使うのがおすすめ。

作品を制作する場合はコンポジット(複数の写真を合成して1枚の写真にする手法)の技術が必要です。

②紫陽花(あじさい)

梅雨を代表する花・紫陽花は、色や形がさまざまで1輪でも鮮やかな仕上がりになります。

紫陽花は寺に名所が多く、「あじさい寺」と呼ばれる社寺が各地にあります。

あじさい寺に行く場合は、軽量なミラーレス一眼と広角〜風景撮影まで対応できる標準ズームレンズを持っていくのがおすすめ。

③雫(しずく)

梅雨の季節にぜひ撮ってみたい写真が「雫」を写した写真です。草花の上の小さな雫を、マクロレンズでクローズアップすれば撮影することができます。

また、花びらや葉の上の雫に小さな風景が写る、「しずくフォト」というテーブルフォトのジャンルにも挑戦してみてください。

家にあるものでも撮れるので、雨が酷く撮影が難しい時などに室内でチャレンジしてみてもいいですね。

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7月の撮影におすすめな被写体

①ラベンダー

薄紫の花だけでなく、爽やかな香りも楽しめるラベンダーは7月中旬〜下旬が開花期の植物です。

北海道の美瑛町などの名所で広大なラベンダー畑を写真に収める場合は、焦点距離が20mm前後の超広角〜広角レンズで撮影するのがおすすめ。

ふんわりした描写も相性の良い被写体なので、開放値の低い高倍率のレンズを使用した接写撮影にも挑戦してみてください。

②向日葵(ひまわり)

夏の花といえば向日葵を連想する人が多いのではないでしょうか?向日葵の旬は7月の梅雨明けから9月中旬までとやや長め。

晴れた空がよく似合う花なので、快晴の日の午前中を狙って撮影に出掛けてください。

向日葵畑に行く場合は、200mm以下の望遠ズームレンズを持って行き、圧縮効果を利用して画面いっぱいに向日葵が咲き誇る写真を撮るのがおすすめ。

③海

7月は海開きが行われ、本格的な海のシーズンに突入します。

海は場所や時間帯によって様々な表情を見せてくれる魅力的な被写体なので、夏のうちに一度は訪れておきたいですね。

砂浜の全景を写した写真はもちろん、アクションカメラなどの防水仕様のカメラで水中写真の撮影を楽しむのもおすすめです。

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8月の撮影におすすめな被写体

①夏祭り

学生が夏休みに突入し、全国各地で夏祭りが開催されます。

屋台や出店が並ぶ縁日や、盆踊り、お神輿など、日本の賑やかな夏の文化は写真映えも抜群。

基本的には夜間の撮影になるので、手持ち撮影が可能な大口径レンズがおすすめです。

盆踊りなどを撮影する場合は、望遠域をカバーできるレンズを持っていくと、遠くからでも大きく切り取ることができます。

②花火

ダイナミックな花火の写真、一度は綺麗に撮影してみたいですよね。ただし、今回紹介する被写体の中ではテクニカルな要素が強い被写体になります。

シャッターの開閉を自分でコントロールして、露光調整をしなければならず、そのためにバルブ機能付きの一眼レフ・ミラーレス一眼カメラを用意しましょう。また、レリーズと三脚も必要。

風景と一緒に撮る場合は広角レンズが必要ですが、限られた時間で撮影しなければならないので、高倍率のズームレンズを持って行って、レンズ交換の手間を省くのも一つの手です。

③風鈴

日本の粋な風習である風鈴は、透き通った色とりどりのガラスとそこに描かれた絵が、写真映え抜群な被写体です。

家の窓辺に飾られた風鈴を写せば、ただの自宅からの風景も夏らしさがアップ!

いくつもの風鈴が飾られた「風鈴祭り」を開催する神社やお寺も多いので、一風変わった風鈴写真を撮りたい人は訪れてみてください。

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9月の撮影におすすめな被写体

①コスモス

主に9~10月に見頃を迎えるコスモスは、秋を代表する有名な花です。

ノスタルジックな秋の雰囲気がよく似合う花で、各地のコスモス畑はシーズンになると多くの人で賑わいます。

コスモスを撮影する場合は、広角レンズと望遠レンズをうまく使い分けましょう。

広角レンズではコスモスの花を主役に、望遠レンズでは圧縮効果を利用して壮大な花畑を主役に撮影できます。

②中秋の名月(十五夜)

「中秋の名月」は太陰太陽暦の8月15日に見えるつきのことで、毎年日付が異なります。

大体毎年9〜10月の間ですが、2022年は9月10日が十五夜です。

見事な月を見ながらお団子を食べるのも乙ですが、今年は撮影に挑戦してみてはいかがでしょうか?

撮影小物としてススキなどを用意すれば、より雰囲気のある写真を撮ることができます。

③彼岸花

独特な姿が特徴の彼岸花は、その名の通り彼岸の日に花が咲く植物です。

桜や紫陽花のようにどこにでも咲いているような花ではありませんが、埼玉県日高市にある巾着田曼珠沙華公園の彼岸花など名所もいくつか存在しています。

深紅の花が一面に咲き誇る様子は、圧巻の一言です。

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10月の撮影におすすめな被写体

①紅葉

10月になると、徐々に木が赤や黄色に色づき本格的な秋が到来します。

紅葉は名所でなくても公園や通勤・通学路などの近所でも気軽に撮影できるので、まずは撮っておきたい被写体ですよね。

紅葉は逆光で撮影するのがポイント。紅葉の濃い色に透明感が出て、より色鮮やかに移すことができます。背景を暗くすると、より和テイストな仕上がりに。

②コキア

9月下旬から徐々に紅葉し始めるコキアは、10月前半までに撮影しておきたい被写体です。

時期が遅くなればなるほど茶色みが増すので、より鮮やかな赤いコキアを撮りたいなら10月の始め頃には訪れてください。

接写よりも広角レンズを使ってコキア畑全体を写す構図がおすすめで、コキア畑を背景にポートレート写真を撮っても◎。

③ススキ

ススキの見ごろは9月下旬〜11月上旬。早めの時期に見れる銀色のススキと、遅めの時期に見れる金色のススキ双方を楽しめるのが10月です。

ススキは比較的いろんな場所で自生しているので気軽に撮影できますが、有名どころはやはり神奈川県にある仙石原高原ではないでしょうか。

70〜200mmの望遠ズームレンズで、キラキラ輝く玉ボケを狙いつつススキを撮るのがおすすめ。

また、夕日を背景にした逆光の構図にすれば、より幻想的な写真が撮れます。

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11月の撮影におすすめな被写体

①雲海

雲海は山や飛行機から見下ろす雲や濃霧を指しますが、発生条件がそろわないとなかなかお目にかかれない景色です。

昼夜の温度差が大きい、春〜初夏・秋などに発生しやすいため、冬に突入する11月は雲海を撮影できる絶好のシーズンというわけです。

雲海を撮影するには、カメラとレンズのほかに「三脚」「レンズヒーター」「ハーフNDフィルター」を持って行くのがおすすめです。

②秋バラ

バラは5〜6月に旬を迎える品種が多いとされていますが、秋頃に開花する「秋バラ」が存在します。

冬に近づくにつれて、だんだんと被写体にできる花が少なくなっていくので、花の撮影が好きな人はぜひ撮っておきたいですよね。

秋バラは単焦点レンズを使い、背景をぼかして撮影するのがおすすめです。花びらの質感などがわかるよう、マクロレンズを使っても◎。

③神社・仏閣

11月の前半であれば、まだまだ紅葉を楽しめるスポットはあります。神社・仏閣は紅葉樹が植わっている場所が多いので、より趣深い紅葉写真を撮ることができます。

おすすめの機材は、画素数の高い本格的な一眼カメラ。葉や建造物の細部を繊細に描写できます。レンズは大きな社殿などを写せるよう広角レンズを持って行きましょう。

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12月の撮影におすすめな被写体

①イルミネーション

12月の被写体といえばイルミネーション。キラキラとした光に包まれた街は、ロマンチックな雰囲気があふれるまさに都会の絶景です。

イルミネーション全体だけでなく、クリスマスツリーのオーナメントを接写で撮影したり、クリスマスマーケットの賑やかな雰囲気を広角で写したりしても◎。

暗い時間の撮影になるので、明るくきれいに撮影できる単焦点レンズの使用がおすすめ。イルミネーションの玉ボケ写真が撮りたい人は、中望遠ズームレンズを用意しましょう。

②光跡

光跡とは長時間露光によって撮影できる、光が描く軌道。走行する車のランプがレーザービームのような光を放つ写真が代表的な例として挙げられます。

光跡は車などや光って動くものがある場所であれば、一年中撮影することができる被写体ですが、12月はイルミネーションと一緒に豪華な写真を撮るチャンス。

カメラを固定させるための「三脚」と、リモートでシャッターが切れる「レリーズシャッター」を用意し撮影に挑んでください!

③雪山

山頂付近が冠雪していて、麓はまだ雪が積もっていない12月は山の撮影にぴったりの季節。

冬は空気が澄んでいるので、山の稜線や山肌のディティールを捉えやすく、より鮮明な仕上がりの写真を撮影できます。

白トビや黒つぶれを防ぐため、ダイナミックレンジの広い一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラを使うのがおすすめ。レンズは広角レンズを使用し、迫力満点の山を画角一杯に写しましょう。

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まとめ

おすすめの被写体を月別に紹介しました。草花やイベント、海や山など月ごとに特色があり、どんな被写体を撮影しようか悩んでしまいますよね。

今回紹介したもの以外にも、被写体はまだまだあります。

各月の被写体に関してもっと知りたい人・詳しい撮影方法を知りたい人は、月ごとのおすすめの被写体をまとめた記事をぜひ読んでみてくださいね。