半袖で過ごす日も増え、夏の気配が色濃くなる6月。各地でさまざまな花が咲き、景色がカラフルになる一方、梅雨入りをしてすぐれない天候が続く月でもあります。「天気がよくないから家にいよう」「雨だから撮影するのも面倒……」と思い、撮影を控えてしまう方も多いのではないでしょうか。しかし、6月には春や真夏には見られない、この時期ならではの景色があります。

そこで本記事では、6月におすすめの被写体を紹介します。雨の日や曇りの日でも撮影が楽しめる被写体も必見です。また、おすすめの機材や撮影のコツ、撮影スポットも併せて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

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6月の撮影におすすめな被写体10選

6月の撮影におすすめな、季節を感じられる被写体を紹介します。

①蛍(ほたる)

出典:写真AC
蛍の撮影におすすめな機材
  • カメラ:高感度耐性のある一眼レフまたはミラーレス一眼カメラ
  • レンズ:焦点距離30〜50mmの標準レンズ

6月に旬を迎える蛍(ほたる)。蛍は雨上がりや、風がない曇りの日など、晴天ではない方が発生率の高い生き物です。そのため、悪天候が多い梅雨時に最適な被写体といえるでしょう。派手な軌跡を描く『ゲンジボタル』と、玉ボケのような淡い発光として映る『ヒメボタル』が代表的な種類です。

蛍の撮影は1600~3200ほどのISO感度が必要なので、高感度耐性の高いカメラと、大口径の明るいレンズが適していますホタルの光を多く入れつつ、1つ1つの光をダイナミックに切り取るには、30~50mmの標準レンズがおすすめです。

作品を作るうえではコンポジット(複数の写真を合成して1枚の写真にする手法)の技術が求められます。合成というと難易度が高く感じますが、覚えてしまえば難しくありません。最近ではカメラ内でコンポジットを行なえる機種も登場しています。目で見た風景をより幻想的に仕上げられるのが、コンポジットを用いた蛍撮影の醍醐味。撮影スポットのルールを守り、旬の蛍を楽しんでみてください。

6月に蛍の撮影ができる主なスポット

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②紫陽花(あじさい)

出典:写真AC
紫陽花の撮影におすすめな機材
  • カメラ:マクロレンズが装着可能なミラーレス一眼カメラ
  • レンズ:マクロレンズ、広角〜標準ズームレンズ

梅雨を代表する花・紫陽花(あじさい)。寺院・仏閣や道端に植えられているほか、家庭でも栽培される身近な花です。雨や曇りの方が梅雨らしくしっとりとした写真に仕上がるので、曇りや雨の日でも積極的に撮影してみましょう。

色や形がさまざまで、1輪でも鮮やかな写真に仕上がるあじさいはお家撮影にぴったり。自宅で撮影を楽しむ場合、周囲を気にせず三脚を立てられるのが良い点。撮影にはマクロレンズがオススメです。ボディは、マクロレンズを装着できる一眼レフ・ミラーレス一眼カメラを選んでください。

あじさい寺などに撮影に行く際は、境内が広く傾斜があるスポットが多いため、軽量なミラーレス一眼カメラが役立つでしょう。また、せっかくなら撮った場所がわかるような風景写真も欲しいもの。クローズアップ撮影と風景撮影もカバーできる広角〜標準ズームレンズが便利です

6月にあじさいの撮影ができる主なスポット

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③アヤメ・花菖蒲(はなしょうぶ)・杜若(かきつばた)

出典:写真AC
アヤメ・花菖蒲・杜若の撮影におすすめな機材
  • カメラ:一眼レフカメラ、ミラーレス一眼カメラ
  • レンズ:標準レンズ、中望遠レンズ

初夏を彩る花のひとつである、アヤメや花菖蒲(はなしょうぶ)、杜若(かきつばた)。細長い茎に垂れた花びらが特徴的なこれらの花は似通っており、「いずれアヤメかカキツバタ」という慣用句があるほどです。

花に黄色の網目模様があり、葉が細い種がアヤメ。幅の広い葉をつけ、花の根本に白い筋が入っているのがかきつばた。そして、葉脈が目立つ葉に黄色やピンクなどカラフルな花を咲かせるのが花菖蒲。アヤメ園などでは花菖蒲・杜若を含めて『アヤメ』と呼ぶ場合があります。

いずれも密度の高い花ではないため、撮影の際は中望遠~望遠レンズを使って、F値を下げ、背景をぼかした撮影がおすすめです。周辺に木道や東屋がある場合は、広角~標準レンズで風景の一部として切り取るのも風情があるでしょう。

6月にアヤメ・花菖蒲・杜若の撮影ができる主なスポット

▼花の撮影方法はコチラの記事をチェック

④アンブレラスカイ

出典:写真AC
アンブレラスカイの撮影におすすめな機材
  • カメラ:一眼レフまたはミラーレス一眼カメラ、コンパクトデジタルカメラ
  • レンズ:広角レンズ

カラフルな傘が頭上を覆いつくすアンブレラスカイ。元々は2012年にポルトガルで始まった芸術祭であり、最近では日本の各地でも見られるようになりました。晴天日は青空と共にコントラストのある光景を、雨の日は水滴を写してしっとりと……。空模様にかかわらず撮影が楽しめるのが魅力です。梅雨時のどんよりとした気分を晴れやかにしてくれること間違いありません。

撮影の際は空が白飛びをしないよう、露出を少しアンダーにするのがポイントです。傘だけでなく目線を落とすと、カラフルな影が地面を覆っているはず。広角~標準レンズを使い、広々と奥行きのある写真を撮ってみましょう。

6月にアンブレラスカイの撮影ができる主なスポット

⑤雫(しずく)

出典:写真AC
雫の撮影におすすめな機材
  • カメラ:ミラーレス一眼カメラ、一眼レフカメラ
  • レンズ:マクロレンズ

梅雨の時期におすすめなのが、雫の撮影です。早朝や雨上がりに草花の上などで見られる、小さな雫。綺麗に弧を描いた姿は、ぜひマクロレンズで寄ってクローズアップしてみましょう。

また、一度撮影してみたいのが、雫の中に小さな風景が写っている幻想的な光景です。花と雫の撮影は、『しずくフォト』と呼ばれるテーブルフォトのジャンルとしても人気を集めています。用意するのはガーベラやマーガレットなど水滴が乗りやすい花、スポイトとストロボ(もしくはLEDのライト)、三脚など…。『しずくフォト』は、家にあるもので撮れます。ピント合わせや映り込みの位置調整など、難しい点もありますが、好きな時間にできるのがしずくフォトの強み。雨の日に外へ出るのが億劫な方は、お家で『しずくフォト』を撮影してみてはいかがでしょうか。

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