福井県でオススメの野鳥撮影スポット5選!最適なレンズや季節も解説

南北に長く、日本海に面している福井県。
福井県には「越山若水(えつざんじゃくすい)」という言葉があります。
越前地方の緑豊かな山々と、若狭湾へと繋がる渓流の美しさを指しており、福井県の自然の美しさを表すものです。
福井県には越山若水の言葉が示す通り、美しく神秘的な自然を体感できる場所が多くあります。
そして、そのような場所では、数々の野鳥を観察可能。日本で観測される約600種の野鳥のうち、300を超える種類の野鳥が観察されています。
手つかずの自然が残る刈込池では、アカショウビンなどの珍しい野鳥の撮影が可能。
また、北陸3県の中で最も南に位置する福井県には、ツグミやエナガ、カモ類など、多くの冬鳥が越冬のため飛来します。
この記事では、美しい自然の中で野鳥撮影を楽しめるスポットを紹介します。
また、初めての方でも気軽に撮影が楽しめる、豊かな自然と施設が融合したスポットも紹介。
それぞれのスポットでは、撮影にオススメのレンズや、撮影できる野鳥と季節も併せて紹介しています。記事を参考に、ぜひ福井県での野鳥撮影にチャレンジしてみください。



目次
福井県でオススメの野鳥撮影スポットマップ

このアイコンをタップすると、撮影スポット情報が表示されます。各撮影スポット情報にあるYoutube動画では、各スポットの景色や撮影風景を確認できます。

左の地図にある上記のアイコンをクリックすると、撮影スポット情報が表示されます。各撮影スポット情報の上部にあるYouTube動画では、各スポットの景色や撮影風景を確認できます。
福井県で撮影できる野鳥

撮影できる野鳥一覧
アトリ/シメ/ツグミ/イワツバメ/オオルリ/キビタキ/コマドリ/シロハラ/モズ/マガモ/コガモ/キアシシギ/アオアシシギ/ オオバン/ホシハジロ/カルガモ/オジロワシ/オオワシ/クロツグミ/ツツドリ/カワセミ/クマタカ/レンジャク/アカショウビン/ジュウイチ/ホトトギス/コルリ/エナガ/アオゲラ/ゴジュウカラ/ヤマガラ/シジュウカラ/ヒヨドリ/キジ/ミヤマホオジロ/ミソサザイ/キバシリ
各スポットで撮影できる主な野鳥
| 西山公園 | アトリ/シメ/ツグミ/イワツバメ/オオルリ/キビタキ/コマドリ/シロハラ/モズ |
| 三方五湖 | マガモ/コガモ/キアシシギ/アオアシシギ/オオバン/ホシハジロ/カルガモ/オジロワシ/オオワシ |
| 池河内湿原 | オオルリ/クロツグミ/キビタキ/ツツドリ/カワセミ/ツグミ/シロハラ/クマタカ/レンジャク |
| 刈込池周辺 | アカショウビン/クロツグミ/ジュウイチ/ホトトギス/コルリ/コマドリ/エナガ/アオゲラ/ゴジュウカラ |
| 六呂師高原 | ヤマガラ/シジュウカラ/ヒヨドリ/エナガ/キジ/ミヤマホオジロ/ミソサザイ/アオゲラ/キバシリ |
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福井県でオススメの野鳥撮影スポット5選
西山公園(鯖江市/桜町)
| 撮影のしやすさ |
| ※ |
| オススメのレンズ |
| 600mm |
| そのほか装備 |
| 三脚 |
※撮影のしやすさとは…野鳥との出会いやすさ、近づいて撮影しやすいか、野鳥の多さ、アクセスの良さを総合的に評価したものです。5段階評価としています。
西山公園は鯖江市の中心地にある、面積約56(東京ドーム約12個分)ヘクタールの自然豊かな公園です。
広場をぐるっと囲む丘陵地には、5万株のツツジの他にクヌギ、コナラなどの樹木が連なっています。
さらに約1,000本もの桜の木もあるなど、野鳥にとっては市街地のオアシスとなっており、多くの山鳥が集まってきます。
撮影にオススメなのが、4月頃の春の渡りの時期。
アトリやシメ、ツグミなどの冬鳥の残留組に加え、イワツバメ、オオルリ、キビタキ、コマドリなど、多種多様な野鳥に出会えます。
1,000本もの桜が満開になるこの時期。オオルリやキビタキなど、鮮やかな鳥が桜の枝に佇む様子は撮影に最適。花の淡いピンクを背景にした、映える写真を撮影できます。
撮影にオススメのレンズは600mm程度です。できれば人の少ない早朝の時間帯が◎。
三脚にカメラを据えて鳥が出てきてくれるのを待ちましょう。野鳥は人の大きな動作に敏感なので、三脚を使うことで撮影までの動作を小さくできます。
野鳥を美しく撮影するポイントは、野鳥が日光を受けて明るく照らされている状態で撮影することです。
西山公園は桜など広葉樹が多いので日差しが遮られてしまうかもしれません。木漏れ日を受けている個体をじっくりと探してみましょう。
撮影できる野鳥とオススメの季節
撮影は春がオススメ
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△:まれに見る ○:ふつう ◎:よく見る
アトリ

オオルリ

モズ

詳細情報
| スポット名 | 西山公園 |
|---|---|
| 住所 | 〒916-0027 福井県鯖江市桜町![]() |
| アクセス | 【電車】JR「鯖江駅」から徒歩約15分 福井鉄道「西山公園駅」から徒歩約3分 【車】北陸自動車道「鯖江I.C」から約5分 |
| 休園日 | なし |
| 営業時間 | 24時間 |
| 入場料 | 無料 |
| 駐車場 | あり(2時間まで無料) |
| トイレ | あり |
| URL | https://www.city.sabae.fukui.jp/kanko/index.html |
三方五湖(若狭町/海山)

| 撮影のしやすさ |
| オススメのレンズ |
| 800mm |
| そのほか装備 |
| 三脚、エクステンダー |
三方五湖(みかたごこ)は、三方湖、水月湖、菅湖、久々子湖、日向湖の5つの湖からなる一帯の総称です。
万葉集に和歌が残っているなど、いにしえからその美しさを知られています。
それぞれの湖が水路によって日本海とつながっており、塩分濃度や水深などの違いによって湖の色が違うなど、広大で神秘的な姿を今なお残している湖です。
5つの湖の中で、初心者の方にオススメしたいのが12月~1月頃の久々子湖(くぐしこ)での撮影です。
久々子湖は水深が2mほどと浅いので、ヨシ原や砂浜があります。そのため、カモ類ばかりでなく、キアシシギやアオアシシギなどのシギ類も飛来。
さらに、浦見川が流れ込む辺りではオオバン、ホシハジロ、カルガモ、ホオジロカモなど多くの野鳥も集まります。
湖にいる野鳥は岸から離れていることが多く、かなりの距離があります。そのため、焦点距離800mmを超える超望遠レンズがオススメです。
焦点距離が1.4倍、2.0倍などになる、エクステンダーでさらに距離を伸ばすのも良いでしょう。
超望遠レンズは手ブレを起こしやすいので、三脚を使ってカメラを固定してください。
また、菅湖(すがこ)では、オジロワシやオオワシが湖の魚を狙って水面に飛び込む、大迫力のシーンが撮影できるかもしれません。
オジロワシやオオワシは珍しい鳥ですが、菅湖では、12月から1月にかけてほぼ毎年確認されています。時期が合えばぜひ撮影にチャレンジしてみましょう。
エサを獲るために飛び込む鳥の動きはとても速いので、1/2000秒以上の高速シャッターにかつ、最高速の連写で撮影します。
連写で撮影した写真の中に、良いシーンがあれば大成功です。
撮影できる野鳥とオススメの季節
撮影は冬がオススメ
| 鳥の名前 | 春 | 夏 | 秋 | 冬 |
|---|---|---|---|---|
| マガモ | △ | ○ | ◎ | |
| コガモ | ○ | ○ | ◎ | |
| キアシシギ | ◎ | △ | ||
| アオアシシギ | ○ | ◎ | ○ | |
| オオバン | ○ | ○ | ◎ | |
| ホシハジロ | △ | △ | ◎ | |
| カルガモ | ○ | △ | ○ | ◎ |
| オジロワシ | ○ | ○ | ||
| オオワシ | △ | ○ |
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△:まれに見る ○:ふつう ◎:よく見る
コガモ

オオバン

オオワシ

詳細情報
| スポット名 | 三方五湖 |
|---|---|
| 住所 | 〒919-1461 福井県三方上中郡若狭町海山![]() |
| アクセス | 【車】舞鶴若狭自動車道「若狭三方I.C」から約15分 【電車】三方駅発バス「常神」行き「海山」下車徒歩1分。 |
| 休園日 | なし |
| 営業時間 | 24時間 |
| 入場料 | 無料 |
| 駐車場 | あり(無料) |
| トイレ | あり |
| URL | https://www.fuku-e.com/spot/detail_1506.html |
池河内湿原(敦賀市/池河内)

| 撮影のしやすさ |
| オススメのレンズ |
| 600mm |
| そのほか装備 |
| - |
池河内湿原(いけのこうちしつげん)は、敦賀市内を流れる笙ノ川(しょうのかわ)の源流部にできた阿原ヶ池を中心とした湿原です。
面積は4ヘクタール(東京ドーム1個分)と小規模ですが、周囲を山に囲まれ、手つかずの自然に恵まれています。
そのため、野鳥の繁殖や休憩地になっている場所。湿原の大部分は主にハンノキの湿生林で、山鳥が多く集まる点も特徴です。
野鳥撮影にオススメなのは、湿原全体が鮮やかな新緑に覆われる5月頃。オオルリ、クロツグミ、キビタキ、ツツドリなどの夏鳥が集まってきます。
笙ノ川に沿って少し下ると、カワセミに出会えることもありますよ。
湿原の横に植えられた数十本の柿がたわわに実る、10月下旬から11月頃もオススメです。
ツグミやシロハラなどが柿の実を食べに来てくれるので、待ち構えていれば撮影ができます。
水面が残るところはマガモやコガモの越冬地。さらに、上空には小鳥を狙うクマタカやハイタカが見られます。
レンジャクやヒレンジャクが大群で見られる年もあり、一つの木に大群で羽を休めている、迫力のある一枚が撮れるかもしれません。
池河内湿原は県の自然環境保全地域に指定されており、湿原内への踏み込みが禁止されているなど、保護対策が講じられています。
そのため、木道が整備されていますが、あまり広くありません。
一般の観光客の邪魔にならないよう三脚は使わず、600mmから800mm程度の超望遠レンズでの手持ち撮影がオススメです。
超望遠レンズの手持ち撮影なので、カメラとレンズは、連動した手ブレ補正機構が搭載された組み合わせがベスト。
池河内湿原は標高約300mに位置します。午後から登るのは避けましょう。
夏は夕立があるかもしれず、秋は日が暮れるのが早いためです。
撮影できる野鳥とオススメの季節
撮影は春・秋がオススメ
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△:まれに見る ○:ふつう ◎:よく見る
クロツグミ

ツツドリ

ヒレンジャク

詳細情報
| スポット名 | 池河内湿原 |
|---|---|
| 住所 | 〒914-0004 福井県敦賀市池河内![]() |
| アクセス | 【車】北陸自動車道「敦賀I.C」から約15分 【電車】「JR敦賀駅」からタクシーで約35分 |
| 休園日 | なし |
| 営業時間 | 24時間 |
| 入場料 | 無料 |
| 駐車場 | あり(無料) |
| トイレ | あり |
| URL | https://www.turuga.org/places/ikenokouchi/ikenokouchi.html |
刈込池周辺(大野市/上打波)
| 撮影のしやすさ |
| オススメのレンズ |
| 24mm~105mm、600mm |
| そのほか装備 |
| 三脚 |
願教寺山(がんきょうじやま)のふもとにある刈込池(かりごめいけ)は、標高1,075mにある、ブナやミズナラなどの原生林に囲まれた神秘的なスポットです。
天気の条件がそろったら、周囲の木々と山の姿が鏡面のように池に映る、美しい景色が見られますよ。
池の周辺と、駐車場から池に続く林道には多くの野鳥が集まります。
オススメの時期は6月頃の初夏の季節、夏鳥たちが集まってきます。
クロツグミ、ジュウイチ、ホトトギスなどに加えて、亜高山帯(高山帯=2,500mに次ぐ標高)に多いアカショウビン、コルリ、コマドリなども観察できます。
特に、アカショウビンはとても珍しい鳥なので、撮影したいところ。
アカショウビンは非常に警戒心が強い鳥です。できるだけ動作を小さくするために、カメラは三脚に据えて、出てきてくれるのを待ちましょう。
焦点距離は600mm程度がオススメです。
10月頃の、華やかな紅葉の季節も撮影にオススメです。
雄大で神秘的な景色を池に映しながら、エナガの群れやカラの群れをアクセントにするような風景撮影が楽しめます。
鏡面のように撮影するコツは、風が吹かない晴れた日に撮影すること。
晴れていると明るさが十分にあるので、湖面に反射しやすくなります。また、風がないと水面が揺れずに淀みが少なくなるため、綺麗な写真を撮影可能です。
撮影できる野鳥とオススメの季節
撮影は初夏・秋がオススメ
| 鳥の名前 | 春 | 夏 | 秋 | 冬 |
|---|---|---|---|---|
| アカショウビン | ◎ | |||
| クロツグミ | ◎ | ○ | ||
| ジュウイチ | ◎ | ○ | ||
| ホトトギス | ○ | ◎ | ||
| コルリ | ◎ | ○ | ||
| コマドリ | ◎ | |||
| エナガ | ○ | ◎ | ||
| アオゲラ | ○ | ○ | ◎ | |
| ゴジュウカラ | ○ | ○ | ○ |
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△:まれに見る ○:ふつう ◎:よく見る
アカショウビン

ホトトギス

エナガ

詳細情報
| スポット名 | 刈込池 |
|---|---|
| 住所 | 〒912-0151 福井県大野市上打波![]() |
| アクセス | 【車】北陸自動車道「福井I.C」から約1時間30分 東海北陸自動車道「白鳥I.C」から約1時間30分 |
| 休園日 | 冬季(11月末~5月中旬) |
| 営業時間 | 24時間 |
| 入場料 | 無料 |
| 駐車場 | あり(無料) |
| トイレ | あり |
| URL | https://www.city.ono.fukui.jp/kanko/kanko-joho/guide/karikomiike.html |
六呂師高原(大野市/南六呂師)
| 撮影のしやすさ |
| オススメのレンズ |
| 400mm、600mm |
| そのほか装備 |
| 防寒着 |
六呂師高原(ろくろしこうげん)は経ヶ岳(きょうがたけ)のすそ野にあり、標高約500mに広がる美しい高原です。
平成17年の「全国星空継続観察」(環境省・日本環境会実施)において「日本一星空が綺麗」と認定されるほど、自然豊かで澄んだ空気を味わえます。
野鳥撮影初心者の方に特にオススメの時期は、1月と2月です。
積雪のため、移動にはスタットレスタイヤなど、雪山用の準備が必要ですが、撮影のしやすさは抜群。
毎年この時期に「野鳥レストラン」というイベントが催されています。
福井県自然保護センターの大きな窓の外にエサ台を置いて、暖かい室内からエサに集まる野鳥を撮影できます。
ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ミソサザイなど多くの野鳥がエサをついばむ姿の撮影が可能。
野鳥の方から集まってきてくれるので、初心者の方の練習にもってこいです。
もちろん、冬季は屋外での撮影も楽しめる時期です。真っ白い雪に覆われた世界では、鳥の色彩がより際立ちます。
特にオススメしたいのは、雪上にいるキジのオスです。赤、紫、緑などの色鮮やかな姿は、雪を背景に一段と美しく撮影できるでしょう。
雪の中での撮影では、カメラもレンズも防滴のモデルが◎。
周囲が白いので、露出を0.3~1段程度プラスにすることで、雪が灰色に見えてしまうことを避けられます。
六呂師高原はスキー場もあるほど雪が多い場所です。宿泊施設などが充実しているので、泊りがけでゆっくりと自然を味わいながら、撮影を楽しんでみてください。
撮影できる野鳥とオススメの季節
撮影は冬がオススメ
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△:まれに見る ○:ふつう ◎:よく見る
キジ

シジュウカラ

ミソサザイ

詳細情報
| スポット名 | 六呂師高原 |
|---|---|
| 住所 | 〒912-0131 福井県大野市南六呂師![]() |
| アクセス | 【車】北陸自動車道「福井北I.C」から約45分 北陸自動車道「敦賀I.C」から約1時間25分 |
| 休園日 | なし |
| 営業時間 | 24時間 |
| 入場料 | 無料 |
| 駐車場 | あり(無料) |
| トイレ | あり |
| URL | https://www.rokuroshi.org/ |
まとめ

福井県のオススメ野鳥撮影スポットを5ヶ所紹介しました。
福井県の撮影スポットは、初心者の方でも気軽に撮影を楽しめるスポットから、アカショウビンなど、珍しい野鳥が見られる手つかずの自然が残るスポットまで様々。
紹介している撮影方法やレンズなどを参考に、お目当ての野鳥撮影に出掛けてみてください。



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