山口県でオススメの野鳥撮影スポット5選!最適なレンズや季節も解説

  • 2022.03.07
  • 2024.12.20
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本州の南西部に位置し、瀬戸内海と日本海に囲まれた山口県。

自然豊かな山口県では、初心者の方でも撮影しやすい「竜の渡り」と呼ばれるヒヨドリの渡りから、ミサゴやチュウヒなど迫力ある猛禽類まで撮影できます。

また、国の天然記念物に指定されているナベヅルの飛来など、珍しい野鳥を撮影できる点も魅力です。

今回は、そんな山口県で特にオススメの野鳥撮影スポットをご紹介。野鳥撮影が初めての方でも、撮影しやすい野鳥の多いスポットや、野鳥を間近で見られるスポットを中心に集めました。

撮影にオススメのレンズや、撮影できる野鳥と季節も併せて紹介しているので、ぜひ野鳥撮影にチャレンジしてみください。

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山口県でオススメの野鳥撮影スポットマップ

このアイコンをタップすると、撮影スポット情報が表示されます。各撮影スポット情報にあるYoutube動画では、各スポットの景色や撮影風景を確認できます。

左の地図にある上記のアイコンをクリックすると、撮影スポット情報が表示されます。各撮影スポット情報の上部にあるYouTube動画では、各スポットの景色や撮影風景を確認できます。

山口県で撮影できる野鳥

撮影できる野鳥一覧

メジロ/ハイイロチュウヒ/クロツラヘラサギ/ツリスガラ/ミサゴ/チュウヒ/トモエガモ/オオバン/コチョウゲンボウ/オシドリ/ナベヅル/ヤマドリ/ニホンキジ/エナガ/ヒバリ/ホオジロ/セッカ/ツバメ/カッコウ/ウグイス/ヒヨドリ/ハヤブサ

各スポットで撮影できる主な野鳥

きらら浜自然観察公園メジロ/ハイイロチュウヒ/クロツラヘラサギ/ツリスガラ/ミサゴ/チュウヒ/トモエガモ/オオバン/コチョウゲンボウ
小野湖オシドリ
野鶴観察所ナベヅル
秋吉台ヤマドリ/ニホンキジ/エナガ/ヒバリ/ホオジロ/セッカ/ツバメ/カッコウ/ウグイス
彦島ヒヨドリ/ハヤブサ

山口県でオススメの野鳥撮影スポット5選

きらら浜自然観察公園(山口市)

撮影のしやすさ
オススメのレンズ
500〜600mm、800mm
そのほか装備
-

※撮影のしやすさとは…野鳥との出会いやすさ、近づいて撮影しやすいか、野鳥の多さ、アクセスの良さを総合的に評価したものです。5段階評価としています。

きらら浜自然観察公園は、多くの生き物とその生態系を守りながら、誰でも身近に自然を親しむことができる公園として2001年にオープンしました。

干潟・汽水池・樹林帯・淡水池・ヨシ原・という5つの自然環境の中で、さまざまな生き物を観察できます。

園内のビジターセンターでは毎週土曜日、日曜日と祝日にバードウォッチングイベントを開催。自然解説指導員から園内の見どころを聞けるため、初心者の方でも気軽に野鳥観察を楽しめます。

きらら浜自然観察公園で撮影にオススメの時期は12月〜2月です。越冬のためやってきたチュウヒやコチョウゲンボウ、ミサゴなど猛禽類の撮影ができます。

日中、ヨシ原上空を旋回し獲物を狙うチュウヒを見つけたら、シャッターチャンス。ヨシ原にいるメジロなどを捕獲する姿を撮影できます。

チュウヒは低空でソアリング(上昇気流を利用し上空に上昇する)しながら獲物を探し、獲物を見つけると草陰から獲物を急襲。

ヨシ原の草地環境を最大限生かした「不意打ちハンティング」で獲物を捕まえます。ぜひ、その勇ましい姿を撮影してみてください。

ヨシ原ではかっこいい猛禽類だけでなく、たぬきの様な可愛い顔のツリスガラを撮影できる場所でもあります。ヨシの茎を嘴で剥ぎ、中にいる昆虫を食べる姿を見られるので探してみてくださいね。

また、ミサゴを撮影する際は、干潟がオススメ。いつもは上空高くホバリングしているミサゴですが、よく干潟の杭の上で休んでいます。

休んでいるミサゴはあまり動かないため、構図が決めやすく正面から撮影が可能。ミサゴの白黒の綺麗な配色の体と、美しく精悍な顔を撮影できますよ。

ビジターセンターだけではなく、園内には干潟やヨシ原など各エリアを囲う歩道からも野鳥撮影ができます。

しかし、野鳥は干潟やヨシ原の中ほどにいることがほとんどです。距離があるため、撮影には500〜600mmレンズがオススメ

猛禽類は園の外にある山口湾上空をホバリングする姿も見られます。距離があるため800mm以上のレンズがオススメです。

撮影できる野鳥とオススメの季節

撮影は冬がオススメ

鳥の名前
メジロ
ハイイロチュウヒ
クロツラヘラサギ
ツリスガラ
ミサゴ
チュウヒ
トモエガモ
オオバン
コチョウゲンボウ

△:まれに見る ○:ふつう ◎:よく見る

チュウヒ

チュウヒ 獲物 狙う

ミサゴ

ミサゴ 木に止まる

ツリスガラ

ツリスガラ ヨシ原

詳細情報

スポット名きらら浜自然観察公園
住所〒754-1277 山口県山口市阿知須509-53
アクセス【車】山陽自動車道「山口南IC」から約15分
休園日月曜日(祝日の場合は翌日)
年末年始(12月28日〜1月4日)
営業時間9:00〜17:00(ビジターセンター入館16:30まで)
入場料ビジターセンター利用時
200円(大人)
無料(18歳以下)
駐車場あり
トイレあり
URLhttp://kirara-h.com/

小野湖(宇部市)

撮影のしやすさ
オススメのレンズ
500〜600mm
そのほか装備
-

小野湖は「ダム湖100選」に選ばれている人工湖です。琵琶湖と小野湖のみに生息する珍魚のワダカをはじめ、カワサギやコイ、フナなど多くの魚が生息しており、週末には多くの人が釣りを楽しんでいます。

そんな小野湖は、日本有数のオシドリ飛来地として有名です。飛来のピークは1月。飛来数は約1,000羽を超え、オシドリの絨毯ができることもあります。

オシドリは湖の中ほどまで出てくることは少なく、対岸の木陰で羽を休めたり、その付近を泳いだりしています。木陰は太陽が当たらない分、暗い場所です。

水面が暗く写るため、オシドリの赤い嘴や鮮やかなオレンジが一層映えます。コンラストの効いた、美しい1枚に仕上がるはず。

オシドリが飛来する1月頃は、宇部野鳥の会主催でオシドリウォッチングイベントなども開催されています。初心者の方はぜひ参加してみてくださいね。

オシドリのいる対岸までは距離があるため、撮影は500〜600mmのレンズがオススメ

まれに湖の中ほどに出てくることもありますが、オシドリは警戒心が強いため、人の気配に気づくとすぐ飛び立ってしまいます。オシドリを驚かさないよう、静かに撮影しましょう。

撮影できる野鳥とオススメの季節

撮影は冬がオススメ

鳥の名前
オシドリ

△:まれに見る ○:ふつう ◎:よく見る

オシドリ

オシドリ 水面 泳ぐ

詳細情報

スポット名小野湖
住所〒754-1311山口県宇部市大字小野
アクセス【車】山陽自動車道「宇部IC」から約25分
休園日-
営業時間-
入場料-
駐車場あり(アクトビレッジおの利用)
トイレあり(アクトビレッジおの利用)
URLhttps://ube-kankou.or.jp/sightseeing/nature-park/post-26.html

野鶴観察所(周南市)

撮影のしやすさ
オススメのレンズ
500〜600mm
そのほか装備
-

野鶴観察所のある周南市八代は、国の特別天然記念物ナベヅルを観察できるスポット。本州唯一のナベツルの飛来地です。

また、周南市八代は、明治20年からツルの保護を始めた近代日本自然保護制度発祥の地でもあります。初霜が降りる10月下旬、越冬のため海を越えてやってくるナベヅル。

昭和15年には355羽も飛来しましたが、平成14年には飛来数が12羽と危機的状況に瀕しました。現在は町全体でツルの保護に取り組んでおり、飛来のピークである2月頃には20羽以上のナベヅルを観察できるようになっています。

周南市の公式Twitterにナベヅルの飛来情報が掲載されています。事前に飛来情報をチェックしてから撮影に訪れると◎。

また、野鶴観察所内にはリアルタイムでナベヅルを観察できる液晶モニターがあります。ナベヅルがどの辺りにいるか確認してから撮影しましょう。

ナベヅルは警戒心が強く人に気づくと逃げてしまうため、必ず野鶴観察所内から静かに撮影をしてください。日中は棚田でモミやタニシを食べる姿を撮影できます。

時折、羽を広げて求愛行動をする姿も観察可能です。棚田を背景に大きな羽を広げる姿は神秘的。羽の黒っぽい灰色と頭の赤斑が映える1枚を撮影できるでしょう。

野鶴観察所から徒歩5分の場所には、保護活動の内容やナベヅルの生態を学べる「鶴いこいの里交流センター」もあります。

野鶴観察所からナベヅルのいる棚田までは距離があるため、撮影には500〜600mmのレンズがオススメ。車で訪れる際は野鶴監視所周辺ではなく鶴いこいの里へ駐車しましょう。

撮影できる野鳥とオススメの季節

撮影は冬がオススメ

鳥の名前
ナベヅル

△:まれに見る ○:ふつう ◎:よく見る

ナベヅル

ナベヅル 羽を広げる
出典:http://www.city.shunan.lg.jp/site/kanko/

詳細情報

スポット名野鶴監視所
住所〒745-0501 山口県周南市八代2375-3
アクセス【車】山陽自動車道「熊毛IC」から約16分
休園日-
営業時間-
入場料-
駐車場あり(鶴いこいの里駐車場利用)
トイレあり(鶴いこいの里駐車場利用)
URLhttp://www.city.shunan.lg.jp/site/kanko/61713.html

秋吉台(美祢市)

撮影のしやすさ
オススメのレンズ
500〜600mm
そのほか装備
-

秋吉台は山口県中西部に位置し、日本最大規模のカルスト台地(石灰岩などが雨水や地下水によって浸食されてできた台地)です。

はるか昔は海だった秋吉台。その海のサンゴ礁が石灰岩となり、そこへ雨が降り長い時間をかけて石灰岩が溶け、今の地形へと変化していきました。

この芸術作品の様な美しい景色は、車のCMでも使われるなど多くの方を魅了しています。

秋吉台は、1年を通して約100種類以上の野鳥が観察できます。高い木がほとんどないので野鳥撮影に絶好のスポット。撮影にオススメの時期は5月〜7月です。

ニホンキジやカッコウ、ツバメに出会えます。カルスト展望台ではツバメが巣を作り、ぎゅうぎゅうに並んだツバメのヒナを観察可能。

親鳥が帰ってくるとエサをもらおうと黄色い口を大きく開ける可愛らしい姿を撮影できます。その姿は巣立つまでのたった3週間しか見られないため、貴重です。

また、周辺を歩いているとカッコウの「カッコウ、カッコウ」という鳴き声が聞こえてきます。さらに、草原を観察していると、日本の国鳥に指定されているニホンキジの姿を観察可能。

初夏の一面に広がる若々しい緑の中に、茶色い体と鮮やかな赤い顔のニホンキジは写真映え抜群。コントラストの効いた1枚に仕上がるでしょう。

ツバメの巣には近づきすぎないようにし、離れたところから300mmのレンズを使って撮影しましょう。

カッコウやニホンキジはカルスト台地の遠くにいることもあり、距離があるため撮影は500〜600mmのレンズがオススメです。

また散策の際は道に沿って歩き、柵があるところや、不自然につる草があるところは近づかないようにしましょう。ドリーネ(すり鉢状の窪地)に落ちると、深くて上がって来れなくなってしまうので注意してください。

撮影できる野鳥とオススメの季節

撮影は春・夏がオススメ

鳥の名前
ヤマドリ
ニホンキジ
エナガ
ヒバリ
ホオジロ
セッカ
ツバメ
カッコウ
ウグイス

△:まれに見る ○:ふつう ◎:よく見る

ニホンキジ

きじ 草原

カッコウ

カッコウ 木に止まる

ツバメ

ツバメ 子ども ヒナ 巣

詳細情報

スポット名秋吉台
住所〒754-0511 山口県美祢市秋芳町秋吉秋吉台周辺
アクセス【車】小郡萩道路「秋吉台IC」から約8分
休園日-
営業時間-
入場料-
駐車場あり(カルスト展望台など利用)
トイレあり(カルスト展望台など利用)
URLhttps://akiyoshidai-park.com/

彦島(下関市)

撮影のしやすさ
オススメのレンズ
500〜600mm、800mm
そのほか装備
-

本州最南西端部にあり、周囲を関門海峡に囲まれた彦島。彦島は、宮本武蔵と佐々木小次郎が決闘したことで有名な「巌流島」のある、下関市にあります。

10月に入ると彦島の山から、関門海峡を越え対岸の北九州市に向けて数百羽の群れで飛ぶヒヨドリを観察できます。この群れになって飛ぶ姿は「竜の渡り」と呼ばれ、秋の風物詩です。

竜の渡りのピークは10月中旬。「ピーヨピーヨ」と鳴きながら飛ぶヒヨドリは、日中見られるため、初心者の方でも簡単に撮影できます

猛禽類を恐れながらも命懸けで関門海峡を渡っていく数百羽のヒヨドリの姿は壮観です。迫力のある1枚を撮影できるでしょう。

また、時折ヒヨドリの群れに突っ込んでいくハヤブサを撮影できます。狙いを定め、時速300kmにもなる速度で急降下する姿は躍動感たっぷりです。

ヒヨドリの止まっている木の周辺や、関門海峡を渡るヒヨドリの上空を観察してみてくださいね。

ヒヨドリは彦島南部「田の首」付近の海岸からの撮影が◎。海岸から関門海峡を渡っていくヒヨドリの群れまで距離があるため、撮影は500〜600mmレンズがオススメ。シャッタースピードを上げ高速連写で撮影しましょう。

ハヤブサは警戒心が強いため、アップで撮影するには800mm以上のレンズがオススメです。

ヒヨドリは雨の日、北九州側へ渡らず彦島に留まるため、撮影は晴れの日が◎。

特に前日まで雨が降った後の晴れの日がオススメです。雨で渡れなかったヒヨドリ達の大群が撮影できますよ。

撮影できる野鳥とオススメの季節

撮影は秋がオススメ

鳥の名前
ヒヨドリ
ハヤブサ

△:まれに見る ○:ふつう ◎:よく見る

ヒヨドリ

出典:http://blog.livedoor.jp/aoirotoridori

ハヤブサ

ハヤブサ 上空 飛ぶ

詳細情報

スポット名彦島
住所〒750-0076 山口県下関市彦島弟子待町周辺
アクセス【車】JR「下関駅」から約15分
休園日-
営業時間-
入場料-
駐車場あり(彦島南公園などを利用)
トイレあり(彦島南公園などを利用)
URLhttps://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cms/a15600/yamaguchi-yatyo/202109100007.html

まとめ

ひばり 木に止まる

山口県のオススメ野鳥撮影スポットを5ヶ所紹介しました。

初心者の方でも撮影しやすいヒヨドリの渡りから、ミサゴやチュウヒなど迫力ある猛禽類まで幅広く撮影できるスポットが多くあります。

また、国の特別天然記念物のナベヅルが本州唯一飛来する周南市八代など、珍しい野鳥が撮影できるスポットがある点も山口県の魅力です。

オススメのレンズや撮影しやすい季節をもとに、お目当ての野鳥の撮影に出掛けてみてください。

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GOOPASS ANIMAL MAGAZINE編集部 木村

こころに残る"トキ"のサブスク・GOOPASSを展開するGOOPASS株式会社の編集ライター。自社Webメディア『GOOPASS ANIMAL MAGAZINE』の編集スタッフとして、記事制作などを担当する。カメラを使い始めたのは2020年から。愛犬2頭を美しい景色の中で撮影するのが好き。使用カメラは、Canon EOS R6。

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