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GOOPASS MAGAZINEをご覧の皆さん、こんにちは。フォトグラファーとして活動しているYuriと申します。
今回は富士フイルムより2024年3月28日に発売された高級コンパクトデジタルカメラ「FUJIFILM X100VI」のレビューをお届けします。
すでに予約が殺到しており、購入したくてもできないケースが出ているほどの人気商品。
実際に使ってみて、その手軽さと本格的な写りに感動。
制約はありつつも、1台でさまざまな楽しみ方ができるため、初心者の方が使うメインカメラとしても、本格的なカメラ好きの方が使うサブカメラとしても、非常に使い勝手が良い製品だと実感しました。
そんなX100VIについて、具体的な機能や魅力の秘密など、作例とともにじっくり解説していきたいと思います。
購入する前にレンタルで試すこともできます。
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FUJIFILM X100VI [ブラック]
・富士フイルムのミラーレス一眼カメラおすすめランキング20位!Xシリーズの違いも!
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目次
著者プロフィール

Yuri
photographer
大阪府在住。「ふんわりかわいい写真」をテーマに、旅先の魅力やカメラの楽しみ方を発信。
フォトグラファーとして、観光プロモーションやポートレート、企業SNS等の撮影を手がける。写真セミナー講師、雑誌/書籍等への寄稿・写真提供など、幅広く活動中。
Instagram:https://www.instagram.com/camel8326/
ポートフォリオ:https://yuri-photograph.com/
FUJIFILM X100VIとは

X100VIとは、富士フイルムから販売されている高級コンパクトデジタルカメラ「X100シリーズ」の最新モデル。
レンズの着脱ができない「コンパクトデジタルカメラ」でありながら、上位機種であるX-T5やX-H2と同じ裏面照射型約4020万画素センサーと高速画像処理エンジンを搭載しているため、コンパクトな見た目かつ高性能というハイブリッドさが大きな魅力です。
多くのファンに愛されてきた前モデルまでの特徴を踏襲しつつ、新センサーの搭載やボディ内手ブレ補正等、新たに多彩な機能が追加されたX100VIは、たくさんの魅力が詰まった製品。
ここからは、そんな「X100VI」のポイントを、前モデルである「X100V」との比較を交えながら紹介します。
| 製品名 | X100VI | X100V |
| 発売日 | 2024年3月28日 | 2020年2月27日 |
| 画像処理エンジン | X-Processor 5 | X-Processor 4 |
| 焦点距離(35mm換算) | 35mm | 35mm |
| F値 | F2~F16 | F2~F16 |
| 常用ISO感度 | 125~12800 | 160~12800 |
| 手ブレ補正 | 5軸 6.0段分 | ー |
| 可動方式 | チルト式(45°) | チルト式(30°) |
| 被写体検出機能 | 動物/鳥/クルマ/バイク&自転車/飛行機/電車 | ー |
つい持ち歩きたくなる、クラシカルで小型軽量なボディ

X100シリーズの大きな魅力の1つが、ボディのデザイン。フィルムカメラを彷彿させるクラシカルなデザインは今回のX100VIでも採用されており、どんなファッションにも合わせやすい点が魅力的。
ボディの重量は約521g。ボディ内手ブレ補正など機能が増えた分、前作X100Vから約50gほど重くなってはいますが、レンズ一体型でこの重量は十分に許容範囲。
片手で軽々持つことができ、ポケットに入れて持ち運べるほどにコンパクトなカメラなので、ちょっとしたお出かけにも気軽に持って行くことができます。

コンパクトなモデルということで、通常のXシリーズのカメラよりもダイヤルは少な目ですが、操作性は工夫されています。
シャッタースピードとISO感度を同じダイヤルに充てており、上げ下げすることで、それぞれの項目が調整可能。F値はレンズの絞りリングを回すことで調整できるため、マニュアル撮影をボディ側でスムーズに行なうことができます。
ボタンのカスタマイズの自由度も比較的高いので、自分好みの操作性の良さを実現できるのが嬉しいポイント。

液晶は、ハイアングルもローアングルも撮りやすい「チルト式フラット液晶モニター」を搭載。少し細かいのですが、実はハイアングル時のチルト角度がX100Vの30°から45°に改善しています。そのため、前モデルと比較して、より細かい調整がしやすくなりました。
ファインダーは前作同様、EVFとOVFを切り替えて使える「アドバンストハイブリッドビューファインダー」を搭載。一般的なデジタルカメラに搭載されているEVFだけでなく、フィルムカメラのようにフレーム外の景色を見ながら撮影できるOVFが搭載されているため、往年のカメラファンからの支持も厚いです。
シリーズ初!ボディ内手ブレ補正を搭載

今回発売された、X100VI。目玉はなんといっても、シリーズ初の「ボディ内手ブレ補正の搭載」ではないでしょうか。
薄型・軽量の5軸・最大6.0段のボディ内手ブレ補正システムを新開発したことで、小型軽量ボディかつ強力なボディ内手ブレ補正を実現することができました。
ボディ内手ブレ補正が搭載されることによって、特に効果を発揮できるのが、暗いシーンの撮影。
シャッタースピードが稼ぎにくい環境でも、ISO感度を大きく上げずに安心して撮影することができるのは、大きなメリットです。

また、動画撮影のシーンでも、ボディ内手ブレ補正は非常に役立ちます。
小型軽量・フルサイズ換算35mmのレンズを持つX100VIはVlogなどのライトな動画機材としても使いやすく、ボディ内手ブレ補正があることで、動画がより撮りやすくなりました。
とはいえ、手持ちで自分が歩きながら、映像をブレなく撮れる…というほどの手ブレ補正ではなく、あくまでも「カメラを固定もしくは少し動かす程度なら使える」と考えておく方がベター。
バッテリーは前モデルのままなので、長尺動画の場合は消耗が大きく、「写真をメインにしつつ、動画も楽しむ」という使い方がおすすめです。

(内蔵NDをONにしたため、明るい環境下でもSSを比較的遅く保てている)
ちなみに、4段分のNDフィルターが内蔵されているため、天気の良い屋外など明るい環境でも、動画撮影において適正なシャッタースピードと露出を調整できる点もおもしろいポイントです。
上位機種と同じ、裏面照射型約4020万画素センサーと高速画像処理エンジンを搭載

前モデルからの大きな変更点が、センサーと画像処理エンジン。
特に画素数に関しては、前モデルの約2610万画素から約4020万画素と大きく上がりました。
これだけ小さい機種にも関わらず、上位機種であるX-T5やX-H2と同じセンサーと画像処理エンジンを搭載しているため、写し出す画のクオリティも十分。



X100VIは「デジタルテレコン」という機能が搭載されており、通常の23mmのほかに、クロップすることで50mmと70mmの画角でも撮影することができるのですが、高画素だからこそ、クロップしても十分な解像度を保てる点も魅力的です。

AF機能も進化しており、AF性能が大幅に上がったことに加え、被写体検出AF設定も可能に。人物の顔や瞳はもちろん、動物・鳥・車・バイク・自転車・飛行機・電車・昆虫・ドローンを認識して、フォーカスを合わせてくれます。
特に人物のAFに関しては、精度の高さを実感しました。先日お子さんを撮影した際にも、瞳AFが動き回る子どもをしっかりと追いかけ、スムーズにピントを合わせて撮影することができ、非常に使い勝手が良かったです。
富士フイルムの色彩をめいいっぱい楽しめる、多彩なフィルムシミュレーション

富士フイルムのカメラといえば、ユーザーの皆さんが口を揃えて話す魅力が「色の美しさ」。
富士フイルムのカメラには、90年にもわたる色再現技術を集約させた「フィルムシミュレーション」が搭載されていて、X100VIに搭載されている数はなんと20種類!

「かわいい」「優しい」「フィルム調」「映画風」などなど、「フィルムシミュレーション」を変えるだけで、写真の印象を大きく変えることができます。

その美しい色表現は唯一無二で、画像編集をせず、撮ってそのままで楽しむ方も多いです。
こちらの記事の画像についても、この項目以前まではLightroomClassicにてRAW現像をした写真を紹介していましたが、この項目以降の写真は全て撮ってそのままorカメラ内RAW現像のみで仕上げた写真を紹介しています。

中でも注目すべきなのが、X100VIで新たに搭載されたフィルムシミュレーション「REALA ACE」。もともとGFX100 IIに搭載されていたフィルムシミュレーションが、満を持してXシリーズのカメラに初めて搭載されました!
「REALA ACE」は忠実な色再現を目指しつつ、メリハリのある色表現を叶えたフィルムシミュレーションということで、様々なシーンで活用することができます。

個人的に特に合うと思ったのが、ポートレートと料理写真。

PROVIAほど色鮮やかすぎず、適度な華やかさと立体感を表現できるため、PROVIAとCLASSIC CHROMEの中間のような使い勝手の良さがあります。



あまりに使いやすく、「悩んだらREALA ACEを使う」という勢いで常用するほどだったため、X100VIを使う時以外のフィルムシミュレーションに逆に悩んでしまうほど、優秀なフィルムシミュレーションだと実感しました。
1本であらゆるシーンに対応できる、35mm判換算35mmの万能さ

これまでのX100シリーズと同様、このX100VIも搭載レンズは23mmF2。
APS-Cセンサーであるため、35mm判換算35mmの画角となります。
デジタルテレコンやコンバージョンレンズを付けることである程度の調整はできますが、基本的には35mm判換算35mmが固定となるX100VI。
レンズ交換ができない不便さが気になっている方も多いと思いますが、この35mmが非常に万能であるため、1本でも十分楽しむことができます。

比較的広めの画角であるため、空や建物をまるっと1枚の写真に盛り込むことが可能。
美しく咲き広がる桜も、余白を残して撮ることができます。

カフェではテーブル全体をフレームに収めることで、ワクワク感を表現。

座席に座ったまま、友人の姿を残せることも、広めのレンズならではの良さ。

手元の物を撮る時も、手元とカメラの距離を気にせず、構図に余裕を持って撮影することができます。背景もしっかり入るので、場所の魅力を伝えやすい点も魅力的。


街中で見かけた素敵な景色を、自然な距離感でフレームに入れることができるため、スナップにもおすすめです。

開放F値は2なので、35mmという広角寄りでありながら、ボケが楽しめる点も大事なポイント。最短撮影距離は10cmと接写もある程度できるため、工夫次第で大きなボケを表現できます。

F2まで調整できる明るいレンズだからこそ、暗いシーンでも安心。
ボディ内手ブレ補正と相まって、夜や室内の写真をより楽しめるようになりました。
写真の楽しみ方がきっと変わる、唯一無二のカメラ

今回X100VIをじっくり使わせていただき、想像以上の使い勝手の良さに驚きました。
とにかく軽くて持ち運びが楽なので、ちょっとしてお出かけに手軽に持って行けるところが大きなポイント。
私の場合は、旅先でサブカメラとして持って行き、散歩や食事の時間など、「重い機材を持って行きたくないけれど、カメラを持って行きたい」というタイミングにぴったりハマりました。
軽くて小さく、手ブレ補正があり、撮って出しがきれいなX100VIはショート動画撮影用の機材としても、使い勝手が抜群。

懸念していた「レンズ交換ができない」という点も、35mm判換算35mmという使いやすい焦点距離かつ、デジタルテレコン等である程度画角を調整できるところから、そこまでの不便さを感じなかったです。
むしろレンズ交換ができないからこそ、「どのレンズを持って行こう…」と悩むことがなく、潔く身軽に出かけられることが思っていた以上にストレスフリー。
カメラを持ち出す機会が増え、美しい写りも楽しめるハイブリッドさが魅力のX100VI。
これまでの撮影スタイルがきっと変わる、唯一無二の魅力を持つカメラを、ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。
X100VIを手に入れる方法
購入する
フジフイルムモールでは、281,600円(税込)〜で購入できます。また、家電量販店やネットショップなどでも購入可能です。ただし人気のため入荷待ちということもあります。詳しくは各サイトやショップでご確認ください。
レンタルする
「X100VI」に興味はあるけど、過去にレンズの購入で失敗したことがあるから、いきなり買うのはちょっと怖い…」という方には、レンタルするという選択肢がおすすめ。
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FUJIFILM X100VI [ブラック]
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