こんにちは。杉本です。
今回はCanonが誇るRF50mm F1.2 L USMのレビューです。ぼくはメインカメラがCanonですので今回の撮影は本当に楽しみで、スケジュール的にそこまで撮影時間を確保できなかったのですが、相当撮りました。
こいつ、いつまで撮るんだとモデルに思われていた可能性が充分にありますが、付き合ってくれた彼女たちに心から感謝しつつ書き進めていきます、今回もよろしくお願いします。
まずは基本的な性能の紹介です。こちらをどうぞ。
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目次
Canon RF50mm F1.2 L USMのスペック
| RF50mm F1.2 L USM | |
| 画角(水平・垂直・対角線) | 40° ・ 27° ・ 46° |
| レンズ構成 | 9群15枚 |
| 最小絞り | F16 |
| 最短撮影距離 | 0.4m |
| 最大撮影倍率 | 0.19倍 |
| フィルター径 | 77mm |
| 最大径×長さ | φ89.8×108mm |
| 質量 | 950g |
■購入する場合は、315,000円(税込 ※2022/11/01現在 カカクコム調べ)となっているようです。

RF50mm F1.2L USM
F1.2という数字の持つ開放力
Canonはレンズラインナップの豊富なメーカーです。
50mm一つとってもEFレンズまで含めればかなりの数があり、豊富な選択肢が写真家やフォトグラファーの表現の幅の拡張や、挑戦の姿勢を支えてきたことはみなさんも既知の事実だと思います。
標準の王様とも言える50mmは他社やオールドレンズまで含めると膨大な選択肢になります。
その中でも開放F値が1.2というのは特筆すべき特徴の一つだと思います。Canonが市場へ投入した最新の50mmの威力を体験してみたのでぜひ最後まで読んでください。
まずは開放の一枚を見ていただきたいと思います。ものすごい華麗なボケ味です。
これは絞ったら見ることができない一眼レフ特有の世界の一つだと思います。このカットではモデルに結構離れてもらっています。
ピントは遠方側ですから前ボケは当然ですが背景のボケもしっかりボケています。
ボケのサンドイッチはよくある写真表現の一つですが、ここまで強烈に浮かび上がるピント面には感動です。
日程的にこの日しか無かったんですが背景が青ければなーと思ってます、無念。
ボケの輪郭

こちらは先ほどの写真の前ボケ部分の拡大です。ボケてますね、容赦なくボケてます。
花のエッジがほとんど色割れなくボケているのは驚嘆すべき特徴です。
花畑で撮影するときに、色の濃い花と草木の緑をボケの中で混ぜる場合に、色の剥離というのはしつこくつきまとう問題です。
剥離を目立たせないためにレタッチを大人しめにせざるを得ない、また絞って輪郭を明確にするとこで剥離を防ぐというのは誰しも経験があると思いますが、色の濃いキバナコスモスでこのエッジの綺麗さであれば花をボケの中に閉じ込める時に難しいことを考えず構図や露出に集中することができます。
この信頼は非常に大きなアドバンテージです。
ぼく自身は最近昔ほど濃いレタッチをしませんが、プリセットを当てた時綺麗なのはとても助かります。
高精細な寄りの一枚
こちらは寄りの一枚。
瞳や肌はもちろん、髪の毛の線や花の描写までシャープに写っています。
ピント面の強めの描写とは裏腹にボケの抜けは鮮やかでかつメリハリが効いていて、先ほどの強烈なボケ味がこのレンズの本領かと思いきやこちらも侮れない性能です。
ボケ一辺倒に傾向しないところはさすがというべきか、しっかり設定を変えてあげればボケに頼らない写真も綺麗に撮ることができます。
個人的には絞った時のピント面からボケ始める境目の描写が好きです。とても綺麗だと思います。
ミドルレンジで空間を撮る
引きと寄りの中間の一枚です。
思いっきり引いて撮る写真や、グッと寄って撮る写真はインパクトはありますが、実際にはこのような全身に近い距離感やバストアップへのアプローチの方が割合としては多いと思います。
引きのポートレートと寄りのポートレートの間にある距離のグラデーションの中でどうなるのかを見てみましょう。
見てみようと言ったもののぱっと見でもう良くないですか。
レビューなので、どう?いいよね?みたいな一言で片付けると元も子もないんですが、あえて言います。良くないですか?
半逆光の光がモデルの右後ろから差しています。
背景は岩の表情までわかるほど写りつつも良い塩梅でボケていて、立体感の演出に一役買っています。
完璧にパンフォーカスな一枚を手に入れようと思ったらもっと絞らないといけませんが、f8でほとんど全身をフレーミングした時にこの絶妙なボケの量はとても嬉しいです。
ロケーションをしっかり活かしてその表情まで残しつつもモデルの存在感はしっかり際立てる。
なんて仕事のできるレンズなのでしょう。見習おうと思います。
ちなみにシャドウになっているお顔の美しさも残っています。高解像度のおかげでレタッチにも強くフォトグラファーを助けてくれる良いレンズです。
F5.6の利便性

こちらはf5.6。5.6は割と選択する人も多いF値だと思います。
自分だけかな?そんなことないですよね?良く使うF値です。みんなもそうだと信じて進みます。
50mmですから、この様な撮り方には強いですね、歪みなくありのままを撮ることができます。
ちょうど両方の瞳の間がピントの合う範囲に来るように撮っています。厳密には手前の目に合わせていて、絞りの影響で奥の瞳にも届いている感じです。
先ほどの写真もそうだったのですが、画面の隅の岩場と画面中心に近い岩場とでボケの差こそあれ質感にあまり変化がありません。四隅まで高いコントラストと解像度を誇ります。
多彩なアプローチが可能な50mmの最新世代

帰り際に前を歩いていたモデルが振り返ってくれたときに撮りました。
被写体との距離感とF値の組み合わせで様々な表情を見せてくれるレンズです。
途中で気が付いたんですけど周辺減光が派手に出にくいですね、もちろん全くしないなんてことはないのですが、とても微量で開放で引いてもほとんど気になりません。
単焦点レンズですから、こちらが歩いて距離感の調整をするのは前提ですが、背景のボケ具合のバリエーションが豊富です。飽きのこない良いレンズだなーと思います。
50mmはこれに決まりか
これは難しい問題です。まず弱点を先に書かせてください。
重いです。その重さは950g。
開放F値が1.2ですから、いわゆる大口径単焦点レンズです。
当然レンズのみでなく装着するカメラ本体の重さも加わりますから、しっかり重いミラーレスを持っているなーとは感じます。それと引き換えに手に入れる描写力ですね。
実際にこのレンズはできることがすごく多いとは思うものの、街中やカフェなどでさらっと撮りたい時には容赦なく目立つと思います。
RFレンズには50mmf1.8のものもありますし、アダプターを使えばEFレンズの装着も可能です。
GOOPASSではそちらのレンズももちろんレンタルが可能です。行き先に合わせてその時ベストな50mmを使うことがおすすめです。
軽量レンズにはフットワークの軽さがありますから、機動力を取るのか圧倒的な描写を取るのか、自分がその日撮りたいものに合わせて選んであげることが理想だと思います。
逆に言えば重さと大きさ以外に弱点はないので、それが完全に許容できる方にとっては間違いなく最適解になり得るレンズだと思います。
参考までにぼくも50mmはf1.4、f1.8を両方私物として持っていてその日の撮影対象によって使い分けています。
50mmというのはこれさえあれば良い!と言い切るのは難しい距離だなと感じています。
最短撮影距離
最短撮影距離は40cm、最大撮影倍率は0.19倍です。
実はEFレンズにも50mmf1.2というのはあるんですが、それよりさらに5cm寄れるようになっています。
また開発された時代が違うのでパープルフリンジ等の工学的な問題はかなり解消されている印象でした。
盛大にフレアが欲しい!なんて時にはアダプターにEFの方を使うと良いかもしれません。EF 50mmf1.2も使ってみたいんですがあまりフレアとかを使わないので上手にレビューを書ける自信がないです。
結論は、この辺の使い分けを全て購入で揃えるというのはハードルが高いのでGOOPASSのレンタルシステムを活用すると50mmのレンズでもバリエーションを試すことができます。
最後に数枚写真をおいておきます。ではまた。


RF50mm F1.2L USM
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