
2025年9月27日に、マイクロフォーサーズ・ユーザー待望の新レンズM.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PROが発売されました。
このレンズは35mm判換算で100〜400mm相当の焦点距離ですが、F2.8通しの明るさを実現しているだけでなく、テレコンバーター M.ZUIKO DIGITAL 2x Teleconverter MC-20を使用すれば、35mm判換算で800mm相当の焦点域まで対応することができます。
しかも、三脚座を外せば1,075gと軽量で、防塵防滴機構はIP53相当、伸び縮みしないインナーズームレンズ。女性も扱いやすい望遠ズームレンズに仕上がっています。
今回は、朝の開園から夕方の閉園まで「よこはま動物園ズーラシア」と「盛岡市動物公園 ZOOMO」の2ヶ所の動物園で、動物とバードショーなどの撮影に使用させていただきました。
この軽量コンパクトなマイクロフォーサーズのシステムにより体力の消耗を抑え、集中力を維持することができたおかげで、よこはま動物園ズーラシアで開催されていた20時まで閉園時間を延長するナイトズーラシアで夕景の素敵な瞬間を撮影することもできました。

OM SYSTEM M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO
目次
執筆者プロフィール

角野 正樹(かどの まさき)
Position
サーバルやアムールトラ、キツネなど日本各地の動物園で動物写真を撮影しています。
撮影した作品は動物園の許可を得て写真集を制作し、動物園の売店などで販売しています。
TAMRON 50-400mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD (Model A067) の作例写真を担当。
株式会社サードウェーブと東京カメラ部が開催した「壁紙にしたい写真コンテスト」にて、raytrekアンバサダー賞を受賞。
千葉県を拠点に日本各地の動物園を巡り、サーバルやアムールトラ、キツネなどの動物を撮影。動物園の許可を得て自費出版の写真集を制作することで、動物たちの「愛らしさ」だけでなく「生きた証」を残す活動をライフワークとしている。
近年は、GOOPASS GOのイベントで動物撮影の講師を務めたり、TAMRONレンズの作例写真を担当するなど、活動の幅を広げている。
M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PROスペック

OM SYSTEM M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO
| 製品名 | M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO |
|---|---|
| 焦点距離 | 50-200mm(35mm判換算:100-400mm相当) |
| 開放F値 | F2.8 |
| 最短撮影距離 | 0.78m |
| テレコンバーターMC-20使用時 | 最大800mmF5.6相当(35mm判換算) |
| 重量 | 1,075g(三脚座除く) |
ホッキョクグマもビックリの描写力、唯一無二のスペック

焦点距離83mm , F4.5 , シャッタースピード1/1250 , ISO200, よこはま動物園ズーラシア
まず最初に見ていただきたいのは、よこはま動物園ズーラシアで2024年11月に誕生したホッキョクグマのライの描写力です。
生後10ヶ月になったライはいつも元気よく運動場を遊び回っており、この日はプールでボール遊びに興じていたところを撮影してみたのですが、水に濡れたホッキョクグマの毛並み、腕からこぼれ落ちたつややかな水の流れ、そして波紋…。
高い光学性能を持つこのレンズによって緻密に描写されたこの写真を見ていると、ホッキョクグマのライが感じているたのしさが伝わってくるように感じませんか!
そして、この描写力は絞りを開放にしても変わらず、ホッキョクグマが投げたお気に入りの牛骨ボールからしたたり落ちる水滴も見事に描写していたり、ホッキョクグマの身体から振りはらわれた水滴も精細に描写していました。

焦点距離186mm , F2.8 , シャッタースピード1/6400 , ISO250, よこはま動物園ズーラシア

焦点距離200mm , F2.8 , シャッタースピード1/3200 , ISO320, よこはま動物園ズーラシア
次は、日本では横浜市立金沢動物園と盛岡市動物公園ZOOMOの2園でしか飼育されていないオオツノヒツジを、盛岡市動物公園ZOOMOで撮影してみました。
オオツノヒツジは大きく螺旋状に巻いた角が特徴で、その立派な角を35mm判換算で400mm相当と2倍テレコンバーターを使用して800mm相当まで拡大して撮影して撮り比べてみましたが、テレコンバーターを使用しても驚くほど細部の解像感を保って描写していました。
35mm判換算 400mm相当

焦点距離200mm , F2.8 , シャッタースピード1/2500 , ISO200 , 盛岡市動物公園ZOOMO
35mm判換算 800mm相当 ※2.0倍 テレコンバーター使用

焦点距離372mm , F5.6 , シャッタースピード1/1250 , ISO200 , 盛岡市動物公園ZOOMO
高速なオートフォーカス追従性能
今回の撮影で使用したカメラ本体はOM-1 Mark II。
このカメラは鳥や動物などの被写体にオートフォーカスを追従させながら50コマ/秒で撮影する高速連写能力だけでなく、シャッターを押した瞬間から最大99コマまで時間をさかのぼって記録するプロキャプチャー機能を搭載していることが大きな特徴です。
M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PROは、このカメラと連携してその性能を余すところなく引き出すことができる能力を持っており、ホッキョクグマのライがプールへ飛び込む瞬間のかわいらしいお尻を写しとめることができました。


焦点距離73mm , F2.8 , シャッタースピード1/5000 , ISO320, よこはま動物園ズーラシア
また、よこはま動物園ズーラシアでは、定期イベントとしてバードショーが開催されており、ハリスホークやダルマワシ、ベニコンゴウインコなど、多様な種類の鳥たちがステージを所狭しと飛び回ります。
中でも、猛禽類に分類されるタカ科のハリスホークが奥から手前へ高速かつ低空で飛来する演目はオートフォーカスで追い続けるには難しい被写体です。しかし、今回はその姿を見事に捕らえることができました。

焦点距離200mm , F2.8 , シャッタースピード1/1250 , ISO320, よこはま動物園ズーラシア
ハリスホーク以外にも、飛行スピードはそれほど速くはないものの、地面すれすれから私の頭上を飛び越えようとするヨウムの姿も見事に捉えることもできました。
カメラ単体の性能だけではなく、レンズと連携して高速にオートフォーカスを合焦させることができる性能があることを証明しているのではないでしょうか。

焦点距離90mm , F2.8 , シャッタースピード1/3200 , ISO500, よこはま動物園ズーラシア
ボケの描写
まず、盛岡市動物公園ZOOMOのカンガルー舎で、絞りをF2.8とF8.0に切り替えてボケ味を比較してみました。
絞りを開放F2.8で撮影すると、画面左下の前ボケはとろけるように美しくボケており、画面右上の遠景の背景はとろけるようにやわらかく描写されています。
ホワイトバランスについてはオートで撮影しているのですが、前ボケの緑の発色は薄く、背景は濃く、気持ちのよいコントラストで描写されており、晩夏の陽射しの中で草を食んでいるカンガルーの心地よさが伝わってくるように感じます。
F2.8で撮影

焦点距離50mm , F2.8 , シャッタースピード1/2500 , ISO320, 盛岡市動物公園ZOOMO
F8.0で撮影

焦点距離50mm , F8.0 , シャッタースピード1/320 , ISO320, 盛岡市動物公園ZOOMO
次は、よこはま動物園ズーラシアのウォークインバードケージでこの作例を紹介します。
この写真は画面中央やや右上の茂みにフォーカスを合わせているのですが、画面左上のせせらぎの玉ボケの内部はなめらかで、輪郭はつよすぎない程度に抑えられており、キレイな円形になっていることがわかります。
また、前ボケとなっている画面右下の茂みを見てみると、輪郭が強調されるような二線ボケにはなっておらず、全体的には良好なボケ味でした。

焦点距離79mm , F2.8 , シャッタースピード1/8000 , ISO320, よこはま動物園ズーラシア
次に、よこはま動物園ズーラシアのサバンナで、中央右にいるシマウマにフォーカスを合わせた状態で、絞りをF2.8からF22.0まで変化させ、前ボケの描写と解像感がどのように変わっていくか撮影してみました。
ボケ味と解像感の変化を確認してみてください。
F2.8で撮影

焦点距離56mm , F2.8 , シャッタースピード1/8000 , ISO500, よこはま動物園ズーラシア
F8.0で撮影

焦点距離56mm , F8.0 , シャッタースピード1/800 , ISO500, よこはま動物園ズーラシア
F22.0で撮影

焦点距離56mm , F22.0 , シャッタースピード1/80 , ISO500, よこはま動物園ズーラシア
小型軽量!機材外観と望遠マクロ性能
盛岡市動物公園ZOOMOのカンガルー舎は檻の中に人間が入るタイプの獣舎で、綺麗に刈り込まれた芝生の中に設置されたベンチに座ってのんびりとくつろぐこともできたため、今回のレビューでお借りした機材の写真を撮影してみました。

OM SYSTEM OM-1 Mark II ボディ

OM SYSTEM M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO



新レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PROは、全長225.8mm、最大径が91.4mm、三脚座を外せば重量は1,075gと軽量、コンパクトな仕上がりになっています。
私は千葉県在住なので盛岡市動物公園ZOOMOへ撮影にでかける際には、愛用のリュック型カメラバッグにこのレンズを収めて移動したのですが、普段レンズだけを収納しているスペースにレンズ+カメラを収納することができたので、OM SYSTEMの軽量コンパクトなシステムの利便性はかなり優秀であると感じました。
また、三脚座にはアルカスイス互換のスリットが刻まれているだけでなく、工具を使わなくても指でネジを回せば簡単に取り外すこともできました。
しかし、レンズフードについては取り外しボタンをもうすこし大きくした方が取り外しやすくなるように思います。
さて、こんな感じで機材撮影をしていると、足下に赤トンボが飛んできたので撮影してみました。
このレンズは50mmでも200mmでもズーム全域で最短撮影距離が0.78mとなっており、最短撮影距離が短いおかげで30cmほどの高さのロープに停まった小ぶりの赤とんぼを真上から撮影することができました。
F2.8開放で撮影すると、地面の芝生がとろけるようにボケるだけでなく、トンボの羽根もボケていて被写界深度の浅さがわかりますが、F8.0で撮影すると被写界深度が深くなりトンボの羽根はくっきりと描写されるようになりました。
F2.8で撮影

焦点距離200mm , F2.8 , シャッタースピード1/1600 , ISO320, 盛岡市動物公園ZOOMO
F8.0で撮影

焦点距離200mm , F8.0 , シャッタースピード1/250 , ISO320, 盛岡市動物公園ZOOMO
次に、赤とんぼが飛翔する瞬間を横から撮影してみたのですが、50コマ/秒の高速連写性能をもつOM-1 Mark IIをもってすれば、赤とんぼが画角からはみでるまで4コマほど撮影できていました。
とんぼは時速70kmの速さで飛行することができるそうですが、飛んだのが見えてからシャッターを押しても間に合いません。
こういった決定的瞬間を撮影しようとすると、シャッターを押す前の時間にさかのぼって撮影することができるプロキャプチャー機能のありがたみを痛切に感じます。

焦点距離200mm , F5.6 , シャッタースピード1/2000 , ISO800, 盛岡市動物公園ZOOMO

焦点距離200mm , F5.6 , シャッタースピード1/2000 , ISO800, 盛岡市動物公園ZOOMO

焦点距離200mm , F5.6 , シャッタースピード1/2000 , ISO800, 盛岡市動物公園ZOOMO

焦点距離200mm , F5.6 , シャッタースピード1/2000 , ISO800, 盛岡市動物公園ZOOMO
逆光および夜間撮影
2025年のよこはま動物園ズーラシアでは、8月の週末および8月11日の祝日に閉園時間を16時30分から20時まで延長し、夜の動物たちの様子を観察することができる特別なイベント「ナイトズーラシア」が開催されました。
新レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PROは、「ズーム全域F2.8という明るさ」が大きな特徴になっています。
そのおかげで日没後の暗い環境でも写真を撮影をすることができると考え、通常営業日では撮影することが難しい、陽がかげり斜めから夕陽が射し込む半逆光の状態、太陽を画角に入れて完全逆光にした状態、そして日没後の暗闇の中の動物たちの撮影に取り組みました。
・日没直前 半逆光状態
半逆光状態はよこはま動物園ズーラシアのサバンナで撮影しました。広大な運動場に射し込む光と長く伸びた木々の織りなす陰影。
そして、夕陽はシマウマのたてがみを美しく彩っていました。

焦点距離200mm , F2.8 , シャッタースピード1/1600 , ISO320, よこはま動物園ズーラシア

焦点距離164mm , F2.8 , シャッタースピード1/1600 , ISO320, よこはま動物園ズーラシア
・日没直前 逆光状態
この記事のタイトル画像に採用しましたが、逆光状態についてもよこはま動物園ズーラシアのサバンナで撮影しました。
日没が迫り、地平線に近くなった太陽を画角に入れて撮影しようとすると、みなさんが気になるのはフレアとゴーストではないでしょうか?
フレアについては現象を確認できませんでしたが、多くのレンズがそうであるようにゴーストは出ます。
しかし、太陽の位置と自分の立ち位置、構図などを工夫することによってゴーストをおいやり、横浜のサバンナで繰り広げられたエランドの決闘を撮影することができました!

焦点距離171mm , F3.5 , シャッタースピード1/800 , ISO250, よこはま動物園ズーラシア

焦点距離83mm , F3.5 , シャッタースピード1/800 , ISO250, よこはま動物園ズーラシア

焦点距離186mm , F3.5 , シャッタースピード1/800 , ISO250, よこはま動物園ズーラシア

焦点距離157mm , F3.5 , シャッタースピード1/800 , ISO250, よこはま動物園ズーラシア
・日没後 暗闇状態
暗闇状態については、よこはま動物園ズーラシアのインドゾウ舎で撮影しました。日没から約1時間が経過し、とっぷりと暗闇に包まれた時刻は19時17分。
インドゾウ舎にはわずかな照明と、半月の月明かりが射し込むだけで、肉眼ではインドゾウが水浴びしている様子がなんとか見えているような状況でした。
水しぶきとゾウの動きをなんとか写しとめたかったので、F2.8、シャッタースピード 1/320秒、ISO 1250の撮影設定で写真を撮影してみましたが、カメラの背面液晶ではほとんど何も映ってないような状況でした。
しかし、RAW現像で明るさを持ち上げてみたところ、気持ち良さげに水浴びするインドゾウの姿が現れてきました。
F2.8の明るいレンズであるからこそ、このような難しい撮影状況でも撮影に成功することができたと考えています。

焦点距離56mm , F2.8 , シャッタースピード1/320 , ISO1250, よこはま動物園ズーラシア
雨の動物園
盛岡市動物公園ZOOMOでは2日ほど撮影させていただいたのですが、初日は晴れ、2日目は雨模様の天気でした。
天気が雨だと、動物園の休憩所で休みたくなる気持ちはありますが、OM-1 Mark IIと 新レンズM.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PROは防滴性能が優秀なことも特徴となっています。
実際の撮影でも急に天気が変化して雨が降ることもありますので、雨でしっとりと濡れそぼり緑の深まった雨の動物園を散策しながら、園路の植物や動物を撮影してみました。
防塵防滴性能の優秀なカメラシステムを使用していると、急な天候変化にも安心です!

焦点距離50mm , F2.8 , シャッタースピード1/640 , ISO800, 盛岡市動物公園ZOOMO

焦点距離186mm , F2.8 , シャッタースピード1/200 , ISO800, 盛岡市動物公園ZOOMO

焦点距離50mm , F4.0 , シャッタースピード1/200 , ISO800, 盛岡市動物公園ZOOMO
F2.8で撮影

焦点距離107mm , F2.8 , シャッタースピード1/100 , ISO800, 盛岡市動物公園ZOOMO
F9.0で撮影

焦点距離107mm , F9.0 , シャッタースピード1/10 , ISO800, 盛岡市動物公園ZOOMO

焦点距離67mm , F5.6 , シャッタースピード1/160 , ISO800, 盛岡市動物公園ZOOMO
動物園での動物撮影で気をつけること
私が動物園で動物を撮影する時に気をつけていることは2つあります。
ひとつ目は「なるべく人工物を画角に入れないこと」
ふたつ目は「なるべく動物の目線に合わせて撮影すること」
日本国内の動物園の獣舎は格子状の檻に囲われていることが多く、人工物である檻を映さないようにするためには檻を前ボケで見えなくする必要があるのですが、前ボケさせるためにはF値の数字が小さく明るいレンズが必要になります。
新レンズM.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PROは、ズーム全域でF2.8と明るいため前ボケで檻を見えなくする能力が高く、動物園での撮影に適していると考えて、盛岡市動物公園ZOOMOで2025年6月に誕生したピューマの赤ちゃんが母親と一緒に暮らしているピューマ舎で、どのくらい前ボケで檻が消えて見えなくなるか試してみました。
まず、こちらの写真が檻のすぐ手前で来園者をニンゲン観察するピューマの赤ちゃんで、ご覧のように黒く塗装された細めの檻が格子状に並んでいます。

焦点距離50mm , F2.8 , シャッタースピード1/400 , ISO800, 盛岡市動物公園ZOOMO
このくらい檻と動物の距離が近ければ、どんなに明るいレンズを使用したとしても檻を前ボケで見えなくすることは難しくなりますが、F値が小さく明るいレンズであればあるほど、檻から動物が少し離れてくれれば前ボケで見えにくくなります。
新レンズM.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PROの場合は、檻からピューマの赤ちゃんが1~2mほど離れてくれば、檻が薄くなってくれたので、檻を前ボケで消しやすいレンズであると感じました。

焦点距離132mm , F2.8 , シャッタースピード1/320 , ISO800, 盛岡市動物公園ZOOMO
また、このくらい檻が目立たなくなっていれば、Lightroom現像でマスク補正などを駆使すれば、より自然な仕上がりにすることもできます。

焦点距離132mm , F2.8 , シャッタースピード1/320 , ISO800, 盛岡市動物公園ZOOMO
マスク補正すると、レンズ性能を証明する作例として紹介することは難しくなりますが、その他のパラメータも含めて現像してこのように仕上げてみました。
Before→Afterもつけましたので、比較してみてください。

焦点距離132mm , F2.8 , シャッタースピード1/320 , ISO800, 盛岡市動物公園ZOOMO

次に、「なるべく動物の目線を合わせた」状態で撮影してみました。
動物と目線をあわせて撮影することのメリットは、動物たちの世界に入り込んだような感覚となり親近感が感じられるようになることですが、動物園では植栽や獣舎と園路の高低差、檻の位置などさまざまな要素が加わるため、なかなか目線をあわせることは難しくなっており、私は可能な限り目線を合わせるように撮影しています。
また、特に仔猫は予測のつかない動きをするため、やや広めの画角で撮影しています。
通常SNSなどに投稿する場合はトリミングしてしまうのですが、今回はそのまま掲載させていただきます。

焦点距離300mm , F5.6 , シャッタースピード1/640 , ISO800, 盛岡市動物公園ZOOMO

焦点距離288mm , F5.6 , シャッタースピード1/1600 , ISO800, 盛岡市動物公園ZOOMO

焦点距離200mm , F2.8 , シャッタースピード1/1000 , ISO1600, 盛岡市動物公園ZOOMO

焦点距離144mm , F2.8 , シャッタースピード1/1000 , ISO1250, 盛岡市動物公園ZOOMO
いかがでしょうか!?
ちなみに動物園での動物撮影については、GOOPASS GOのイベントとして私が講師となり日本各地の動物園でレクチャー付きの撮影会を不定期に開催しています。
スマホしか使ったことがない初心者向けと、経験者向けのコースがあり、どちらも一緒にたのしく動物撮影を学んでいただける内容です。
GOOPASSのメルマガやLINEで告知しておりますので、チェックしてみてください!
こんな方におすすめ!
OM SYSTEM M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PROは、OM-1 Mark IIと組み合わせたときの重量が約1,700gです。
重量だけでなく、全長もカメラ込みで約300mmとなり、非常に軽量、コンパクトなシステムを構築することができます。
私は現在、動物園での動物撮影を中心に活動していますが、もともとは鉄道写真家の中井精也さんの写真に憧れて鉄道写真を撮影していました。
鉄道写真を撮っていたころは絶景を求めて、山を登ったり、川の中に入ったりすることもあったので、OM SYSTEMの軽量で優れた防塵・防滴性能、しかも写りの良いカメラシステムとして、このレンズをオススメすることができます。
また、野鳥撮影も鉄道写真と同じように、山の中に入っていったり、林の中に入ることもあるかと思います。
OM SYSTEM M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PROは、35mm判換算で400mmまで拡大して撮影することができるだけでなく、2倍のテレコンバーターを使えば800mm相当にまで拡大して撮影することができます。
シマエナガのような小さな野鳥を撮影しようとすると、焦点距離が長ければ長いほど大きく拡大して撮影することができます。
このレンズはテレコンバーターを使用しても大きな画質の劣化はなかったので、野鳥撮影にもオススメすることができます。
OM SYSTEM M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PROを手に入れる方法

OM SYSTEM M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO
購入する
OM SYSTEMオンラインショップでは、459,800円(税込)で購入できます。
また、家電量販店やネットショップなどでも購入可能です。
レンタルする
「OM SYSTEM M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO」に興味はあるけど、過去にレンズの購入で失敗したことがあるから、いきなり買うのはちょっと怖い…」という方には、レンタルするという選択肢がおすすめ。
“カメラのレンタル・中古買取・中古販売” GOOPASSでは、「OM SYSTEM M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO」をレンタルすることができます。
まとめ
今回のレビューでは、描写性能にはじまり、オートフォーカスへの反応速度、ボケ味、逆光耐性など、さまざまな作例を撮影させていただきました。
私は動物園での動物撮影を中心に活動しています。
多くの動物園で35mm判換算100〜400mmという焦点域はもっともよく使う領域です。
そして、このレンズのズーム全域F2.8という明るさは、獣舎の檻を前ボケとして目立たなくする能力に優れていました。
動物の毛並みを精細に描写する解像力は素晴らしく、動物の瞳へ素早くオートフォーカスを合焦し、瞳を追従し続ける能力も申し分ありません。
また、動物園での動物撮影というジャンルは女性も多く、軽量かつコンパクトなマイクロフォーサーズのシステムと、このレンズM.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PROの組み合わせは、そういった方々にも魅力的に仕上がっていると思います。
もちろん動物園での動物撮影だけでなく、野鳥・風景・スポーツ撮影など、さまざまなジャンルの写真撮影において素敵な瞬間を切り取ることのできる非常に優れたレンズであると、自信をもってオススメさせていただきます。
動物園紹介
今回のレビューでは、よこはま動物園ズーラシアと盛岡市動物公園ZOOMOの両園に取材撮影の申請をさせていただきました。
快く撮影を許可してくださった両園のみなさまに厚く御礼申し上げます。
最後に両園について簡単にご紹介させていただきます。
よこはま動物園ズーラシア
よこはま動物園ズーラシアは、ゾウやキリン、ライオン、トラといった動物園では定番の人気者たちに加え、オカピやチベットモンキーなど、他の動物園ではなかなか出会えない珍しい動物たちが、自然の息吹を感じさせる広大な獣舎でのびのびと暮らしています。
サバンナエリアへ足を踏み入れると、キリンやシマウマ、エランドが群れをなし、まるでアフリカの大地に迷い込んだかのような光景がひろがっており、日によっては草食動物のすぐそばでチーターがのんびりとくつろぐ光景に出会えることもあります。
そして、昔話やアニメなどで登場する天狗を彷彿とさせるような高い鼻をもつテングザルと出会うこともできます。日本国内ではここよこはま動物園ズーラシアでしか出会うことのできない特別な動物です!

OM-1 Mark II, OM SYSTEM M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO ,
焦点距離138mm , F2.8 , シャッタースピード1/1250 , ISO320, よこはま動物園ズーラシア

焦点距離200mm , F2.8 , シャッタースピード1/1250 , ISO320, よこはま動物園ズーラシア

焦点距離127mm , F2.8 , シャッタースピード1/1600 , ISO250, よこはま動物園ズーラシア
盛岡市動物公園ZOOMO
2023年、約2年間に及ぶ工事を経てリニューアルした盛岡市動物公園 ZOOMOは、木々に囲まれた開放的な展示スペースや、快適に過ごせる施設が整った、より自然を感じられる動物園へと進化し、地域に根ざしながらも、全国から人々を惹きつける施設へと産まれかわりました。
そんな園内には、ライオンやピューマ、ゾウ、ツキノワグマといった動物たちがのびのびと暮らしているだけでなく、オオツノヒツジやアメリカバイソンといった日本国内ではあまり飼育されていない珍しい動物たちに出会うこともできます。
四季折々に表情を変える森の景観のなかでのびのびと暮らしている動物たちの姿は、訪れる人々の心を癒してくれています。

焦点距離200mm , F2.8 , シャッタースピード1/640 , ISO1600, 盛岡市動物公園ZOOMO

焦点距離200mm , F2.8 , シャッタースピード1/400 , ISO800, 盛岡市動物公園ZOOMO









