デジタル一眼カメラのミラーレス化にともない、Nikon(ニコン)が開発した「Zマウント」。
内径55mmと大口径な点が特徴で、Fマウントより多くの光を取り込むレンズ開発が可能になりました。
高い解像力や魅力的なボケを追究するカメラ愛好家が、自信をもって薦めるレンズマウントです。
そんなZマウントに、TAMRON(タムロン)レンズが参入したのは2022年の秋。
光学機器メーカーのTAMRONは、今まで多くのサードパーティー製レンズを開発してきました。
軽量でリーズナブル、優れた光学性能と絶妙な焦点距離を持ち合わせたTAMRONのレンズを、待ち望んでいたニコンユーザーは多いのではないでしょうか。
今回の記事では、TAMRONが発売するZマウントレンズの特徴を解説しながら、おすすめのレンズを紹介します。期待の集まるTAMRONのZマウントレンズを、ぜひ1度手に取ってみてください。
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目次
TAMRON(タムロン)のZマウントおすすめレンズ
現在発売されているTAMRONのZマウントレンズを紹介します。
150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD(Model A057)

ミラーレス時代の新たな超望遠レンズ。
一眼レフレンズで超望遠ズームレンズというと、100mm-400mmか150-600mmというのが一般的な焦点域です。
TAMRONが2021年6月に発売した超望遠ズームレンズは150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD。
150-500mmというあまり見ない焦点域が特徴のレンズです。
望遠端を500mmとして、400mmではあと一歩届かないという不満を解消しつつ、広角端は150mmにしたことでコンパクトな超望遠ズームレンズを実現。
SONYにはFE 200-600mm F5.6-6.3 G OSSという超望遠ズームレンズがありますが、150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXDはそれよりも全長は10cm短く、重量も約400g軽いレンズです。
本レンズの特徴は単にコンパクトというだけではなく、AF駆動にリニアモーター駆動方式のVXDを採用したことで純正レンズに迫るAF速度を実現。
TAMRONといえば、作動開始と共にファインダー像がカチッと止まる手ぶれ補正VCも搭載しています。
ミラーレス時代の新しい焦点域のコンパクトで使いやすい超望遠ズームレンズが150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXDです。
| 製品名 | 150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD (Model A057) [ニコンZ用 |
| 対応マウント | ニコンZマウント系 |
| 焦点距離(35mm判換算) | 150-500mm |
| F値 | F5-6.7 |
| レンズ構成 | 16群25枚 |
| 最短撮影距離 | ワイド:0.6m テレ:1.8m |
| フィルター径 | 82mm |
| 最大径×長さ | 93×212.3mm |
| 質量 | 1720g |
■購入する場合は、152,300円(税込 ※2023/12/26現在 カカクコム調べ)となっているようです。

70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD (Model A047) [ニコンZ用]
70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD(Model A047)
![TAMRON(タムロン) 70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD (Model A047) [ニコンZ用]](https://goopass-magazine-image-prd.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/magazine/wp-content/uploads/2023/09/tam70300a047-1024x1024.png)
300mmの望遠域を手軽に。
TAMRON初のZマウントレンズとして、2022年9月に発売された「70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD(Model A047)[ニコンZ用]」。
全長150.3×77mm、重さ580gで、世界最小・最軽量の望遠ズームレンズの地位を獲得しました。
どこへでも気軽に持ち出せる軽量感は、望遠撮影をしてこなかった人はもちろん、携帯性を理由に望遠撮影から遠ざかっている人はより感動を覚えるでしょう。
また、200mmのレンズよりも100mm長い焦点距離は、迫力のあるフレーミングを可能にし、大きな圧縮効果とボケ味も実感できます。
風景から動物、ポートレートスナップ撮影などさまざまな用途で、バリエーションに富んだ撮影ができること間違いなし。
さらに、LD (LowDispersion・異常低分散)レンズを適切に配置し、シャープでハイコントラストな画質と柔らかなボケを両立しました。アクティブに解像感のある撮影ができる1本です。
| 製品名 | 70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD(Model A047)[ニコンZ用] |
| 焦点距離(35mm判換算) | 70~300mm |
| F値 | F4.5-6.3 |
| レンズ構成 | 10群15枚 |
| 最短撮影距離 | 0.8m(ワイド)1.5m(テレ) |
| フィルター径 | 67mm |
| 最大径×長さ | 77×150.3mm |
| 質量 | 580g |
■購入する場合は、60,433円(税込 ※2023/9/19現在 カカクコム調べ)となっているようです。

70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD (Model A047) [ニコンZ用]
35-150mm F/2-2.8 Di III VXD(Model A058)
![TAMRON35-150mm F/2-2.8 Di III VXD (Model A058) [ニコンZ用]](https://goopass-magazine-image-prd.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/magazine/wp-content/uploads/2023/09/tam35150a058-1024x683.jpg)
1本で何でも撮れる、F2スタートのポートレートズームレンズ。
「35-150mm F/2-2.8 Di III VXD(Model A058)[ニコンZ用]」は2023年9月に発売されました。
注目点は、フルサイズミラーレス一眼対応のズームレンズとして、世界初となる開放F2スタートを実現した点。
望遠域でもF2.8の大口径レンズで、明るく大きなボケ味を活かした撮影を可能にします。
35-150mmの珍しいカバー範囲は、ポートレート撮影において重宝される焦点距離です。
表情から全身、バストアップ……。ポートレートにおけるあらゆるショットをこの1本でカバーできるといっても過言ではありません。
レンズ交換や2台持ちをせずとも、撮影の幅を広げることができます。
また、優れたAF性能も特徴の1つです。リニアモーターフォーカス機構VXD(Voice-coil eXtreme-torque Drive)を採用し、高精度かつ高速なオートフォーカスを実現。
モデルのかすかな表情の変化、一瞬のベストチャンスを捉えて逃しません。静粛性も高いため、音が気になる環境下での撮影も可能です。
ポートレートを撮影をする方にとって必見の1本といえるでしょう。
| 製品名 | 35-150mm F/2-2.8 Di III VXD(Model A058)[ニコンZ用] |
| 焦点距離(35mm判換算) | 35~150mm |
| F値 | F2-2.8 |
| レンズ構成 | 15群21枚 |
| 最短撮影距離 | 0.33m(ワイド)0.85m (テレ) |
| フィルター径 | 82mm |
| 最大径×長さ | 89.2×160.1mm |
| 質量 | 1190g |
■購入する場合は、202,950円(税込 ※2023/9/19現在 カカクコム調べ)となっているようです。

35-150mm F/2-2.8 Di III VXD (Model A058) [ニコンZ用]
TAMRON、35-150mm F/2-2.8 Di III VXD ニコン Z マウント用、ポートレートズームレンズ実写レビュー!作例も多数!
TAMRON(タムロン)のZマウントとは

TAMRONのZマウントとは、TAMRONが製造しているZマウント対応レンズの総称です。
TAMRONはサードパーティー製レンズを展開するメーカーであり、自社マウントは存在しません。
Zマウント自体はNikonの規格で、2018年に同社初となるミラーレス機「Z 7」の発売に伴い誕生しました。
フルサイズ・APS-CサイズともにZマウントが使用できるため、レンズの併用も可能。
従来のFマウントと比べるとフランジバックが短くなり、内径も55mmとフルサイズ用レンズマウントとしては最大です。
それによりレンズ設計の自由度が上がり、高い光学性のレンズや、かつてない明るさの大口径レンズが開発できるようになりました。
そんなZマウントにサードパーティー製のTAMRONが参入したのは2022年。
2023年現在までに2本のレンズが発売され、今後の製品展開に期待が集まっています。
TAMRON(タムロン)レンズの特徴

TAMRONレンズの特徴は、Zマウントレンズに限らず基本的に全マウントで共通しています。
具体的な魅力をまとめました。
シンプルなデザイン
最近のTAMRONは黒一色のシンプルなデザインを採用しています。
シンプルゆえにどのモデルのカメラにもマッチし、ユーザーも老若男女問わず所持しやすいのが特徴です。
全体的に曲線や柔らかさのあるフォルムで、「TAMRONのレンズには温かみを感じる」という人もいるほど。
実際に、人間味を意識したデザインを取り入れています。
スタイリッシュでありながら、手になじみやすいデザインに親しみを覚える人は多いでしょう。
軽量でコンパクト
TAMRONは撮影者の負担を軽減するため、コンパクトな設計のレンズを多く開発してきました。
ときにクラス最小・最軽量のレンズを発売し、ユーザーを驚かせることも。
Xマウントにおいても、ミラーレスの機動性を損なわないコンパクトな設計を採用しています。
高倍率
「高倍率ズームのパイオニア」を自負するTAMRON。高倍率レンズ開発の歴史は30年前に遡ります。
Xマウントも、最初のレンズが広角域18mmから望遠域の300mmを1本でカバーする「18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD(Model B061)」でした。
高倍率ズームはレンズ交換の必要がないため、荷物を減らしたい旅行や、少ない装備にしたい登山など、コンパクトに動きたい撮影シーンにおすすめ。
また、急に被写体との距離が変わる場合でも、瞬時に画角を変更してシャッターが切れます。
運動会や乗り物などの動体撮影において、単焦点や一般的なズームレンズと比べてチャンスを逃しません。
長年「高倍率は画質が悪い」というイメージがありましたが、TAMRONは最新の光学技術や独自のコーティング技術を常に惜しみなく投入。
収差を抑えた高画質と高倍率を両立しています。
高いコストパフォーマンス
TAMRONの人気の1つに、高いコストパフォーマンスが挙げられます。
焦点距離が似ていても純正レンズと比べて低価格な傾向があるため、カメラを始めたばかりの初心者や、レンズを買う予算がない方にもおすすめできるメーカーです。
もちろん高倍率ズームレンズと同様、安かろう悪かろうではない高性能も兼ね備えています。
短い最短撮影距離
最近のTAMRONは最短撮影距離を意識し、より寄れるレンズのラインナップが増えました。
Xマウントのレンズでも、ワイド端での最短撮影距離が0.15mのモデルがあります。ワーキングディスタンスにすると、なんと5mm。
被写体に近づけることで構図の幅が広がり、パースの効いた近接撮影など、ユニークな撮影が味わえるでしょう。
まとめ

TAMRONが新しく参入したNikonのZマウント。その魅力とおすすめのレンズを紹介しました。
扱いやすい軽量感と、絶妙な焦点距離で市場を広げているTAMRONのレンズ。より軽快に、さまざまな撮影機会を与えてくれます。
そしてなんといっても、TAMRONの魅力はやはり高倍率です。
高画質を維持しながら「もう少し広く撮りたい、もう少し大きく撮りたい」を叶えてくれるメーカーに、今後の期待が集まります。
ぜひ、TAMRONのレンズを手に、あらゆるシーンでシャッターチャンスを掴んでください。
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