今回は、フォトグラファーとして活躍する「鈴木啓太」さんに、インタビューを実施。
オールドレンズでポートレートを撮影する魅力や、GOOPASSオリジナルセットとして作っていただいたマニュアルレンズをオートフォーカスで使えるセットを解説していただきました。
オールドレンズやマニュアルレンズのポートレート撮影をしたい方は、ぜひチェックしてみてください。
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・人物を魅力的に写したい!ポートレート撮影のコツ
・ポートレート撮影の交換レンズ おすすめ16選
・ポートレートとは?撮影のコツも解説!
目次
フォトグラファー 鈴木啓太さんのプロフィール

カメラおよびレンズメーカーのセミナー講師をする傍ら、雑誌媒体の連載やメーカーカタログ撮影などを行なっています。
2021年2月、初の単書となる「ポートレートのためのオールドレンズ入門」を発売。
フィルムワークショップを開催するなど、オーガナイザーとしても精力的に活動しています。
鈴木啓太さんの作品
※クリックで拡大表示ができます






鈴木啓太さんの著書「ポートレートのためのオールドレンズ撮影マニュアル」の見どころ

ーオールドレンズでポートレートを撮影する最大の魅力を教えてください。
鈴木さん:現行レンズはどうしてもボケが汚くなる要素や、光が飽和する要素を取り除くように設計されているので、心を掴まれるような描写にするにはテクニックが少々必要なんですよね。
その点、オールドレンズは光の飽和であったり、ボケの特徴であったり、あえて弱点を活かした撮影をできるというのが最大の魅力だと思います。現行レンズでは見られない描写に仕上がりますね。
ー著書では、オールドレンズ使いこなしの心得、厳選20本のレンズの特徴を引き出す撮影指南、オールドレンズのためのRAW現像方法などが書かれている本だと伺いましたが、ズバリ、本書の見どころを教えてください。
見どころは2つあります。1つは、20本のレンズの順光と逆光の描写を書いていることです。オールドレンズは順光と逆光で描写が異なるので、今回は余すことなく紹介しています。順光と逆光の作例や活かし方も載っています。
屋内や屋外など、シチュエーションに合わせた撮り方も解説していますよ。
2つ目は、オールドレンズのRAW現像方法です。オールドレンズは現行レンズと比べて、ふわっとした印象になるので、オールドレンズ用のRAW現像をする必要があります。
オールドレンズはコントラストと彩度がかなり下がった状態で記録されるので、独特の描写を残しつつ、現行レンズに近づけて見やすくするテクニックを載せています。
ーどんな人におすすめの本でしょうか?
現行レンズに飽きちゃった人や、自分の作品に色をつけたい人におすすめです。オールドレンズ特有の描写を活かして、周りの人に差をつけたいと思っている方にも向いています。
オールドレンズは、やわらかい印象に仕上がるので、ポートレートに適していると思います。
鈴木啓太さんの作品にフォーカス!
ーピックアップした作品について少し深掘りさせてください。
鈴木さん:純喫茶で撮った作品です。この作品を撮るのに使ったレンズはマニュアルでしか使えないので使いにくいレンズではあるんですけども、F2と明るくピントはシャープです。
後ろのカーテンの描写は、オールドレンズ風の描写をする現行レンズと、オールドレンズを掛け合わせたような描写になりました。
実は、この日は大雨でした。少ない光量でも顔に当たっている光から、髪の毛や肌のグラデーションが美しく描かれていると思います。
手前のイスのボケもオールドレンズ風というか、少しガサガサしながらも柔らかさを保っているような魅せ方をしています。
屋外で使うともう少し特徴が出るんですけど、暗い屋内でも質感と表現が出せるレンズですね。
ー屋外と屋内というお話がでましたが、著書で出てくる20本のレンズはどのように使い分けられているのでしょうか?
それぞれレンズごとに焦点距離が異なるので、撮影シーンや目的に合わせて使い分けます。オールドレンズは強い光があった方が描写が生きるんですね。だから雨の日だとオールドレンズの描写が出せない……。
その場合どうするかというと、屋内でもトーンが出せるレンズを使ったり、ぐるぐるボケが出せるレンズを選んだりします。
悪天候でもオールドレンズの表現を出したいときは、雨用のレンズを使用しますね。
ーレンズの選び方も著書には載っているのでしょうか。
はい。雨の日だったらこのレンズがいいよとか、女性を撮るならこのレンズだね、などを紹介しています。
モデルさんについて
ーモデルさんはどのような繋がりでお願いすることが多いのでしょうか?
僕の場合、まずは友達を撮ることから始めます。撮影に慣れてくると、自分の作品性が見えてきたり、上手く撮れてきたりするので、そうなってからはSNSで募集することが多くなりました。
ーSNS以外では、どのような繋がりがありますか?
展示を見に行ったりとか、ポートレートを撮る人が集まるコミュニティに行ったりとか、そうすればカメラマン同士の交流が生まれるので、モデルさんを紹介してもらうこともあります。
意外とオールドレンズ向き不向きのモデルさんもいるので、イメージに合ったモデルさんを選ぶのがポイントですね。
ーモデルさんとのコミュニケーションはどのように取っていますか? 作品づくりのために心がけていることはありますか?
コンセプトを決めて撮影することが多いので、撮影前にモデルさんにコンセプトを共有しますね。
ー純喫茶の作品では、どのようなイメージを持っていましたか?
天気が良いと光が入る純喫茶なんですが、残念ながら当日は雨になってしまいました。純喫茶でコーヒーを飲むとか、本を読むとかのシーンを撮りたかったけど、雨で光量が少ないので「憂い」のある作品に切り替えました。
ー「憂い」についてモデルさんに細かく指示をするのでしょうか?
自然体を撮りたいので、ポージングはしないでと伝えました。純喫茶の作品もポージングをしてるよりも、ただ窓の外を眺めている人をイメージしました。
ーポーズの指示方法はどのようにしていますか?
ポージングすると現実との乖離が生まれてしまうと考えています。なので、ロケーションや場所に溶け込むなら「なんでもいいよ」と任せていますね。
オールドレンズの描写は、「憂い」とか「気だるさ」との相性がいいので、表情の指示はします。
ーヘアメイクや服装はご自身でお願いしていますか?ヘアメイクさんやスタイリストさんがつくこともありますか?
通常の撮影はモデルさんに任せることが多いです。コンセプトに合った衣装をお持ちの方を選んでいるというのもありますね。ただ、作品によっては、メイクさんとスタイリストさんにお願いする場合もあります。
ーメイクさんやスタイリストさんは、どのような繋がりでお願いするのでしょうか?
どちらもSNSですね。「今度、こういう作品を撮るけど、メイクさんにお願いした方がいいかな?」って呟くと、メイクさんから連絡が届いたりしますね。
レンズありきでロケーションを決める
ー背景の選び方についてお伺いしたいんですけれども、ポートレート撮影の背景はどのように選んでいますか?
オールドレンズは、レンズの特性を活かせるロケーションを選ぶことが大切です。たとえば、「逆光で光の輪を取り入れたい」ことを目的とした場合、逆光が強いシチュエーションはどこかなと考えて、この写真は「海」を選びました。

「どういう作品を撮りたいのか?」という目的を明確にしてからロケーションを探しますね。
ーレンズありきという発想がなくて新しいなと思いました。
オールドレンズ使いの人は基本レンズありきで考えると思います。
現行レンズは描写が平均化されているのでロケーションを選ばないですけど、オールドレンズは場所を選ぶ難しさがありますね。だから著書でもロケーションごとにレンズを多く紹介しています。
ー被写体の表情やポーズ、衣装、背景などに合わせて構図を変化させると思いますが、いつもどのように構図を決めていますか?
三分割法や日の丸構図とか、いわゆる王道の構図を使うことは多いです。ただ、オールドレンズの独特の描写を取り入れようとすると、構図が歪みやすいんですよね。なので、バランスを計算した上で構図を決めることが多いです。

この写真はしゃがんで撮影しています。立ち上がってしまうと、光の輪がモデルさんの全身にかかってしまうので。レンズありきで、光をどこに入れるのか考えたうえで、構図を整える撮影をしています。
ーゴーストとかフレアがどこに来るかまで見ながらやると、いつもより考えることが増えそうですね。
だからこそオートフォーカスのアダプターを使ってあげることで、撮影に集中することができるのだと考えています。
鈴木啓太さんが厳選!おすすめオールドレンズ
鈴木さんがおすすめするGOOPASSでレンタル可能なレンズを3本ご紹介します。
Leica(ライカ) Leica Summarit 50mm F1.5 (前期)

鈴木さん:1949年Ernst Leitz(現Leica)から発売された大経口レンズ。前玉のレンズが非常に柔らかく、また、くもりやすいため管理の難しいレンズです。
収差が激しく扱いにくいですが、使いこなせればまたとない描写に導いてくれる銘玉と言えるでしょう。

レンズ詳細
「Leica Summarit 50mm F1.5」は、ドイツのカメラメーカーであるErnst Leitz(現Leica)によって製造された単焦点レンズで、高い品質と独特な描写力を備えています。特徴の1つとしてF1.5の明るい開放値が挙げられ、低光量の状況下でも明るい画像を撮影することが可能です。
大口径を活かしたボケも美しく、被写体と背景とのメリハリを効かせた撮影は、ポートレートやスナップなどに最適。
また、50mmの焦点距離は「標準レンズ」に分類され、人間の視野に近い視角を持っています。
自然でバランスの良い画像を作り出すことができるので、様々なシーンで活躍する汎用性の高さも魅力の1つです。
さらに、堅牢な造りとクラシックなデザインも特徴。
耐久性のある金属製のボディは長期間の使用にも耐え、洗練された外観は使用者の所有欲もくすぐります。
Leica Summarit 50mm F1.5を通して写真を撮影すると、普段の光景がまるで映画のワンシーンのように。
ユニークな描写力がクリエイティビティを引き出し、写真撮影がより楽しく、創造的になるでしょう。
| 製品名 | Summarit 50mm F1.5 |
| マウント | Lスクリューマウント |
| 焦点距離 | 50mm |
| F値 | F1.5 |
| 重量 | 約320g |
■価格情報の登録がありません。(※2023/6/18現在 カカクコム調べ)

Leica Summarit 50mm F1.5 (前期)
Super-Takumar 50mm F1.4

鈴木さん:1964年にフィルムカメラの「ASAHI PENTAX SP」とセットで販売された標準レンズです。
トリウムガラスを使ったタイプは解像度が高い反面、黄変していることが多く黄色味がかったノスタルジーなカラーに転びやすい特徴があります。
トリウムガラスを使っていないタイプは通称8枚玉と呼ばれるレアレンズで、にじみが強く、描写も異なります。
※作例はトリウムガラスを使ったタイプです。

レンズ詳細
「Super-Takumar 50mm F1.4」は、PENTAX(ペンタックス)によって製造されたマニュアルフォーカスのレンズです。最大の特徴は、開放F値F1.4。
大きな開放値はより多くの光をレンズに取り込むことができ、低照度下でも明るく鮮明な画像を撮影できます。
また、浅い被写界深度は効果的な背景ボケを生み出せるので、被写体を際立たせるポートレート撮影に最適。
人間の視野角に最も近いとされる50mmの焦点距離を備えているので、自然でバランスの良い表現が可能です。
描写力も優れており、鮮明さとコントラストのバランスが良く、温かみのある色味と独特のボケ味が魅力。
適切なアダプターを装着すれば、最新のデジタル一眼レフやミラーレスカメラにも取り付け可能なので、オールドレンズながら現代のカメラでもその性能を発揮することができます。
Super-Takumar50mmF1.4は、より楽しい撮影体験や、新しい表現の発見を提供してくれるレンズとなるでしょう。
| 製品名 | Super-Takumar 50mm F1.4 |
| マウント | M42スクリューマウント |
| 焦点距離 | 50mm |
| F値 | F1.4 |
| 重量 | 約252g |
■価格情報の登録がありません。(※2023/6/18現在 カカクコム調べ)

Super-Takumar 50mm F1.4
Helios 44M 58mm F2

鈴木さん:「Helios-44」はCarl Zeiss JenaのBIOTAR初期モデルを基に設計された、ロシア産のレンズです。
初期はシングルコーティングですがのちにマルチコーティング化されるなど、多くのバリエーションがあります。
旭光学工業のTakumarと双璧を成す入門向けオールドレンズ。
安価で本数も多く、フレアやぐるぐるボケといった特徴から人気の1本です。

レンズ詳細
「Helios44M58mmF2」は、ソビエト連邦(ロシア)で製造された単焦点レンズです。58mmの焦点距離と開放値F2の大口径を併せ持ち、低照度下でも明るく被写体を写し、背景のボケを効果的に生み出しす撮影が可能。
本レンズ最大の特徴は、通称「ぐるぐるボケ」効果です。
被写体を中心に背景が渦巻状にぼかされる現象で、特にボケを強調したい場面や、被写体をドラマティックに強調したい場面に最適。
他のレンズでは得にくい独特な写真表現が行なえます。
また、金属とガラス製の強固な構造は長期間の使用に耐え、ヴィンテージレンズとしても価値を高めている1本です。
さらに、適切なアダプターを使用しデジタルカメラに取り付けができるため、オールドレンズでありながら現代のカメラでも使用可能。
新旧の光学技術を融合させ、自分独自の表現を追求することができます。
| 製品名 | Helios44M58mmF2 |
| マウント | M42スクリューマウント |
| 焦点距離 | 58mm |
| F値 | F2 |
| 重量 | 約299g |
■価格情報の登録がありません。(※2023/6/18現在 カカクコム調べ)

Helios 44M 58mm F2
鈴木啓太さんが厳選!おすすめマニュアルレンズセット
フォトグラファーとして活躍する鈴木啓太さんが厳選した、おすすめのマニュアルレンズセットを紹介します。
GOOPASS(グーパス)【鈴木啓太氏監修】マニュアルレンズAF化セット α7 II ILCE-7M2 ボディ + フォクトレンダー HELIAR classic 50mm F1.5 VM + LM-EA7 ライカMマウントレンズ – ソニーα.Eマウント電子アダプター

ーこのセットを作った背景をお伺いさせてください。
現行の機材のなかで、フラッグシップと呼ばれるものや、新しいから人気と呼ばれるものはたくさんあります。だからといって、今まで人気だった機材の性能が悪くなったり、使ってトラブルがあったりするわけではありません。
人気が落ちたからといって性能が悪いわけじゃないという発想から、リーズナブルで使いやすいセットを作りました。
ーボディに「SONY α7Ⅱ」を選んだ理由も教えてください。
「SONY α7Ⅱ」になると、価格が安くなるので試してみたい方が増えると思ってセットを組みました。
ー50mmという焦点距離の魅力は?
焦点距離50mmは被写体に集中しやすいレンズなので選びました。35mmよりも背景情報を絞れるのが魅力ですね。被写体と背景のバランスがよく描かれるので、ポートレート撮影にも向いています。
ーフォクトレンダーHELIAR classicの良さとは何でしょうか?
オールドレンズにある、現行とは違った写り方を意識した描写になるのが特徴だと思いまして、オールドレンズを使ってみたいと思っている方とも相性が良いレンズです。
ー今回50mmのレンズはフォクトレンダー APO-LANTHAR 50mm F2 もセットで作られていますが、こちらはどういった作品を撮りたい方に向いていますか?
「フォクトレンダー HELIAR classic 50mm F1.5 VM」はオールドレンズ的な描写を楽しみたい方におすすめです。
「APO-LANTHAR 50mm F2」は光学性能を追求しているレンズなので、非常によく写ります。
ただ、マニュアルレンズなんですよ。そこで、アダプターを使うことで、マニュアルレンズ特有のわずらわしさが軽減され、手軽に素敵な1枚を撮影することができるようになります。
| 製品名 | HELIAR classic 50mm F1.5 |
| マウント | VMマウント系 |
| 焦点距離 | 50mm |
| F値 | F1.5 |
| レンズ構成 | 3群6枚 |
| 最短撮影距離 | 0.5m |
| フィルター径 | 49mm |
| 最大径×全長 | 56.8×41.9mm |
| 重量 | 255g |
■購入する場合は、79,110円(税込 ※2023/6/1現在 カカクコム調べ)となっているようです。

【鈴木啓太|urban 氏監修】マニュアルレンズAF化セット α7 II ILCE-7M2 ボディ + フォクトレンダー HELIAR classic 50mm F1.5 VM + LM-EA7 ライカMマウントレンズ – ソニーα.Eマウント電子アダプター
GOOPASS(グーパス) 【鈴木啓太|urban 氏監修】マニュアルレンズAF化セット α7 II ILCE-7M2 ボディ + COSINA(コシナ) フォクトレンダー APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical VM + LM-EA7 ライカMマウントレンズ – ソニーα.Eマウント電子アダプター

ーこのセットを作った背景をお伺いさせてください。
「APO」と呼ばれるレンズは高性能なレンズが多いです。
このレンズは「アポクロマート」と呼ばれる光学補正をしていて、リーズナブルな価格帯だけど描写もいいんですよね。アダプターを使うことで、機械的に操作をサポートしてあげられるという思いでセットを組みました。
実は、Eマウント版APO-LANTHAR 50mm F2も存在しています。本来であれば光学性能的にもEマウント版を使うのが良いのですが、今回はマニュアルレンズをAFで手軽に楽しんでいただくという趣旨から、敢えてVMマウント版をセットにしています。
ーこちらのセットはフォクトレンダーHELIAR classicと比べてどのような作品を撮りたい方におすすめでしょうか?
F2.0に抑えているので、全体の描写の均一性が高いですね。隅から隅までしっかり撮りたいときや、風景を撮りたいときにもおすすめです。
アポクロマート設計のレンズは、被写体と背景がキレイに分離するんですよね。
被写体を強調したい方向けのレンズなので、オールドレンズっぽい雰囲気よりは現行レンズとして楽しみたい方向けです。

| 製品名 | APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical |
| マウント | VMマウント系 |
| 焦点距離 | 50mm |
| F値 | F2.0 |
| レンズ構成 | 8群10枚 |
| 最短撮影距離 | 0.7m |
| フィルター径 | 49mm |
| 最大径×全長 | 55.6×53.0mm |
| 重量 | 288g |
■購入する場合は、95,980円(税込 ※2023/6/1現在 カカクコム調べ)となっているようです。

【鈴木啓太|urban 氏監修】マニュアルレンズAF化セット α7 II ILCE-7M2 ボディ + COSINA(コシナ) フォクトレンダー APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical VM + LM-EA7 ライカMマウントレンズ – ソニーα.Eマウント電子アダプター
GOOPASS(グーパス) 【鈴木啓太|urban 氏監修】マニュアルレンズAF化セット α7 II ILCE-7M2 ボディ + 銘匠光学 TTArtisan 35mm f/1.4 ASPH + LM-EA7 ライカMマウントレンズ – ソニーα.Eマウント電子アダプター

ーこのセットを作った背景をお伺いさせてください。
このシリーズは、低価格路線かつ明るいレンズです。
ライカのMマウントに近い描写を低価格で楽しめるので、セットとして組みました。ライカのレンズに匹敵するほどの描写力はあると思っています。
ー焦点距離35mmの魅力は?
焦点距離35mmかつF1.4のレンズは50mmよりも広く写しながら、しっかりボケを表現できるのが魅力です。35mmは、より多くの背景情報を被写体に付加できます。
被写体とロケーションどちらも取り入れたいときにおすすめです。画角が広いので背景整理は難しいけど、しっかり構図を決められるなら印象的なポートレート撮影ができます。
ーどのような作品を撮りたい方に向いていますか?
35mmの広さを活かしながら、被写体に独特のボケを加えたいときにおすすめです。背景もザワついたボケになりやすいので、現行レンズとは違った描写になりますね。オールドレンズ特有のボケを取り入れたい方に向いています。
逆にザワつくボケが気になる方は、背景に小さな花や葉、枝などを入れない様に撮影するほうが良いでしょう。F1.4の明るさは作例の様に低照度のシーンで力を発揮します。

SONYのフルサイズミラーレス「α7 II」と、銘匠光学(めいしょうこうがく)の「TTArtisan 35mm f/1.4 ASPH」、そしてマウントアダプター「LM-EA7」を合わせた、鈴木啓太さん監修のオリジナルセットです。
銘匠光学(めいしょうこうがく)は、2019年に設立した中国の新興光学メーカーで、ブランドのTTArtisanはライカMマウントに特化しています。
低価格ながらシャープネスとボケを兼ね備えたレンズとして、近年注目されてきました。TTArtisan 35mm f/1.4 ASPHは、絞れば高精細な、開放付近ではF1.4の大口径らしい大きくなだらかなボケ表現が味わえます。
逆光時にはフレアやゴーストが映り込みますが、描写を損なわずむしろオールドレンズ的な味として楽しめるレンズです。
本セットも電子マウントアダプターが付属するため、ポートレートやスナップを快適にこなせるでしょう。
| 製品名 | 銘匠光学 TTArtisan 35mm f/1.4 ASPH |
| マウント | ライカMマウント系 |
| 焦点距離 | 35mm |
| F値 | F1.4 |
| レンズ構成 | 7群8枚 |
| 最短撮影距離 | 0.7m |
| フィルター径 | 49mm |
| 最大径×全長 | 55×76mm |
| 重量 | 410g |
■購入する場合は、10,800円(税込 ※2023/6/1現在 カカクコム調べ)となっているようです。

【鈴木啓太|urban 氏監修】マニュアルレンズAF化セット α7 II ILCE-7M2 ボディ + 銘匠光学 TTArtisan 35mm f/1.4 ASPH + LM-EA7 ライカMマウントレンズ – ソニーα.Eマウント電子アダプター
LM-EA7の使い方について
「LM-EA7」は、ソニーEマウント規格のカメラでライカMマウントのレンズを使用できるマウントアダプターです。TECHARTが独自開発した駆動用モーターを搭載しているため、AFでの操作が可能。
非常に便利なアダプターですが、注意点が数点あるので利用する際は下記の点をご確認ください。
使用前の設定
①適正露出を得るために、カメラ側の絞り値は常に「F2.0」に固定してください。
F2.0意外に設定すると、適正露出が得られません。
※F値の調整は絞りリングにて行ないます
②シャッター半押しAELを切る
レンズを絞り込んだ際に適切な露出を得るため、カメラ設定より「シャッター半押しAEL」をOFFにしましょう。
AF(オートフォーカス)での撮影方法
①カメラの撮影モードを絞り優先モード(A)・マニュアルモード(M)にします。
②レンズのフォーカスリングの距離目盛りを無限遠に合わせます。
③カメラ側の絞りをF2.0に設定します。
④レンズ側の絞りリングを開放にします。
※ ミラーレスカメラは像面位相差AFセンサーでピントを図るため、レンズを絞るほど入光量が減り、ピント合わせの精度が落ちます。まずは、レンズ側の絞りを開放にした状態でピントを合わせてください
⑤シャッターボタンを半押しして、ピントを合わせます。
⑥シャッターを半押ししたまま、レンズ側の絞りリングで絞り値を任意の値にします。
⑦シャッターを切ります。
より詳しい使い方は、公式ページをご参照ください。
まとめ
今回は、フォトグラファーとして活躍する「鈴木啓太」さんに、オールドレンズの魅力や、おすすめのレンズセットを紹介していただきました。
オールドレンズは、独特のボケ感や光の飽和など、現行レンズでは表現できない描写を楽しめます。現行レンズの描写に飽きてしまった方や、作品を通して自分の世界観を表現したい方にもおすすめです。
オールドレンズは、製品ごとに特徴が異なります。オールドレンズを上手に使いこなすためには、目的やシチュエーションに適したレンズを選ぶことが大切です。 最後に、ご紹介した機材一覧はこちら。
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