「iPadを持っているけど、電話機能は使えないのかな……」
そのような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。iPadには知っているようで知らない通話機能があり、正しい設定と活用方法を知ることで、便利なコミュニケーションツールとして使えます。
今回は、iPadでの通話方法や設定手順をわかりやすく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。テレワークや遠方の家族との連絡など、さまざまなシーンで活用できるはずです。
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目次
iPadで通話する方法

iPadには便利な通話機能が備わっており、通話方法は大きく分けて3つあります。
それぞれ、特徴と利用シーンに応じて最適な通話方法を選択するとよいでしょう。さっそく、ひとつずつ詳しく確認していきます。
アシスティブアクセスで通話する手順
アシスティブアクセスは、Appleが提供している操作支援機能です。この機能を使用することで、身体の制約がある方でもiPadの操作が容易になります。通話機能においても、音声入力やジェスチャーによって直感的に操作できます。
高齢者やスマートフォン初心者の方など複雑な操作が難しい方にとっても、アシスティブアクセスは画面がシンプルで、文字やアイコンが大きく表示されているため使いやすいでしょう。
アシスティブアクセスを利用した通話は、適切な設定を行なうことで誰でも簡単に使用できます。まずは基本的な設定手順から説明します。
ステップ1:「設定」アプリからアシスティブアクセスを有効化し、利用者の操作方法を選択
まずは、iPad本体の「設定」アプリから「アクセシビリティ」を選択し、アシスティブアクセスをタップしましょう。

「アシスティブアクセスを設定」を選択し、設定を開始します。

ステップ2:FaceTimeやサードパーティの通話アプリをアシスティブアクセス対応に設定する
FaceTimeなどの通話アプリをアシスティブアクセスに対応させます。

アシスティブアクセスの開始時や終了時に使用するパスワードを決めて入力します。

これで基本的な設定は終了です。

ステップ3:設定後、通話を開始
設定が完了したら、アイコンが大きく表示されます。

実際に通話を試してみましょう。アシスティブアクセスを使用すると、画面上に表示される大きなボタンや、音声コマンドで簡単に通話を開始できます。

Apple製デバイスの連携機能で通話する
iPhoneとiPadを同じApple IDで連携させれば、iPhoneに着信があった際にiPadでその電話を受けられます。iPadで作業中にiPhoneに電話がかかってきても、iPadのまま応答できるため、作業の中断を最小限に抑えられるでしょう。
設定方法も簡単です。
この機能を使用すれば、iPadからも電話をかけられます。「FaceTime」アプリや「連絡先」アプリから直接発信できるため、手元のiPadからスムーズに通話を始められるでしょう。仕事中のミーティングや家族との連絡など、さまざまなシーンで活用できる便利な機能です。
LINEなどのアプリで通話する
iPadでは、LINEやZoom、Skypeなどのアプリでも無料で音声通話やビデオ通話ができます。これらのアプリを使用する際は、まずそれぞれのアプリをApp Storeからダウンロードし、アカウントを作成する必要があります。
通話品質はインターネット環境に依存しますが、Wi-Fi環境下であれば非常に安定した通話が可能です。
また、LINEやZoom、Skypeなどのアプリは国際通話にも対応しており、海外にいる友人や家族との連絡手段としても重宝します。データ通信を使用するため、従来の電話回線を使用する通話と比べてコストを抑えることができるのも大きな利点です。
iPadを電話として活用する方法はこちらの記事でも詳しく解説していますので、参考にしてください。
iPadで通話がうまくできないケース

iPadでの通話がうまくできない原因は、次のようなケースが考えられます。
ひとつずつ詳しく確認していきましょう。
iPadの電話番号にかけても通話はできない
iPadのセルラーモデルには電話番号が存在しますが、この電話番号は通話用ではなくモバイルデータ通信用の識別番号として使用されています。そのため、iPadの電話番号に電話をかけても、着信することはありません。
これは、iPadがそもそも音声通話のための回線交換機能を搭載していないためです。
そのため、iPadでの通話は、インターネットを介したデータ通信(VoIPやFaceTimeなど)を利用する必要があります。
iPadはタブレットデバイスとして、データ通信を主目的として開発されており、従来の電話回線を使用した音声通話機能は意図的に除外されています。
iPadのマイクやスピーカー部分が故障している
iPadの通話トラブルで、物理的な原因として多いのがマイクやスピーカーの不具合です。iPadには複数のマイクが搭載されており、通話時の音声入力やノイズキャンセリングに使用されています。マイクが適切に機能していないと、相手に声が届かなかったり、音質が著しく低下したりする可能性があります。
マイクの不具合は、単純なゴミや埃の詰まりが原因であることも少なくありません。特にiPadケースを使用している場合、マイク部分が覆われてしまい、音声が正しく拾えないことがあります。また、防水ケースを使用している場合は、音声が遮られやすいため、通話品質に影響を与える可能性が高くなります。
対処方法としては、まずやわらかいブラシや綿棒でマイク部分のクリーニングを試してみましょう。また、ケースを外して通話テストを行ない、ケースが原因かどうかを確認することも重要です。
それでも改善しない場合は、マイクそのものの故障が考えられるため、Apple正規サービスプロバイダーでの診断修理を検討する必要があります。
iOSのバージョンが古い
iPadで通話がうまくいかない原因のひとつに、iOSのバージョンが古いことが挙げられます。これには2つのケースが考えられます。
1つ目は、アップデートが可能なのに行なっていないケースです。FaceTimeなどの通話アプリは定期的にアップデートされており、古いiOSバージョンのままだと通話が突然切断されたり、音声が途切れたりといった問題が発生します。
iOSバージョンに原因がある場合は、「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」から最新版をインストールすることで改善するでしょう。
2つ目は、iPadの利用期間が長く、ハードウェアの制限でそもそも最新iOSにアップデートできないケースです。たとえば、初代iPadや第2世代iPadなど、古いモデルではLINEなどの最新アプリが動作しないこともあります。
この場合、アプリの推奨動作条件を満たしていないため、残念ながらソフトウェアのアップデートだけでは解決できません。通話機能を快適に使いたい場合は、新しいiPadへの買い替えを検討する必要があります。
iPadで通話用の電話番号はつくれない

iPadで独自の通話用電話番号を作成することは技術的には可能ですが、Appleが公式にサポートしている機能ではありません。iPadはタブレットデバイスとして設計されており、従来の電話通信網を使用した音声通話を主目的としていないためです。
iPadと互換性があるサードパーティのアプリやサービスを使用すれば、仮想電話番号を取得できます。しかし、これらのサービスは信頼性やセキュリティの面で課題があることもあり、個人情報の取り扱いには十分な注意が必要でしょう。
また月額料金や通話料が発生するサービスも多いため、コスト面でも心配があります。
そもそもiPadは、生産性向上やエンターテインメントに特化して開発されたデバイスです。通話機能は、iPhoneとの連携やインターネットベースの通話アプリを通じて、補完的に提供される機能として位置づけられています。そのため、iPadを主要な通話デバイスとして利用するのは、本来の設計意図を超えた使い方といえるでしょう。
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まとめ|iPadの通話を活用して利用用途を広げよう

iPadは単独での電話回線通話はできませんが、FaceTimeやサードパーティアプリを利用することで、十分実用的な通話手段として活用できます。
特にiPhoneとの連携機能を使用して、作業の効率を落とすことなく通話対応が可能になるのは、iPadを利用して仕事をする方にとって魅力的でしょう。
また、各種通話アプリを活用すれば、国内外問わずコミュニケーションの幅を広げられます。
iPadの通話機能を最大限活用するためには、適切な設定と安定したインターネット環境が重要です。これらの条件が整えば、iPadは従来の電話機能に縛られない、新しいコミュニケーションツールとして活躍してくれるでしょう。
iPadの通話でよくある質問

iPadでの通話について、よくある疑問をQ&A形式で解説します。
iPadだけで電話はかけられる?
iPad単体では通常の電話回線による通話はできませんが、インターネットを介した通話ができます。FaceTimeやSkype、LINEなどの通話アプリを使用すれば、音声通話だけでなくビデオ通話も楽しめるでしょう。ただし、これらのアプリを使用するには、Wi-Fiまたはモバイルデータへの接続と、相手も同じアプリを使用している必要があります。
iPadでキャリア通話はできる?
iPadでは、携帯電話会社の回線を使用した一般的な電話通話(キャリア通話)はできません。セルラーモデルのiPadに割り当てられている電話番号は、データ通信用の識別番号であり、音声通話には使用できません。通話が必要な場合は、インターネットベースの通話サービスを利用するか、iPhoneとの連携機能を使用しましょう。
iPadで通話したら通話料はかかる?
FaceTimeやLINEなどのアプリを使用した通話自体は無料です。ただし、Wi-Fi環境がない場所でセルラーモデルのiPadを使用する場合は、データ通信量に応じた料金が発生します。また、一部のアプリで提供される固定電話への発信サービスには、別途料金が必要な場合もあります。
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