「家の中で商品撮影やテーブルフォト、ポートレートを行なっているけど背景がイマイチ……」。
そんな悩みを持っている人は多いのではないでしょうか。
生活感が出てしまったりテーブルが使い古されていたり、イメージする世界観が作れない方におすすめなのが撮影ボード(撮影背景)です。
撮影背景は板製のものから布や紙製のものまでさまざまな素材で作られており、バリエーション豊かな色や材質が揃っています。
今回は背景を使用した撮影方法を解説しながら、シーンごとにおすすめの背景素材を紹介するので参考にしてください。
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目次
背景素材の種類
背景素材とは、被写体の後ろや下に設置する背景のこと。
商品撮影やテーブルフォト、ポートレートは背景が写真のクオリティを大きく左右するものの、自宅では大がかりなセットの用意ができません。
背景がごちゃごちゃしていたり生活感が出てしまったりと、思い通りの世界観が作れないときに便利なのが撮影用の背景素材です。

背景は板や紙、布などさまざまな素材で作られます。下記に具体的な種類と違いをまとめました。
背景ボード
撮影ボードは撮影用天板などとも呼ばれる、板状の背景素材です。
家の壁紙やテーブルは頻繁に交換できませんが、背景ボードであれば写真の雰囲気に合わせて変更可能。
主に塩ビ板や合板などを素材に作られる撮影ボードは、無地のものから木目調、コンクリート柄や大理石柄などさまざまなデザインがあります。
使い方は簡単で被写体の下に敷く、または背景として立てかけるだけ。
主に物撮りやテーブルフォトなど屋内で使用されますが、屋外に持ち運んでの撮影も可能です。
| 背景ボード | |
|---|---|
![]() 木、PVC、アクリル、合成紙、発泡スチロールなど | |
| メリット | デメリット |
| ・丈夫で耐久力がある ・素材によっては反射を活かした撮影もできる ・柄や色が豊富 | ・サイズによってはかさばる ・光沢のあるものは反射しやすい ・大判サイズは用意しづらい |
背景紙
撮影用背景として、撮影ボードと並んでよく使われるのが背景紙です。
画用紙や和紙のような本物の紙を使用したものから、塩化ビニルフィルム(PVC)で作られたものまでさまざま。
白や黒などの定番カラーはもちろん、パステルカラーやグラデーション木目調など、多彩なデザインがあります。
背景紙の特徴は、ボードよりも軽量で広範囲の背景を用意できる点。
特に大判の背景が必要なポートレート撮影においては、ロール状の背景紙がよく用いられます。
やや大きめなセットになってしまうものの、スタンドポールを使えば自宅でも展開できるサイズです。
| 背景紙 | |
|---|---|
![]() 画用紙、和紙、PVCシート、合成紙など | |
| メリット | デメリット |
| ・軽量で扱いやすい ・ロール状の大判サイズも手に入る ・色や柄の種類が豊富 | ・熱に弱い ・物によっては汚れやシワがつくと交換が必要 |
背景布
背景布は綿やポリエステルなどから作られ、優れた収納性と、背景紙よりも高い耐久力を持つのが特徴。
折りたたんで持ち運べるため、出張にも使える素材です。
シンプルな無地の布はポートレートや商品撮影で汎用性が高く、上品な高級感が出せるリネンやベルベットなどの素材はウェディングやファッションポートレートの場で好まれてきました。
布は光を吸収しやすいので、反射を抑えながら被写体を際立たせる撮影が行なえます。
| 背景布 | |
|---|---|
![]() 綿、ポリエステル、リネン、ベルベットなど | |
| メリット | デメリット |
| ・耐久性が高い ・持ち運びやすい ・光を吸収し柔らかい仕上がり | ・シワになりやすい ・固定が難しい |
背景ボードを使った撮影方法・コツ
背景ボード(素材)の使用は写真の質を向上してくれるものの、正しく使わないと違和感や反射が目立ってしまい意図した写真に仕上がりません。
この項では、撮影ボードを使って撮影する際の基本的な方法と意識したいポイントをまとめました。
背景ボードの設置方法

背景に使用する素材は見切れてしまわないように、被写体より大きなものを選びましょう。
撮影素材は平らな場所に敷く、または倒れないように立てかけます。
紙や布素材の場合は自立が難しいので、専用のスタンドやテープ・クリップなどを用いて固定しましょう。シワやたるみが出ないように設置します。
設置の際は、背景と床の境目が目立たないようにできるだけシームレスにすることが重要。
布や紙はL字型に曲げて使用し、背景ボードを2枚使う場合は色やデザインに違和感のない組み合わせにしましょう。
光の当て方
写真撮影で欠かせない要素が「光」です。背景を最大限生かせるよう、光の使い方を意識しましょう。
自然光を活かす
ナチュラルで柔らかい光が得られるのは、自然光(太陽)です。
照明機材を用意する手間やコストもかからないので、明るい時間帯であれば窓際での撮影をおすすめします。
特に午前中の光は色の偏りが少なく撮影に最適。夕方になると太陽の暖色が強くなり、写真の色味に影響が出るため注意が必要です。
また、直射日光が当たる場所では陰影が強くなりすぎてしまいいます。窓の前にレースのカーテンやトレーシングペーパーを置いて光を拡散させるとよいでしょう。


複数の種類の光源を混ぜると色味が不自然になりやすいので、室内灯は消してください。
光の向きを意識する
光の当たり方によっても写真の立体感や質感が変わります。
光の方向は主に4種類あり、被写体の前から光が当たる順光、後ろから当たる逆光、斜めから当たる斜光・半逆光、横から当たるサイド光です。

順光は均一な明るさが得られるものの平面的になりやすく、撮影者の影が写りこむ可能性があります。

逆光はふんわりとした雰囲気やシルエットを演出でき、透明感のある被写体では光が透けて瑞々しさを引き出せます。
しかし、光が当たっていない面が暗くなりやすいため、露出補正や後述するレフ板の活用が必要です。
また、背面に背景素材を設置する環境では逆光撮影は行なえません。
もっともバランスの取れているのが斜光またはサイド光。
側面や斜めから光を入れることでほどよい濃淡の影が生まれ、自然な立体感で被写体を強調できます。

特に木目調や大理石柄の背景を使う際には、表面の質感がわかりやすくなります。
作品の雰囲気によっても適切なライティングは変わるので、慣れてきたら撮影シーンごとに調節してみてください。
人工光を使う
天候や時間に左右されるず安定した環境で撮影したい人には、ストロボや撮影ライトで自然光を再現する方法がおすすめです。
撮影用のライトを、被写体の斜め45度上あたりから照らして斜光を作り出します。
直射光は影が強調されすぎてしまうため、ディフューザー(光源の前に付けて光を拡散させるアクセサリー)を使用して光を柔らかくするとよいでしょう。
据え置きの撮影ライトがない場合は、カメラのストロボでも構いません。
その場合は光を直接照射させるのではなく、壁や天井に反射させるバウンス撮影だと陰影が柔らかくなります。

ただし、背景や天井の色によっては反射光に色が含まれてしまうため注意してください。
レフ板を併用する
レフ板は光を反射させて特定の部分を明るくするために使用されるアイテムです。

片側だけに濃い影ができてしまった場合、影の方向にレフ版を設置すると反射光によって陰影を和らげて満遍なく明るく写ります。


逆光・反逆光の撮影で効果的です。
F値をコントロールしてボケを活かす
F値はカメラに入る光量を調節し、写真の明るさとボケ量を決める値です。

F値を下げる(絞りを開く)と背景がボケやすくなり被写体をより際立たせる効果が得られます。
ポートレート撮影では、F1.8~F2.8ほどの低いF値を使って立体感を出すのが一般的。
一方で、メルカリ用の商品撮影などはF値が低すぎる商品全体のディテールが描写できない場合があります。
物撮りの場合はF値を5.6~F11ほどに絞って、商品をシャープに写すことが最優先されます。
奥行きがあるテーブルフォトでは、どこを主題にしたいのか考えながらF値を調整しましょう。
適切な露出にする
カメラの自動露出(AE)は、背景の影響を受けて意図しない方向に変わってしまうため注意が必要です。
白やパステルなどの明るい背景が大部分を占めると、カメラは「明るすぎる」と判断し全体の露出を下げようとします。
その結果、アンダー露出になり被写体は暗く写ってしまいます。
暗色部分が多い場合も、カメラは適正露出を判断できません。明るく撮ろうとして、被写体が白飛びする可能性があります。


このような露出のズレを防ぐため、白系の背景では露出をプラスに、黒系の背景ではマイナスに調節するとよいでしょう。


その際ヒストグラムをチェックしながら撮影すると、想定した明るさでの撮影が可能です。
反射が気になる場合の対策
光の反射が強いと、被写体の見え方や背景の質感に影響を与えることがあります。
特に光を反射して白っぽくなりやすいタイル調や大理石柄などの光沢がある背景は注意が必要です。
光源の角度を変えたり、ディフューザーを使用して光を和らげたりすると効果的に反射を抑えられます。
さらにカメラの角度、背景ボードの角度をわずかに傾けるだけでも反射を回避できる場合があるので、細かく調整してみましょう。
背景ボード(背景素材)を使った撮影の際に必要なアイテム
背景ボード(背景素材)を使った撮影の際に必要なアイテムをまとめました。
| カメラ | レンズ | 三脚 |
![]() レンズ交換式 またはコンパクトデジタルカメラ | ![]() 明るいレンズ | ![]() ブレずに撮影できる カメラから離れて撮影できる |
| 撮影ライト・ストロボ | ディフューザー・ソフトボックス | レフ板 |
![]() 自然光を使わないのであれば必須 | ![]() 光を柔らかく拡散する | ![]() 反射光で陰りを軽減 |
| リモコン(レリーズ) | ||
![]() リモートでシャッターを切れる | ||
カメラ

一眼レフカメラまたはミラーレス一眼カメラであれば、被写体やシーンによってレンズを使い分けて多様な表現ができます。
メルカリなどECサイト用の商品撮影でそこまで解像感にこだわらないのであれば、コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)でも問題ありません。
しかし、コンデジの場合はレンズ交換式のカメラよりもセンサーサイズが小さい傾向にあり、低照度環境での撮影が難しくなります。

できるだけ大型のセンサーを選んでクオリティを確保しましょう。
マニュアル設定ができる点と、撮影後の編集で色補正や明るさ調整がしやすいRAW撮影モードは必須。
また、静物撮影の際もポートレートの際も、優れたAF機能が搭載されているカメラだとピント合わせがスムーズ行なえて撮影に集中できます。
レンズ

撮影の目的に応じたレンズ選びが重要です。特に重視したいのは写真のイメージを左右する焦点距離。
商品撮影では歪みを生じさせない標準~中望遠(50~85mmほど)レンズが好まれます。小物やアクセサリーなど小さなディテールを強調したいのであれば、マクロレンズもおすすめです。
また、最短撮影距離が短いレンズを選ぶことで被写体に近づいてもピントが合いやすく、限られたスペースでも撮影が行なえます。
テーブルフォトでは、テーブル上を自然な視点で撮影できる35~85mm程度の焦点距離が便利。
カフェやレストランのような場所では撮影位置が限られてしまうので、広角寄りのレンズがよいでしょう。
ポートレートは人物を写す範囲によって35~135mmのレンズが使い分けられます。
しかし、背景素材を使った屋内撮影では被写体との距離が確保しにくい場合があるかもしれません。
撮影スペースの広さを考慮してレンズを選ぶ必要があります。
▼レンズ選びはこちらを参照ください
三脚

安定した構図で撮影するために、三脚の使用がおすすめです。
特に静止物である商品撮影やテーブルフォトでは、シャッタースピードを遅くしてもカメラのブレを防いでクリアな写真に仕上ります。
選ぶ際は、高さや角度を自由に調整できる構図調整のしやすさを意識しましょう。
センターポールを倒せるタイプなら、真俯瞰(真上からの撮影)も可能になり、料理撮影や小物の撮影に便利です。
撮影ライト・ストロボ

商品の印象を大きく左右するのがライティング。
自然光を使わない場合、照明は必須のアイテムです。
色温度や明るさを調節できるLEDの調光ライトか、角度が変えられるクリップタイプのストロボを用意しましょう。
基本的に1灯で撮影はできますが、補助ライトがあるとより自然なライティングが可能です。
ソフトボックス・ディフューザー

人工光、自然光ともに直接照射をすると、コントラストがはっきりした硬い仕上がりになります。
柔らかい印象の写真にしたい場合は、光を和らげて均一に被写体へ当てなくてはいけません。
そんなときに便利なのがディフューザーやソフトボックス。
ディフューザーは光源の前に置いて光を拡散させる装置で、光の強さと影を和らげます。
白い布や紙などを光の前にかざすだけで効果が得られます。
ソフトボックスはストロボやLEDライトに装着する傘のようなアイテムで、ボックス内部で光を反射させ前面のディフューザー越しに光を出す仕組みです。
いずれも光を拡散させる効果がありますが、ソフトボックスは設置にスペースが必要なので広いスペースでの使用をおすすめします。
レフ板

レフ板は光を反射させて影を軽減し、明るさを均一にする板のこと。
光が当たっていない方向は陰ってしまいますが、レフ板には光を反射させて影を和らげる効果があります。
また、ポートレート撮影ではレフ板で反射光を瞳に写し、生き生きとした印象を加える「キャッチライト」の手法が人気です。
レフ板は主に白とシルバーの2種類があり、白レフはより広範囲を明るくし、銀レフは強い光を生み出します。
自然な拡散光にしたいのか、強い光でコントラストを高めたいのか用途によって使い分けましょう。
商品撮影用の小さいものであれば、白い画用紙や発泡スチロールなどで手作りすることもできます。
リモコン(レリーズ)

遠隔でもシャッター操作を可能にするのがリモコン(レリーズ)です。
シャッターボタンによる手ブレを防ぐだけでなく、商品の角度をいじったりライティングを変えたりしながらシャッターを押せるので、スムーズな撮影には欠かせません。
リモコンには有線と無線のタイプがあります。
スマートフォンをリモコンとして使えるアプリに対応したカメラもあるので、簡易的に利用してみるのもよいでしょう。
メルカリ・物撮り用におすすめの背景ボード
メルカリなどECサイト用の商品撮影やブログ掲載用の物撮りでは、被写体の色味や形を伝えられる点を第一に選びましょう。
撮影範囲が狭いため、紙素材やPVC、化粧板や布などさまざまな素材があります。
単色
シンプルで汎用性が高く、どんな商品にも適応する定番です。
白や黒、グレーなどの色は視認性がよく、被写体の情報を正確に伝えます。
メルカリなどのECサイトでは、商品をオシャレに見せること以上に正確さが重要。単色は余計な情報がないため、視線を被写体に集められます。
個性を加えたい場合はパステルやビビットカラーを選んでみてもよいでしょう。
木目調
ナチュラルで温かみのある雰囲気を作り出せる木目調の素材。
白木、ナチュラルウッド、ダークウッドなどのバリエーションがあり、被写体のテイストに合わせてカスタマイズできます。
白木やナチュラルウッドは爽やかさや親しみのある印象を与え、ダークウッドは落ち着いた写真に仕上ります。
PVCやプリントボードであれば、実際の木材より軽量で取り回しがよいので便利です。
大理石柄
高級建築材の大理石を再現した素材。
実物の用意は困難ですが、PVCシートやアクリル、紙製ボードなどで手軽に高級感や優雅な雰囲気を再現できます。
基本は白黒ベースで、白であれば透明感を、黒であればクールな印象を与えながら被写体を際立たせます。
コンクリート調
シンプルかつ、適度なテクスチャーで都会的らしさを出してくれるコンクリート調。
明るいグレーからダークグレーまでバリエーションがあり、影が落ちてもコントラストで引き締まった空気感が出せる点が人気です。
テーブルフォトにおすすめの背景ボード
元々のテーブルデザインがイマイチでも、背景ボードやテーブルクロスを使えばオシャレな撮影空間に早変わり。
テーブルフォトでは清潔感や温かみ、上品な高級感を出せる背景が選ばれます。
木目調
木目調の背景ボードは、清潔感がありつつナチュラルな雰囲気が特徴です。
特に料理写真との相性が良く、ブラウン系の木目は温かみを、ホワイトウッドは爽やかな印象を与えます。
ハンドメイド雑貨や自然をイメージさせる小物を入れたテーブルフォトにもおすすめです。
大理石柄
高級感と洗練された雰囲気を醸し出す大理石調の背景。
白や黒、グレーを基調としたものが多く、西洋風な上品さで被写体を際立たせます。
大理石の独特な模様が写真に個性を加え、単調になりにくいのも魅力。
高級スイーツやワイン、イタリアンやコース料理など非日常の雰囲気を出したい撮影で活躍します。
漆喰調
マットな質感を持ち、アンティークな雰囲気を作り出す漆喰調の背景。
漆喰とは消石灰を主成分とした壁材で、イタリアやフランスなどでは一般的な建築材料として使用されています。
塗り壁特有の凹凸が光の当たり方によって表情を変える点が魅力です。
ナチュラルで素朴な印象を与え、手作り感を出したい食品やクラフト作品などの撮影に適しています。
アンティーク調
ボタニカル柄とは、草花をや木の実などをあしらったデザインのこと。
一般的な花柄と比べると花びら部分が少なく、草や茎の占める割合が高いのでよりネイチャーさ感じさせます。
さまざまな柄があり、単調な背景のテーブルフォトに飽きてきた方におすすめ。
ランチョンマットやテーブルクロスとしても売られており、手軽に取り入れられます。
パステル調
優しく柔らかい雰囲気を演出できるのがパステル調の背景。
淡いピンクやブルー、イエローなどふんわりとした印象を与えながらポップな写真に仕上げられます。
視覚的な軽やかさを活かして、オシャレなスイーツやドリンク、可愛らしい雑貨の撮影に最適。
単色のパステルだけでなく、グラデーションや水彩風のデザインなど種類も豊富です。
ポートレートにおすすめの背景ボード
ポートレートは商品撮影やテーブルフォトに比べて大型の背景が必要なため、素材が限られます。
収納性や携帯性も考慮しながら、最初はシンプルで汎用性の高いものを選ぶとよいでしょう。
単色布
単色布は、ポートレート撮影で最もよく用いられる背景素材です。
布製の背景は光の吸収率が高く反射を抑えられるため、自然なトーンのポートレート撮影を可能にします。
また、カラーバリエーションも豊富で、ナチュラルな白やクールさのある黒のほかに、ドラマチックな雰囲気を作り出すダークレッドやネイビーもおすすめ。
持ち運びがしやすく折りたたんで収納できるので、出張カメラマンなどプロの世界でも好まれます。
単色紙
ロール状の背景紙を使うことで、大判な背景も安価で手に入ります。
白やグレー、黒などのニュートラルカラーは被写体本来の魅力を自然に引き出すのに最適。
また、背景紙は均一な質感でシワができにくいためライティングの影響を受けにくく、仕上がりにムラがありません。
ただし、強度は布製よりも弱く、一度汚れたり傷がつくと交換が必要になる点はデメリットです。
モルタル調
モルタルとはセメントや砂で作る建築材の1つで、コンクリートとよく似た質感を持ちます。
どちらも無機質でクールな印象を与えるため、都会的な洗練されたポートレート撮影との親和性が抜群。
シンプルでありながら微細なテクスチャがあり、単調になりすぎずファッション撮影やモノクロ写真でも個性を添えることができます。
パステル・ペイントアート調
パステル・ペイントアート調の背景は、個性的でアーティスティックなポートレート撮影向き。
淡いパステルカラーは柔和な雰囲気を作り、特に女性向けのファッション撮影や子供のイベント撮影にも使われます。
一方、ペイントアート調の背景は筆跡や抽象的な模様が施されており、カジュアルさやアート的要素を取り入れたい場合と相性がよいでしょう。
まとめ
背景ボードをはじめさまざまな背景素材を使った撮影方法と、シーン別のおすすめを紹介しました。
携帯性に優れ、簡単に写真のイメージを変えられる背景ボード。
定番の単色から個性的なものまで、複数所持していればバリエーション豊かな撮影が楽しめます。
ぜひこの記事を参考に、家の中でも納得のいく1枚を作り上げてください。



















