雑誌やメディアで目にする、オシャレなカフェや料理などの写真。その中でも、テーブル上にある被写体を撮影した写真は「テーブルフォト」といいます。「自分でもああいう写真が撮りたいなぁ…」と憧れつつも、レンズラインアップを見ていると「どういうレンズを使えばいいのかわからない…」という方も多いのではないでしょうか。そこで、今回は「テーブルフォトにオススメのレンズ」を紹介していきます。
目次
テーブルフォトの撮影に向いているレンズとは?
焦点距離は28~50mmがオススメ
テーブルフォトは、仕事で撮影するカメラマンでない限り、立ち寄ったレストランやカフェで撮影するのが一般的。そうなると周りにもお客さんがいるので、立ち上がって撮影すると、悪目立ちをしたり迷惑をかけてしまうことがあります。座って撮影をするためにも、焦点距離は35mm判換算で28~50mm程度のレンズを選ぶのがオススメ。広角レンズであればテーブル全体が撮影しやすく、標準レンズであれば被写体1つをクローズアップしてボケを生かせます。中望遠以降のレンズを選んでしまうと、座っている位置では最短撮影距離が確保できず、フォーカスできないことがあるので、注意しましょう。
小型軽量で、テーブルに置いても邪魔にならないサイズ
いくら撮影したいからといって、大きな一眼レフをテーブルに置いたままにしておくと、料理や飲み物が運ばれてきたときに、邪魔になってしまう場合があります。また、上から撮影するためにカメラを持ち上げないといけない場合、大きなカメラでは重くて撮影しづらいですよね。よって、できるだけ小型軽量なカメラとレンズを選ぶことで、テーブルフォトの撮影のしやすさが格段に上がります。
美しいボケが楽しめる大口径レンズ
せっかくオシャレな被写体を撮影するなら、大口径レンズがオススメ。大きなイメージのある大口径レンズですが、小さなセンサーに対応した設計なら、小型のレンズが多くそろっています。絞り開放で撮れば美しく滑らかなボケが、絞り込んで撮影すればシャープで繊細な描写が楽しめるので、表現の幅を広げることが可能です。
テーブルフォトにオススメのレンズ10選
ここからはGooPassがオススメする、テーブルフォトにオススメのレンズを紹介していきます。
Canon EF-M22mm F2 STM
十分な接写性能を持つ、大口径パンケーキレンズ。
EF-M22mm F2 STMは、EF-Mマウント専用のパンケーキレンズです。絞りF2の大口径レンズながら、厚さ23.7mm、質量105gという、驚異の薄型軽量設計がウリ。EOS Mボディと組み合わせても、普段使っているバッグのすき間に、気楽に入れられる薄さです。また、余裕をもって片手で撮影することができるので、単焦点レンズながら、画角調整は簡単にできます。35mm判換算の焦点距離は35mm程度となり、スナップ撮影に最適な画角。さらに、最大撮影倍率0.21倍と、十分な接写性能を誇ります。ただし、最短撮影距離は0.15mで、フォーカシング時にレンズ前面が動くので、被写体に当てないように注意して撮影を行いましょう。散歩をしながら撮影をして、おしゃれなカフェでお茶をしつつテーブルフォトの撮影、という一連の流れが、この一本で楽しめます。
製品名 | Canon EF-M22mm F2 STM |
---|---|
対応マウント | キヤノンEF-Mマウント |
対応センサーサイズ | APS-Cセンサー |
最大径×全長 | φ60.9×23.7mm |
質量 | 105g |
■購入する場合は、19,690円(2020/8/21現在 カカクコム調べ)となっているようです。
■GooPassなら月額5,800円でレンタル可能です。
Canon EF-S35mm F2.8 マクロ IS STM
レンズ前面にLEDライトを搭載したマクロレンズ。
EF-S35mm F2.8 マクロ IS STMは、APS-Cセンサーに対応したキヤノンEFマウント用マクロレンズです。35mm判換算で56mm程度の焦点距離なので、テーブル上の被写体全体を広く撮るより、単品をクローズアップした撮影をするときにオススメ。置物の質感や、料理のシズル感を繊細に表現できます。本レンズの一番の特徴は、先端にLEDライトが搭載されていること。暗い場所での撮影は、ストロボを使用すると、周囲に迷惑がかかる可能性があります。しかし、レンズ先端についたLEDライトであれば、被写体のみに光を当てられるため、その心配はほぼなくなるでしょう。他社の競合レンズにはない機能なので、Canonユーザーの方なら、ぜひ試してほしい一本です。
製品名 | Canon EF-S35mm F2.8 マクロ IS STM |
---|---|
対応マウント | キヤノンEFマウント |
対応センサーサイズ | APS-Cセンサー |
最大径×全長 | φ69.2×55.8mm |
質量 | 190g |
■購入する場合は、38,259円(2020/8/21現在 カカクコム調べ)となっているようです。
■GooPassなら月額5,800円でレンタル可能です。
Nikon 1 NIKKOR 18.5mm f/1.8
小型、大口径、高い接写性能と、テーブルフォトに最適。
1 NIKKOR 18.5mm f/1.8は、Nikon 1シリーズ専用の単焦点レンズです。小さめの1型センサーに対応しているので、大口径の絞りF1.8ながら、他を圧倒するコンパクトな設計になっています。同じく小型のNikon1ボディに装着して、1日中首から下げて撮影しても、全く負担になりません。35mm判換算で50mm相当の焦点距離なので、常用レンズとして使いやすい画角。そして、最大撮影倍率も35mm判換算で0.32倍と、被写体にかなり寄って撮影ができるので、F1.8の大きなボケ味を一層体感できます。艷やかで小型シンプルな外観に、優秀な接写性能と、テーブルフォトに必要な条件を全てクリアしたレンズです。
製品名 | Nikon 1 NIKKOR 18.5mm f/1.8 |
---|---|
対応マウント | ニコン1マウント |
対応センサーサイズ | 1型センサー |
最大径×全長 | φ56×36mm |
質量 | 70g |
■購入する場合は、35,638円(2020/8/21現在 カカクコム調べ)となっているようです。
■GooPassなら月額5,800円でレンタル可能です。
SONY Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA (SEL24F18Z)
クリアな描写と寄れる性能で万能なレンズ。
Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA は、APS-Cセンサー対応のソニーEマウント用単焦点レンズです。老舗の有名レンズメーカー「CarlZeiss」のレンズ構成を引き継ぎ、ソニーの技術力で高画素カメラに見合う解像力まで引き上げました。また、アルミ合金が採用され、マニュアルリングに細かいローレット加工が施された外観には、Zeissの名に恥じない高級感が漂います。35mm判換算で36mm相当の焦点距離に最大撮影倍率は0.25倍と、引いて全体を撮影することも、寄って被写体をクローズアップすることも可能。そこにZeiss特有のクリアな描写が加わり、テーブルフォトレンズとして、万能なレンズに仕上がっています。APS-Cセンサーのαシリーズを持っている方は、ぜひ試してみてください。
製品名 | SONY Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA (SEL24F18Z) |
---|---|
対応マウント | ソニーEマウント |
対応センサーサイズ | APS-Cセンサー |
最大径×全長 | φ63×65.5mm |
質量 | 225g |
■購入する場合は、82,000円(2020/8/21現在 カカクコム調べ)となっているようです。
■GooPassなら月額9,800円でレンタル可能です。
FUJIFILM フジノンレンズ XF27mmF2.8
気楽に使えるフジフイルム最薄パンケーキレンズ。
フジノンレンズ XF27mmF2.8は、フジフイルムXマウント用パンケーキレンズです。35mm判換算で41mm相当の焦点距離は、スナップ撮影に適した画角で、気軽に持ち運べるパンケーキレンズの特徴を最大限に生かせます。フジノンXFレンズで最薄・最軽量なので、ボディもそれに合わせて、小型軽量のエントリーモデルやミドルクラスの機種と組み合わせるとよいでしょう。レストランやカフェのテーブルに置いても邪魔にならず、テーブルフォトの撮影もしやすくなります。被写体に寄る性能はそこまで高くはないものの、料理を全体的に撮影する分には問題なし。あまり気負わずサッと構えて、素早く撮影を済ませたい方にオススメです。
製品名 | FUJIFILM フジノンレンズ XF27mmF2.8 |
---|---|
対応マウント | フジフイルムXマウント |
対応センサーサイズ | APS-Cセンサー |
最大径×全長 | φ61.2×23mm |
質量 | 78g |
■購入する場合は、44,829円(2020/8/21現在 カカクコム調べ)となっているようです。
■GooPassなら月額5,800円でレンタル可能です。
FUJIFILM フジノンレンズ XF23mmF1.4 R
クラッチ機構で素早くMFに切り替えられる。
フジノンレンズ XF23mmF1.4 Rは、フジフイルムXマウント用単焦点レンズです。35mm判換算で35mm相当の焦点距離は、バランスよく背景を取り込めて、F1.4の大きなボケ味を生かした作品作りをするなら最適。また、とっさにピント面とボケの位置を調整したい場合に、簡単にマニュアルフォーカスに切り替えることができる「クラッチ機構」が採用されています。フォーカスリングを前後に動かすだけでAF/MFを切り替えられるので、操作性はバツグン。公式サイトに「歪曲収差を光学補正のみで極限まで低減」とあるように、開放からピント面がシャープ、かつ滑らかなボケで、高い描写力を誇ります。一段上を行くテーブルフォトを撮影したいなら、ぜひ試して欲しいレンズです。
製品名 | FUJIFILM フジノンレンズ XF23mmF1.4 R |
---|---|
対応マウント | フジフイルムXマウント |
対応センサーサイズ | APS-Cセンサー |
最大径×全長 | φ72×63mm |
質量 | 300g |
■購入する場合は、89,150円(2020/8/21現在 カカクコム調べ)となっているようです。
■GooPassなら月額9,800円でレンタル可能です。
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO
F1.2の美しいボケで作品作りに最適。
M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PROは、マイクロフォーサーズマウント用単焦点レンズです。35mm判換算34mm相当の広角域、かつF1.2という圧倒的な大口径レンズでありながら、390gという軽さを実現。小型の3/4型センサー対応レンズというメリットを、最大限に生かして設計されています。とはいえ、エントリーモデルのボディに装着すると、カメラ全体のバランスが悪くなることがあるため、ミドルクラス以上のボディと組み合わせるのがオススメ。ミドルクラスのボディなら、ダイヤルやボタンが豊富に配置されているので、テーブルフォトの撮影は素早く終えられます。機能面では、フォーカスリングを前後に動かすだけでAF/MFを切り替え可能な「マニュアルフォーカス・クラッチ機構」を採用。F1.2の浅い被写界深度でも、ピント面の調整が即座に行なえるので便利です。
製品名 | OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO |
---|---|
対応マウント | マイクロフォーサーズマウント |
対応センサーサイズ | 3/4型センサー |
最大径×全長 | φ68.2×87mm |
質量 | 390g |
■購入する場合は、135,243円(2020/8/21現在 カカクコム調べ)となっているようです。
■GooPassなら月額9,800円でレンタル可能です。
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
この一本で、ハーフマクロから中望遠まで。
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROは、マイクロフォーサーズマウント用のズームレンズです。一般的なF2.8通しの標準ズームより望遠端が10mm長い、35mm判換算24-80mm相当の焦点距離。そして、同クラスでも圧倒的に軽い382gという質量は実用性バツグンです。さらに、35mm判換算の最大撮影倍率は、望遠端で0.6倍にもなるので、ハーフマクロレンズとしても使用可能。全体からクローズアップ撮影まで、ズームリングを回すだけで画角を調整できる、優秀なテーブルフォトレンズです。防塵・防滴・耐低温仕様や、フォーカスリングを前後に動かしてAF/MFを切り替える「マニュアルフォーカス・クラッチ」といった、機能面も充実しています。初心者からベテランまでオススメできる一本です。
製品名 | OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO |
---|---|
対応マウント | マイクロフォーサーズマウント |
対応センサーサイズ | 3/4型センサー |
最大径×全長 | φ69.9×84mm |
質量 | 382g |
■購入する場合は、89,340円(2020/8/21現在 カカクコム調べ)となっているようです。
■GooPassなら月額5,800円でレンタル可能です。
Panasonic LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7 ASPH. (H-X015-K)
ライカの美しいボケ味をパナソニックカメラで。
LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7 ASPH. は、マイクロフォーサーズマウント用の単焦点レンズです。パナソニックレンズの魅力のひとつである「LEICA DG Lensシリーズ」は、老舗メーカー「Leica」の名を冠しており、「Leicaを使いたい!」という理由で、パナソニックのカメラを選ぶ人がいるほど。開放の描写力は被写体を柔らかく描写し、1段絞ればしっかりとしたシャープな描写です。もちろんボケ味は柔らかで滑らかなので、満足できること間違いなし。全長36mm、質量115gの小型設計なので、ミドルクラスまでの小型ボディに組み合わせるのが最適。35mm判換算30mm相当の焦点距離も相まって、テーブルフォトだけでなく、スナップ撮影用やポートレート用のレンズとしても活躍します。
製品名 | Panasonic LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7 ASPH. (H-X015-K) |
---|---|
対応マウント | マイクロフォーサーズマウント |
対応センサーサイズ | 3/4型センサー |
最大径×全長 | φ57.5×36mm |
質量 | 115g |
■購入する場合は、42,800円(2020/8/21現在 カカクコム調べ)となっているようです。
■GooPassなら月額5,800円でレンタル可能です。
PENTAX HD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limited
内蔵型フードを搭載した、標準マクロ単焦点。
HD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limitedは、APS-Cセンサーに対応したペンタックスKマウント用マクロレンズです。ペンタックスLimitedレンズは、アルミ削り出しで作られた高品位な外観に、それぞれ専用の形状をしたフードが採用されています。本レンズは内蔵型フードが搭載されていて、レンズ前部の外枠を引っ張り出すことで、即座に遮光効果が得られるのが特徴。35mm判換算の焦点距離は、スナップ撮影に持ち出す機会が多い53.5mmなので、とっさにフードが必要なシーンでは嬉しい仕様です。マクロ撮影時は、レンズ先端から3cmまで寄れてしまうので、被写体に当たらないように、多少の注意が必要。ただし、それを差し引いても、被写体の質感を高い描写力で表現できるので、オススメの一本です。
製品名 | PENTAX HD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limited |
---|---|
対応マウント | ペンタックスKマウント |
対応センサーサイズ | APS-Cセンサー |
最大径×全長 | φ63×46.5mm |
質量 | 214g |
■購入する場合は、46,978円(2020/8/21現在 カカクコム調べ)となっているようです。
■GooPassなら月額5,800円でレンタル可能です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は「テーブルフォトにオススメのレンズ」特集でしたが、焦点距離としてはスナップ撮影やポートレート撮影でも使いやすいレンズが多いので、幅広いシーンに対応できます。また、キットレンズしか使ったことがないという方は、1本大口径のレンズを持つと良いでしょう。背景を大きくぼかすことができるので、表現の幅が広がり、オススメです。ぜひこの記事を参考にして、お気に入りの一本を見つけてください。
【月額定額制で借り放題 ~GooPassを利用するメリット~】
最短1〜2日で、自宅までお届け。
レンタルしたい機材を見つけたら、まずは会員登録。注文後は、最短1〜2日で自宅に機材が届きます。
レンタル返却期限、なし。
「〜ヶ月以内に返却してください」などのレンタル期限はありません。借りっぱなしでもOK。好きな機材で、好きなだけ撮影できます。最短1ヶ月で返却可能です。
補償制度、あり。
通常利用による故障は自己負担なし。安心してお使いいただけます。
※紛失・盗難の場合は、実費をご負担いただきます。
レンタル中の機材は、一部無料で入れ替え可能。
GooPassは完全定額制のカメラレンタルサービスです。機材ごとにRankが設定されており、同Rank以下の機材であれば何度でも交換することができます。
30秒プロモーションムービー
一眼レフカメラ・ミラーレスカメラ・交換レンズ・アクションカメラ・ドローンなど、カメラ機材が月額定額で入れ替え放題のサービス『GooPass』のプロモーションムービーです。