iPadを使って移動中やカフェなどの外出先でもエクセルの作業ができれば、もっと効率的に仕事や学習が進むかもしれません。

しかし、PC版と同じ操作が可能なのか、どのような機能が使えるのか、いくつかの不安もあるでしょう。

本記事では、iPadでエクセルを使用する方法とそのメリットについて解説し、iPadがPCの代替としてどの程度使えるのか紹介します。

本記事を読めば、iPadでエクセルを使うべきかどうか、またiPadでエクセル作業をする際の注意点も明確に理解できるでしょう。

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iPadでエクセルは使える!アプリは無料

iPadでは、Microsoftが提供する無料アプリ「Microsoft Excel」をApp Storeからダウンロードして利用できます。このアプリを使うことで、PCと同じようにシートの作成や編集、データの管理が可能です。

特に、タッチ操作やApple Pencilを活用した入力や編集が簡単に行える点がiPad版エクセルの魅力です。直感的な操作ができるため、細かいデータ管理や表の編集作業も快適に進められます。

また、iPadでエクセルを使う最大のメリットはその携帯性。移動中や出先でもエクセルを開いて確認したり、データを更新したりすることが可能です。急な会議やプレゼンテーションの準備にも柔軟に対応できます。

基本的な機能は無料で利用できますが、高度な機能を使いたい場合は、Microsoft 365のサブスクリプションを検討すると良いでしょう。

たとえば、ピボットテーブルの利用やマクロの作成などは、有料プランのMicrosoft 365 Family(2,100円/月)やMicrosoft 365 Personal(1,490円/月)で利用できます。

iPadでのエクセルとPC版エクセルにはいくつかの違いがあります。

まず、PC版ではデータ分析に便利な「マクロ(Microsoft Excelで繰り返し行なう作業を自動化するための機能)」や「ピボットテーブル(大量のデータを簡単に整理・集計・分析するための機能)」といった高度な機能が使用できます。

iPad版はこれらの機能がサポートされていないことが多く、複雑な計算やデータ処理を行なうにはやや不向きと言えるでしょう。

一方で、iPad版はタブレット用に設計されており、指でのタッチ操作がしやすいよう工夫されています。これにより、セルの選択や文字の入力がスムーズに行なえます。

Apple Pencilを使って手書きのメモを直接Google SheetsやExcelのセルに追加できるのは、iPadの大きな利便性の一つです。

直感的にメモを残したり、図やスケッチをすばやく追加したりできるので、特にビジュアルやアイデアを素早く表現したい場合に役立つでしょう。

iPadのエクセルに搭載されている機能

iPad版エクセルには、次の4つの主要な機能が搭載されています。

  • テキスト編集
  • データの操作
  • 書式設定
  • 関数

それぞれ解説します。

テキスト編集

テキスト編集は、セルに文字を入力したり、内容を修正したりする基本的な操作ですが、iPad版エクセルではこの作業が指やApple Pencilを使って簡単に行なえます。

パソコンと違い、iPadはタッチ操作ができるため、画面をタップして直接文字入力ができる点が特徴です。

会議中にiPadでエクセルの表を開き、発言内容をリアルタイムで入力する際などには、テキスト編集機能が役立つでしょう。セルをタップするとキーボードが自動的に表示され、すぐに文字入力が始められます。

データの操作

iPad版エクセルでは、データの操作をスムーズに行なえる工夫がされています。

データの追加、削除、並べ替えといった基本的な操作がタッチ画面で直感的に操作できるため、効率よくデータを整理できます。

例えば、商品のリストや売上データを管理する場合、指先やApple Pencilで直接セルを選択し、項目を追加したり削除したりできるため、スムーズなデータ管理ができます。

また、フィルタや並べ替え機能も搭載されているため、必要な情報だけを瞬時に表示することが可能です。売上データを地域別に並べ替えたり、特定の条件でフィルタをかけて特定のデータだけを抽出したりすることで、視覚的にわかりやすく情報を整理できます。

書式設定

iPad版エクセルでは、書式設定の機能も充実しており、データを見やすく整理することができます。たとえば、PC版と同じく、セルの背景色を変えたり、文字の色を調整したりして、特定の情報を強調することが可能です。

重要な数値やキーワードを目立たせるために色を使い分けることで、視覚的にわかりやすい表を作成できるでしょう。

同様に、フォントサイズの変更や文字を太字にすることも簡単に可能。

書式設定を活用することで、データが整然と見えるようになり、重要な情報が埋もれることなく表示できます。

関数

iPad版エクセルには、基本的な関数が豊富に用意されており、簡単な計算や集計もスムーズです。

PC版同様、売上データの合計を求めたい場合は、SUM関数を使うことで素早く計算できます。

また、平均値を求めるAVERAGE関数や、最大値を見つけるMAX関数、データの数を数えるCOUNT関数なども利用可能です。これらの関数を組み合わせて、複雑なデータ分析が必要な場面でも簡単に計算を進められます。

特に、会議資料の数値データや売上管理で頻繁に使用することが多いため、必要な情報を素早く得るための必須機能と言えるでしょう。

iPadでエクセルを使用する方法3選

iPadでエクセルを使用する方法を3つ紹介します。

  • Excel for iPadアプリ
  • Microsoft Officeアプリ
  • Excel Online

それぞれ紹介します。

Excel for iPadアプリ

iPadでエクセルを使う際、専用アプリ「Excel for iPad」は最も便利な選択肢と言えるでしょう。

このアプリは、MicrosoftがiPad向けに提供しているもので、App Storeから無料でダウンロードできます。基本的な表計算やグラフ作成、関数を使った計算まで、PC版と同様の操作が可能なため、iPadをパソコンのように活用したい方におすすめです。

Excel for iPadを使えば、日常的なデータ入力やシンプルな表の作成、データの並べ替えやフィルタなどの操作も指先一つで簡単に行なえます。出張先で資料を確認したり、現場でデータを直接入力する場合でも、iPadのタッチ操作で効率的に作業が進められるでしょう。

さらに、Apple Pencilを活用すれば、手書きのメモや注釈を表に追加することができ、紙とペンに近い感覚で利用できる点もポイントです。

Microsoft Officeアプリ

Microsoft Officeアプリは、エクセルだけでなくワードやパワーポイントなどの機能も一つにまとめたオールインワンアプリです。App Storeからダウンロードしてすぐに使えます。

このアプリを使えば、ワードやパワーポイントで作成した資料にエクセルで作成した表やグラフを挿入するなど、複数の書類をまとめて管理できます。

出張先でエクセル表を確認しながら、その場でワード文書に数値やグラフを追加するといった作業もスムーズに行なえるでしょう。また、OfficeアプリはOneDriveと連携しているため、パソコンで編集したファイルをiPad上でそのまま確認、編集、保存ができます。

さらに、Microsoft Officeアプリでは、簡単なエクセル操作がタッチ画面で行なえるように最適化されている点も特徴。指でセルを選択してデータを入力したり、グラフを挿入したりと、直感的な操作でエクセルを使うことができるため、PCに慣れていない方でも扱いやすい設計です。

Excel Online

Excel Onlineは、ブラウザ上でエクセルを利用できるオンライン版のサービスです。インターネットに接続されている環境であれば、SafariやChromeなどのウェブブラウザからアクセスでき、パソコンやiPadの画面でエクセルを編集したり、閲覧したりできます。

アプリをインストールする手間がなく、インターネット接続だけでエクセルを使いたい方に適したツールです。

たとえば、Excel Onlineを利用すれば、会社のパソコンで作成したエクセルファイルをそのままiPadで確認し、軽い修正を加えるといった作業が簡単にできます。ファイルはクラウド上に保存されるため、外出先でもすぐにアクセスでき、最新の情報をもとに作業を進められる点がポイントです。

Excel Onlineは、特に他のユーザーと共同で編集する際におすすめ。リアルタイムでの編集が可能で、更新された内容が即時に反映されるため、チームでの作業効率が上がるでしょう。

iPadでエクセルを使うメリット

iPadでエクセルを使うメリットは、以下の4つです。

  • 時間や場所を問わずエクセルを開いて作業できる
  • 無料で利用できる
  • タッチ操作で直感的に操作できる
  • Apple Pencilで手書きの入力が可能

時間や場所を問わずエクセルを開いて作業できる

iPadでエクセルを使用するメリットのひとつは、場所や時間を問わずに作業できる点です。

iPadは軽くて持ち運びがしやすく、出先や移動中でも簡単にエクセルを開いて作業ができるため、ビジネスパーソンや学生にとって便利な選択肢と言えます。

電車の中でレポートを確認したり、カフェでデータを整理したりと、自由な場所で作業ができるので、限られた時間を有効活用することができます。

また、iPad版エクセルはクラウドと連携しているため、OneDriveやGoogle Driveに保存したファイルをどこからでもアクセスでき、複数のデバイスでの作業もスムーズです。

こうした柔軟な作業環境を提供できるのが、iPadでエクセルを使う大きなメリットでしょう。

無料で利用できる

iPadでエクセルを無料で利用できる点はメリットの一つです。

Microsoftは、iPad向けにエクセルを提供しており、一般的な閲覧や簡単な編集作業は無料で行なえます。特に、個人利用の場合には、サブスクリプション契約なしでも十分な機能を使えるため、コストを抑えながらエクセルを活用したい方におすすめです。

予算の確認やスケジュールの管理など、日常的な使い方であれば、無料の機能だけでほとんどの作業ができます。エクセルの高度な編集機能を必要としない場合、iPadで手軽にエクセルが利用できるのは便利です。

タッチ操作で直感的に操作できる

iPadでエクセルを使うと、タッチ操作による直感的な操作ができる点が魅力です。指で直接画面に触れて操作するため、セルの選択やデータの入力がスムーズに行なえるでしょう。

たとえば、iPadで表を作成する際には、セルをタップして文字を入力したり、指でドラッグしてセルの範囲を選択したりと、直感的な動きで作業を進められます。また、グラフを作成したい場合も、データを選択して操作するだけで表示できるため、視覚的にデータを把握しやすいと言えます。

パソコンのマウス操作に不慣れな方でも、iPadなら自然な動きでエクセルを操作できるため、簡単に作業を進められるはずです。

Apple Pencilで手書きの入力が可能

iPadでエクセルを使う場合、Apple Pencilを活用して手書きでの入力ができる点も大きなポイントです。

Apple Pencilを使用すれば、手書きのメモや図をエクセル上に直接描き込むことが可能。より自由度の高い作業が行なえます。特に、数値データだけでなく、コメントやアイデアを手軽に記入したい場合に便利です。

また、会議中に発言内容をメモしたり、計算結果を手書きで書き込んだりといった使い方ができます。データ分析の過程で視覚的にメモを残すことで、アイデアを視覚的に整理することも可能です。

さらに、Apple Pencilなら、細かい書き込みや線の引き方も自由自在。ペンのような感覚でエクセルを操作できるため、紙とペンで書く感覚に近い作業ができる点も魅力と言えます。

Apple Pencilを活用することで、iPadでのエクセルがより便利でクリエイティブなツールになるでしょう。

iPadとPCどちらでエクセルを活用すればいいのか

iPadとPCどちらでエクセルを活用すればいいのか悩まれている方は、以下の特徴のどちらに該当するか確認してみてください。

iPadでエクセルを活用するべき人の特徴

iPadでエクセルを活用するべき人の特徴は、以下の3つに該当する人です。

  • 学生
  • 出張を頻繁にする人
  • 編集より閲覧の方が多い人

学生

学生にとって、ノートパソコンの代わり使えるiPadは便利でしょう。持ち運びがしやすく、授業や図書館、自宅などさまざまな場所で手軽にエクセルを使えます。

エクセルを用いて課題やレポートのデータ整理を行なう際、iPadのタッチ操作によって簡単にセルを選択し、データを入力できます。また、グラフや表を作成しやすく、視覚的にデータを把握しやすい点も魅力と言えます。

出張を頻繁にする人

出張が多いビジネスパーソンにとって、パソコンよりも軽量で携帯性の高いiPadは、移動時や出先での作業に適していると言えます。

iPadならすぐにファイルを開き、データの確認や資料の修正が簡単にできます。

編集より閲覧の方が多い人

iPadでエクセルを活用するべき人として、エクセルの編集よりも閲覧が中心の方も挙げられます。

iPadは、エクセルファイルの内容を確認するために非常に便利。指で簡単に操作できるため、閲覧場所を問わずにデータを確認したい時に役立ちます。

ファイルを閲覧し、必要があれば軽い修正も可能なので、情報の把握がメインの方にはおすすめです。

PCでエクセルを活用するべき人の特徴

PCでエクセルを活用するべき人の特徴は、以下の3つに該当する人です。

  • 会社内での作業を主とする人
  • プロジェクトマネージャーなどの管理職
  • リモートワークを主とする人

会社内での作業を主とする人

PCでエクセルを活用するべき人の特徴1つ目は、会社内での作業を主とする人です。特に、社内で定期的にデータを共有したり、分析結果を報告したりする業務を行なう方にとって、PC版エクセルの利用は欠かせません。

PC版エクセルは、大量のデータ処理や高度な分析を行う機能が豊富に揃っています。たとえば、複数のシート間でデータを統合したり、VLOOKUPやIF関数を活用して条件別の集計を行なったりする作業が挙げられます。

iPad版でもこうした操作は一部可能ですが、PC版の方がよりスムーズかつ迅速にできるでしょう。

また、会社のネットワークやサーバーに接続して作業を行なう場合、PC版エクセルはその環境に最適化されているため、データの読み込みや保存がスムーズに行なえます。

共有フォルダ上のエクセルファイルを編集しながらリアルタイムで他のメンバーと更新情報を確認する作業は、PC版の方が適しているでしょう。

プロジェクトマネージャーなどの管理職

PCでエクセルを活用するべき人の特徴2つ目は、プロジェクトマネージャーなどの管理職です。複数メンバーを統括し、進捗やリソース管理を行なう業務ではPC版エクセルが欠かせません。

ガントチャートやピボットテーブルを使えば、プロジェクト全体の進行状況を視覚的に把握しやすくなるでしょう。

また、予算管理やコスト分析を行なう際、PC版エクセルの関数や外部データ連携機能が役立ちます。効率的な計算や自動化されたレポート作成が可能です。

管理職の多岐にわたる業務をサポートするために、PC版エクセルを活用して作業効率を高めることをおすすめします。

リモートワークを主とする人

PCでエクセルを活用するべき人の特徴3つ目は、リモートワークを主とする人です。遠隔での作業では、PC版エクセルの柔軟性と効率性が重要なポイント。

PC版エクセルは、OneDriveやSharePointと連携してクラウド上のデータをリアルタイムで共有できるため、遠隔地のメンバーとも円滑に情報を共有できます。

リモートワークを快適に進めるには、PC版エクセルの高度な機能を活用することが鍵と言えるでしょう。

iPadのエクセルで使用する際の注意点

iPadのエクセルで使用する際の注意点は、以下の3つです。

  • 編集するにはMicrosoftアカウントが必要
  • iPadの画面サイズ10.1インチ以上ならサブスクリプションが必要
  • OS 16.0以降のiPadでなければ使えない

編集するにはMicrosoftアカウントが必要

iPadでエクセルを使用する際、ファイルの閲覧だけであればアカウントなしで利用可能ですが、編集作業を行なうにはMicrosoftアカウントが必要です。

Microsoftアカウントを持っていない場合は、新規に登録する必要があります。事前にアカウントの準備をしておきましょう。

iPadの画面サイズ10.1インチ以上ならサブスクリプションが必要

画面サイズが10.1インチ以上のモデルの場合、Microsoft 365のサブスクリプション契約が必要です。

画面サイズが10.1インチ以上の場合、無料で編集機能を使うことができず、サブスクリプション契約をしないと制限がかかります。

iPad Proなどの大画面モデルで使用する場合には注意しましょう。

OS16.0以降のiPadでなければ使えない

iPadでエクセルを使うには、iPadOSが16.0以降である必要があります。

これは、エクセルアプリが新しい機能やセキュリティ対策に対応するために、最新のOS環境が求められるためです。古いバージョンのOSではエクセルが正常に動作しないことがあるため、iPadのOSバージョンを事前に確認しておきましょう。

OSのアップデートは「設定」から簡単に行なえるため、定期的に確認し、最新の状態を保ちましょう。

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まとめ

本記事では、iPadでエクセルを使用する方法とそのメリットについて解説し、iPadがPCの代替としてどの程度使えるのか紹介しました。

iPadでエクセルを活用するメリットは多くありますが、もちろんPCで活用するメリットも存在します。用途に合わせてどちらでエクセルを活用するか、本記事を参考に判断してみてください。

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