GOOPASS MAGAZINEをご覧の皆さんこんにちは、GOOPASS MAGAZINE編集部の長峰です。
今回、タムロンさん(以下、敬称略)から、フルサイズミラーレス一眼カメラ対応のソニー Eマウント用20-40mm F/2.8 Di III VXD (Model A062)をお借りしましたので、レビューいたします。
発売日は2022年10月27日、希望小売価格118,800円 (税込)です。
お出かけ欲が高まる行楽の秋を迎え「気軽に持ち出せるレンズが欲しいなぁ」と思っている方にぜひおすすめしたいレンズ。
20-40mmという超広角〜標準域までカバーする焦点距離はスナップや旅行などの写真はもちろん、バリアングル式のカメラに装着して自撮りをするVlog用にピッタリ。
今回、動画撮影も少しチャレンジしてみましたが、私はスチール撮影をメインとしているため主に写真のレビューをしていきます。
使ってみた結論からお伝えすると、気軽に持ち出せるのに、高い描写力を持つバランスのいいレンズだと思いました。
質量はわずか365gと軽量、かつコンパクトな作りなので、首や肩からぶら下げっぱなしでもストレスになりません。
「とは言っても、実際どうなの?」と思われている方や、いち早くこのレンズを試したい方必見!
購入する前にレンタルで試すこともできます。
GOOPASS(グーパス)では、1日あたり100円〜でレンタル可能!
機材選びに迷ったら、無料会員登録後、無料の機材相談もできます。
チャットやオンライン通話で、専門スタッフが最適な機材を提案します。

20-40mm F/2.8 Di III VXD
では、早速作例から見ていきましょう!
目次
作例
ボディはα7 IIIを利用し、街中で撮影をしてきました。
個人的に20mmというワイドな焦点距離を生かして撮影したいのは、スナップや旅行先での景色。超広角ならではの画角で、街の情景を余すことなく写します。
スナップ

天気がいい日は、明るすぎる陽射しで白飛びしてしまったり、影の部分が黒潰れしてしまうこともあると思います。
しかし、20-40mm F/2.8 Di III VXD (Model A062)はその心配がありませんでした。
11群12枚のレンズ構成と、光の分散性を抑えた4枚のLD (Low Dispersion: 異常低分散)レンズ、2枚のGM (ガラスモールド非球面)レンズなど、特殊硝材を惜しみなく使用し高い光学性能を発揮しているため、諧調豊かに表現してくれます。

強い日差しと影、繊細なオレンジの花とグリーンのグラデーション。
なんてことない写真かもしれませんが、光と影のコントラストに加え植物の可憐さに目を奪われ何枚もシャッターを切りました。見たままの淡い色合いがそのまま表現され、高い解像感を発揮しています。

タムロンのレンズはBBAR-G2 (Broad-Band Anti-Reflection Generation 2)コーティングが施されており、逆光でもフレア・ゴーストが出づらいのが特徴です。
上記は思いっきり太陽に向けて撮影しているので(ちょっといじわるな撮り方をしてしまいました…)フレアが出ていますが、それでもかなり抑えられている方だと思います。
続いて、20mmと40mmの画角の違いを見てみましょう。


20mmの方は圧倒的な視野角で、多くの情報を取り込みます。対して40mmは、人間の視野角に最も近いと言われている50mmより少し広めになっているのがわかるでしょうか。
街中や風景を撮る時には、50mmだと少し切り取り感が強くなってしまうこともあるので、40mmという焦点距離は使いやすくちょうど良い画角だと感じました。


この日は、雲ひとつない快晴。肉眼で見た青空と海の色がそのまま写し出されます。色のレタッチはしていません。

みなとみらいの赤レンガは横に長い建物ですので、標準レンズや望遠レンズでは全体感を写し出すのが難しい被写体です。しかし、超広角レンズであればかなり近寄ったポジションからでも、上記のように写すことができます。

夜景も手持ちで簡単に撮影できます。
ワイドマクロ撮影
このレンズの面白いポイントとして「広角端で最短撮影距離0.17mまで寄れるワイドマクロ撮影ができること」が挙げられます。

上記は、20mm側で撮影した花の写真になりますが、実際には下記のようにかなり近づいて撮影しています。

ワイドマクロ撮影というとダイバーが水中で魚を撮影するときに使われることが多い撮影方法ですが、街中でも面白い写真が撮れます。
メインの被写体をクローズアップしながらも、画角いっぱいに背景に情報を入れ込むことができるからです。

上記はアルファベットの文字が書かれた階段。ここでもワイドマクロで「Red Star」という文字にフォーカスしつつ、上の方には人が歩く様子を入れることができました。
今回、はじめてワイドマクロ撮影ができるレンズを使いましたが、情報の整理力を試されている気がしました(笑)
テーブルフォト
さて、この日は暑い日でしたので、ちょっと休憩しにレストランに寄りました。



20-40mmという焦点距離は、旅行やスナップ撮影の合間に入ったカフェやレストランで料理を撮影(テーブルフォト)するのにもピッタリ。
かなり寄れるので、ストレスなく撮影ができます。また明るいレンズなので、少し暗い店内でもノイズが乗ることなく撮影できました。
テーブルフォトを撮る時に、真横や斜め45度から撮影することもあると思いますが、この焦点距離だと背景にいろいろ入ってしまいがちです。そういった時は真上から撮ると、余計な写り込みが避けられるのでおすすめです。
続いて、20-40mm F/2.8 Di III VXD (Model A062)のスペックを見ていきましょう。
TAMRON(タムロン)20-40mm F/2.8 Di III VXD (Model A062)のスペック
| モデル名 | A062 |
| 焦点距離 | 20-40mm <35mm フルサイズミラーレス一眼カメラ使用時> |
| 明るさ | F2.8 |
| 画角(対角画角) | 94゜30′- 56゜49′<35mm フルサイズミラーレス一眼カメラ使用時> |
| レンズ構成 | 11群12枚 |
| 最短撮影距離 | 0.17m (WIDE) /0.29m (TELE) |
| 最大撮影倍率 | 1:3.8 (WIDE)/ 1:5.1 (TELE) |
| フィルター径 | φ67mm |
| 最大径 | φ74.4mm |
| 長さ* | 86.5mm |
| 質量 | 365g |
| 絞り羽根 | 9枚 (円形絞り)** |
| 最小絞り | F22 |
| 標準付属品 | 花型フード、レンズキャップ |
| 対応マウント | ソニー Eマウント用 |
*長さ = レンズ先端からマウント面まで。
**絞り開放から2 段絞り込んだ状態まで、ほぼ円形の絞り形状を保ちます。
外観はシンプル

作りはいたってシンプル。
外観はコネクターポートがあるだけで、ボタンやスイッチ類はついていません。
コネクターポートとパソコンを繋げて、タムロンの専用ソフトウェア「TAMRON Lens Utility」を利用すれば、フォーカスリングのカスタマイズや最新ファームウェアへのアップデートを行うことが可能です。
フォーカスリングのトルクは、固すぎずゆるすぎずなめらかな作りです。レンズの自重で鏡筒が伸びてしまうこともありません。

付属品として、花型のレンズフードがついています。
フィルター径は67mm。タムロンのミラーレス用レンズの多くは67mmが採用されているため、タムロンのレンズを揃えるとPLフィルターやNDフィルター、キャップが共用できるメリットがあります。
クラス最小・最軽量(※1)なのに高画質

長さ86.5mm、質量はわずか365g。女性の手のひらにすっぽり入るサイズ感で、重さはりんご約1個分と言うとコンパクトさと軽量さが伝わるでしょうか。
20-40mmをカバーするレンズといえば、タムロンから17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD (Model B070)が登場していますが質量は525gですので、20-40mm F/2.8 Di III VXD (Model A062)の方が160gも軽い計算になります。
今回使用したα7 III(565g)と組み合わせても1kg以下!
20mmから40mmのズーム全域でF2.8を達成する大口径レンズとしては、驚きの小ささと軽さです。
また、APS-Cカメラと組み合わせれば、50mm前後をカバーする35mm判換算焦点距離30-60mm相当のズームレンズとしても使用可能です。
このレンズは、ソニーαシリーズのコンパクトなボディにピッタリ。かばんにポンと忍ばせて、いつでも持ち歩けるサイズ感は嬉しいですね。
軽量・コンパクトなレンズですが、あなどるなかれ。高い描写力も両立しています。ズーム全域で高画質を誇り、大口径F2.8ならではの柔らかいボケ味や玉ボケも魅力です。

実際に玉ボケをF2.8〜F8.0で撮影してみましたが、どの焦点距離でもボケがレモン状になる口径食が出ておらず、美しい玉ボケを撮ることができました。
※1) フルサイズミラーレス用ソニー Eマウント大口径ズームレンズにおいて。(2022年8月現在。タムロン調べ)
Vlogや自撮りなどの動画撮影もおすすめ
TAMRON(タムロン) 20-40mm F/2.8 Di III VXD pic.twitter.com/kU4MkI9qW4
— GOOPASS MAGAZINE (@goopassmagazine) October 6, 2022
20-40mm F/2.8 Di III VXD (Model A062)の高い機動力は、Vlogや自撮りなどの動画撮影にもおすすめ。
α7Cやα7SⅢなどのバリアングル搭載モデルと併用すれば、簡単に自撮り撮影ができます。カメラグリップやジンバルを使うときでもバランスがよく、良好な取り回しが可能。(上記動画はα7 IIIと組み合わせて手持ちで撮影しています)
街歩き、旅行、風景などを静止画だけでなく動画でも記録を残せば、友だちや家族との思い出話に花が咲くこと間違いなし。
モーター駆動音が小さく静寂性にもすぐれているため、室内や演劇などの撮影も使うことができます。
高速・高精度AFを実現

タムロンのAFといえば、静粛性・俊敏性に優れたリニアモーターフォーカス機構「VXD (Voice-coil eXtreme-torque Drive)」がおなじみとなっていますが、20-40mm F/2.8 Di III VXD (Model A062)にも搭載されています。
高速で動作するとともに、髪の毛1本分の1/10以下である0.005mm単位で位置精度を確保します。静止画だけではなく、動体へのフォーカス追従性も優れています。
ソニー製カメラに搭載されている「ファストハイブリッドAF」「瞳AF」など、各種カメラ機能にも対応しています。
TAMRON(タムロン)20-40mm F/2.8 Di III VXD (Model A062)を手に入れる方法

購入する
20-40mm F/2.8 Di III VXD (Model A062)は、TAMRONオンラインストアでは、118,800円 (税込)で購入できます。また、家電量販店やネットショップなどで購入可能です。
発売日は、2022年10月27日です。
レンタルする
20-40mm F/2.8 Di III VXD (Model A062)に興味はあるけど、過去にレンズの購入で失敗したことがあるから、いきなり買うのはちょっと怖い……」という方には、レンタルするという選択肢がオススメ。
“カメラのレンタル・中古買取・中古販売「GOOPASS」では、20-40mm F/2.8 Di III VXD (Model A062)を、レンタルすることができます。

20-40mm F/2.8 Di III VXD
まとめ

365gという軽量かつコンパクトな20-40mm F/2.8 Di III VXD (Model A062)は、カメラにつけっぱなしにしておきたいレンズ!
今回はスチールメインのレビューをお届けしましたが、バリアングル式のカメラを使ってVlog撮影するのにもベストマッチのレンズです。
Vlogを撮影したい、スナップ撮影をしたい、旅行で使えるレンズを探している、持ち歩くなら軽いレンズがいい、そんな方にはおすすめのレンズです。思いっきり寄って超広角のワイド撮影ができる点も、このレンズの面白いポイント。
「これから動画をはじめたい」という方の最初の1本としても推せます。
私はα7 IIIユーザーなので背面モニターがチルト式なのですが、このレンズをきっかけにバリアングル式のカメラをお迎えして、本格的なVlogに挑戦してみたくなりました。
気になる方は、ぜひご自身で撮影して試してみてください。
▼合わせて読みたい
・TAMRON(タムロン)のSONY(ソニー)Eマウント対応おすすめレンズ9選









