こんにちは。GOOPASS MAGAZINE編集部ライターのリョウタです。
大阪在住で、主に関西で風景写真を撮影しています。所有カメラはSONY(ソニー)のα7 IV。2017年ごろから本格的に写真をはじめ、長くSONY機を愛用しています。
今回、編集部からソニーのAPS-Cセンサー搭載ミラーレス一眼カメラ「α6400」をお借りして、レビューする機会をいただきました。
ソニーのAPS-C機は、NEX-3というモデルを使っていた程度で、α6000シリーズを使うのは今回が初めてです。α6400は、はじめて一眼カメラを購入する方が気になるカメラだと思いますので、そのような方に役立つレビューができればと思います。
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目次
SONY(ソニー)α6400とは

α6400は、ソニーが2019年に発売したAPS-Cセンサー搭載のミラーレス一眼カメラです。
高性能なAF(オートフォーカス)が特徴で、0.02秒という高速AF、高速・高精度な「リアルタイム瞳AF」「リアルタイムトラッキング」機能が魅力。優れたAF性能が搭載されているので、ピント合わせでの失敗が少なく、初心者でも簡単にイメージ通りの写真を撮影できます。
また、Exmor(エクスモア) CMOSセンサーと画像処理エンジンBIONZ X(ビオンズ エックス)の組み合わせにより、高画質を実現。フルサイズの画像アルゴリズムを受け継いでいるので、高解像度かつ低ノイズな1枚を残せます。
軽量コンパクトなボディもポイント。取り回しやすく、カバンに入れてもかさばらないので、いつでも気軽に持ち運べます。
4K動画にも対応しているので、写真撮影はもちろん、Vlogなどの動画撮影にも適しています。ミラーレス一眼カメラの中では、価格もお手頃なので、初心者におすすめの1台です。
α6400はGOOPASSでのミラーレス機レンタル人気NO.1(2024年12月時点)
GOOPASSとはカメラ機材などのレンタルサービスです。GOOPASSのサービスについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
α6400は、そんなGOOPASSにおいて、特に人気のミラーレス一眼カメラです。一眼レフとミラーレスを含む過去1年間のレンタル受注ランキングで、キットも含めた合計で1番人気※だったとのこと。
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圧倒的な人気を誇り、初心者を中心に幅広いユーザーに支持されています。
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GOOPASSでは、α6400のボディ単品だけでなく、キットでのレンタルも用意されています。レンタルでは、ボディ単品より、以下のキットでのレンタルが人気だったとのことです。
キットは、カメラとレンズがセットになっており、お得な価格でレンタル可能。レンズを選ぶわずらわしさもありません。
以下の項にて、それぞれのキットを紹介します。
α6400 ILCE-6400M 高倍率ズームレンズキット

α6400 ILCE-6400M 高倍率ズームレンズキットは、α6400と高倍率ズームレンズ「E 18-135mm F3.5-5.6 OSS」がセットになったキットです。
最大径67.2mm×全長88mm、質量約325gという小型・軽量ながら、35mm判換算で広角27mmから望遠202.5 mm相当をカバー。1本で幅広い撮影シーンや被写体に対応できるので、旅行などの荷物を少なくしたいシーンで役立ちます。
GOOPASSのレンタルでは、特にこの高倍率ズームレンズキットが人気です。今回の記事も、このキットでレビューします。
α6400 ILCE-6400L パワーズームレンズキット

α6400 ILCE-6400L パワーズームレンズキットは、α6400と電動ズームレンズ「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS」がセットになったキット。35mm判換算で焦点距離24〜75mm相当をカバーしており、幅広い被写体に対応可能。
さらに、全長29.9mmの軽量・薄型ボディを実現しており、カバンに入れてもかさばらず、いつでも気軽に持ち歩けます。
電動ズームを採用しているため、操作リングの使用で高速ズームが可能。さらに、ズームレバーを使うことで、等速ズームもできます。一定速度でズームできるので、動画撮影時に手動ズームよりもなめらかなズーミングが可能です。
SONYα6400の基本スペック

| 製品名 | SONY α6400 ILCE-6400L |
|---|---|
| 発売日 | 2019年2月22日 |
| レンズマウント | ソニーEマウント |
| センサーサイズ | APS-Cサイズ |
| 有効画素数 | 約2420万画素 |
| 動画記録画素数 | 4K(3840×2160)30p |
| ISO感度 | ISO100~32000 |
| シャッタースピード | 1/4000~30秒 |
| 連続撮影速度 | Hi+時:最高約11コマ/秒 |
| 液晶モニター稼働方式 | チルト液晶 |
| 外形寸法 | 120×66.9×59.7mm |
| 重量 | 約403g(バッテリー、メモリーカードを含む) |
| ボディ内手ブレ補正機能 | – |
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| ダスト低減機能 | 帯電防止コートおよび超音波振動によるアンチダスト機能 |
| ローパスフィルターレス | – |
| 撮影可能枚数 | ファインダー使用時:約360枚 液晶モニター使用時:約410枚 (CIPA規格準拠) |
| 画像ファイル形式 | JPEG (DCF Ver.2.0、Exif Ver.2.31、 MPF Baseline)準拠、RAW(ソニーARW 2.3フォーマット) |
| 記録媒体 | メモリースティック PRO デュオ、メモリースティック PRO-HG デュオ、メモリースティック マイクロ(M2)、SDメモリーカード、SDHCメモリーカード(UHS-I 対応)、SDXCメモリーカード(UHS-I 対応)、microSD メモリーカード、microSDHC メモリーカード、microSDXC メモリーカード |
| スロット | シングルスロット |
| ファインダー形式 | 1.0cm(0.39型) 電子式ビューファインダー |
| ファインダー視野率 | 100% |
| ファインダー倍率 | 約1.07倍(35mm判換算:約0.70倍、50 mmレンズ、無限遠、視度-1m-1時) |
| AF検出方式 | ファストハイブリッドAF(位相差検出方式/コントラスト検出方式) |
| AF検出範囲 | EV-2〜20 (ISO100相当、F2.0レンズ使用) |
| フォーカスポイント | 425点(位相差検出方式)/425点(コントラスト検出方式) |
| 動画ファイル形式 | XAVC S、AVCHD規格 Ver.2.0準拠 |
| 液晶モニター形式 | 7.5cm(3.0型)ワイド TFT駆動 |
| タッチパネル | 〇 |
| シャッター方式 | 電子制御式縦走りフォーカルプレーンシャッター |
| Wi-Fi(無線LAN) | Wi-Fiに準拠,IEEE 802.11b/g/n(2.4GHz帯) |
| Bluetooth | Bluetooth 4.1 |
| NFC対応 | 〇(NFCフォーラム Type 3 Tagに準拠) |
| 防塵・防滴 | 〇 |
| 使用温度範囲 | ‐ |
| 使用湿度範囲 | – |
・使用機材:SONY(ソニー)α6400 ILCE-6400L パワーズームレンズキット
・使用方法:室内でテスト撮影
・描写性能:レンズキットなので、良くも悪くも一般的な描写です。明るいレンズではないので、屋外での利用に適しています。室内で使いたい方や描写力を求める方は、F2.8以下のレンズを使ってみると世界が変わると思いますよ!
・オートフォーカス性能:0.02秒の高速レスポンスでストレスがありません。SONYのおハコである瞳AFも搭載していますが、室内での撮影時にはAFが迷うことがありました。YouTubeやお子さんの撮影など瞳AFの性能を存分に使いたい場合は、ワンランク上のレンズを検討してみては?
・手ブレ補正機能:ボディ内に手ブレ補正は搭載されていませんが、レンズには手ブレ補正機能が搭載されています。通常の写真撮影では手ブレは気になりません。歩きながらの動画撮影では多少手ブレしますので、ジンバルの利用がおすすめ。
・使いやすさ:グリップが握りやすく安定したホールド感。レンズのズームレバーが使いやすいです。普段α7Ⅲを使っているので、メニュー画面は似ているところが多くすぐに慣れました。
・持ち運びやすさ:35mm換算で広角24mmから中望遠75mm相当のレンズですが、軽量・薄型なので、長時間撮影していても疲れません。ボディも軽量です。
・その他:まずはカメラに慣れてみたいという初心者におすすめのレンズキットです!
SONYα6000シリーズのスペック比較
歴代のα6000シリーズのスペックを一覧表にしてみました。
| 製品名 | リンク | GOOPASS価格 | 販売価格※ | 発売日 | センサーサイズ | 有効画素数 | 動画記録画素数 | シャッタースピード | ファインダー | タッチパネル | 外形寸法 | 重量 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1.α6000 | ![]() | | 中古41,600円 | 2014年3月14日 | APS-Cサイズ | 2430万画素 | フルHD(1920×1080)60p | 1/4000〜30秒 | ○ | ‐ | 約120.0×66.9×45.1mm | 約344g |
| 2.α6300 | ![]() | | 中古61,000円 | 2016年3月11日 | APS-Cサイズ | 2420万画素 | 4K(3840×2160)30p | 1/4000〜30秒 | ○ | ‐ | 約120×66.9×59.6mm | 約404g |
| 3.α6500 | ![]() | | 中古70,000円 | 2016年12月2日 | APS-Cサイズ | 2420万画素 | 4K(3840×2160)30p | 1/4000〜30秒 | ○ | ○ | 約120×66.9×64.4mm | 約453g |
| 4.α6400 | ![]() | | 104,780円 | 2019年2月22日 | APS-Cサイズ | 2420万画素 | 4K(3840×2160)30p | 1/4000〜30秒 | ○ | ○ | 約120×66.9×59.7mm | 約403g |
| 5.α6100 | ![]() | | 中古55,000 | 2019年10月25日 | APS-Cサイズ | 2420万画素 | 4K(3840×2160)30p | 1/4000〜30秒 | ○ | ○ | 約120×66.9×59.4mm | 約396g |
| 6.α6600 | ![]() | | 139,800円 | 2019年11月1日 | APS-Cサイズ | 2420万画素 | 4K(3840×2160)30p | 1/4000〜30秒 | ○ | ○ | 約120×66.9×69.3mm | 約503g |
| 7.α6700 | ![]() | | 183,800円 | 2023年7月28日 | APS-Cサイズ | 2600万画素 | 4K(3840×2160)119.88p | 電子:1/8000〜30秒 メカニカル:1/4000〜30秒 | ○ | ○ | 約122x69x75.1mm | 約493g |
SONYα6400の魅力
ここからは、α6400の魅力について紹介します。優れたAF性能や描写性能などについて詳しく解説するので、ぜひご覧ください。
優れたAF性能
α6400の魅力で、まず挙げられるのが優れたAF性能です。0.02秒のAF速度や「高密度AF追従テクノロジー」による高精度と動体追従性能を実現しています。
α6400のAF性能について、詳しく解説するので、ぜひご覧ください。
0.02秒のAF速度

α6400は、高速性と追従性に優れた位相差検出AFと、高精度なコントラスト検出AFを組み合わせたファストハイブリッドAFシステムを搭載しています。
さらに、α6400に最適化された画像処理エンジン「BIONZ X」の高速処理により、わずか0.02秒の高速AFを実現しています。
実際に使ってみても、α7 IVに劣るという印象はなく、スムーズにピントが合いました。
素早く動く被写体にも対応できるので、小さな子どもやペットなどでも、シャッターチャンスを逃さず、ピントの合った1枚を撮影できます。
リアルタイム瞳AF

リアルタイム瞳AFとは、シャッターボタンを半押しするだけで、カメラがリアルタイムに被写体の瞳を検出し、ピントを合わせ続けてくれる機能のことです。
α6400は、旧モデルより検出精度や速度が向上したリアルタイム瞳AFを搭載しており、安定した瞳への追従が可能。ピント合わせでの失敗が少なくなり、スムーズに撮影を進められます。
また、リアルタイム瞳AFは一部の動物にも対応しており、犬や猫などの瞳にもピントを合わせることが可能です。どう動くか予測が難しく、ピント合わせに失敗しがちだったペットも、グッと撮影しやすくなっています。
リアルタイムトラッキング

AIを活用した「リアルタイムトラッキング」機能も搭載されています。狙いたい被写体を指定し、シャッターボタンを半押しすると、自動で追従してくれます。
物体認識アルゴリズムにより、色や模様、被写体距離などの空間情報をリアルタイムに高速処理。一度捕捉すると、被写体が動いても追尾し続けてくれます。AF時の顔優先を「入」にしておくと、顔や瞳を検出し続けてくれるなど、状況に合わせてトラッキングしてくれるのも魅力です。
実際に猫の撮影で使ってみたところ、一度目にピントが合うと、しっかり追従してくれました。ただ、猫が長めに後ろを向いたり離れすぎたりすると、目からピントが外れ、頭部や体全体にピントを合わせていました。
頭部や体にピントが合っているときに撮影すると、目にピントが合っていないこともあったので、できれば撮影直後に写真を確認するほうが良いでしょう。
AFポイントの増加

AFポイントが、旧モデルの169点から425点に細かく分割され、検出精度が向上しています。AFポイントが画面の約84%に高密度に配置されているので、画面の広範囲にわたって、被写体を高精度に捕捉可能です。
意図通りにピントを合わせやすくなるので、撮影をテンポよく進められます。
実際の撮影でも、撮りたい被写体にピントが合い、ピントを合わせ直す頻度はそこまで多くなかった印象です。
花畑のようにゴチャゴチャしている場所では、ピントが迷うこともありますが、フォーカスエリアを「中央」や「フレキシブルスポット」にすることで、意図通りにピントを合わせられました。
描写性能

有効約2420万画素のAPS-C Exmor(エクスモア) CMOSセンサーと進化した画像処理システムを搭載。集光効率が高いので、薄暗い場所での高感度撮影でもノイズの少ない高画質な写真を撮影できます。
また、フルサイズで培ったアルゴリズムを受け継ぎ、色再現性が高いこともポイント。人の肌や花などを自然な色合いで再現できるので、肉眼で見た印象に近い写真を撮影でき、レタッチもスムーズに行なえます。
実際に使用すると、光量の少ないシーンでは、フルサイズ機のα7 IVよりノイズが出る印象です。ISO1250で撮影した際、ぱっと見問題ないように見えるのですが、拡大すると結構ザラザラしてるのがわかりました。
一方、明るい時間帯なら、普段使っているのα7 IVに劣るという印象はありません。上の写真のレタッチも、明るさを少し調整しただけで、肉眼で見たものとほとんど変わらない色合いになったと思います。
自撮りがしやすい背面液晶パネル

180度チルト可動式液晶モニターを搭載しており、自撮りが簡単な点もメリットです。モニターを180度反転させられるので、構図を確認しながらイメージ通りの自撮りが可能。モニターへのタッチでピント合わせや撮影が可能なので、柔軟に構図を選べます。


また、上方向に約90度、下方向に約74度まで角度調整が可能なため、ハイアングルやローアングルでも、しっかりモニターの確認が可能。無理のない体勢で、安定した撮影を行なえます。
本格的な動画撮影性能
4K動画を撮影できる動画撮影性能も特徴です。6K相当の情報量をオーバーサンプリングし、4K画質を出力することで、高精細な映像を実現。4K 30p/24pでの撮影に対応しているので、映画やテレビ番組と同程度のなめらかな映像を残せます。
フルHD画質であれば、最大120pのハイフレームレート撮影にも対応しており、なめらかで美しいスローモーション表現も可能です。
また、S-Gamut3.Cine/S-Log3、S-Gamut3/S-Log3に対応しており、広いダイナミックレンジ(明暗の幅)での動画撮影も可能。カラーグレーディングを前提とした撮影が可能で、編集次第で映画のような本格的な映像表現を楽しめます。
コンパクトなボディ

本体のみで重量約359gという軽量・コンパクトなボディも魅力の1つ。長時間の撮影や持ち運びでも、大きな負担がかかりません。
軽量なので取り回しやすく、片手で自撮りをする際にも、安定した撮影ができるのも嬉しいポイントです。
また、コンパクトでかさばりにくいので、普段のバッグにカメラを入れて持ち運びやすいのもメリット。いつでも気軽に持ち歩くことができ、旅行などの際にも便利です。
SONYα6400の気になった点
ここからは、α6400の気になった点を紹介します。
ボディに手ブレ補正機構がない

α6400には、ボディに手ブレ補正機構が搭載されていないため、手ブレ補正はレンズに依存します。薄暗い場所などで手ブレ補正機構が非搭載のレンズを使用する場合、ISO感度を上げてシャッタースピードを確保する必要があるので、画質が劣化するおそれがあります。
三脚を使用できるのなら問題ありませんが、手持ちで撮影する必要がある場合は、手ブレに十分注意して、撮影する必要があります。
焦点距離が長くなると、手ブレが顕著になりやすいため、レンズを選ぶ際には、手ブレ補正機構の有無をご確認ください。
実際に光量の少ない夕方から夜にかけて使用してみましたが、普段使用しているα7 IVと同じような感覚・設定で撮影すると、微妙にブレている写真が多くなってしまいました。α7 IVは、フルサイズ機でボディ内手ブレ補正も搭載しているので、手ブレ補正については差があるのかと思います。
ブレないようにISO感度を上げてシャッタースピードを稼ぐ、手すりなどを利用して固定する、しっかり体勢を安定させるなどの工夫が必要です。
ダイヤルやボタンが少ない

α6400には、ダイヤルがボタンが少なく、カメラの設定に手間がかかります。カスタムキーを設定することで、ある程度は使いやすくなりますが、ダイヤルやボタンが少ないので、設定できる数に限界があります。
設定変更に手間取り、シャッターチャンスを逃すおそれがあるので、スナップ撮影や動きの速い被写体を撮影する人には、あまりおすすめできません。より操作性を重視するなら、α6700やα7シリーズなど、上位機種もご検討ください。
メニューが使いにくい

α6400のメニュー画面は、新しいソニーのミラーレス一眼カメラに搭載されているものと比べると古く、わかりにくい点が気になります。
慣れればある程度は解消できますが、どの機能がどこにあるのか把握しづらく、わかっていても目的の設定にたどり着くまでに時間がかかることがあります。
ただし、マイメニューやカスタムキーを活用すれば、操作のわずらわしさを軽減できます。α6400を使う場合は、積極的にカスタマイズするのがおすすめです。
普段使っているSONYのフルサイズ機と比べてみた感想
ここからは、α6400と私が普段使っているソニーのフルサイズミラーレス一眼カメラ「α7 IV」と比べてみた感想を紹介します。

圧倒的に軽い

まず1番に挙げられるのが、圧倒的な軽さです。金剛山への登山にα7 IVとα6400の2台を持っていきましたが、明らかな重量差を感じました。
α6400のほうが圧倒的に軽く、撮影や持ち運びの際に負担を感じません。腕を思い切り伸ばした不自然な体勢でも、安定した撮影が可能でした。α7 IVで不安定な体勢で撮影しようとすると、カメラの重さで腕が震え、イメージ通りに構図を固定できません。手ブレも起きやすくなってしまいます。
撮影での取り回しや持ち運びの面では、α6400のほうが優位だと言えるでしょう。
横構図の撮影がスムーズ

α6400はチルトモニターを搭載しているため、横構図でのハイアングルやローアングルの撮影がスムーズです。
α7 IVはバリアングルモニターを搭載しており、縦構図の撮影には有利です。しかし、横構図でハイアングルやローアングル撮影をする際には、モニターを開いて回転させる手間がかかります。また、レンズの光軸とモニターの位置がずれてしまうため、慣れるまでは構図を決めにくいと感じる人もいるでしょう。
チルトモニターは、ハイアングルやローアングルの際に素早く見やすい角度へ調整できるため、シャッターチャンスを逃さず撮影できます。
自撮りがしやすい

モニターが180度回転し、前から画角を確認できるので、簡単に自撮りできます。
α7 IVもバリアングルモニターを搭載しており、モニターを確認しながら自撮りが可能です。しかし、重量が重いので、実際に自撮りするのは面倒です。
その点、α6400は非常に軽量なので、片手でも持ちやすく、簡単に自撮りできます。よく自撮りを楽しんでいる方には、α6400の方が適していると言えるでしょう。
バッテリー持ちが悪い

α6400のバッテリーは、容量が少ないNP-FW50を使用しており、あまりバッテリーが持ちません。私が以前使用していたα7 IIもα6400と同じバッテリーだったので、バッテリーの差は身にしみています。特に寒冷地では、いつの間にか充電が大きく消耗してしまっているので、注意が必要です。
一方、α7 IVのバッテリー(NP-FZ100)は大型化しており、バッテリー持ちが抜群。2年以上使用していますが、これまで1日で切れてしまったことはありません。バッテリーの心配がないので、ストレスなく撮影を楽しめています。
α6400を使用するなら、予備バッテリーを用意しておくのが無難です。モバイルバッテリーで充電することも可能ですが、手間がかかり、わずらわしさもあるのでおすすめできません。長時間撮影するのであれば、必ず予備バッテリーを用意しましょう。
操作性が劣る


前述した通りα6400は、α7 IVと比べてダイヤルやボタンが少なく、ファインダーがレンズからズレている、メニュー画面がわかりにくいなど、操作性が劣ります。
ダイヤルやボタンがシンプルな方が、初心者は迷わず、扱いやすいのかもしれません。しかし、ある程度他の機材に慣れている人には、機能の切り替えや呼び出しに手間がかかるので、ストレスを感じてしまいます。
風景やポートレートなど、じっくり撮影するなら大きな問題ありませんが、野生動物や野鳥、スポーツなど、素早く動く被写体を臨機応変に撮影するのなら、不便に感じるかもしれません。
SONYα6400がおすすめな人
α6400は、優れたAF性能を備えているので、はじめてのミラーレス一眼カメラにおすすめです。スマホより高画質でボケ味のある写真を撮れるだけでなく、初心者が失敗しやすいピント合わせを高速・高精度に行なえ、イメージ通りの写真を撮影できます。
さらに、軽量・コンパクトなカメラがほしい人にもおすすめ。持ち運びの負担が少ないので、旅行やお出かけの際にも気軽に持ち出せます。
はじめての一眼カメラが大きく、重いものだと、だんだん持ち歩くのが面倒になりがち。その点、α6400は、軽量コンパクトで、カバンに入れてもかさばりません。持ち運びに大きな負担がかからず、サイズや重さが原因でカメラから離れる心配が少なくなります。
また、α6400は発売から時間が経っており、ソニーのミラーレス一眼カメラの中では安価で、コスパを重視する人にもおすすめ。初心者でも手が出しやすいのもポイントです。。
SONYα6400がおすすめではない人
α6400は、センサーサイズがフルサイズよりも小さいAPS-Cサイズで、機能や性能も最高峰のものではないため、プロカメラマンを目指す人にはおすすめできません。
プロとなると、一定以上の品質の写真や撮影スピードを求められるため、ある程度の機能・性能は必要です。少なくともフルサイズセンサーを搭載したフルサイズ機を推奨されるでしょう。
また、APS-C機は、フルサイズ機より取り込める光量が少なく、画質や色の再現性がフルサイズには及ばない傾向があります。画質にこだわりたい人はフルサイズ機やAPS-C機でもハイエンドモデルを選ぶのがおすすめです。
α6400は、4K画質で撮影できるものの、60pや120pなどのハイフレームレートでの撮影はできません。スローモーションなど、本格的な表現も4K画質で行ないたい方は、別のモデルを検討するのがおすすめです。
α6400 ILCE-6400M 高倍率ズームレンズキットのレビュー
ここからは、「α6400 ILCE-6400M 高倍率ズームレンズキット」をレビューします。実際に使って感じたことを踏まえて、良かった点や気になった点などを紹介するので、ぜひご覧ください。

E 18-135mm F3.5-5.6 OSSのレビュー

「E 18-135mm F3.5-5.6 OSS」は、ソニーが2018年2月2日に発売したAPS-C専用の高倍率ズームレンズ。35mm判換算で、広角27mmから望遠202.5mm相当までをカバーしており、1本でさまざまな被写体に対応できます。本体重量が約325gと軽量コンパクトなので、お出かけや旅行の際に便利です。
光学系に非球面レンズや2枚のED(特殊低分散)ガラスを使用することで、諸収差や色収差を効果的に補正。ズーム全域・画面全体にわたって、クリアな描写を得られます。
また、光学式手ブレ補正機構を搭載。手ブレの起きやすい望遠撮影や薄暗い場所での撮影でも、手ブレを抑えて、シャープな1枚を撮影できます。
良かった点


E 18-135mm F3.5-5.6 OSSの最大の魅力は、幅広い焦点距離をカバーし、1本でさまざまな撮影シーンや被写体に対応できる点です。特に山で撮影した際には、広大な風景から離れた場所にいる野鳥まで、レンズを変えずにさまざまな被写体を撮影できました。
また、幅広い焦点距離をカバーしながら、軽量コンパクトなのもポイント。望遠端でも負担が少なく、ブレの少ない安定した撮影が可能でした。持ち運びの負担も少ないので、普段から気軽に持ち運べるでしょう。
気になった点


開放F値がF3.5-5.6と、明るいわけではないので、ボケ量が少なめです。望遠端で被写体との距離が近く、背景との距離が離れているのであれば、大きなボケ感を得られます。それでも、明るいレンズと比べると劣ります。
上の写真は、どちらも35mm判換算で約55mmの焦点距離、それぞれ開放F値で撮影しました。前ボケや背景ボケは、「Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA」のほうがよくボケているのがわかります。
また、画質がとびきり高いわけではありません。画像の中央部をシャープに描写ができていても、周辺部の描写が甘く感じる場合があります。写真全体を高画質に写したい場合は、単焦点レンズや上位モデルをご検討ください。
本キットと相性の良い撮影シーン・被写体
カメラボディもレンズも小型・軽量なので、旅行や登山などと相性抜群。
特にレンズの焦点距離が幅広く、1本でさまざまな被写体に対応できるため、風景撮影との相性も良く、広角側では壮大な風景を、望遠側では遠くの被写体や圧縮効果を活かした撮影が可能。
場所や被写体に応じて多彩な表現を楽しめます。
また、ポートレート撮影にも対応可能です。明るいレンズには及びませんが、屋外や日中で望遠側・開放F値で撮影すると、十分なボケ感を得られます。
さらに、0.02秒の高速AFや動物に対応した瞳AFなどの優れたAF性能を備えたボディと、離れた場所からでも撮影できるレンズの組み合わせにより、動物やペットの撮影も容易です。
SONYα6400の作例
今回のレビューで撮影した作例を紹介します。
レンズは、高倍率ズームレンズキットの「E 18-135mm F3.5-5.6 OSS」と、私の手持ちの単焦点レンズ「Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA」を使用しています。
高倍率ズームレンズキットレンズ(E 18-135mm F3.5-5.6 OSS)を使用












単焦点レンズ(Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA)を使用






SONYα6400に関するよくある質問
α6400に関するよくある質問とその回答を紹介します。
プロカメラマンを目指すならα6400を買うべきではない?
プロカメラマンを目指すなら、センサーサイズがAPS-Cサイズのα6400よりもフルサイズのカメラがおすすめです。
フルサイズは、センサーサイズが大きい分、ダイナミックレンジ(明暗の幅)が広くて白飛び黒つぶれがしにくく、色のグラデーションをなめらかに表現できます。さらに、暗所での撮影にも強く、ノイズを抑えた写真を撮影可能。APS-Cセンサーのカメラと比べて、全体的に高画質な写真を残せます。
また、各メーカーはフルサイズセンサー搭載のカメラに、高い機能を盛り込む傾向があるので、より失敗しにくく、イメージ通りの写真を撮影しやすくなります。操作性も良いので、効率よく撮影を進めることが可能です。
はじめてのカメラとしてであれば、α6400もおすすめできますが、プロカメラマンを目指すのであれば、最低限フルサイズセンサー搭載のカメラを選ぶのが良いでしょう。
α6400で撮影したけど画質が悪いのはどうしたら良い?
α6400で撮影した写真の画質が悪いと感じる場合、レンズが原因の可能性があります。とくに、キットレンズで撮影すると「画質に感動できない」という方が少なくありません。
画質が悪いと感じるのは、キットレンズの性能が十分ではなく、解像度が物足りなかったり、ボケにくかったりするためです。すべてのキットレンズの画質が悪いわけではありませんが、開放F値の大きい、暗いレンズが多いため、一眼カメラらしい大きなボケ表現を楽しめず、がっかりしてしまうおそれがあります。
画質が悪く感じる場合は、単焦点レンズを検討してみるのがおすすめ。単焦点レンズは、ズームレンズのように焦点距離を調整できませんが、開放F値の小さい、明るいレンズがほとんどです。ズームレンズと比べて解像度が高い傾向もあるので、一眼カメラらしい、心が動く1枚を撮影できるでしょう。
α6400におすすめな神レンズは?
レンズは撮りたいシーンや被写体によって、おすすめのモデルが異なります。
また、画質にこだわりたいのか、小型軽量なモデルがいいのか、1本で幅広い被写体をカバーできるのがいいのかなど、好みによっても変わってくるので、万人におすすめの1本をご紹介するのは困難です。
そこで、以下の記事では、α6400におすすめな神レンズと題して、さまざまなおすすめレンズを紹介しています。撮影シーン別におすすめできる神レンズをピックアップしているので、ぜひあわせてご覧ください。
まとめ
以上、ソニーのα6400をレビューしました。
α6400は、小型軽量のボディに優れたAF性能を備えたカメラです。私が普段使用しているα7 IVと比べると、圧倒的に軽量かつコンパクトで、気軽に持ち運べるのが魅力です。
また、ミラーレス一眼カメラとしては比較的手頃な価格のため、特に初めての1台としておすすめできます。
これから写真撮影にチャレンジしたい方は、ぜひ試してみてください。
















