山口正太さんは青山学院大学を卒業後、人材系の会社に就職。営業兼キャリアアドバイザーとして7年間勤務したのち、転職しました。
「未来を自分で選択できる社会をつくる」というビジョンに惚れ込み、現在3社目の会社「株式会社ニット」で営業をしていらっしゃいます。
カメラとの出会いは、1人目のお子さんが生まれたのがきっかけです。
動画を撮る仲間が欲しいと思い入会したオンラインサロンでの繋がりを広げて、副業を始めました。
「好きなことを仕事にしたい」という一方、仕事を写真1本に絞るつもりはない山口さん。
そんな山口さんに、二足のわらじを履いていく「副業フォトグラファーのキャリア」についてお伺いしました。
購入する前にレンタルで試すこともできます。
GOOPASS(グーパス)では、1日あたり100円〜でレンタル可能!
機材選びに迷ったら、無料会員登録後、無料の機材相談もできます。
チャットやオンライン通話で、専門スタッフが最適な機材を提案します。
目次
3,000人規模のグループ会社で役員を目指していたが、違和感に気づく

ー新卒で入った会社では、思い通りのキャリアになりましたか?
いいえ、なりませんでした。
営業兼キャリアアドバイザーとして働いており、漠然と「仕事ができるようになりたい」と思っていました。いずれは役員にもなりたい、と。
主任になり業績も同期では1~2位だったので、当初の希望は叶ったかもしれません。
けど、クローズドで特殊な業界だったこともあり「自分のスキルが他では通用しないのでは」という不安感が生まれてきて……。
もし会社がなくなったら生きていけない気がして転職しました。
現在は、ビジョンに共感して就職した株式会社ニットで働いています。
―どのようなビジョンに惹かれたのでしょうか?
「未来を自分で選択できる社会をつくる」というものです。
2社目はハードワークで、家族との時間が取れずにいました。2人目の子供も生まれたのに、このままの働き方でいいのかと疑問だったころ、今の会社に出会いました。
働き方を選択できる会社で、副業も推奨しているんです。
ちょうどカメラの仕事を始めた時期でもあったので、自分の生き方にフィットしました。
整っていないところから走らなくてはいけないため大変ではありますが、ベンチャーならではの楽しさがありますね。会社のビジョンムービー制作を任せてもらえたこともあります。
社内イベントやプロフィール写真なども撮らせてもらっています。
【山口さんが撮影・編集したビジョンムービー】
始めるのに遅すぎることはない。ビハインドからのスタート
ーカメラを始めたきっかけを教えてください。
2018年に子どもが生まれ、成長を残したくて始めました。
初めてのカメラはSONYのα6500です。

α6500 ILCE-6500 ボディ
―写真を始めて変わったことはありますか?
写真もそうですが、芸術はセンスだと思ってたんですけど、意外と論理的なものだということに気づきました。
光や構図は覚えれば応用できますし、写真をたくさん見るインプット量によるところも大きい……先天的なものだという先入観を捨てられました。
―センスは磨けるから頑張ろうと思えたわけですね。
はい。それに今まで、ビハインドからスタートすることが多かったという経験もあります。
中高は野球部で、小学校からやっているチームメイトばかりの中で一人初心者だったのですが、死ぬ気でやればなんとかなる、というマインドで練習してレギュラーになれました。
大学受験も周りより始めるのは遅かったのですが、明確な目標があるから短期集中で勉強できました。
大学でも経験者に混じってビッグバンドをやって全国大会に出たり、遅れた状態のスタートから頑張れた、という経験を重ねてきたのが大きいですね。
「始めるのに遅すぎることはない」と、いつも思います。
だから、カメラも学校で学んだわけではありませんが、やればできるという感覚がありました。
ーなるほど、それは勇気がもらえる話ですね。GOOPASSでは、「人生を彩ろう」をパーパスとして掲げています。写真を撮ることで誰かの人生、または自分の人生を彩れている瞬間はありますか?
子どもの成長をいい瞬間で切り取って残せていると思います。
子どもが成人したり結婚したりしたときに、撮り溜めた写真で動画やアルバムを作るのが夢です。
自分が撮っている写真のほとんどが家族写真で、前撮りや卒業写真なども撮っていますが基本は「人」です。
小さいころの写真が実家にたくさんあるんですけど、親になってみて愛されていたんだなってわかりました。
だから子供にも同じことをしてあげたいし、子供も次の世代につなげてくれればいいな、という気持ちが人を撮る原動力にもなっています。
収入源は複数持ちたい

ーどのように写真を副業としていったのでしょうか?
きっかけはオンラインサロンです。
大川優介さんのようなシネマチックVlogが撮りたくて、オンラインサロンに入って動画を撮っていました。ノウハウはWEBで調べられますけど、繋がりが欲しかったので。
サロンメンバーにはフリーランスやビデオグラファーなどカメラを仕事にしている人もいて、手伝いをしているうちに「カメラを使ってお金を稼ぐ」ことが身近になってきました。
そのうち友人から「子どもの写真を撮ってほしい」と頼まれるようになって……。
最初は無償でやってましたが、徐々にお金をもらえるようになりました。
もしかしたらお金が稼げるかもしれない、と思って出張撮影のプラットフォームに登録をしました。
まだ大半はプラットフォーム経由でのお仕事なんですけど、最近ではSNSから相談を受けるようになりました。
いずれは自分で集客力をもって依頼をいただけるようになりたいです。
副業の収入は0〜20万円

ー副業ではどのくらい収入を得ていますか?
七五三シーズンの繁忙期は20万円ほど稼いでいますが、真夏・真冬は0円の月もあります。
ー本業やご家庭もありますが、副業とのバランスはどうしていますか?
本業はフルリモートで平日に働いているので、大半の撮影は土日にして、平日の夜にレタッチをして、という感じです。
家族には、繁忙期には申し訳ないけど理解してもらって……。その代わり、夏と冬に家族サービスをしてます。
カメラ遍歴はSONY→Canon→Nikon

ー使ってきた機材について教えてください
SONYのα6500からスタートし、フルサイズが欲しかったので「肌色がいい」と評判のCanonに乗り換えました。EOS Rです。

EOS R ボディ
レンズはSIGMAの50mm F1.4 DG HSM、同じく70-200mm F2.8 DG OS HSM、TAMRONのSP 24-70mm F/2.8 Di VC USDを主に使っていました。
今のNikon Z6に替えたのは今年(2023年)に入ってからです。

Z6 FTZ マウントアダプターキット
好きな写真家が使っていたというのもありますけど、Zシリーズのファインダーを覗いたときに綺麗で衝撃を受けました。Zシリーズはシャドウ部分が綺麗に写りますね。
レンズは単焦点(NIKKOR Z 50mm f/1.8 S / NIKKOR Z 85mm f/1.8 S)を使っており、価格もサイズもちょうどよいと感じています。
EOS Rのころに使っていた70-200mm F2.8 DG OS HSMで子供を追いかけるのはしんどかったので……。
運動会くらいでしか使わないナナニッパは「必要なときだけ借りればいいかな」と思ってまして、今はGOOPASSありきで所持レンズを考えています。
繁忙期に借りて、オフシーズンになったら返却、というスタイルで撮影しています。
―これまでどんな機材をGOOPASSでレンタルしましたか。
広角が苦手で持っていなかったんですけど、克服したいと思いNIKKOR Z 35mm f/1.8 Sを借りてみました。
あとはコンデジが欲しかったので、気になっていたGR IIIxとFUJIFILM X100Fです。買うならGR IIIxですね。GR IIIxを借りている期間は、通勤中の風景など写真を撮る量が増えました。
今後は秋に七五三がありますので、そのときにレンズを借りたいと思っています。Z 6IIも借りて、2台態勢で撮影する予定です。
スキルを掛け合わせて、希少性を高めたい

――今の副業を本業にしたいですか?
いいえ。好きなことを仕事にしたいですが、それ1本にはしたくありません。
写真の仕事を本業にしてしまうと、生活のために信念を曲げなくてはいけない場面がどうしてもあると思うんです。
自分の撮りたいものを撮りながら、仕事として成り立たせる形を目指したいので、複数の収入源を持ちたいと思っています。
――今後の働き方について教えてください。
今の営業の仕事はビジネスの観点から得られることもあり、だから副業と並行していく予定です。
どっちがメインとか、どちらかではなく、どっちも。カメラ軸だけではなく、ビジネス観点も持っているフォトグラファーとして稀少性を高めていきたいです。
副業の中でも、今は子供や家族写真だけですけど、それ以外も撮ったり、動画も視野に入れたりちょっとずつ軸を広げていけたらいいなと思います。
1つのスキルだけでなく色々なスキルを持つことで、それをかけ合わせて稀少性の高い人間として働いていきたいです。
▼合わせて読みたい
・カメラマンの平均年収はいくら?統計データと解説
・二足のわらじを履いて、希少性を高める/副業カメラマンのキャリア
・自分探しを続けた人生。社会とどう折り合いをつけるか。/副業カメラマンのキャリア
・イギリスから帰国後、フォトグラファーとモデルを掛け持ち。/副業カメラマンのキャリア
・写真で喜んでもらえたことをきっかけに、本業を目指す/副業カメラマンのキャリア
・バブルがはじけ、業界の流れが変わった。ニューヨーク生活でカメラと向き合う/副業カメラマンのキャリア
・好きなことを副業に。アウトドア撮影はブルーオーシャン!/副業カメラマンのキャリア
・大学の先生、沖縄移住のちフリーランス/副業カメラマンのキャリア












