「ドローンを飛ばしてみたいけど、たくさん種類があって品定めが難しい」と思っている方は多いでしょう。ドローンの操縦は難しいイメージもありますが、機能性と使いやすさを兼ね備えた製品を選ぶことで、初心者でも気軽にドローンを飛ばせます。

今回は、ドローン初心者に向けて、選び方とおすすめモデルを紹介。メーカーやモデルごとの魅力も解説するので、ぜひチェックしてみてください。

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ドローンとは?様々な利用用途と基礎知識

ドローンは、大きく分けて産業用ドローン・空撮ドローン・トイドローンの3種類。それぞれサイズや機能性が異なるので、用途に合わせて選ぶことが大切です。以下では、ドローンの意味と種類別の特徴を解説します。

ドローンの意味

ドローンとは、飛行機や飛行船など人が搭乗できないもののうち、遠隔操作または自動操縦可能なものを指します。

かつては軍事目的で使用されていましたが、現在は空撮や娯楽向けの製品も存在。産業やスポーツなど、幅広い用途で活用できます。

航空法により一定の重量のある機体は「無人航空機」として扱われるため、法律に考慮しながら飛ばすことが大切です。

ドローンの主な種類と特徴

産業用ドローン

産業用ドローンとは、農作業や災害時に活躍するモデルです。農薬の散布や物品を輸送できるものなど、さまざまな製品が存在します。

産業用ドローンは、カメラ付きドローンやトイドローンと比べて大型なのが特徴。高性能な機能を搭載しており、高い操縦技術が求められます。

空撮ドローン

空撮ドローンは「カメラ付きドローン」とも呼ばれるモデルです。フルHDや4Kなどの高画質撮影を実現した製品も存在しており、上空から迫力ある映像を撮影できます。

高性能なカメラ付きドローンは本体重量100gを超える製品が多く、航空法の適用範囲となるので、禁止区域などをチェックしておくことが大切です。

カメラ付きドローンは初心者向けであるものの、一定の操作スキルが求められます。ドローンの操作に慣れることを目的にしている方は、比較的簡単に飛ばせるトイドローンがおすすめです。

トイドローン

トイドローンは「模型航空機」とも呼ばれており、航空法の適用範囲外となる100g未満の製品を指しています。おもちゃとして販売されているものの、GPSや豊富な飛行モードを搭載した高性能なモデルも存在。屋内外問わずドローンを飛ばせます。

空撮用ドローンと比べて簡単な操作性を実現しているので、こども向けドローンとしても人気。

1万円前後で購入できるリーズナブルな価格帯の製品が多く、小型ドローンの入門編としてもおすすめです。

ドローン操作に必要な周辺機器

空撮を目的にしているなら、大容量データを保存できるmicroSDカードを購入しましょう。頻繁に撮影するなら、32GB以上がおすすめ。モデルごとに推奨しているmicroSDカードが異なるので、あらかじめ仕様を確認しておくことも大切です。

ドローンのなかには、本体・バッテリー・プロペラ・充電器などがセットになっているコンボ製品も存在します。また、ドローンは予備バッテリーが多いほど、長時間飛行が可能。海や山などのアウトドアシーンは電源を確保しにくいため、バッテリーを準備しておくと安心です。

操作に慣れないうちは、プロペラガードを装着しながら飛行させましょう。高速で回転するプロペラが家具や人に触れにくくなるので、事故や怪我を未然に防げます。

ドローン操作における規制や飛行ルール

ドローンの操作に資格や免許は不要ですが、本体重量により操縦規制がかかるので注意しましょう。ドローンの普及が進む一方で、事故や航空法違反などが多発。100g以上のドローンを保有している方は、国土交通省への登録が義務化されます。

規制を受けるドローンの種類

「2022年6月20日の航空法改正」により、航空法による無人航空機の適用範囲が200g以上から100g以上に変更されます。

200g以上のモデルは無人航空機として航空法の適用を受けるので、100g以上のドローンを飛行させる場合、国土交通省「無人航空機登録ポータルサイト」から、登録記号の表示とリモートIDの搭載が必要です。ドローンを購入後すぐに上記サイトから登録をおこないましょう。

ドローン操作における規制内容

100g以上のドローンを扱う場合は、国土交通省が定めた禁止区域と飛行ルールに考慮しながら飛行させる必要があります。

禁止区域と飛行ルールついては、国土交通省公式サイトに掲載している「ドローンの飛行ルール」を参考にしましょう。

【出典】一般社団法人ドローン操縦士協会「無人航空機の飛行ルールについて

空撮ドローンを選ぶポイント

本格的な空撮を目的としているなら、画質だけでなくバッテリー性能や使いやすさなども重要。ドローンごとに性能が異なるので、あらかじめ確認しておくことが大切です。

カメラの性能

映像美を追求するなら、カメラの画素数や解像度をチェックしましょう。ドローンの有効画素数は500〜2000万画素と幅があり、画素数が大きくなるほど高画質の映像を撮影できます。

解像度は、1280×720のHD、1920×1080のフルHDが主流。また、4Kや5.4Kの動画撮影に対応した高性能なドローンも存在します。YouTubeでは、フルHDや4K画質での投稿が一般的です。高画質撮影を重視するほどデータサイズが大きくなるので、microSDの容量も考慮しましょう。

バッテリーの性能

ドローンのモデルごとに持続飛行時間が異なるので、あらかじめバッテリー性能をチェックしましょう。

ハイスペックモデルほどバッテリー性能に優れており、長時間飛行が可能。フル充電で10〜30分程度飛行するモデルであれば、十分に飛行を楽しめます。さまざまなスポットを撮影するなら予備バッテリーを付属した製品がおすすめです。

サイズ

ドローンは、多機能になるほど本体サイズが大きくなる傾向があります。本体サイズとともに重量もアップするため、航空法も考慮しましょう

カメラ性能と持ち運びやすさを重視するなら、プロペラやアームを折りたためる製品がおすすめ。手のひらサイズにおさまるため、リュックなどにもすっきり収納できます。また、本体・バッテリー・送信機を専用ポーチにまとめて収納できる製品も便利です。

仕様表の数値だけでサイズのイメージが湧かないときは、商品レビューを参考にするのもおすすめ。実際の写真を参考にしながら商品を比較できます。

操作方法の種類

ドローンの操作方法は、主に送信機とスマートフォンの2種類です。どちらも専用アプリを介して飛ばすため、使いやすさは良好。自動フライトモードを搭載した製品も存在しており、初心者でも気軽にドローン操作を楽しめます。

送信機は、上下左右の動きをコントロールするスティックと、電源や自動帰還をコントロールするボタンを搭載しているのが一般的です。上級者向けドローンの多くは送信機を使用するため、上達したい方は送信機を使って練習してみましょう。

ドローンのなかには、スマートフォン画面を指でなぞったり傾けたりすると、軌跡に合わせて操縦できる製品も存在します。初めての方でも直感的にドローンを飛ばせるのが魅力です。

ドローン初心者におすすめの機能

ドローン操作に慣れないうちはきれいな写真や映像を撮影するのは難しく、失敗することもあります。

失敗を減らすためにはドローンの操作に慣れるだけでなく、空撮に必要な機能を備えているのかチェックすることも大切です。モデルによっては、快適な空撮をサポートする便利機能を搭載しているので、価格だけでなく機能性も確認しましょう。

FPV機能

FPVとは「First Person View(ファースト・パーソン・ビュー)」の略であり、一人称視点を意味しています。急上昇したり急降下したり、臨場感溢れる映像を楽しめるのがポイント。一般的なカメラドローンよりも迫力ある映像に仕上がります。

VRゴーグルにスマートフォンを装着することで、自分が空を飛んでいるような体験も可能。リアルタイムで映像を確認しながら、機体の向きや高度を調節できます。空撮だけでなく、ドローンレース用の製品も存在。ゴーグルに映し出される映像を確認しながら、スリリングな操縦を楽しめます。

FPVは製品ごとに画角が異なるため、スマートフォン画面ばかり見ていると死角にある障害物に衝突する恐れがあるので要注意。FPVを飛ばす前に、周囲の障害物を確認しておきましょう。

高度維持機能(オートホバリング機能)

高度維持機能とは、ドローンを一定の高さで静止させる機能です。オートホバリングとも呼ばれており、ドローンを安全に飛ばすために重要な役割を担っています。

送信機のスティックやボタンから指を離している間は、自動でホバリングをする製品も存在。障害物に衝突する前に緊急停止したり、決定的瞬間を撮影できるまで上空に留まっていたり、さまざまなシーンで活躍します。

トイドローンなどリーズナブルな価格帯のドローンには高度維持機能を搭載していないことがあるので、購入前にチェックしておきましょう。

自動帰還機能(ワンキー機能)

自動帰還機能とは、GPSを利用してあらかじめ記録しておいた離陸ポイントに自動で帰還する機能です。メーカーや製品によっては「オートリターン」とも呼ばれており、送信機または専用アプリから操作するだけで、離着陸の操作をスムーズにおこなえます。

ドローンを帰還させるために操作しているつもりでも、機体が離れていくアクシデントが起こる場合も珍しくありません。自動帰還機能があれば、送信機のボタンを押すだけでドローンを安全に回収できます

自動帰還機能は、離陸ポイントに戻れることを保証しているわけではありません。DJIなどの世界トップシェア率を誇るメーカーのドローンでも、離陸ポイントよりも離れた位置に帰還することがあります。誤差があっても対応できるように、自動帰還機能を使用するときは障害物の少ない広い場所で飛ばすのがおすすめです。

3軸ジンバル

3軸ジンバルとは、縦・横・回転方向の動きを制御するシステムです。3軸ジンバルを搭載したドローンは、ブレの少ないなめらかな映像を撮影できます。上空からの臨場感溢れる映像を撮影したい方は、3軸ジンバルを搭載した製品を選びましょう。

DJIのドローンは、エントリーモデルからハイエンドモデルまで3軸ジンバルを搭載しているのが特徴です。