こんにちは!GOOPASS MAGAZINE編集部の木村です。主にペットを撮影しています。
ストロボを調べだすと気になるのが、ストロボの高級メーカー「Profoto」。
今回は、Profotoのクリップオンストロボ「Profoto A10」と、手頃な価格で光量も十分と人気の「Godox V1」を比較してみました。
以前よりGodox V1を所有しており、今回はProfoto A10を使って撮影に挑戦しました。またコマンダー「Air Remote」を使い、オフカメラライティングもしています。
仕様上の違いなどが分かりやすいカメラと異なり、ストロボは自分が良く使うシーンや用途で使ってみないとその良さが分からないと思います。特に操作性などは実際に使ってみないと分からないことも…。
詳しいレビューは後述しますが、ProfotoA10の操作性の良さや光の綺麗さの虜になってしまい、今回の比較後、ProfotoA10を2本、コマンダーProfoto Connect Proを購入しました。

A10 Off-Camera Kit-C 901240-JP

Air Remote TTL-C
目次
主なスペック上の違い
Profoto A10![]() | Godox V1![]() | |
|---|---|---|
| リサイクルタイム(最大出力) | 1.0 秒 | 1.5秒 |
| パワー(フル発光時) | 76 Ws | 76Ws |
| モデリングランプ | あり | あり |
| ヘッドの可動域 | 90°の角度調節と 360°の回転が可能 | (左右)0-330°、チルト(上下)-7-120° |
| バッテリー持ち(フル発光時) | 約450回 | 約480回 |
| バッテリーチャージ時間 | 約115分 | 約210分 |
| モデリングランプ | ○ | ○ |
| 防塵防滴 | 不明 | – |
| サイズ | 75×165×108mm | 76×93×197mm |
| 重量 | 560g | 530g(バッテリー込み) |
| スマホアプリからの操作 | ○ | – |
使い勝手や操作の簡単さ
操作が視覚的に分かりやすいのはProfotoです。設定も複雑ではないので、「ストロボってなんだか難しそう…」と思っているストロボ初心者の方にもおすすめ。

Profotoの方は光量表記が「0.1,0.2,~9.8,9.9,10」なので分かりやすくて良いですね。

Godoxの方は「1/1,1/2,1/4,…1/64,1/128」など従来のストロボの光量調整と同じです。さらに、+0.1ずつ刻むこともできます。
また、Profoto A10はストロボの照射角を、照射面のリングを回すことにより設定でき、モニターに角度が分かるアイコンが表示されます。直感的で分かりやすいですね。


一方、Godox V1の照射角は従来のストロボと同じく焦点距離の表記です。
また、オフカメラ(カメラからストロボを離した状態で使える設定)で使いたい場合も、Profotoはコマンダーの操作が簡単です。今回コマンダーは下記の「Profoto Air Remote」を使用しました。

Air Remote TTL-C
Air Remoteは、ボタン一つ一つに設定が割り当てられているので、通常モードからハイスピードシンクロ(同調最高シャッタースピードよりも速いシャッタースピードが使える設定)にも簡単に変更できます。

GodoxのコマンダーX2Tの場合は、通常モードからハイスピードシンクロに変更する際、ボタンとダイヤルを3回押さないと設定できません。

ストロボは使い勝手や操作が難しいと、せっかく購入しても持ち出す機会が減ってしまいます…。荷物にもなりますしね。
その点、Profotoは操作が簡単でスピーディーに使えるので、これまでよりストロボを持ち出す回数が増えました。ライティングができると表現の幅が広がるので、カメラが楽しくなります。
大きさ・サイズ

クリップオンストロボを使うなら機動力も気になるところ。写真で見比べる通り、大きさに関してはほぼ同じです。決して軽い部類ではありませんが、持ち運びに関しては同程度と言えるでしょう。
Profotoの方が気持ち縦に大きいのは、照射角を変えられるダイヤルがフラッシュの先端についているからです。
| Profoto | godox v1 | |
|---|---|---|
| 大きさ | 75×165×108mm | 76×93×197mm |
| 重さ | 560g | 530g(バッテリー込み) |
光の綺麗さや発光のムラ
光がとにかく綺麗なのもProfoto A10と言えます。光が綺麗に回っていて、自然で透明感のある写真を撮影できます。V1と比べると、色被りが少なく、白が白く写る印象です。

上の写真は快晴の日に、白い桜を飛ばさないようにストロボを使って撮影した1枚。影が強い日だったので、黒い犬の顔がはっきりするよう、オフカメラでラウンドのディフューザーを装着し発光させました。
ストロボを当てているのが分からないような自然な写真が撮影できたように思います。


また、TTL(ストロボの自動調光機能)で撮影した場合、Profotoの方が発光にムラがないように感じました。ただ、写真だけ見ると、どちらがProfotoかGodoxかまでは分からないかもしれません。
撮影している感覚としては、Profotoの方が光が綺麗に感じます。
Profoto A10特徴・注意したい点
①光が綺麗

とにかく光が綺麗、これに尽きます。光が綺麗に被写体にまわり、自然に被写体を引き立ててくれます。
初めて使った際、あまりにも簡単に綺麗な写真が撮れてしまい驚きました。自然で立体的、そのうえ透明感のある写真が簡単に撮影できます。
プロの方が口をそろえて「おすすめ!」と仰るのにも納得です。

②直感的に操作できて使いやすい
前述の通り、ストロボ本体、コマンダーともにボタンや表示が分かりやすく、使いやすいのが良い点。特にコマンダーはボタン1つに1つの役割(下の写真は一部のボタンのみ説明)なので、まごつくことがなく設定の変更ができます。

③ストロボを含めアクセサリー類も高価
Profoto製品はクリップオンストロボのA10が169,840円(2024年4月現在)と、とにかく高価。そのうえ、カラーフィルターやグリッドなどのアクセサリー類も高価です。
グリッドとフィルターのキット(OCF II グリッド&カラーフィルターキット)で29,700円、スヌート(Clic スヌート)で8,800円など…。
一式そろえようとすると、簡単に20万円近く掛かってしまいます。純正レンズが1本買えてしまう価格です。
また、バックライトにもう1本など、光を演出した写真を撮りたい場合はストロボが最低2本は必要です。そう考えると、予算に余裕が相当ないと厳しいと言えます。
Godox V1の特徴・注意したい点
①カメラ側での光量と照射角の調整ができる
Godox V1は純正ストロボと光量調整の仕方が同じなので、カメラ側の調光機能で光量の調整ができきます。マニュアルでの撮影時に、ファインダーをのぞきながら、光量を変更できるので、サクサク撮影でき便利です。
また、カメラ側で照射角の調整等もできます。


V1を愛用していた時は、カスタムボタンにストロボの調光機能を当てていました。
②複数本、アクセサリー類を購入してもお手頃
光を演出したカッコイイ写真などが撮りたい場合、ストロボは複数あると便利。V1は1本40,000円(2024年4月現在)ほど。Godoxのほかのクリップオンストロボと比べると高価ですが、それでもProfotoに比べればはるかにお手頃です。
アクセサリーキット(Godox AK-R1 アクセサリーキット )は7,670円(2024年4月Amazon調べ)。
③連続発光回数に制限がある
説明書を読まないと気がつきませんが、連続発光の場合、発光回数に制限があります。
通常のリサイクルタイム(次の発光までの時間)は1.5秒と高速ですが、制限が掛かるとリサイクル時間は10秒以上になります。フラッシュを約10分間冷却させないと元に戻らないため、注意が必要です。
| 発光量 | 通常モードの連続発光回数 | ハイスピードモードの連続発光回数 |
|---|---|---|
| 1/1 | 30回 | 15回 |
なお、Profoto A10にはこのような発光制限はありません。
④説明書が分かりにくい
コマンダーとの接続方法などが説明書からは分かりにくく、特にストロボ初心者の方は接続に苦労するかもしれません。
私は最初に購入したストロボがGodoxだったので、接続方法や使い方が説明書だけでは良く分からず、YouTubeやカメラブログを読み漁った記憶があります。
付属品
どちらもストロボ本体用のソフトケースとバッテリー充電器などは付属します。それ以外の撮影に使う付属品は下記です。

- ラウンドディフューザー(Clic ドーム)
- ストロボスタンド(A-Series Flash Stand)
- バウンスカード
※GOOPASSでレンタルする場合は付属しません

- ストロボスタンド
こんな人におすすめ
Profoto A10
- とにかく光の綺麗さを求めたい
- 直感的に簡単に使えるものが欲しい
Godox v1
- 手軽にストロボに挑戦したい
- ラウンド面のストロボが欲しい
価格差が4倍近くあるため、どうしても予算に応じた選択になってしまいますが、これからストロボ撮影に挑戦していきたいという方はGodox V1でも十分に使えると思います。
Godox V1も発光部がラウンドなので、発行面が四角いストロボに比べると光の広がり方が均一で自然です。さらにアイキャッチもラウンドで入ります。

一方、今Godoxを使用していて、「Profoto製品がやっぱり気になる」という方は一度レンタルして試してみるのも良いでしょう。使い勝手や光の違いなどが実感できると思います。
私も使ってみるまでは、「16万円もするようなストロボはいらないだろう…今のGodox V1のままで十分」と思っていましたが、使ってみると手放せなくなりました。
反対に、「自分の用途ではここまでのストロボは必要ない」ということにも気づけるかもしれません。
高価だけれど、やっぱりProfoto A10が気になるという方は、ぜひ一度使って試してみてください。

A10 Off-Camera Kit-C 901240-JP

Air Remote TTL-C















