愛犬とOM SYSTEM OM-1と過ごした1ヶ月。
これは、GOOPASSを通して見つけることができた、私と愛犬と世界の記録。

▲焦点距離:142mm、絞り:F/2.8、シャッタースピード:1/2000、ISO感度:200
目次
ワタシのたからもの
2019年9月22日。
我が家に犬がやってきた。正確には、やってきたというより連れて帰ったのだけれど。
犬と人とでは、生きる時間が全然違う。生まれて約1年で成犬と同じ大きさ、人間で言えば16歳くらいになってしまう。
子犬の期間は本当に短い。ちっちゃくて可愛い子犬の姿を、この子が大きくなっても覚えていたい。そんな思いで、祖父が以前使っていたという埃まみれのカメラを、押し入れから引っ張り出した。それからずっと、カメラを片手にこの子と日々を過ごしている。

▲焦点距離:62mm、絞り:F/2.8、シャッタースピード:1/320、ISO感度:1000
関西大学の授業の一環として、GOOPASSさんから機材をお借りできることに。普段OLYMPUSのOM-Dシリーズを使っている私は、発売前から気になっていた「OM SYSTEM OM-1 + 25mm f1.2」と、梅田のヨドバシカメラで触ることしかできなかった「M.ZUIKO DIGITAL 40-150mm f2.8」を選択した。
(実は1週間、別のカメラもレンタルしていました。そのレビューは後日追記します)
カメラを始めるきっかけを与えてくれた、うちの子。大切なこの子と向き合い、その姿をのこすために、この貴重な機会を捧げたいと思った。

▲焦点距離:64mm、絞り:F/2.8、シャッタースピード:1/2000、ISO感度:100
トクベツな日々
インターホンが鳴る。リビングで犬と一緒にゴロゴロしている時だった。眠たそうにぼーっとしているうちの子とは対照的に、私は飛び上がってドアを開ける。宅急便のお兄さんから白い段ボールを2箱受け取り、急いで開封した。
早速ソファでくつろいでいるところを撮影。庭に連れ出して撮影。その次はご飯を食べているところを撮影。自分ではなかなか手に入れられない機材を自宅で使える喜びで、シャッターを切るたびに心が躍った。

▲焦点距離:150mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/1600 ISO感度:100
それに、OM-1は、やっぱり動物AFがすごい。
OM-1から新たに搭載されたAI被写体認識の動物モードは、犬の瞳と体全体の両方を認識してくれる。普段使っているカメラでは、動き回るうちの子にピントを合わせ続けるのはかなり難しい。ボディの外見はほとんど変わらないのに、中身の変化、特にAFの進化は目を見張るものがあった。

▲焦点距離:25mm 絞り:F/1.2 シャッタースピード:1/1000 ISO感度:200
葉っぱを嗅いでいるところを撮ろうとしたら、突然上を向いてカメラ目線(?)に。それでも確実にピントを合わせるOM-1、すごい。うちの子、かわいい。
キミとの時間
犬の写真を撮り続けているうちに、ひとつ分かったことがある。
犬だけが写っている写真でも、そこには私や家族の存在が内包されるということだ。写真は決して、犬の姿だけを記録する媒体ではない。

▲焦点距離:25mm 絞り:F/1.2 シャッタースピード:1/500 ISO感度:1000
機材を借りる前の目標は、とにかく可愛い犬の写真を撮ることだった。見た人に「可愛い〜」と言ってもらえるような写真なら、正直なんでもよかった。
なんでもよかったはずなのに。
ある日ふと、私が撮る写真は、単に可愛い犬が写っているだけの写真ではないことに気が付いた。
おやつのボーロが大好きなこの子、目線を向けてもらうために「ボーロ!」と連呼する私、カメラのことなんて気にせずにお世話をするお母さん、頼んだ方向に何度もおもちゃを投げるお父さん。カメラロールは、犬とコミュニケーションを取る私たちがいたからこそ撮れた写真で溢れていた。

▲焦点距離:150mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/2000 ISO感度:200
イマをのこす
契約更新日が近づくにつれ、「この子をもっと撮りたい」という気持ちがどんどん大きくなっていった。この子が見せる表情を。甘えるところ、はしゃぐところ、庭で蝶々を追いかけるところ、そんな何気ないこの子の動きを。すべてを撮り切ろうとすると、1ヶ月という期間はあっという間に過ぎてしまった。
でも、カメラを所有しないから、返却期限があるから、特別な撮影の機会を増やせたのだと思う。この子と過ごす毎日に、真剣に向き合うことができた。
だからまた、私はOM-1でこの子を撮ろうと思う。
次に借りるなら、昼でも散歩に行ける季節がいいな。明るい時間帯の木漏れ日の模様が好きだから。毛布にくるまる季節もいいな。この子には真っ白のふわふわな毛布がよく似合う。
見逃したくない、忘れたくない、大切なうちの子の大切な日々を、取りこぼさないように写真に収めたい。
キミのぬくもりと、今ここで一緒に生きている証を、いつまでものこしたい。
GOOPASSはきっとまた、そんな私の手助けをしてくれる。

▲焦点距離:55mm、絞り:F/2.8、シャッタースピード:1/1600、ISO感度:100
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著者プロフィール:重松 さくら(しげまつ・さくら)

愛犬の名前は「こまち」。寝ることと、おやつを食べることが大好き。お気に入りの場所はソファ。寝るときは左向き。お散歩はちょっと面倒くさい。犬が飼い主に似るって、どうやら本当らしい。
■Instagram:@skr____06






