「Canon EOS R6 Mark II」と「EOS R8」は、どちらも同じフルサイズセンサーを採用していますが、価格や使い勝手は大きく異なります。
本記事では、それぞれの特長を初心者にも分かりやすく比較し、どちらがおすすめか解説。
使用感を先にお伝えすると、性能面ではR6 Mark IIが一歩リードしますが、画質上では大きな違いは感じられず、価格や軽さを重視する方にはR8がおすすめです。
EOS R6 Mark II![]() | \軽量で高画質/ EOS R8 ![]() | |
|---|---|---|
| GOOPASS価格 | | |
| 販売価格 ※2025年5月29日 価格.com | 265,999円 | 198,800円 |
| 画質 | ![]() シャープで高い解像感 | ![]() シャープで高い解像感 EOS R6 Mark IIと同等 |
| 操作性・機能性 | ![]() 上位モデルならではの快適な操作 | もう一歩な印象 |
| 携帯性 | R8と比較すると劣る印象 | ![]() 軽量でどこでも持って行きたくなる |
| こんな人におすすめ | 本格的な撮影が中心の中級者〜上級者 操作性も重視したい方 | フルサイズデビューしたい初級者~中級者 軽さ・価格を重視しつつ、高画質を求める方 |


目次
画質性能


どちらのカメラも同じセンサーを搭載しており、解像感や色味などは非常に近いと言えます。というよりほとんど同じに見えるのではないでしょうか。
正直なところ、写真を見比べても違いは分からなかったです。
EOS R8は、小さなボディにEOS R6 Mark IIと同等のセンサーやAFシステムが詰め込まれていると言われているだけありますね。


拡大して、ブロックの角などをじっくり見てみましたが、大きな差は感じられませんでした。前述の通り、画素数や使っているセンサー、画像処理エンジンは同じなため、当然と言えば当然です。


スペックの違い
EOS R6 Mark II![]() | EOS R8![]() | |
|---|---|---|
| センサー | フルサイズCMOSセンサー | フルサイズCMOSセンサー |
| 有効画素数 | 最大約2420万画素 | 最大約2420万画素 |
| 画像処理エンジン | DIGIC X | DIGIC X |
連写性能・AF性能
スポーツや子ども、ペットなどを動いているものを撮影したい方が特に気になるのがこの項目ではないでしょうか。
EOS R8いずれも「顔・瞳・体・動物・乗り物」認識を搭載し、高速かつ正確にピントを合わせてくれます。いずれもトラッキング機能搭載です。
AFの速さや正確さについてはあまり違いを感じませんでした。


ただし、細かなピント調整では、EOS R6 Mark IIに軍配があがりました。
EOS R8にはマルチコントローラー(ピント位置を十字キーで細かく調整できるボタン)がありません。強力な被写体検出性能やトラッキング機能で、動く被写体でもピントをばっちり合わせられますが、被写体が複数いたり、前ボケを大きく入れたり、被写体周辺がごちゃごちゃしたりしている場合は、ピント位置を自分で素早く調整できるマルチコントローラーがあった方が便利です。



また、EOS R8で電子シャッター(最高40コマ/秒)を使い、高速連写(CRAW+JPEGで撮影)の設定をして数秒シャッターを押し続けていると、バッファが詰まる症状が発生しました。
バッファが詰まるとは、写真のデータをSDカードへ保存するのに時間が掛かり、一時的にシャッターが切れなくなる状態のことです。バッファが詰まるとある程度のバッファが回復するまでシャッターが切れないので、シャッターチャンスを逃してしまうことに繋がりかねません。
よりプロフェッショナル仕様なEOS R6 Mark IIとの性能面での違いを感じました。


スペックの違い
EOS R6 Mark II![]() | EOS R8![]() | |
|---|---|---|
| AFスピード | 最速0.03秒 | 最速0.03秒 |
| 被写体検出 | 人物、犬、猫、鳥、馬、車、バイク、鉄道、飛行機 | 人物、犬、猫、鳥、馬、車、バイク、鉄道、飛行機 |
| トラッキング | ○ | ○ |
| 連続撮影速度 | 最高約40コマ/秒(電子シャッター) | 最高約40コマ/秒(電子シャッター) |
| 連続撮影可能枚数 ※電子シャッター(約40コマ/秒)の場合 | RAW:約74枚 | RAW:約51枚 |
手ブレ補正(R6 Mark IIにはあり、R8にはなし)


EOS R6 Mark IIは手ブレ補正を内蔵しているため、シャッタースピードを稼げない夜景や室内撮影で有利です。
一方、R8はカメラ本体には手ブレ補正がありませんが、レンズに手ブレ補正があればあまり気にならないように思います。
Canonのほとんどのレンズにはレンズ内に手ブレ補正があり、レンズ単体でも最大約5段分の効果を発揮します。
今回屋内・屋外で、R8を使って撮影(ただし、手ブレ補正付のレンズを装着)してみました。若干R8の方が手ブレが目立つ気がしましたが、シャッタースピードを十分に稼げば問題ないように思いました。

どちらのカメラも高感度に強いので、ISO感度を十分に上げてシャッタースピードを確保するといった使い方でカバーすると良さそうです。
R8の購入を検討している場合は、使いたいレンズに手ブレ補正機能が搭載しているか事前にチェックしてみると良いでしょう。


操作性・携帯性
携帯性重視ならR8、操作性重視ならR6 Mark IIがおすすめです。撮れる写真に大差はない反面、操作性や携帯性の差は大きいと言えます。
ボタン配置などの操作性
カメラの操作感は意外にも大きなポイントです。R6 Mark IIはダイヤルやカスタムボタンが豊富。一方、R8はよりシンプルな設計で、カスタムボタンは少ない設計です。
前述した通り、特にマルチコントローラー(ピント位置を十字キーで細かく調整できるボタン)の有り無しは撮影に大きく影響するように感じました。


普段、EOS R5 Mark IIを使っているので、操作性が近いR6 Mark IIの方が使いやすいと感じました。
EOS R8にはマルチコントローラー(ピント位置を十字キーで細かく調整できるボタン)がなく、細かなピント合わせをしたい場合には少し手間です。AFフレーム選択ボタンを押してから左右上下へ移動させるという、一動作が必要です。
■EOS R8の場合
<:AFフレーム選択ボタン>を押したあと<:十字キー>を操作して、ピントを合わせたい位置へ移動する。もしくは、ピントを合わせたい位置をタッチする。
【ミラーレスカメラ】AFフレームを動かしたい・中央に戻したい(EOS Rシリーズ)
重量とサイズの違い(R8は軽量・コンパクト)
圧倒的にEOS R8の方が軽量・コンパクトです。特に軽いレンズとの組み合わせが最高です!
約160gのRF50mm F1.8を装着してみましたが、軽くて使い勝手の良さを非常に感じました。

普段EOS R5 MarkⅡを使っているのですが、今回はEOS R8をサブ機として持って出掛けたり、R8だけを持って撮影したりしていました。それくらい軽量さに魅了されましたね。
R8の方が厚みがないのですが、つけるレンズによってサイズの感覚は変わってきそうです。


一方で、重さは200g以上違うので、特に軽さの恩恵を感じました。
真剣にサブ機として購入しても良いなと思いましたし、手持ちのカメラをメンテナンスに出したときなど手元にカメラがない時にレンタルしてみようと思っています。レンタル価格もEOS R6 Mark IIより手頃なのが良いですね。
また、初めてのフルサイズ機やカメラに挑戦したい友人や知人に紹介したいなと思いました。


ファインダーやモニターの違い
スペック上、EOS R6 Mark IIの方がファインダーサイズが大きく見やすくなっていますが、実際撮影していると「R8は撮影しずらい…」といったマイナスな印象はなかったです。


どちらが見やすいかといえば、EOS R6 Mark IIの方が見やすかったといった印象です。
モニターに関しては違いは感じませんでした。
EOS R6 Mark II![]() | EOS R8![]() | |
|---|---|---|
| モニターサイズ | 3.0型(画面比率3:2) | 3.0型(画面比率3:2) |
| ファインダーサイズ | 0.5型 | 0.39型 |
バッテリー持ち
上位モデルのR6 Mark IIの方がバッテリー持ちは長めです。体感、EOS R8に比べて、R6 Mark IIは約1.5倍は長く撮影できたように思います。

その理由は、搭載しているバッテリーの種類。EOS R8の方がコンパクトなバッテリーのため、どうしても撮影枚数や撮影時間が短くなってしまいます。
とはいえ、ミラーレス一眼カメラはバッテリー消費が早いので、両者とも予備のバッテリーがある方が安心です。

ちなみに、GOOPASSならバッテリーも追加でレンタルできます。

EOS R6 Mark II![]() | EOS R8![]() | |
|---|---|---|
| ファインダー使用時 | 約450枚 | 約220枚 |
| モニター使用時 | 約760枚 | 約370枚 |
R8で十分かも?高画質&軽量さが最大の魅力
EOS R8は、画質に関しては申し分ありません。今回、風景や花、動く犬などを撮影しましたが、どれも撮れた写真に遜色はありませんでした。

ただやはり、マルチコントローラー(ピント位置を十字キーで細かく調整できるボタン)がないので、細かいピント合わせをしたい際は少々イライラすることも…。トラッキング機能や被写体検出が優秀なので、ある程度はちゃんと撮影できます。

また、とにかく軽いので、撮影が気楽にできてとても良かったです。今回は圧倒的にR8を持ち出して撮影することが多かったですね。

そのほか気づいた点
動画の画質はバッチリ、手ブレ補正搭載レンズを選ぼう
どちらも6Kの映像を4Kに縮小して記録(これを「オーバーサンプリング」といいます)できるのが特徴。ノイズが少なく、細かいディテールもきれいに映るのため、ハッとするような映像が撮れます。
フルHDが「テレビ画質」だとすると、4Kは「映画館レベル」と捉えると分かりやすいでしょう。
両者の大きな違いは手ブレ補正機能と連続撮影時間。EOS R8の方は動画撮影の場合、電子補正のみ。一方、EOS R6 Mark IIは電子補正とカメラ自体の手ブレ補正機能が使えます。
動画電子ISを使用すると、映像が拡大されるため、映像が粗くなります。また、ノイズや輝点などが目立つことがあります。
参照:EOS R8 撮影動画撮影手ブレ補正(IS機能)設定
今回EOS R8で動画を簡単に撮影してみましたが「手ブレがひどくて映像が使えない…」といった印象はありませんでした。
前の項目で解説した通り、手ブレ補正ありのレンズを選ぶと安心です。
EOS R8は1回あたりの記録可能時間が最大2時間までですが、EOS R6 Mark IIは最大6時間まで。
この点からも、EOS R6 Mark IIはよりプロフェッショナルな撮影ニーズに対応した設計になっていることが分かります。
EOS R6 Mark II![]() | EOS R8![]() | |
|---|---|---|
| 動画記録 | 6Kオーバーサンプリングほか | 6Kオーバーサンプリングほか |
| 動画記録時間 | 最長6時間00分 | 最長2時間00分 |
R8はシャッター幕が閉じないので注意して
R8はレンズ交換時などにシャッター幕が閉じない設計。センサーがむき出しになってしまうので、汚れがつきやすいということです。
私の撮影用途だと外での撮影が多いうえ、レンズ交換も何度かするので、センサーにゴミがつかないか心配でした。
一方、EOS R6 Mark IIは電源ボタンをOFFにすると、自動的にシャッター幕が閉じるので安心です。
カメラの電源スイッチをOFFにしたときに、シャッターを閉じるか閉じないかの設定をすることができます。
R8はシャッタースピードの上限が1/4000秒※のため、晴天時の撮影には注意
※電子シャッターに設定すれば、1/16000秒まで上げられます

EOS R8は電子先幕シャッターの場合、最高シャッタースピードが1/4000秒までしか設定できません。
撮影しているとシャッタスピードの表示に点滅が表示され、シャッタースピードがこれ以上上げられないこと(露出オーバーであること)に気づきました。
選択しているシャッター方式のせいだとぱっと気づかず、外であたふた…。
ポートレートやペット撮影など、F1.8などの明るいレンズを多用している方は、気を付けてみると良さそうです。
| モード | EOS R6 Mark II | EOS R8 |
|---|---|---|
| シャッタースピード | 電子先幕シャッター:1/8000秒 電子シャッター:1/16000秒(Tv/Mモードのみ) | 電子先幕シャッター:1/4000秒 電子シャッター:1/16000秒(Tv/Mモードのみ) |
使用シーン別 おすすめモデル早見表
| 使用シーン | EOS R6 Mark II おすすめ度 | EOS R8 おすすめ度 |
|---|---|---|
風景・スナップ![]() | ||
ポートレート![]() | ||
動画(YouTube・Vlog)![]() | ||
旅行・街歩き![]() | ||
イベント/結婚式![]() | ||
スポーツ・動体![]() | ||
初めてのフルサイズ![]() | ||
クラアントワーク(仕事用)![]() |
おすすめな人
■ EOS R6 Mark IIが向いている人
- 本格的に写真・動画撮影をしたい中級者〜上級者
- 結婚式やイベント撮影、プロ案件での使用を想定している人
- 動体撮影など、手ブレ補正やバッファの余裕が必要な人
■ EOS R8が向いている人 《おすすめ》
- 初心者〜中級者で、フルサイズに挑戦したい人
- 軽さ・価格を重視しつつ、高画質を求める人
- 風景やスナップなど、止まっているものの撮影が中心の人
主なスペック上の違い
EOS R6 Mark II![]() | EOS R8![]() | |
|---|---|---|
| GOOPASS価格 | | |
| 販売価格 ※2025年5月29日 価格.com | 265,999円 | 198,800円 |
| センサー | フルサイズCMOSセンサー | フルサイズCMOSセンサー |
| 有効画素数 | 最大約2420万画素 | 最大約2420万画素 |
| AFスピード | 最速0.03秒 | 最速0.03秒 |
| 被写体検出 | 人物、犬、猫、鳥、馬、車、バイク、鉄道、飛行機 | 人物、犬、猫、鳥、馬、車、バイク、鉄道、飛行機 |
| トラッキング | ○ | ○ |
| 手ブレ補正 | ○ | – |
| 動画記録 | 6Kオーバーサンプリングほか | 6Kオーバーサンプリングほか |
| 動画記録時間 | 最長6時間00分 | 最長2時間00分 |
| モニタードット数 | 約162万ドット | 約162万ドット |
| ファインダーサイズ | 0.5型 | 0.39型 |
| サイズ(幅 × 高さ × 奥行) | 約138.4×98.4×88.4mm | 約132.5×86.1×70.0mm |
| 重量(バッテリーとメモリカードを含む) | 約670g | 約461g |
迷ったらGOOPASSでレンタルで試してみよう
スペックや他人のレビューだけでは分からないのが、カメラの「使用感」。
GOOPASSなら、月額制で気になる機種をレンタルし放題。好きなモデルを入れ替えてレンタルできるので、R6 Mark IIとR8の両方を試してから決めることが可能です。
また、撮影に必要なSDカードやいざという時に安心の予備バッテリーなども併せてレンタルできます。
購入すると1台30万円する機材も、レンタルだと低予算で使えるのが一番の魅力。
高い買い物のため、購入後に「使ってみたら想像と違った」「やっぱりあっちにしておけばよかった…」などと悔やむことにならないよう、レンタルを利用し、実際に使って体験してみるのも検討してみてください。






















