GOOPASS MAGAZINEをご覧の皆さま、こんにちは。編集部のchinoです。
今回は、スマートフォンアプリ「YAMAP」を運営している株式会社ヤマップ様(以下敬称略)と共同で、「写真×登山」記事をお送りします。
雄大で美しい自然を体感できる登山。四季折々の風景、そこに生きる生物たち。地上では見られない景観の中に身をおく登山と、写真撮影の相性が良いのは言うまでもありません。
しかし、登山は初心者にとってハードルが高いと感じるもの。
登山計画、ルート選定、地図の読み方、装備品、体力の心配など、さまざまな知識と準備が求められます。
そこでおすすめなのが、登山アプリ「YAMAP」とレンタルサービス「YAMAP RENTAL」を活用した登山です。
実際に登山初心者の私がYAMAPのアプリ・YAMAP RENTALを使い、山梨県・大菩薩嶺(だいぼさつれい・大菩薩岳)へ行ってきたので、アプリ・サービスの使用方法を山行とともにご紹介します。
また、今回の登山は風景写真家・横田裕市さんにご同行いただきました。ご教授いただいた登山・山撮影についての注意点や心がけもまとめています。
「登山をしながら撮影をしたいけれど、なかなか踏み出せない」。そんな方はぜひ本記事をご参考ください。
購入する前にレンタルで試すこともできます。
GOOPASS(グーパス)では、1日あたり100円〜でレンタル可能!
機材選びに迷ったら、無料会員登録後、無料の機材相談もできます。
チャットやオンライン通話で、専門スタッフが最適な機材を提案します。
目次
登山の案内をしていただいた横田さんのプロフィール

横田裕市
Photographer
福島県出身85年生まれ、東京都在住の写真家。主に商業向けに国内外の風景を撮影。
Appleでの広告採用や国際フォトコンテスト ipa2016での部門優勝、海外メディア掲載など、国内外問わず活動の幅を広げている。
2019年ソニーイメージングギャラリーにて初写真展「フィンランド冬の光」が大成功を収め、全国で巡回展を開催。
YAMAPは何ができる?
YAMAPは、株式会社ヤマップが開発した登山愛好家向けのアプリケーションです。
多くの人に支持され、いまや登山者の間での利用率は6割を超えました。
地図のダウンロードやGPS機能による現在地の確認、山の情報収集からルート作成まで、多機能なサービスが提供されています。
さらに、写真のアップロードや登山記録のシェアも可能。より楽しく、そして安全に登山をするために必須のアプリといっても過言ではありません。
アプリはiOS・Android両方に対応し、基本的な機能は無料で利用できます。
アプリのダウンロード


初めに、スマートフォンのアプリストアからYAMAPをダウンロードしましょう。
アカウント作成も簡単で、LINE ID、メールアドレス、Googleアカウントから選べます。
山の情報を調べる&地図のダウンロード

アカウント作成ができたら登る山の情報を調べます。

目的の場所が決まっている方は、検索窓で探してみてください。「あなたの活動エリアでおすすめ」機能を利用して、新しい山を発見することもできます。
「初心者向け」「短時間で登れる」など、難易度に合わせた検索もでき、気に入った山はブックマーク登録が可能です。

詳細な情報、登山ルート、天気予報、アクセス方法などをチェックし、地図をダウンロードしておきましょう。

地図は1度ダウンロードすると電波が届かないオフライン環境でも利用可能です。
ただし、無料プランで保存できるのは2件まで。ダウンロードも月に2枚までしかできません。

ルート確認・登山計画を立てる
登山を安全に楽しむためには、事前にルートの確認と計画が欠かせません。
しかし、ルートを一から考える必要はなく、アプリ内に用意されたモデルコースを参考に計画が立てられます。

所要時間、移動距離、高低差が一目で確認できるので、自分の体力・目的に合ったルートを選びましょう。
ダウンロードした地図をもとにルートを決めたら、次は登山計画を立てます。
コースタイムの予想は初心者には難しいものですが、歩く速さから倍率を設定するとアプリが自動的にタイムを提案してくれます。

休憩・昼食など適宜入れながら計画を考える時間も、登山の楽しみのひとつですね。

また、一部の自治体や山域では登山計画書の提出が義務付けられており、アプリで必要項目を入力することで、オンラインによる登山届が可能です。
協定を結んでいる自治体に限られるため、利用の際は下記の詳細を確認してください。
アプリを使いながら登山をしてみた

ここからは、実際にYAMAPを使いながら行なった登山の様子をご紹介します。
登ったのは、山梨県甲府盆地の北東に位置する、大菩薩嶺(だいぼさつれい・大菩薩岳)。
日本百名山にも名を連ね、秩父多摩甲斐国立公園の一部を形成している標高2,056mの山です。尾根は大菩薩峠と呼ばれ、かつては甲州道中の裏街道として使用されていました。
今回は、樹林帯の唐松尾根から頂上を目指し、妙見ノ頭へ抜ける周回ルートを選択。
大菩薩嶺は周回から縦走までコースがバラエティに富んでおり、初心者・上級者問わず老若男女から人気があります。
最寄り駅はJR中央本線の甲斐大和駅で、今回は朝が早いため前泊しましたが、私が住んでいる長野県諏訪地域からは2時間ほどの場所です(都心からも約2時間)。
地図がダウンロードされているのを確認したら、「活動を開始」を押していざ出発!

ちなみに「みまもり機能」をONにすると、YAMAPのサーバー経由で位置情報を家族・友人に伝えることができます。利用する場合は、事前に通知先を登録しておきましょう(無料プランはメールアドレスのみ)。

途中、GPS機能で現在地の確認や、注意箇所のチェックが可能。
ほかのユーザーの投稿を閲覧するだけでなく、警告・注意喚起やフィールドメモを投稿することもできます。
いずれも一般公開されるため、正確な情報や節度を守った投稿を心がけましょう。(つぶやきは一定期間が過ぎると非表示になります)
ロッヂ長兵衛~唐松尾根~雷岩
ログハウス風の山小屋ロッヂ長兵衛前からスタートしました。
登山道は最初から緑が濃く、さっそく山に来た雰囲気を味わえます。また、よく整備されており登りやすいので初心者でも安心。
横田さんから登山写真の撮り方を教わりながら、道中を進みました。
しばらくは樹林帯のため視界は木々だけですが、だからこそ太陽が差し込むと光芒がハッキリとした1枚が撮影できます。

いたるところにカメラを向けていたので、最初の休憩地点である「福ちゃん荘」へ着くまでに掛かった時間は1時間。まだまだ先は長いですね……。
福ちゃん荘を過ぎてからも、樹林帯が続きます。
倒木や苔、キノコ、高山植物など見どころはたくさん。


スタート時は晴れていましたが、大菩薩湖が見えるあたりまで登ったところでガス(霧)が出てきてしまいました。これはこれで山らしさがありますが、山頂の展望が心配です。
大菩薩嶺の中では急登になる、雷岩の直下。
頭ほどの大きな岩がごろごろとした、浮石が続きます。


横田さん曰く、天気が良いと振り返った先に富士山が見えるとのこと。
あいにくの天気で富士山の位置も分かりませんが、登ってからのお楽しみということで先へ……。
雷岩へ着きました!

いかにも頂上らしい開けた場所ですが、実は大菩薩嶺の頂上は雷岩ではありません。もう少し奥へと進んだ樹林の中に頂上があります。
晴れるのを待ちつつ休憩です。
ウインナーを焼いたり、コーヒーを飲んだり……。子ども時代の遠足を思い出し、楽しいひとときでした。
雷岩~親不知ノ頭~介山荘
富士山が見られれば文句なしだったのですが、結局見えずじまい。とはいえ欠けている部分がある方が「次こそは!」という気持ちになるので、これはこれで良かったのかもしれません。
尾根を越えて下山します。
親不知ノ頭、介山荘に続く広々とした眺望も大菩薩の魅力のひとつです。


雲が動き、目まぐるしく変わる景色を横目に稜線を歩きました。
富士山が見えなくても帰りにこの景色が楽しめるので、唐松尾根から登るルートの方が満足度が高いのではないかというのが個人的な感想です。
1時間ほど歩くと、山小屋・介山荘に着きます。
介山荘にてお昼休憩。

疲れた体にラーメンの塩分が染みますね。ちなみに中央のオレンジ色はコリンキーという生食できるカボチャなのだとか。
青臭さがなく、人参のようなシャキシャキした歯ざわりでした。
下山~ロッヂ長兵衛へ
介山荘から福ちゃん荘に続く道は歩きやすい山道で、トレッキングのようにゆったりとした時間を味わえます。
木漏れ日や沢のせせらぎに癒されます。


ロッヂ長兵衛を出発してから約7時間。大菩薩を周回してスタート地点に戻ってきました。
今回は撮影多めのゆっくり登山でしたが、実際には3時間半ほどのルートです。
朝から登ればお昼過ぎには下山できるので、首都圏であれば満喫しても日帰りできるでしょう。
YAMAPのアプリでは登山の進行は自動で記録され、ゴール時には活動データが保存されます。

おつかれ山!
活動後にフィールドメモの投稿・登山記録のシェア

登山が終わったら、ぜひ写真を投稿し登山の活動日記をつけてみましょう。
「活動データ」の編集画面から、写真やメモを投稿できます。

1回の活動記録で投稿できる写真は、無料版だと50枚が上限です(1枚10MBのjpg、png画像のみ)。
Exif情報に基づきカメラアイコンが軌跡上に自動表示されるので、撮影場所が曖昧な写真でも問題ありません。

一方で、Exif情報が誤っている場合は本来の撮影場所に表示されなくなってしまうので注意してください。
写真にコメントも残せます。これらの活動記録は公開・限定公開(公開範囲をリストで管理)・非公開を選ぶことが可能です。
SNSでシェアしたり、コメントを残したり、下山をしたあとも楽しみが続きますね。
こちらに今回の登山の活動記録を載せたので、参考にしてみてください。
無料会員と有料会員の違い
YAMAPには、有料プランの『YAMAPプレミアム』があります。
月額料金は780円(税込)。年間プランでは、月額475円(税込)です。
基本機能は無料で使えますが、より安全に充実した登山ライフを行ないたい方は検討してみてはいかがでしょうか。
無料会員と有料会員の違いを簡単にまとめました。
| 機能 | 無料ユーザー | PREMIUM(有料ユーザー) |
| ダウンロードできる地図の数 | 2枚まで | 無制限 |
| 保存できる地図の数 | 2枚まで | 50枚まで |
| 天気予報 | 2日分 | 詳細天気予報利用可能 |
| ほかの登山者の軌跡ダウンロード | × | ◎ |
| 地図作成のリクエスト | × | ◎(月1件) |
| カラーで見やすいプレミアム地図 | × | ◎ |
| みまもり機能 | メールのみ | LINE通知対応 |
| 活動中のルート外れ警告 | × | ◎ |
| 歩行ペース表示 | × | ◎ |
| 到着時刻予測 | × | ◎ |
| ルート検索 | 5回まで | 無制限 |
| 1回の活動日記への写真アップロード数 | 50枚まで | 無制限 |
| 登山データの蓄積・集計 「ダッシュボード」 | 直近1年分 | 無制限 |
| YAMAP STORE全商品送料無料 | × | ◎ |
| プレミアム限定アウトレット商品 | × | ◎ |
| 活動日記の復元 | × | ◎(30日以内に連絡した場合) |
YAMAP RENTALを使ってみた
登山のハードルを上げているものの1つに「装備品」があるのではないでしょうか。
ザックやウェア、靴。そしてトレッキングポール、テント、シュラフなど。剛性と携帯性を兼ね備えた登山用品は、お値段もそれ相応です。
また、お手入れをしたり保管するスペースが必要だったりと、金銭面だけでない負担も否めません。そこで初心者におすすめしたいのが、YAMAP提供の「YAMAP RENTAL」です。
登山で必要な備品が6泊7日からレンタル可能で、ウェアの洗濯は不要。レンタル品をそのまま購入することもできます。
往復送料は一律1,000円、10,000円以上の注文で無料。
今回は下記の装備品をYAMAP RENTALでお借りして、大菩薩嶺へ登りました。
- 登山3点セット
レインウェア上下:finetrack(ファイントラック)/エバーブレスフォトンジャケット・パンツ
ザック(レインカバー付き):patagonia(パタゴニア)/テラヴィアパック28L
トレッキングポール:LEKI(レキ)/ジャーニーライト- トレッキングシューズ:THE NORTH FACE(ザ ノース フェイス)/クレストンミッド ネオフューチャーライト
- バーナークッカーセット:SOTO(ソト)/マイクロレギュレーターストーブ ウインドマスター
- ザック取付キット:PEAK DESIGN(ピークデザイン)/キャプチャーV3
▼レンタル可能な装備品の詳細は下記を参照してください。

さらにYAMAP RENTALでは、GOOPASSと連携したカメラ機材のレンタルが始まりました。
山に持っていきやすいアクションカメラやコンパクトデジタルカメラ。さらにはミラーレス一眼カメラが借りられます。今回はカメラをバッグに固定するキャプチャーをレンタルしました。
YAMAP RENTAL利用の手順

レンタル品が決まったら、受取日と返送日を設定してレジへ。余裕を持って登山の数日前には届くようにしておきましょう。
住所入力

受取り日時の指定/支払い方法の設定

利用規約に同意をしたら、注文を確定します。

YAMAP RENTALのレンタル品
今回レンタルした装備品です。
finetrack(ファイントラック)エバーブレスフォトンジャケット/エバーブレスフォトンパンツ
レインウェアの上下セットです。厚くてかさばるものを想像していましたが、コンパクトに収納されていました(ザックとの比較)。

途中で小雨が降ってきたので着用。雷岩付近では風が強く肌寒さを感じましたが、ウェアを羽織ると体感温度がだいぶ変わりました。

防水素材でありながらも、ガサガサした音が鳴りません。
ザック(レインカバー付き):patagonia(パタゴニア)

28Lのザック。こちらも軽量です。
紐を引っ張るだけで開け閉めができるため手軽で、うっかり半開き状態のまま……ということもありません。

携帯食などすぐに取り出したいものは手前のポケットへ入れていました。上部やヒップベルトにも小物を収納できるポケットがあります。
トレッキングポール:LEKI(レキ)/ジャーニーライト

足腰への負担を軽減するトレッキングポール。今回はあまり使用の機会がなかったものの、カバンに提げていても負担にならない重さでした。
トレッキングシューズ THE NORTH FACE(ザ ノースフェイス)

途中険しい岩場や滑りやすい箇所もありましたが、安定感のあるシューズで、足をくじいたりつま先を痛めたりすることなく歩けました。
それでいて締め付けるような窮屈さもありません。
今回は見送りましたが、このまま購入しようか迷ったアイテムです。
バーナー・クッカーセット SOTO(ソト)マイクロレギュレーターストーブ ウインドマスター
風にあおられるのではないかと心配になるほど軽量で、本体重量は60g(ゴトク部分7g)。見た目に反して安定した調理ができました。風の強い岩場でも強力な火力。

PEAK DESIGN キャプチャー V3

カメラをバックパックのハーネスに固定するアイテムです。
一眼カメラを所持している人であれば「長時間カメラを首や肩に掛けていて痛くなった」という経験が一度はあるかもしれません。
登山ではより顕著に体へ負担がかかります。また、ストラップだけで歩くと、岩場に機材をぶつけてしまう危険性もあります。
一方で、ザックから都度出し入れをするのは面倒。そんなもどかしさを解消してくれるのがキャプチャーです。
撮影したいときにカメラがすぐ取り外せるだけでなく、PEAK DESIGNのキャプチャーは落下防止のロックボタンがあるので移動中も安心です。

登山写真を撮りたい方のマストアイテムといえるでしょう。
実際に重さ自体は肩にあるはずなのに、負担になりませんでした(カメラの重量による部分もあります)。
以上が今回お借りしたレンタル品です。これだけの装備品を購入して揃えるとなると、10万円を超えてしまいます。
もちろん廉価品もありますが、初心者にはどのレベルまで安価な備品で良いのか許容範囲もわかりません。
何を選べば良いか迷い続けて延々とネットを彷徨う……そんな”初心者あるある”も、YAMAP RENTALは解消してくれます。
「初期費用を抑えたい」「とりあえず1度登山をしてみたい」「紅葉の季節だけ……」。そんな方は、まずYAMAP RENTALを利用してみてはいかがでしょうか。
軽量カメラ「Z fc」で撮る大菩薩峠
「いかに荷物を軽くするか」が重要な登山。カメラの軽量化も避けては通れません。
今回横田さんに機材を選定していただき、Nikonの軽量ミラーレス「Z fc」と高倍率ズーム「Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR」の組み合わせで挑みました。

Z fcは2021年に発売されたAPS-Cセンサーのミラーレス一眼で、ニコンFM2を彷彿とさせるクラシカルなデザインで人気を集めています。
「ISO感度」「シャッタースピード」「露出補正」がダイヤルで調節できる直感的な操作方法が特徴。

重量は約445g(バッテリーおよびメモリーカードを含む)で、レンズと合わせても760gです。
同社のハイエンドモデル・Z 8やZ 9より軽量※な組み合わせと聞けば、その軽さが想像できるのではないでしょうか。
※Z 8…910g・Z 9…1,340g(バッテリーおよびメモリーカードを含む)

Nikon Z fc 高倍率ズームセット Z fc + Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
上記の通り、携帯性において非常に優秀な組み合わせです。
高倍率ズームも、35mm判換算にすると27-210mm相当の画角が得られます。
高い場所に生えたキノコにフォーカスしたり、圧縮効果を活かしたり、背景を大きくぼかしたり……。レンズ1本でバリエーションのある撮影ができます。


決してF値の低いレンズではありませんが、光学手ブレ補正で望遠域のブレを防げました。
また、ダイヤル操作に関しては慣れてしまうと便利で、特に重宝したのは「シャッタースピード優先」撮影時です。

グリップがないため、人によっては持ちづらさを感じるかもしれません。
レンズに関しては広角端が27mmで、もう少し広く撮りたいと感じるシーンが多々ありました(ここら辺は好みの問題もありますね)。
尚、レンズは防塵防滴仕様ですが、Z fcは防塵防滴の設計ではありません。撮影環境やシチュエーションに応じて慎重に扱う必要があります。
登山・登山撮影の注意点

風景写真家として活躍する横田さんに山での撮影を教わりながら、登山・登山撮影に関する注意点も伺いました。今回紹介する以外の知識は必要ですが、基本的なポイントをまとめています。
登山の注意点①歩き方
歩幅は小さく、静かに歩く。足音を立てて歩く方法は、それだけ足首や膝に負担がかかります。
特に下山の際は勢いよく歩きがちになり、姿勢も前傾になってしまうので注意が必要。
姿勢を正し、ゆっくり一歩ずつ丁寧に踏みしめることが、結果的に安全かつ効率的な歩き方になるそうです。
登山の注意点②自分の体力にあった荷物量に抑える
日頃から写真を趣味にしていると、ついつい多くのカメラ・レンズを持っていきたくなってしまいます。しかし、荷重の負担が平地とは異なる点に注意しましょう。
横田さんも、かつて屋久島縦走登山の際に機材の過多で体力が持たず、コースタイムアウトによるビバーク※を経験されたそうです。
慣れないうちや体力に自信がない方は特に、「少し余裕がある」くらいの山行がちょうど良いかもしれません。
※予定通りに下山、目的地の小屋へ着けなかった際に山中で野営をすること。計画的に行なう場合もある
登山の注意点③季節・状況に合った装備
こちらも涸沢カールでの横田さんの体験談で、寝袋の規格を誤り寒さで眠れない夜を過ごしたとのこと。
寝袋に限らず、服装でも同じことが言えそうです。現地の気温を事前に確認して、自分の服装や装備で対応可能なのかしっかりチェックする必要があります。
山小屋や山荘での撮影は許可が必要
山小屋や山荘は個人の所有物であるため、撮影禁止の場所があります。
表記がなくとも自由撮影を快く思わない方もいるので、撮影をする際には事前に管理者の許可を取りましょう。
ドラマチックは曇天のときに撮れる
今回の大菩薩嶺登山では、残念ながら登頂時に雲が立ち込めて富士山の展望はありませんでした。

しかし、横田さん曰く「ドラマチックは曇天のときに撮れる」のだとか。
ピーカン照りのときはコントラストの良い写真が撮れるものの、変化に乏しく単調な写真になりがちなのだそうです。
その点、曇天の日は雲の動きで風景は目まぐるしく変わり、日の当たり具合も変化するため陰影がついた写真になります。
そんな数分後の景色さえ想像できない天気にこそ、ドラマチックな瞬間は生まれるのです。

実際にこの日の写真は、雲の流れがあったからこそ出来上がった1枚でした。
天気が優れないとがっかりしてしまいがちですが、曇りの日でないと撮れない写真があると思えば、より登山を楽しめそうです。
もちろん危険を伴わない天気である点が前提ではあるものの、天気を理由に機会を逃してしまうミスが減らせるかもしれませんね。
晴れた日の大菩薩嶺の展望は、横田さんのレポート(別日)より見られます。
まとめ
YAMAPを活用した登山をご紹介しました。
「何が必要なのだろう」「道に迷ったりしないかな」など、さまざまな疑問や不安が最初の一歩を遠ざけてしまっている登山。
しかし、最初のハードルを越えた先には山でしか拝めない絶景が広がっていました。
使い方もシンプルで圏外になっても現在地が把握できるYAMAPは、悩みを解消しつつ安全に登山を楽しむ助けになってくれます。
今回せっかくアプリをインストールしたので、装備を揃えてプライベートでも山登りに挑戦してみようかと思いました。
皆さまもこの機会に「山」を撮影フィールドにしてみてはいかがでしょうか。
この記事がこれから登山撮影を始めたい方の参考になれば幸いです。
※YAMAPはスマートフォンのバッテリーを消費するため、モバイルバッテリーの持参をおすすめします。また、バッテリー切れやスマートフォンの紛失に備えて、紙地図とコンパスも併せて携帯しましょう









