撮影する写真の様々な表情を引き出してくれる「レンズフィルター」。
レンズフィルターには様々な種類があるため、どんなものを選べばいいのか難しいですよね。今回はそんなレンズフィルターの中から、「角型フィルター」と呼ばれる種類の、使い方やおすすめメーカーについてご紹介します。
購入する前にレンタルで試すこともできます。
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目次
角型フィルターをレンタルする

非常に使い勝手の良い角型フィルターですが、その分だけ価格はやや高めに設定されています。「高い買い物だけに、失敗はできない……」と頭を悩ませている方は多いはず。
そこで今回は、GOOPASSで借りることができる角型フィルターを紹介します。気になる商品があったら、購入前に一度レンタルして試してみてはいかがでしょうか。
NiSiフィルター S5 ランドスケープCPLキット+150mmシステムスターターキット-Nikon 14-24mm f2.8

AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED専用のフィルターホルダーと、NiSi社製の角型フィルター計3枚がセットになった、150mmシステムキットです。「ソフト GND8 150x170mm」「ND64 150x150mm」「ND1000 150x150mm」が同梱されています。様々なシチュエーションの風景写真に対応できるお得なセットです。

NiSiフィルター S5 ランドスケープCPLキット+150mmシステムスターターキット-Nikon 14-24mm f2.8
NiSiフィルター S5 ランドスケープCPLキット+150mmシステムスターターキット-Sigma 14-24mm f2.8 DG DN

SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN 専用のフィルターホルダーと、NiSi社製の角型フィルター計3枚がセットになった、150mmシステムキットです。「ソフト GND8 150x170mm」「ND64 150x150mm」「ND1000 150x150mm」が同梱されています。様々なシチュエーションの風景写真に対応できるお得なセットです。

NiSiフィルター S5 ランドスケープCPLキット+150mmシステムスターターキット-Sigma 14-24mm f2.8 DG DN
NiSiフィルター 100mmシステム V6キット – プロフェッショナルキット

「アダプターリング3点(77mm-82mm、72mm-82mm、67mm-82mm)」「フィルターホルダー」「フィルター」がセットになった、使い勝手の良いの100mmシステムキットです。専用のケースがついており、持ち運びにも便利。Φ67mm~82mmのレンズで使用することができます。
■購入する場合は、148,000円(税込)(2021/3/11現在 公式サイト調べ)となっているようです。

NiSiフィルター 100mmシステム V6キット – プロフェッショナルキット
NiSiフィルター RX100M6 / M7 プロフェッショナルキット

SONYのコンデジRX100M6 / M7に使用することのできるフィルターセット。持ち運びしやすいハードケース付きなので、どこでも本格的な撮影が楽しめます。スナップ撮影など気軽に角型フィルターを使用してみたい方にピッタリです。
※アダプターリングは付属していませんが、直接レンズフォルダーをカメラ本体(SONY RX100M6 / M7)に装着することが可能です。

NiSiフィルター RX100M6 / M7 プロフェッショナルキット
角型フィルターとは?

レンズフィルターとは?
レンズフィルター(フィルター)とは、カメラのレンズに装着するアクセサリーのこと。
レンズを保護する『プロテクトフィルター』、光量を調整して白飛びを抑える『NDフィルター』、反射光を抑制して写真を鮮やかにする『PLフィルター』など、様々な用途・種類のフィルターが存在します。
また、フィルターは、「円形フィルター」と「角型フィルター」の、大きく2つの形状に分類することが可能です。ちなみに、一般的によく使用されているのは、レンズに直接装着できる円形フィルター。レンズにフィルターを装着した状態で、そのままバッグやケースに収納できるコンパクトさも魅力です。
角型フィルターとは?
角型フィルターとは、名前の通り四角形のフィルターのこと。円形フィルターのように、レンズに直接装着することはできません。
『アダプターリング』や『レンズホルダー』と組み合わせて使用します。主に、レンズの前玉部分が大きく膨らんだ、円形フィルターが装着できない超広角レンズ(出玉レンズ、出目金レンズ)などに装着するのが一般的です。
ただし、角形フィルターにレンズを保護するプロテクトフィルターは存在しません。光量を調整して白飛びを抑えるNDフィルターや、反射光を抑制して写真を鮮やかにする『PLフィルター』など、表現の幅を広げるアクセサリーとして使用されています。
角型フィルターの使い方

前述の通り、角形フィルターは、円形フィルターと異なり、直接レンズに装着することができません。そのため、「アダプターリング」と「フィルターホルダー」などのアクセサリーを用いて、間接的に装着します。
角型フィルターの装着手順
①アダプターリングの装着
まずは、レンズに「アダプターリング」を装着します。アダプターリングとは、フィルター径の異なるレンズとフィルターホルダーを接続するアクセサリーのこと。異なるマウントのカメラとレンズを繋ぐ「マウントアダプター」と同じような役割を果たします。アダプターレンズには、必ずフィルター径と同じ長さのモデルを選びましょう。
②フィルターホルダーの装着
続いて、レンズに装着したアダプターリングに、「フィルターホルダー」を取り付けます。フィルターホルダーとは、角形フィルターを差し込む土台のようなものです。
③フィルターの取り付け
角形フィルターをフィルターホルダーに差し込んだら完成です。
※一部カメラ・レンズには、アダプターリングを装着せずに、そのままフィルターホルダーを装着できるモデルが存在します。
角型フィルターの種類(サイズ)

角形フィルターには、【150mmシステム】【100mmシステム】【75mmシステム】など、様々なサイズが用意されています。
ちなみに、「●●mmシステム」の「●●」は、フィルターホルダーの幅およびフィルター短辺の長さを表したものです。レンズ径よりも小さいサイズのフィルターを使用すると、せっかくの写真がケラレてしまう(写真の四隅に影が写りこんでしまう)ので注意しましょう。
※メーカーによっては、「●●mmシステム」ではなく、S・M・L・XL表記でサイズ展開をしている場合があります。
150mmシステム
150mmシステムの角形フィルターは、150mm幅のフィルターホルダーに装着して使用します。
H&Y・NiSi・KANIなどのメーカーで採用されているサイズで、超広角レンズ向けのサイズです。「超広角レンズとフィルターを使って、ダイナミックでグラデーション豊かな風景写真が撮りたい。でも、レンズの前玉部分が大きすぎてフィルターが装着できない…」などの場合に重宝します。
【主な使用可能レンズ】
※150mmシステムの中には、アダプターリングではなく、フィルターホルダーをレンズに直接装着して、フィルターを差し込むモデルも存在します。
100mmシステム
100mmシステムの角形フィルターは、100mm幅のホルダーに装着して使用します。フルサイズ一眼レフ用標準ズームレンズ向けのサイズで、ほとんどのレンズに使用することが可能。「フルサイズ機+超広角レンズ以外のレンズ」を使用する場合は、100mmシステムを選ぶとハズレがないでしょう。
【主な使用可能レンズ】
75mmシステム
75mmシステムの角形フィルターは、75mm幅のホルダーに装着して使用します。APS-C・マイクロフォーサーズなど小口径レンズ向けのサイズです。また、【150mmシステム】【100mmシステム】に比べて安価なものが多い点も特徴です。
【主な使用可能レンズ】
- FUJIFILM フジノンレンズ XF10-24mmF4 R OIS WR
- Panasonic LUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8 II ASPH./POWER O.I.S. H-HSA12035
- FUJIFILM フジノンレンズ XF14mmF2.8 R
- SONY FE 20mm F1.8 G SEL20F18G
角型フィルターのメリット(円形フィルターとの違い)

ここでは、角型フィルターのメリットを、円形フィルターとの違いに触れながら紹介していきます。
ハーフNDフィルターが使いやすい
ハーフNDフィルターとは、フィルターの約半分だけNDフィルターの効果がかかっているフィルターのこと。
円形フィルターにもハーフNDフィルターは存在しますが、角型フィルターでこそ真価を発揮します。
ハーフNDフィルターは、フィルターを差し込む位置やフィルターホルダーの向きを調節することにより、フィルター効果を反映させる範囲を自由に調節することが可能です。明暗部のコントラストや諧調など、より細部までこだわった作品づくりを追求することができます。
超広角レンズに使用できる
広角レンズは、風景写真との相性が良く、NDフィルターなどを使用して雲や水を流して撮影すると、より迫力のある作品を撮影することが可能です。
ただし、出玉レンズ・出目金レンズと呼ばれる超広角レンズは、レンズの前玉部分が大きく膨らんでいるため、円形のNDフィルターが装着できないケースがほとんど。
そんな時でも、角型フィルターであれば、直接レンズにフィルターを装着する必要がないため、超高広角レンズでフィルターを用いた作品づくりを楽しむことができます。
複数枚のフィルターを同時に使用できる
角型フィルターはレンズに直接装着することがありません。そのため、フィルターホルダーに複数枚のフィルターを装着すれば、複数枚のフィルター効果を同時に生み出すことができます。
グラデーションフィルターやハーフNDフィルターなど異なる種類のフィルターを掛け合わせることで、自分だけの世界観を表現することが可能です。
オススメの角型フィルターメーカー
角型フィルターを製造・販売しているメーカーと、その特徴を紹介します。

H&Y

H&Yは、2006年に香港で創業されたフィルターメーカーです。
独自の「マグネットシステム」や「ドロップインCPL機構」など、寒冷地や夜間など過酷な状況下でもストレスなくフィルターを着脱できる快適な仕様が、国内外のフォトグラファーから圧倒的な支持を得ています。
また、レンズ素材にはゴリラガラスを採用。割れにくく傷つきにくい強力なコーティングが施されているため、フィルター初心者にも自信を持ってオススメできます。フィルターに枠がついていて、指紋が付きにくい点も嬉しいポイントの1つ。
NiSi

2005年に中国で設立された、角型フィルターを代表するブランド・NiSi。
現在まで、100種類以上のフィルターとフィルターホルダーを開発・販売しています。日本国内では、ヨドバシカメラとビックカメラで商品を購入することが可能です。コンデジ用の角型フィルターの販売も行なっています。
150mmシステムを用いた、超広角レンズによる撮影を検討している方は、NiSiの角型フィルターがオススメです。
NiSiのラインナップには、超広角レンズ専用に設計されたホルダーが多数揃っているので、よりダイナミックでより諧調豊かな写真に挑戦することができます。また、使いやすさもNiSiのセールスポイント。
これから紹介する「KANI」も超広角レンズ用フィルターホルダーを発売していますが、NiSiのフィルターホルダーは、レンズをボディに装着したまま取り外すことが可能です。
KANI

KANIは、ロカユニバーサルデザイン株式会社という日本総代理店の創業者が海外で出会い、惚れ込んだことから日本での取り扱いが始まりまったフィルターです。
プロが求める高い性能とハードな現場でも長期に使えるタフさを重視しており、汚れも簡単にふき取ることができます。撮影シーン・環境に合わせたフィルターセットを販売しているので、やや上級者向けのラインナップといえるかもしれません。
Cokin

Cokinは、『Elie』や『Vogue』などのファッション誌で活躍するフランスの写真家ジャン・コカン氏が、自身の感性に合わせた写真を撮るために開発したフィルターです。
取扱フィルターの種類が多く、角型フィルターの中では比較的安価に購入することができます。ただし、【S・M・L・XL】の4つに分けられた独自のサイズ展開を行なっており、他のメーカーとの互換性がないことがあるため、注意が必要です。
LEE

イギリスのフィルターブランドであるLEE Filters。ND部から透明部へのグラデーションを正確に、1枚1枚手作業で作られています。
フィルターのグラデーションタイプや濃度まで細かく選択することが可能です。また、フィルター上部につまみがついており、取り扱いやすい点もポイント。NDフィルターにこだわって選びたい方にはおすすめです。
角型フィルターのオススメ撮影シーン

続いて、角型フィルターのおすすめの利用シーンをご紹介します。
朝焼け・夕焼け

朝焼け・夕焼け時は、上記のように太陽のハイライトが強いため、一部で黒つぶれを起こしてしまうことがあります。そこで、ハーフNDフィルターなどでハイライト部分を少し暗くしてあげることにより、全体のコントラストを抑制し、黒つぶれをなくすことが可能です。また、NDフィルターを装着して、シャッタースピードを長くしたり、スローシャッターで撮影したりすれば、雲が流れるように映る、幻想的な作品が表現できます。
星景写真

前述通り、角型フィルターなら、円形フィルターの使えない超広角レンズにもフィルターを使用することが可能です。星空などを撮影する際に角型フィルターを用いれば、より美しく、より幻想的な星空撮影が可能になります。ハーフNDフィルターやナチュラルライトフィルターを組み合わせれば、周囲の山々や街明かりなども構図に含めた作品に仕上げられるでしょう。
まとめ

今回の記事では、角型フィルターの使い方やおすすめメーカー、オススメの使用方法などをご紹介しました。
角型フィルターには「超広角レンズで使用できる」「複数枚のフィルターを組み合わせてオリジナリティ溢れる作品を追求できる」など、「表現の幅が広がる」というメリットがあります。角型フィルターを使えば、きっと貴方も自分自身の新たな可能性に気づくはず。
この機会に、ぜひ一度お試しください!









