思い出に残る時間を共に創る体験型プログラム「GOOPASS GO」。
GOOPASS GOを運営するGOOPASS株式会社は、2021年より長野県阿智村とタイアップした撮影イベントを行なってきました。
2024年11月9日の「GOOPASS GO」では、富士見台高原に位置する山小屋・萬岳荘(ばんがくそう)にて、初となる宿泊をともなう撮影会を実施。
星空写真家・タイムラプスクリエイターの成澤広幸氏を講師にお招きし、「星空撮影ミーティング」を開催しました。
「日本一の星空」として知られる阿智村の星空と、標高1,739mの富士見台高原山頂で迎えるご来光。
贅沢な撮影会にスタッフの1人として参加してきましたので、体験をまとめます。
GOOPASSイベントへの参加を検討している方、星空の撮影会に興味がある方は参考にしてみてください。
目次
イベント概要および会場紹介

開催日時・スケジュール
2024年11月9日(土)16:30~10日(日)8:00
■11月9日(土)
16:00 富士見台高原 萬岳荘 集合・受付
16:30 撮影場所 ロケハン
17:30 自由時間(食事・撮影準備・荷物整理)
19:00 星空撮影レクチャー/参加者作品講評会(座学 約120分)
21:00 星空撮影会(約180分)
24:00 中締め
■11月10日(日)
4:30 富士見台高原山頂へ向けて 萬岳荘 出発
5:10 自由時間(撮影準備・星空撮影)
6:00 ご来光・雲海撮影会(約90分)
7:30 萬岳荘へ向けて 下山
8:15 解散・片付け
9:00 チェックアウト
イベント中は光学機器メーカー「SIGMA」のおすすめレンズや光学機器メーカー「ビクセン」のポータブル赤道儀もご利用いただけます。
開催場所(現地集合)
富士見台高原 萬岳荘(ばんがくそう)
〒395-0304 長野県下伊那郡阿智村智里4257−96
長野県と岐阜県を跨る中央アルプスの南端に位置する、富士見台高原。
標高約1,739メートルの山頂からは、恵那山をはじめ北アルプスや南アルプス、御嶽山などの山々が一望できます。
「萬岳荘」はハイキングや登山を楽しむ人々の拠点となる、富士見台高原唯一の山小屋です。
夜遅くまで撮影し早朝から行動を始める撮影会でしたが、宿泊を設けることで休息を取りながら楽しめました。
講師紹介 成澤広幸(なりさわひろゆき)

Relive TLV Production 代表
1980年5月31日生まれ。北海道留萌市出身。埼玉県在住。
星空写真家・タイムラプスクリエイター・Youtuber。
公益社団法人日本写真家協会(JPS)正会員。ニコンNPS会員。
Black Magic Design 「DaVinci Resolve」認定トレーナー。
オンラインサロン「成澤広幸の撮影研究塾『STAVE』」を運営。
全国各地で撮影セミナー、動画編集セミナーを多数開催。天文雑誌・カメラ雑誌・webマガジンなどで連載を担当。星空写真全般(星景・天体)と、幅広い被写体のタイムラプスを撮影。特に「Holy Grail」と呼ばれる夕焼け〜星空〜朝焼けのタイムラプス表現を得意とする。写真スタジオ、天体望遠鏡メーカーでの勤務の後、2020年4月に独立。動画撮影・編集技術を磨くべくYoutuberとしての活動をスタート。自然写真家・田中雅美氏、タイムラプスフォトグラファー・岡浩一郎氏に師事。
今回は、講師・成澤さんとの交流をメインとしたファンミーティング。
少人数での実施であるため、より間近で写真や作品、撮影体験に関する事柄を詳しく知ることができます。
また、イベント恒例の「星空撮影レクチャー」「参加者作品講評会」も実施いたしました。
富士見台高原にて夕景・ホーリーグレイル撮影
日も落ちかけた16時。萬岳荘を出発して、富士見台高原山頂までの中腹地点を目指します。

当初はロケハン予定でしたが、都合により夕景・星空撮影を先に行なう運びとなりました。
背の高いササ原の中に作られた山道を進みます。
振り返れば暮れなずむ空と遠くに広がる稜線、半分の月が美しく、すでに非日常を体感しました。

ゆっくりと歩くこと約20~30分。視界の開けた中腹地点に到着です。

ここからは、東側に長野県側の南アルプス、西側に恵那山と中津川の街並みが見渡せます。

ちなみに「富士見台」との名前に騙されてしまいましたが、山頂に登っても富士山は見られません。
ちょうど夕日が沈む時間帯のため、参加者の皆さんはHoly Grail(ホーリーグレイル)タイムラプスに挑戦しました。
成澤さんが得意としているHoly Grailは、夕焼け〜星空、星空〜朝焼けと、景色や明るさが大きく変化する時間帯のタイムラプス表現です。
日中・夜間と比べて露出変化が激しいため、空が白飛びしてしまったり前景が黒つぶれを起こしてしまったりと、難易度の高い撮影でもあります。
参加者はタイムラプス撮影に慣れている方からはじめて挑戦する方まで、さまざま。
いずれの方も、ホーリーグレイル撮影の最前線で活躍している成澤さんから直接レクチャーしていただける、貴重な機会を得られました。

せっかくなので私も成澤さんに教えていただきつつ、ホーリーグレイルタイムラプスに挑戦してみました。
夕景~夜景に向かう時間帯は、徐々に明るくなっていく街明かりがみどころです。
富士見台高原にて星空撮影
日が沈み薄明も終わりに近づいた18時ころ、星空撮影に移行しました。
この日の夕方はまだ半月が南中しており、星空撮影に最適な条件とは言えません。
しかし、月夜だからこそできる表現があるとのことで「月が作る影を意識した撮影」という課題が出されました。

参加者の皆さんは四苦八苦しながらも、影を意識した撮影を模索していました。

稜線を写した撮影や、山頂へ続く山道(坂道)を活かした構図づくりなど、富士見台高原ならではの撮影ができたのではないかと思います。
萬岳荘にてミーティング・講評会

下山をして、19時からいよいよミーティングと講評会です。
夕食を食べながら賑やかに語り合い、作品講評会が行なわれました。
この日の参加人数は12名。
少人数だから一人一人の講評に掛けられる時間も長くなり、また話しやすい雰囲気も生まれます。
今回はすでに顔見知りの方が大半でしたが、参加者同士の交流も生まれやすいのがファンミーティングの特徴です。
講評会では、星景写真や10月に現れた紫金山・アトラス彗星、タイムラプス、ポートレート動画など、さまざまな作品が発表されました。
撮影地や被写体が異なっていても、撮影の基本や応用のコツは通づるものがあるので他の人への講評も勉強になるのではないでしょうか。
萬岳荘ロッジ前にて撮影

講評会や星空撮影のレクチャーが終わったところで、再び撮影会。
今度は萬岳荘前にて集合して、赤道儀を使った星空撮影を行ないました。
赤道儀(ポラリエ)の貸出しもあるため、赤道儀を所持していない方でも撮影することができます。
赤道儀撮影をしてみたい方の中には「使い方がわからない」「いきなり購入するのは抵抗がある」という方もいるかもしれません。
撮影会では使い方も一から教えていただけるため、撮影のステップアップを考えている方におすすめです。
ちょうど東側の空が開けているロケーションだったので、冬の星座を中心に撮影しました。
その後、希望者は成澤さんとともに再び富士見台高原へ

野生動物との遭遇が危ぶまれる場所ではあるものの、人数がいるので安心です。
夜、人里離れた場所で行なう星空撮影では、野生動物が怖くて行きづらい場所がある方も少なくありません。
今回のようなミーティングで仲間を作り、誘いあって一緒に行くのもよいかもしれませんね。
ご来光・雲海撮影

萬岳荘で一時休憩をし、朝の4時。
雲海撮影&ご来光撮影をしたい方々で富士見台高原の山頂を目指しました。
山頂は萬岳荘から徒歩で40~45分ほどの場所にあります。
山頂では360度の眺望が広がり、条件がよいと伊那谷に広がる雲海とご来光をセットで眺めることが可能です。
しかし、残念ながらこの日は湿度が低く、雲は山頂よりも高い位置に……。夜明け前になっても雲海は現れませんでした。

また、厚い雲が中層に立ち込めてしまい、上っているはずの太陽も見られずじまい。
ですが、落胆の色を浮かべながら片付けをはじめた6時頃――。

雲の隙間から朝日が差し込んできました!
雲間の陽光が地上の一部を照らして、幻想的な画を作り出します。

東側の空にははっきりとした斜光(天使の梯子)が出て、飯田方面の町と山並みを照らしました。
撮影を切り上げて片付けをはじめてしまったのが残念です。
このような「撮影あるある」も体験しながら、最後に良い景色が見られ皆さん満足の様子で下山しました。
まとめ

今回、初の1泊での開催となったGOOPAS GO企画。
山道を抜けなければいけないアクセスや、ナイトハイクを伴うご来光撮影など、ややハードさを感じさせるミーティング撮影会だったかもしれません。
しかし、せっかくのオフラインミーティングなので、1人では行きづらい場所での撮影を皆で楽しめるよい機会になったのではないかとも思います。
今後も阿智村・成澤さんとタイアップした星空撮影ミーティングは開催予定です。
今回参加できなかった方も、ぜひ次回以降「日本一の星空」を成澤さんと体験できるファンミーティングに参加されてみてはいかがでしょうか。
▼成澤広幸氏おすすめのカメラセットはこちら

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