写真を形に!プリントを楽しもう!

デジタルカメラやスマートフォンの普及で、写真を撮ることがもはや日常的になっています。

フィルムではなくなった分、撮影や写真の共有のハードルが大きく下がり、個人で撮影する写真の量が一昔とは桁違いに増えました。

気軽に撮影できるようになったとはいえ、写真を画面で見て、ストレージに保存して終わりというだけではやっぱりちょっと物足りない。思い出を形に残して眺める、共有する、表現するというのは写真の楽しみ方として、とても魅力的で面白いものです。

プリントアウトしてみよう!と思ったものの、プリントサイズや画像比率、解像度など選択肢が多いことに改めて驚き戸惑ってしまう人も多いかと思います。

以下にプリントアウト時の注意点やポイントをまとめてみました。ぜひこの機会に思い出や感動を形にしてみましょう!

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写真サイズ比較一覧表

写真サイズ比較表
名称サイズ(mm)縦横比推奨最低画素数(単位px)300dpi特徴
ましかく89×89mm1:11074×1074(150万画素相当)Instagram用など正方形に加工した写真サイズ
L判89×127mm2:31074×1524(150万画素以上)写真を印刷するときに、日本で標準として最も使われているサイズ
KG(はがきサイズ)102×152mm2:31228×1818(200万画素相当)ハガキに近い大きさ。一眼レフの縦横比と相性が良いサイズ
HV(ハイビジョンサイズ)89×158mm9:161086×1902(200万画素相当)Androidなど。16:9で撮影した場合、ほぼ切れることなくプリントできる
P(パノラマサイズ)89×254mm1:31086×3036(300万画素相当)パノラマ写真のプリントで使用するサイズ。風景をダイナミックに見せることができる
2L判127×178mm2:31536×2138(300万画素相当)Lサイズの2倍。集合写真などでよく見かけるサイズ
8つ切り165×216mm約4:51984×2586(600万画素相当)印画紙(写真印刷用紙)を8等分にした写真サイズ。2L判よりも大きい
6つ切り203×254mm約4:52434×3036(750万画素相当)印画紙(写真印刷用紙)を6等分にした写真サイズ。8×10インチの国際規格で、写真館などで使用
A4210×297mm約5:7(1:1.415)2516×3544(900万画素相当)コピー用紙など一般的によく使われるサイズ
4つ切り254×305mm約4:53000×3602(1100万画素相当)印画紙(写真印刷用紙)を4等分にした写真サイズ。10×12インチの国際規格で、写真館などで使用
A3297✕420mm約5:7(1:1.415)2970×4200(1400万画素相当)A4サイズの2倍
A3ノビ329×483mm約17:25(1:1.468)3290×4830(2000万画素相当)A3をフルサイズで印刷するために余白を設けた特寸。A3ノビで印刷し、余白を切り落としてA3サイズに仕上げる
半切356×432mm約5:6(1:1.213)3560×4320(2000万画素相当)印画紙(写真印刷用紙)を2等分にした写真サイズ。14×17インチの国際規格。壁に飾るための大きなサイズ
A2420×594mm約5:7(1:1.415)4200×5940(2500万画素相当)A3の2倍の大きさ。ポスターやカレンダーにも採用される大きさ
A0841×1189mm約5:7(1:1.415)9933×14043(1億3000万画素相当)A2の2倍の大きさ。大判ポスターなどに使用するサイズ

※あくまでも目安です。実際にプリントする際は店舗へご確認ください。

写真をプリントする際に気を付けること

写真用紙のサイズ

どのくらいのサイズでプリントアウトしたいのか、使うシーンをイメージしながら良く考えてみましょう。

スナップ写真

たくさんプリントアウトしてアルバムに入れる場合などはL判やましかくなどが最適

卓上に飾る集合写真や記念写真

2L判、8つ切りなど

年賀状やハガキ用の写真

KG(はがきサイズ)

16:9のハイビジョンサイズを生かしたワイドな写真

HV(ハイビジョンサイズ)

風景や建物などをダイナミックワイドに表現した写真

P(パノラマサイズ)

結婚式などの記念写真など

6つ切り、4つ切りなど

壁に飾る写真

ある程度の大きさで額装する場合などはA3、半切サイズなど

ポスターや大判パネル写真

半切、A2など

大判ポスターやイベント、展示会などで使用する特大パネル写真

A0など


市販されているフォトフレームは各サイズに合わせた基準で作られているものがほとんど。

買っては来たものの、いざ写真を入れようとしたらサイズがちぐはぐで格好がつかなった、というのはよくあることです。購入前には写真とフレームの規格をしっかり確認しましょう。

また、プリンターで出力する際も印刷用紙のサイズと出力サイズを間違えると写真がはみ出したり、余白がたくさん出てしまったりします。プリント前には必ず確認を!

縦横比率

写真サイズ縦横比率

一口に横長の写真といっても、3:2と4:3では見た目がかなり異なります。比率を間違えて実際に用紙にプリントアウトしようとしたときには思った以上に違うという壁にぶち当たってしまうことも。

近年のスマートフォンでは「1:1」「4:3」「16:9」の切り替えができる機種がほとんど。

デジタルカメラでも同様に縦横比を切り替えができる機種が多いですが、一眼レフでは基本は3:2。コンパクトデジタルカメラでは4:3が一般的です。

1:1が選択肢に含まれるようになったのは、インスタグラムなどに代表されるSNSの普及によるものですね。ましかくプリントも人気です。

先に書いたように写真用紙のサイズは縦横比が規格によってさまざまなため、たとえば用紙として一般的なL判(3:2)にスマートフォンで撮影した写真(4:3)をプリントしようとすると切れてしまったり、余白が多く出てしまったりしてピッタリと印刷することが出来ません。

そのため、プリントする場合は撮影した写真の縦横比をしっかり確認したうえで用紙を選ぶ、もしくはプリントしたい用紙に合わせてカメラの設定を行なうなどの事前準備が必要です。

写真用紙は高品質になればなるほど価格も高く、また印刷代やインク代も高くなってくるもの。プリントしてから失敗、、、なんてことにならないようにしっかり確認しましょう。

データサイズ

一眼カメラはもちろんのこと、最近ではコンパクトデジカメやスマートフォンでも写真ははどんどん高画質化の流れです。それに比例して写真のデータサイズも大きくなっていきます。

高画質であることに越したことはありませんが、常に最高画質で撮り続けるというのは少々無理がありますね。実際にプリントする時にはどのくらいの画質で撮ればいいの?と気になる人も多いと思います。

たとえば、写真サイズとして最も一般的なL判写真の必要データは以下のとおりです。

名称サイズ(mm)縦横比推奨最低画素数(単位px)300dpi
L判89×127mm2:31074×1524px(150万画素以上)

つまり「L判写真(89×127mm)を綺麗にプリントする際には、解像度300dpiで150万画素以上が最低限必要」ということです。

dpi(ドッドパーインチ)とは解像度のことで、画像の密度を意味し、1インチ(約2.5cm)にどれだけ「ピクセル(px)」が含まれているかを表します。L判写真の推奨画素数は約150万画素(1074×1524px)です。

カメラの性能によっても条件や計算方法は異なりますが、綺麗にプリントする場合は最低でもデータサイズで約3〜5MB程度の写真が必要になります。

写真展やポスター、パネル印刷など大きく引き伸ばす必要がある場合は可能な限り高画質設定で撮影することが必要です。そうしないとせっかく撮影しても、プリントしたときに画像が粗くなってしまい大きく綺麗に魅せる、という目的が果たせなくなってしまいます。

たとえばA2サイズの写真をプリントするために最低限必要なデータは以下の通りです。

名称サイズ(mm)縦横比推奨最低画素数(単位px)300dpi
A2420×594mm約5:7(1:1.415 )4200×5940(2500万画素相当)

この場合はデータサイズで約50MB程度の写真が目安として必要になります。

最初に書いたように、たとえ小さくプリントする場合でも高画質で撮影しておくに越したことはありません。

ですが、すべてMAXサイズで撮影すると端末のストレージ容量があっという間にいっぱいになったり、データとして扱う際にも一枚一枚が重くて大変です。

用途やシーン、機器の性能に合わせながら撮影、保管することを心がけましょう。

写真のデータ形式

よく見かけるのがJPG(JPEG)、PNGあたりですが、近年はさまざまな拡張子のついたデータ形式をみかけるようになりました。

JPEG、PNG、GIF、TIFF、SVG、PSD、BMP、WebP、AVIF、HEIFなどが画像データとして挙げられるものですが、その中でも代表的なものをいくつかご紹介します。

JPEG (Joint Photographic Experts Group)=JPG

圧縮率が高くファイルサイズが小さいため、扱いやすい形式。もっとも一般的な写真データ形式。

繰り返しの使用や加工で画像が劣化していくデメリットがある。

PNG (Portable Network Graphics

圧縮がなく、高画質で透過背景をサポートする。主にWEB上やグラフィックデザインを目的に使用される形式。JPEGよりもファイルサイズが大きい。

TIFF (Tagged Image File Format

圧縮や情報の損失がないため、高品質の写真や印刷に使用される。多くの場合はRAW形式からの変換で使用される。ファイルサイズが大きいため、あまり一般的とは言えない。

RAW

一眼レフカメラで撮影した生のセンサーデータ。未圧縮のため高い画質と柔軟な編集が可能な反面、非常にファイルサイズが大きく、扱うためにも専用のソフトや知識が必要になる。

プロ写真家がよく使用する写真専門者向けの形式。

GIF (Graphics Interchange Format

複数のフレームを持つアニメーションなどに使用される画像。最大256色の制限があるため、高画質な写真の再現には向かない。

BMP(BitMap)

Windows上で利用されるファイル形式。未圧縮のため画像の劣化が殆どないため高画質の写真を扱うには向いているが、ファイルサイズが大きくなるのがデメリット。

HEIF(High Efficiency Image File Format)

JPEGよりも高い圧縮率で同じ画質の写真を保存することができる。現在iPhone等のApple端末では標準装備されている形式だが、PCやサービスなど、未対応の環境が多々あることがデメリット。

ネットプリントサービスにプリントを依頼する場合、サービスによって対応データ形式が違います。

事前にデータ形式をサイト上でしっかり確認することが大事です。

ネットプリントサービスおすすめ5選

※2023年12月時点の情報です

ネットプリントサービスは、写真やデジタル画像をオンラインでアップロードし、プリントや加工を行ってくれるサービス。自宅にいながら注文を気軽に行えることが魅力です。

現在ネットプリントも多種多様ありますが、その中でもおすすめの5社をピックアップ。

価格や品質、サービスなどを比較して選んでみてくださいね。

カメラのキタムラ

https://www.kitamura-print.com/

画質良し、コスパ良好、種類豊富でバランスの良いサービス。専門店ならではの早くて高品質のプリントが売りです。ネットで注文、お近くの店舗受け取りの場合は最短10分で対応可能。

L判価格:45円(税込・1枚)

対応画像フォーマット:JPEG

ビックカメラ

https://www.biccamera.co.jp/service/store/photo/index.html

たくさん撮り貯めたスマホ写真を一枚にコラージュしてまとめてくれる「シャッフルプリント」や写真をフレーム仕立てにしてくれる「WALL DECOR」、大伸ばし銀塩写真などなど、独特でユニークなサービスが豊富なのが魅力的。店舗受け取りの場合はネットからの注文で最短3時間で受け取り可能。

L判価格:43円~(1枚)

対応画像フォーマット:JPEG・TIFF・BMP・PNG

しまうまプリント

https://www.n-pri.jp/

銀塩写真方式で高品位な印刷が可能で、色補正も自動補正からプロによる手動補正まで幅広く対応。FUJICOLORの純正印画紙を選択可能です。自社工場生産によるコストダウンで高い印刷品質にも関わらず、コスパ最強。100枚以上の注文で送料無料になります。注文後最短2日でお届け。

L判価格:10円~(1枚)

対応画像フォーマット:JPEG・PNG

FUJIFILMプリント

https://pg-ja.fujifilm.com/

専門店ならではの高品質、高画質のプリントが可能。用紙も豊富です。

独自の技法「Image Intelligence TM」による色補正。退色・耐久に優れた世界最高水準の写真ペーパーを採用することで世界最高水準の画像保存性を実現。お好みに合わせて、色と明るさを自動で補正してくれる「こだわり派」、たったの3ステップでアプリから注文できる「かんたん派」毎月11枚の写真を選ぶだけで1年後に1冊のアルバムが出来上がる「アルバム派」の3つのコースを選ぶことが可能です。もちろん店頭でのプリントも可能です。注文後最短2〜5日でお届け。

L判価格:46円(税込・1枚)

対応画像フォーマット:JPEG・BMP・PNG

セブン-イレブン オンラインフォトサービス

https://pg-sj-ja.fujifilm.com/

コンビニならではの利便性を生かした24時間対応のプリントサービスが売り。画像をネット上にアップロードし、店頭のマルチコピー機で出力する「マルチコピー機プリント」。

FUJIFILMプリントとの連携で可能になった、ネットで注文・富士フイルムでプリント後、店頭受け取りが可能な「フジカラー仕上げ」が選択可能です。マルチコピー機プリントは即対応。フジカラー仕上げは種類によって納期が異なります。

L判価格:40円(税込・1枚)

対応画像フォーマット:JPEG・TIFF・BMP・PNG

まとめ

以上、写真をプリントして楽しむために必要な情報をまとめてみました。

フィルム時代では撮影して写真店にフィルムを預けるだけだったものが、データの種類や画角、大きさまで自分で最初からカスタマイズできる要素が多くなったのもデータ写真の時代ならではと言えます。

最初のうちは撮った写真に合わせてアウトプットの方法を模索するケースが多いかもしれませんが、慣れてくるとアウトプットに合わせて撮り方を変えていくことが可能になってきて、表現方法が広がることも楽しみのひとつといえます。

写真データを画面上で眺めるというのはいつでもどこでも好きなときに見られる手軽さがあります。

ですが、大きく引き伸ばしてプリントした写真を目の前で見たときの感動は小さな画面越しに見る写真とはひと味もふた味も違ったものがあるものです。

卓上や壁に飾られた写真も同様で、インテリアの一部として、記憶の一部として常に生活とともにあるという実感が得られます。

デジタル化で綺麗な写真を撮ることが簡単になった今だからこそ、手に取れる形で写真を残し、愛でる楽しみを今一度味わってみましょう!