アスペクト比は、写真や映像制作において重要な要素のひとつです。
この記事では、アスペクト比の詳細やクリエイティブな活用方法ついて説明します。
アスペクト比の理解と選択が、写真と映像制作にどのように影響を与えるかを探りましょう。
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目次
アスペクト比とは?
皆さんは、そもそものアスペクト比の意味をご存知でしょうか。
ここでは、アスペクト比の基本と現在どのように使用されているかについて説明します。
アスペクト比とは
本来のアスペクト比とは、角が直角の四角形(正方形・長方形)における縦横の長さの比率のことです。
テレビやスマートフォンのディスプレイなどのアスペクト比では、画素数や解像度が基準となることもあります。
記載する際は「1:1」や「16:9」など「横の長さ:縦の長さ」で表し、実際の数値では大きさが異なる場合でも、同じ比率であれば等倍で表示可能です。
また、他にも円筒状のものの長さと直径にも使われる場合があります。
現在使われているアスペクト比
現代では写真や動画、またはテレビやスマートフォンのディスプレイなど、メディアの比率を表す言葉として広く使われています。
また、四角形で身近なものではA判・B判といった紙の大きさや建築、その他の形ではタイヤや航空力学など、さまざまな分野で応用可能です。
一般的なアスペクト比
アスペクト比は、使用するデバイスやメディアによって多くの種類があります。
各アスペクト比がどのように使用されているか覚えておくと、撮影する際に応用が可能なので、ぜひ覚えておきましょう。
4:3

「16:9」のワイドに対して、スタンダードと呼ばれているアスペクト比です。
主に映像では標準テレビジョン放送やVHS、写真ではコンパクトデジタルカメラやマイクロフォーサーズマウントのミラーレス一眼カメラに採用されています。
「16:9」や「3:2」より縦横のバランスがほとんどないため、ダイナミックな構図がとれない代わりに、被写体全体をしっかりと収めることが可能です。
1:1

Instagramや富士フイルムのインスタントカメラ「チェキ」で採用されている正方形のアスペクト比です。
縦横の比率が均等なので、他のアスペクト比ではバランスをとるのが難しい日の丸構図(画面中央に被写体を置いた構図)も、簡単にバランスよく撮影できます。
そのため、カメラ初心者の方のポートレート撮影やテーブルフォトなどにオススメです。
3:2

一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラなどで採用されているアスペクト比です。
フルサイズセンサーやAPS-Cセンサーのデジタルカメラ、フィルムカメラなどが該当します。
「4:3」や「1:1」に比べると横幅が広いため、風景や高層建築などをダイナミックに切り取ることが可能です。
16:9

16:9は現代のテレビ、モニター、映画、ビデオなどでよく使用される長い横幅を持つアスペクト比です。
FullHDや4Kなどの高解像度テレビに標準的に使われ、多くの映画やゲームがこのアスペクト比を利用し作成されています。
現在の映像業界やディスプレイ製品で主流となるアスペクト比です。
映像業界で主流の16:9、スクリーンで感じるワイドな世界
アスペクト比について理解したら、次は「16:9」という比率について説明します。
「16:9」はどのように開発され、どのように使われているのでしょうか。
16:9のポイントと魅力
「16:9」は、ワイドスクリーンアスペクトと呼ばれている比率です。
現在では、地上波デジタル放送移行後のテレビ画面やパソコンのディスプレイ、YouTubeなどの動画配信プラットフォームで採用されています。
そもそもは一般的な映画フィルムサイズである「ビスタサイズ」にアメリカンビスタ(1.85:1)とヨーロッパビスタ(1.66:1)の2種類があったことから、このどちらにも対応するために策定された比率です。
そのため、映画で用いられるアスペクト比と認識して、ほぼ間違いありません。
主流のフルHD、近年登場した4Kや8K映像も同じアスペクト比です。
横幅が長く広い範囲を映せるため、背景の情報を多く取り入れられ、アクションなどの映像では迫力あるシーンを撮影できます。
映画やテレビでよく見る16:9の秘密
日本国内におけるテレビ画面を「16:9」とする研究は、NHK放送技術研究所が開始しました。
従来の標準テレビジョン放送は画面比率が「4:3」でしたが、1970年代頃には「5:3」、映画と互換性をもたせるために「16:9」という変遷をたどります。
画面サイズとしては標準テレビジョン放送に比べ30%以上も大きくなり、画面を精細に映す捜査線の数は2倍以上、画面全体の画素数は5倍以上の向上を達成しました。
1989年には衛星放送でのハイビジョン実験を始め、2003年より現在の地上波デジタル放送を開始しています。
アスペクト比に合った撮影テクニック
4:3
横長ながら縦もしっかりと撮影できるため、画面を上下半分に割るような構図がオススメです。
たとえば、水族館で水中と地上にいるペンギンを同時に撮影すると印象的なカットを撮影できます。
また、四足歩行の動物を撮影する際は背景の無駄な部分をカットして、動物のみを的確に切り取ることも可能です。
1:1
被写体を真ん中において撮影するだけで、比較的どんな被写体でもバランスよく収まります。
そのため、友だちや家族でポートレートを撮ったり、カフェでテーブルフォトを撮ったりと、被写体に寄って画面いっぱいに撮影するのがオススメ。
数枚集めて並べるとカラフルで印象的なアルバムが完成します。
3:2
縦横のバランスがよいため、どちらも活かすために視線誘導ができるような被写体がオススメです。
たとえば、横長の滝+川を入れてフレーミングすれば、周囲の木々も含めて縦・横・斜め全ての方向に対して強調できます。
16:9
山頂からのパノラマはもちろん、車の中など天井が低くて広く撮影したい場合にもオススメです。
また、木と空を撮影する際に「3:2」だと野暮ったく見えてしまうような場合も、思い切って「16:9」にしたほうが雲の流れがハッキリとして印象的な場合があります。
まとめ
アスペクト比は、写真と動画をより楽しくクリエイティブにする要素です。
「16:9」や他のアスペクト比を使って、映像表現をさらに魅力的にしましょう。
また、GOOPASSではカメラやシネマカメラもレンタルできるので、アスペクト比にこだわった機材を検討してみてはいかがでしょうか。









