デジタルカメラやスマートフォンの普及により、姿を見かけることが減ったフィルムカメラ。
しかし最近では「レトロな雰囲気の写真が撮れる」「ノスタルジックなデザインがおしゃれ」など、フィルムカメラならではの魅力が再評価され、注目を集めています。
この記事では、おすすめのフィルムカメラに加え、フィルムカメラの種類や使い方など、フィルムカメラの基本をわかりやすく解説。
「フィルムカメラが気になっている」「フィルムカメラを使ってみたい」という方におすすめの内容です。
購入する前にレンタルで試すこともできます。
GOOPASS(グーパス)では、1日あたり100円〜でレンタル可能!
機材選びに迷ったら、無料会員登録後、無料の機材相談もできます。
チャットやオンライン通話で、専門スタッフが最適な機材を提案します。

月間100万PVを誇る、GOOPASS MAGAZINE(グーパスマガジン)のコンテンツ制作チーム。カメラやガジェット・音楽機材がもっと楽しくなるためのコンテンツを制作しています。
目次
レンタルできる、おすすめのフィルムカメラ2選
1.FUJIFILM instax mini Evo チェキ
100種類のエフェクトで自由自在な表現が可能

instax mini Evo チェキ
「instax mini Evo」は、2023年6月29日にFUJIFILMより発売された、instax miniシリーズの最新版チェキです。
まず目を引くのが、レトロなフィルムカメラかと思うようなクラシックなデザイン。
旅行やイベント、ちょっとしたお出かけに持っていきたくなりますね。
また、おしゃれさだけでなく、シンプルな設計でボタンも分かりやすいのが嬉しいポイント。
フィルムの残り枚数も液晶画面右に◯の数で表示されるので、撮影中でも確認できて便利です。
そして最大の特徴が、100種類のエフェクトが搭載されていること。
10種類のレンズエフェクトと10種類のフィルターエフェクトがあるので、掛け合わせて100種類です。
エフェクトの切り替えはダイヤルを操作するだけなので、撮影しながら適当にエフェクトを変えるのもおすすめ。
さまざまなエフェクトを試して、好きな表現を見つけてみましょう。
さらに、フィルムへの露光密度を従来の2倍に高めているため、高画質プリントができる点も魅力。
プリントモードも複数あるので、シーンによって表現方法を変えられます。
ほかにも、人物を撮影するときはオートフォーカスが働く、スマホで撮影した写真をチェキに送信してプリントできる機能も搭載。
チェキ初心者はもちろん、経験者にもおすすめです。
2.FUJIFILM instax mini LiPlay チェキ
写真と音で思い出を残したい方へ

instax mini LiPlay チェキ [エレガントブラック]
「instax mini LiPlay」は、2019年9月21日にFUJIFILMより発売されたチェキです。
大人の女性をターゲットにした機種で、可愛さがありながらも大人っぽい落ち着いたデザインをしています。
instax mini LiPlayの特徴は、写真だけでなく、音も記録できること。
カメラで録音した音をQRコードにして写真と一緒にプリントすることができ、スマートフォンでQRコードを読み込むと録音した音が再生されます。
そのため、思い出の写真を音と一緒に振り返ることが可能。「メッセージ付きの写真を撮る」という楽しみ方もできます。
また、背面モニターが搭載されており、撮影した写真を確認することも可能。
モニターを見ながら納得のいく写真が撮れるまで何度でも撮影できます。
さらに、撮った写真の中から気に入ったものだけを選んでプリントできるので、フィルムも無駄になりません。
ほかにも、スマートフォンで遠隔操作できたり、スマートフォンの写真をプリントできる機能も搭載。
おしゃれなチェキが欲しい方、思い出を大切に残したい方におすすめです。
おすすめのフィルムカメラ18選
1.Nikon FM2

業界を牽引してきたカメラ史に残る1台
「Nikon FM2」は、Nikon FMの後継機として、1982年3月に登場した一眼レフカメラです。
2023年にはNikon FM2のデザインを受け継いだZ fが発売され、話題になりました。
当時の最速であったシャッタースピード1/2000秒を打ち破る1/4000秒を実現した機種として登場。
2年後の1984年に発売された「Nikon New FM2」とともに、20年近くの間、多くのユーザーに愛されてきました。
また、カメラを学ぶ教材としても注目され、写真学校でも使われていたほど。
カメラ史に残るといっても過言ではない名機です。
歴史を感じさせる伝統的なデザインに、操作しやすいシンプルな設計。
ボディだけであれば540gと軽いので、小型の標準レンズを装着すれば、カバンなどに入れて気軽に持ち運べます。
また、露出計以外の部分に電気を使わない設計で、電池が切れても撮影を続けられる点も特徴です。
長く市場に流通していたため、今でも中古品を入手しやすいのが魅力。
レンズも豊富なので、使い方次第では撮影の幅も広がるでしょう。
「定番機が欲しい」「長く使えるフィルムカメラが欲しい」という方におすすめです。
2.Nikon F3
多くのプロカメラマンが愛した稀代の名機
「Nikon F3」は、1980年に発売された一眼レフカメラです。
先ほど紹介した「Nikon FM2」と同様に、稀代の名機として語り継がれています。
グリップのふくらみや特徴的な赤いラインは後継のFの系譜に引き継がれているうえに、多くのカメラのデザインに影響を与えました。
Nikon F3の特徴は、ファインダーの見やすさです。
当時から評価が高く、今でも十分通用するレベル。
マニュアルフォーカスですがピントも問題なく合わせられます。
また、シャッターは近年のカメラではあまり見ないチタン幕の横走り式。
シャッタースピードが制約されますが、構造がシンプルなことから堅牢で、壊れにくい点も特徴です。
緊急用の機械式シャッターも搭載されており、電池がなくても1/60秒の機械式シャッターを切ることができます。
これにより、電池切れや寒冷地で電池容量が減ってしまったときでも、とりあえずシャッターを切ることが可能です。
プロ向けに製造されたカメラなので、堅牢で、過酷な環境下での撮影にも耐えられるように設計されています。
玄人向けのフィルムカメラを探している方におすすめです。
3.Canon NEW F-1

高性能・高耐久の玄人向けカメラ
「Canon NEW F-1」は、1971年に発売された「Canon F-1」の改良モデルとして1981年に発売された一眼レフカメラです。
F-1の良さをそのままにしつつ、新しい技術を積極的に取り入れている点が特徴。
たとえば、モータードライブを装着すれば自動的にシャッタースピード優先AEが使えるようになります。
シャッタースピード優先AEは、スポーツなど動く被写体を素早く切り取る撮影によく使われるモードです。
モータードライブを装着することでフィルム巻き上げが高速化され、シャッターチャンスをより切り取りやすくなります。
シャッターは、高速側は機械制御、低速側は電子制御のハイブリッド式を採用。
これにより、シャッターの精度の向上を実現しました。
また、電池が切れても、1/2000〜1/125秒、X接点の1/90秒、B(バルブ)の機械式シャッターを切ることが可能です。
見た目では艶消しブラックの塗装や剛性感のあるレバー、ひんやりとした金属の質感が特徴的。
ずっしりと重厚感のあるたたずまいに、思わず引き込まれてしまいそうです。
重さは本体のみで800g程度と、やや重め。
レンズと組み合わせると、1kg以上になるでしょう。
しかし、その分性能や堅牢性は高く、じっくりと撮影に没頭できます。
4.Canon AE-1 Program

世界的ベストセラーの後継機
「Canon AE-1 Program」は、世界的な大ヒットを記録した「Canon AE-1」の後継機となる一眼レフカメラです。
AE-1の発売から5年後の、1981年に発売されました。
AE-1大ヒットの大きな理由となったシャッタースピード優先AEに加え、プログラムAEを搭載したデュアルモードとして設計。
被写体の明るさに合わせて適切なF値とシャッタースピードをカメラが設定してくれるので、初心者でも使い点が特徴です。
また、AE-1で好評だったパームグリップを採用してホールディング性の向上を図ったほか、高性能モータードライブによってフィルム巻き上げの高速化を実現するなど、当時としては著しい進化を遂げました。
さらに、ファインダー内の情報表示にはLED点灯方式のマスク照明を採用し、明るく見やすくなっています。
ほかにも、操作性、性能、コストパフォーマンスなど、さまざまな点がAE-1から進化。
1988年に生産終了となりましたが、Aシリーズの最終機種として、納得のいくスペックを持った1台です。
5.MINOLTA X-700

見えやすいファインダーを搭載した今なお人気のロングセラー
「MINOLTA X-700」は、1981年に発売された一眼レフカメラです。
発売から18年もの間販売されたロングセラーで、最大の特徴は見えやすいファインダー。
円錐状の小さなプリズムを約250万個敷き詰めることにより、明るさとピントの見えやすさの両立を実現しました。
ファインダー倍率も0.9倍とフィルムカメラの中でも高めなので、広々と見えます。
また、プログラムAEと絞り優先AEの、2種類のAEを搭載。
プログラムAEを搭載したマニュアルフォーカス機は、MINOLTAではX-700だけです。
尚、X-700が発売された翌年には、AEロックが追加された「New X-700」が発売されています。
X-700とNew X-700の違いはAEロックの有無だけです。
AEロックがある分、New X-700の方が「逆光でも撮影しやすい」など、撮影に幅を持たせることができます。
ほかにも、プラスティックボディであるために、軽いというメリットも。
首から下げていても辛くないと定評があります。
6.PENTAX LX
軽量・コンパクトが魅力のPENTAXフィルムカメラの最高峰
「PENTAX LX」は、1980年6月に発売された一眼レフカメラ。
生産終了になる2001年まで、20年以上にわたって販売されてきたロングセラーモデルです。
LXは、ローマ数字で「60」という意味。
旭光学60周年を記念して誕生した機種です。
防塵防滴で作られたプロ向けのボディでありながら、重さわずか570gと、軽量でコンパクトなのが魅力。
同時期に発売になったほかのメーカーのフィルムカメラと同じく、1/2000秒〜1/75秒の機械式シャッターを採用しているので、電池がない状態でシャッターを切ることもできます。
また、現在でもリコーイメージング株式会社のホームページで取扱説明書がダウンロードできるのも嬉しいポイント。
デジタルカメラが主流の現代では「フィルムカメラの使い方がわからない」という方も多いと思うので、ダウンロードしておくと便利でしょう。
さらに、PENTAX LXで使用する電池は、コンビニなどで手に入れやすい「LR44型電池」。
古いカメラだと、今では販売されていない電池を使う機種も存在するので、身近で手に入るのはとても便利です。
7.PENTAX super A
PENTAX初のマルチモードAEを搭載
「PENTAX super A」は、1983年に発売された一眼レフカメラです。
PENTAXの一眼レフカメラとしては初めて6種類のマルチモードAEを搭載しているとして、当時注目を集めました。
具体的には、以下の6種類が設定されています。
- プログラムAE
- 絞り優先AE
- シャッタースピード優先AE
- マニュアルモード
- TTLオートストロボ(ダイレクト測光)
- 外光オートストロボ
また、ファインダー内の表示が液晶になっている点も特徴。
シャッタースピードと絞り値が表示されるので、ファインダーを覗きながらじっくりと設定できます。
ただし、プログラムAEを選択しているとシャッタースピードの表示の横に「P」と出るなど、使うモードによって表示内容が変わるので、事前に確認しておきましょう。
使用する際は、絞りとシャッタースピードを自動で調整してくれるプログラムAEから使い始めるのがおすすめ。
慣れてきたら、ほかのモードを試してみましょう。
8.OLYMPUS OM-2N

一眼レフの常識を打ち破った伝説の小型カメラ
「OLYMPUS OM-2N」は、1979年に発売された一眼レフカメラです。
当時の一眼レフカメラでネックとされていた「大きい」「重い」「シャッターがうるさい」を打ち破った機種として、当時大きな注目を集めました。
前身であるOM-1で確立された軽量・コンパクトなボディに加え、絞り優先AEを搭載。
絞りを調節すればシャッタースピードはカメラが決めてくれるので、より撮影に集中しやすくなりました。
また、現在ではほとんどのデジタル一眼レフカメラに搭載されている「ダイレクト測光」を、世界で初めて搭載しているのもポイントです。
これにより、ストロボでのオート撮影が可能になりました。
マクロ撮影との相性も良く、マクロレンズと組み合わせて使う方も多くいます。
今回紹介しているフィルムカメラの中では最も古い機種ですが、一眼レフの常識を打ち破ったことから、今なお人気の機種です。
レンズと一緒にしてもかさばらないため、旅行やちょっとしたお出かけにもおすすめ。
「伝説」と呼ばれる名機に触れてみたい方、世界初の測光技術を体験したい方は、ぜひご堪能ください。
9.Leica M3

「原点にして頂点」を体現したような1台
「Leica M3」は、1954年に発売されたフィルムカメラです。
Leicaといえば、カメラを愛する人々が憧れるドイツのブランド。
M3は、Leicaの中でも代表的な存在ともいえる「Mシリーズ」の原点ともいえるモデルです。
当時世界一といわれたファインダーは、デジタル全盛期の現在でも高い視認性を維持しています。
シャッター音も特徴的で、静かすぎず、大きすぎず、ちょうど良いバランスで「写真を撮っている感」が味わえるはず。
持ちやすく手ブレしにくいサイズと重さであるため、使い勝手の良さも感じられるでしょう。
70年前に発売されたモデルですが、機械式を基本としたシンプルで壊れにくい構造や、高い精度のパーツで設計されているため、今なお使用できる機種が多くあります。
メンテナンスもしやすく、現在でも多くの部分が修理可能です。
「一生使えるカメラ」といっても過言ではないでしょう。
10.KODAK M38
強力なフラッシュ機能を搭載したおしゃれカメラ
「KODAK M38」は、2020年12月18日に発売された、プラスティックボディのフィルムカメラです。
旧モデルからフラッシュの光量が70%アップしている点が特徴で、夜間屋外や室内などの暗い場所でも被写体を明るく撮影できます。
また、旧モデルからあえて重さを25%重くすることで安定感が増し、手ブレしにくくなっているのもポイント。
本体前面に中指を引っ掛けられるグリップが、裏側には親指を添えるための窪みが付いており、ホールド感がある点も特徴です。
ポップなデザインに加え、カラーバリエーションも7種類と豊富。
使うたびに気分が上がり、持ち歩くのが楽しくなるでしょう。
ポケットにスッポリ収まるサイズなので、持ち運びにも困りません。
気軽に持ち出せて、撮りたいときにスッと取り出して撮影できる、お手軽な1台です。
性能だけでなく、デザイン性も重視している初心者の方にピッタリでしょう。
11.KODAK ULTRA F9
簡単操作と手軽さで初心者におすすめ
「KODAK ULTRA F9」は、2021年10月1日に発売された、初心者の方におすすめのフィルムカメラです。
撮影時の操作は、フィルムを巻いてからシャッターを押すだけ。
絞りやピントの調整が不要なので、初めての方でも簡単に操作できるうえに、撮りたいときにすぐにシャッターを押すことができます。
また、巻き取りレバーに剛性の高い亜鉛合金を採用しており、フィルムの巻き取りミスが少ないように改良されている点も特徴です。
重量わずか170gと軽量なうえに、手首に巻きつけて持ち歩けるハンドストラップ付きなので、旅行や街歩きにもおすすめ。
大きさも高さ67mm、横幅119mm、奥行き44mmと非常にコンパクトです。
デザインもレトロで可愛らしいので、使っているうちに愛着も湧いてくるでしょう。
カラーバリエーションも豊富なので、ご自身の好みやファッションスタイルなどに応じて選んでみてください。
12.CURA Reto Ultra wide and slim UWS
広角レンズを搭載したコンパクトカメラ
「CURA Reto Ultra wide and slim UWS」は、2022年4月15日に発売されたフィルムカメラです。
製品名に「Ultra wide and slim」とあるように、焦点距離22mmの広角レンズが搭載されている点が特徴。
絞りやピントの調整は不要なので、広大な景色を気軽に撮影できるのが嬉しいポイントです。
似たようなフィルム交換式コンパクトカメラの焦点距離は、30〜32mmのものがほとんど。
フィルムカメラで焦点距離22mmの画角となると、レンズ交換式の一眼レフなどを購入する必要があります。
また、縦59mm、横幅100mm、奥行き28mmのコンパクトサイズと、68.8gの軽量設計も特徴です。
北欧雑貨のようなおしゃれなデザインも魅力で、日常的に持ち歩きたくなるはず。
6種類のカラーバリエーションの中から、ぜひ好きなものを選んでみてください。
13.RICOH GR1
プロフェッショナル向けの高級コンパクトカメラ
「RICOH GR1」は、1996年10月に発売されたフィルムカメラです。
当時のRICOHのカメラは、安価なKマウントの一眼レフが中心でした。
しかし、GR1はカメラ評論家の意見を取り入れ、当時としては珍しいスタイリッシュなデザインを採用。
そのうえ「高級コンパクトカメラ」と呼ばれるほど高価な価格設定だったため、一躍注目を集めました。
最大の魅力は、抜群の描写力。
画面の周辺まで画質の落ちないGRレンズは好評で、プロからも高い評価を得ています。
また、外装部品にはマグネシウム合金を使用することで、軽さと堅牢さを両立。
ポケットに入れやすいサイズなので、持ち歩きにも困りません。
正面からメーカー名が見えないなど、細かな部分にまでこだわったデザインも特徴的です。
オートフォーカス機能やフィルムの自動巻き上げ機能も搭載されているため、最近のデジタルカメラに近い感覚で扱えるでしょう。
14.Rollei 35

撮影までの過程を楽しめるカメラ
「Rollei 35」は、1967年に発売されたフィルムカメラです。
当時としては世界最小のフルサイズ機でありながら、一流メーカーの部品を使って作られたカメラとして、世界中で話題になりました。
Rollei 35最大の特徴は、沈胴式のレンズ。
沈胴式とは、レンズがカメラの中に収まる構造のことで、折りたたむと非常に小さくなるのが特徴です。
そのため、持ち歩くのに困りません。
また、シャッタースピードや絞りを自分で調整できるカメラなので、露出やボケ感にこだわりたい方にもおすすめです。
ただし、距離計がないため、目視でピントを合わせなければなりません。
使いこなすには慣れが必要ですが、距離感さえつかめば、ピントを合わせるまでの過程を楽しめるはずです。
被写体をじっくりと観察しながら、時間をかけてシャッターを切る。
デジタルカメラでは味わえない、被写体と向き合う時間を楽しめる1台です。
15.ILFORD SPRITE 35-Ⅱ
スナップ撮影におすすめ
「ILFORD SPRITE 35-Ⅱ」は、2021年4月15日に発売されたフィルムカメラです。
初心者向けのコンパクトカメラですが、同じタイプのカメラと比べると絞りが特徴的。
暗めのF9レンズを採用しているため、明るい屋外で使うのがおすすめです。
どうしても室内などの暗い場所で撮影したい場合は、ISO800のフィルムを使い、フラッシュ撮影しましょう。
フラッシュのチャージ時間は15秒です。
また、カラーバリエーションが8種類と豊富な点も魅力。
レトロなデザインとファッショナブルなデザインが混在しています。
ホームページにマニュアルが掲載されているのも嬉しいポイントです。
重さもわずか122gとiPhoneより軽いため、持ち運ぶ際も気になりません。
気軽にスナップ写真を撮りたい方におすすめです。
16.YASHICA MF-2 super
令和の時代に復刻されたレトロな味わいのカメラ
「YASHICA MF-2 super」は、長野県にあったカメラメーカー「株式会社ヤシカ」が開発・販売していたフィルムカメラです。
2021年1月15日にYASHICA生誕70周年を記念して、復刻版が販売開始されたことで話題になりました。
YASHICA MF-2 superは、撮影の失敗を防ぐ2つの機能を搭載している点が特徴です。
1つ目は露出制御機能。
光が足りなくて暗い写真になりそうな場合は、撮影前にレンズ上部のランプが点灯するため、失敗写真を防ぐことができます。
2つ目はブライトフレーム。
ファインダーに写真に写る範囲が表示されているため、より正確なフレーミングができます。
ほかにも、10秒のセルフタイマー機能が搭載されているため、自撮りや集合写真にも便利です。
絞りや焦点距離などの細かな設定も必要ないので、初心者の方も手軽に撮影を始められます。
令和の時代に復刻された名機で、普段とは違った日常を切り取ってみてください。
17.HOLGA H-120GCFN
120mmの中判フィルムを使う玄人向けカメラ
「HOLGA H-120GCFN」は、120mmの中判フィルムを使う、珍しいタイプのコンパクトカメラです。
カテゴリーとしては「トイカメラ」に分類される機種。
スマホやデジタルカメラに比べると画素数が少なくピントが合いにくいため、独特なゆがみやピンボケを楽しむカメラです。
メーカーであるHOLGAは「不完全なカメラ」を売りにするメーカー。
H-120GCFNも、周辺の光量落ちや予期せぬ光線漏れが発生しますが、逆にその不完全さをアートとして楽しめます。
普通に撮影してもエフェクトをかけたような写真が撮れるため、その独特さが癖になるかもしれません。
フラッシュも内蔵しているため、薄暗い場所での撮影も可能。
撮影するまでどう写るかわからない緊張感を楽しみたい方におすすめです。
18.FUJIFILM 写ルンです
一大ブームを巻き起こした使い捨てのインスタントカメラ
「写ルンです」は、1986年7月1日にFUJIFILMより発売されたレンズ付きフィルムカメラです。
まだカメラが特別な存在だった当時、手軽に手に入り、簡単に撮影できるカメラとして、一躍人気となりました。
最大の特徴は、設定が何もいらず、フィルムを巻いてシャッターボタンを押すだけで撮影できる手軽さ。
フィルムも内蔵されているため、取り付けや撮影後の巻き戻しも必要ありません。
うっかり蓋を開けてしまい、感光してフィルムが使えなくなることもないでしょう。
ISO感度は400。
シャッタースピードは1/140秒と同クラスの中では速いうえに、握りやすいグリップと大きなファインダーで、手ブレのリスクを抑えやすい構造になっている点も特徴です。
メンテナンスも不要なので、フィルムカメラデビューにはぴったりの1台でしょう。
フィルムカメラとは

フィルムカメラとは、カメラ本体に別売りの「フィルム」を入れて撮影するカメラのことです。
感光剤が塗布されたフィルムに光を当てると起きる化学反応を利用して、撮影した画像がフィルムに記録される仕組み。
現在主流となっているデジタルカメラと違い、撮影後にフィルムを現像して写真を得るプロセスが必要です。
そのため、すぐに写真を確認することはできません。
しかし、撮影の過程を通してカメラの仕組みや設定に関する知識が付いていくため、写真撮影の基本を学ぶのに適しています。
現在よく見られるロール型のフィルムは、1888年にアメリカのイーストマン・コダック社から、世界で初めて発売されました。
その後、1935年には、同社からカラーフィルムも発売されています。
また、1925年には、現在のフィルムカメラの基準といわれている「ライカA型」が発売。
世界中で最も多く使われている35mm幅のフィルム規格も、このときに誕生しました。
ちなみに、日本で初めてロールフィルムが発売されたのは1928年、カラーフィルムは1941年です。
デジタルカメラが普及するまで、フィルムカメラが主流となった時代が100年ほど続きました。
フィルムカメラの魅力
フィルムカメラの魅力は、独特な表現力です。
フィルムカメラは使用するフィルムや撮影時の気温などによって、仕上がりが異なります。
独特な色味や階調表現を楽しむことが可能です。
また、写真を現像する際に使う薬剤によって、ザラついた感じに仕上がる点も特徴。
このザラザラ感を活かすことで、暖かみのあるレトロな表現を楽しめます。
さらに、アナログ感あふれるデザインも魅力の1つ。
デジタル製品で溢れる現代において、フィルムカメラが持つレトロな雰囲気は「逆に新鮮だ」と、見る者を魅了しています。
当時は高価で買えなかった機種を中古で購入する人もいるほどです。
ほかにも「カメラの基本を学べる」というメリットがあります。
フィルムカメラは、ピントや露出、光の調整などをきちんと設定しないと、良い写真が撮れません。
そのため、試行錯誤しながら、カメラの知識を身につけていく必要があります。
この過程を通して、カメラや撮影に関する知識・スキルを習得することが可能。
デジタルカメラにも活かせるため、「カメラの基礎を身に付ける」という点でもおすすめです。
フィルムカメラの種類とそれぞれの特徴
一眼レフカメラ

一眼レフカメラは、撮影内容や被写体に合わせてレンズ交換が可能なカメラです。
レンズは広角・望遠・マクロなど、種類が豊富。
レトロな雰囲気の写真からシャープな写真まで、レンズを交換するだけで、幅広い写真を楽しむことができます。
すべての設定を手動で行なう「マニュアル一眼レフ」と、設定が簡単な「オート一眼レフ」があり、知識に合わせて選ぶことも可能です。
巻き上げやフォーカスリングなどの操作を楽しめるのも、一眼レフならではです。
ちなみに、マニュアルフォーカスが一般的だった時代の一眼レフカメラはレトロなデザインで、メーカーや種類も豊富。
当時は高くて買えなかった機種を、中古品で購入している方も多くいます。
コンパクトカメラ

コンパクトカメラは、片手でも持ちやすい軽量・コンパクトなカメラです。
持ち運びやすさが最大の魅力で、バッグに入れてもかさばらず、お出かけの際は気軽に持って出ることができます。
一眼レフに比べると機能は少ないですが、その分操作が簡単。
おしゃれなデザインの機種も多いので、女性や初心者にもおすすめです。
また、コンパクトカメラ用の35mmフィルムは、一眼レフ用に比べるとリーズナブル。
現像にかかる費用も安めです。
描写性能も一眼レフに比べると劣りますが、最近では少し欠点のある描写が個性として評価されている模様。
「レトロな雰囲気の写真がかっこいい」「懐かしいデザインがかわいい」など、気軽な気分で楽しみたい方におすすめです。
レンジファインダーカメラ

レンジファインダーカメラは、一眼レフよりも古いレンズ交換式のカメラです。
レンズとファインダーが別になっているため、ファインダー越しに見る像と実際に写る像にズレが生じます。
そのため、一眼レフに比べるとピントを合わせにくく、慣れるまでに時間が必要です。
また、被写体に近寄って撮影することが苦手なので、初心者向きではありません。
しかし、シンプルな設計ゆえに、軽量でコンパクトなのがポイント。
旅行や街歩きなど、持ち運びながらの撮影も気軽に楽しめます。
おしゃれなデザインの機種も多いため、ファッションのアクセントとしても映える点も魅力。
また、ミラーがないことにより、シャッター音が静かなことも特徴です。
チェキ

チェキは、撮影した写真をその場でプリントして楽しめるインスタントカメラです。
機能や使い方が非常にシンプルなので、初心者におすすめ。
たとえば、一眼レフカメラだとフィルムの出し入れが複雑で、慣れないうちは「途中でフィルムがちぎれた」「フィルム充填に失敗して何も写ってなかった」といった失敗をしがちです。
一方でチェキの場合、フィルムを充填したらチェキ自身が調整してくれますし、撮影した写真がプリントされるので、その場で確認や撮り直しをすることも可能です。
また、ほとんどの機種が自動フラッシュ付きなので、暗い場所での撮影も比較的容易。
安価な機種も多く、故障のリスクが少ないのもポイントです。
そして何といっても、写真をデータではなく「物」として扱えるのが最大の魅力。
その場で人にプレゼントしたり、懐かしい1枚を見て思い出を共有したりなど、さまざまな楽しみ方ができます。
世界で1枚だけのオリジナル写真で、データにはない「特別感」を味わえるでしょう。
レンズ付きフィルム

レンズ付きフィルムは、最も手軽なフィルムカメラです。
「使い捨てカメラ」「インスタントカメラ」とも呼ばれており、学校の行事などで使ったことがある方も多いはず。
代表的な機種に、富士フィルムの「写ルンです」があります。
フィルムの入れ替えができない点以外は、コンパクトカメラと同じです。
製品上の扱いは「フィルム」のため、「フィルムにレンズが付いている」と考えるといいでしょう。
撮影が終わったら本体ごと現像に出し、本体はリサイクルされます。
価格も安価なので「とりあえずフィルムカメラを使ってみたい」という方におすすめです。
フィルムカメラの使い方
フィルムの種類(サイズ)と選び方

フィルムの種類はいくつかありますが、主に挙げられるのが「35mmフィルム」と「120フィルム」の2つ。
35mmフィルムは「35mmフィルムカメラ」で使われるフィルムなので、ほとんどの場合はこちらを選ぶと良いでしょう。
120フィルムは、レンズが縦に2つ並んだ二眼レフカメラなどで使われるフィルムです。
では、35mmフィルムはどのように選べばいいでしょうか。
選び方のポイントは以下の3点です。
感度(ISO)
まずは感度ですが、フィルムの場合、1本ごとに感度が決まっています。
そのため、1度カメラにフィルムを入れたら、1本撮り終わるまで同じ感度で撮影しなければなりません。
撮影シーンの光量に合った感度のフィルムを選びましょう。
撮影可能枚数
35mmフィルムには、24枚撮り・27枚撮り・36枚撮りなどがあります。
12枚撮りもありますが、最近ではあまり見かけなくなりました。
前述のように、フィルムは1本撮り終わるまでは同じ感度で撮影しなければなりません。
そのため、同じ感度で何枚写真を撮るか予想して、適当な枚数のフィルムを選んでください。
色の種類

フィルムの色には以下の3種類があります。
初めてフィルムカメラに挑戦する場合は、カラーネガフィルムがおすすめです。
慣れてきて「違う楽しみ方を見出したい」と感じたら、カラーポジフィルムやモノクロフィルムに手を出してみてもいいでしょう。
フィルムの入れ方と取り扱い方法
フィルムを入れるときは、直射日光の当たらない日陰で、以下の手順で行ないます。
写真の明るさ(露出)を意識する
写真の明るさ(露出)を調整する際は、露出計を使います。
露出計とは、ファインダーを覗いたときに右側に見える表示のことです。
以下の3つのマークが表示されます。
必ずしも「◯でなければいけない」ということはありません。
あえて+やーにしてみるのもおすすめです。
露出を決める3つの要素「フィルムの感度(ISO)」「F値」「シャッタースピード」は、以下のようにして調整します。
ピント合わせについて
ピントは、レンズのピントリングを回して合わせます。
ファインダーを覗きながら、被写体にピントが合うように調整しましょう。
多くのフィルムカメラには、デジタルカメラと違ってオートフォーカス機能がありません。
マニュアルフォーカスは手間に感じるかもしれませんが、1枚1枚の写真と向き合う、フィルムカメラの醍醐味を楽しめます。
現像・プリントについて
フィルムを使い切ったら、取り外して現像を行ないます。
以下のお店にフィルムを持って行き、現像を依頼しましょう。
「近くにお店がない」という場合は、郵送で受け付けているお店に出します。
仕上がりの雰囲気を依頼するオーダーシートを用意しているお店も多いので、各店舗のWebサイトからダウンロードして、プリントして記入しておくと便利です。
オーダーシートの内容には、以下のようなものがあります。
好きな写真家さんが利用しているお店をチェックしたり、SNSやブログで仕上がりイメージをチェックしたりして、どのお店に依頼するか決めましょう。
お店によっては、LINEやメールで連絡をとることも可能です。
また、オーダーメニューには以下の4種類があります。
データ化すると、PCやスマートフォンで写真を見たり、SNSにアップロードできたりするので便利です。
現像だけだと、ネガフィルムだけが戻ってきます。
まとめ

レトロでやさしい雰囲気の写真を楽しめるフィルムカメラ。
現在はデジタルカメラが主流ですが、その一方でフィルムカメラの魅力も再評価され、中古品で購入する方が増えています。
あなたもぜひお気に入りの1台を見つけて、フィルムカメラが創り出すノスタルジックな世界を楽しんでみてください。
どんな写真を撮りたいのか、持ち運びながら気軽に撮るのか、露出やピントを丁寧に設定して撮るのか。
自分が理想とするシチュエーションを想像して、それに合うフィルムカメラを探してくださいね。









