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こんにちは。フォトグラファーとして関西を拠点に活動しているYuriと申します。
このたびはご縁をいただき、Voigtlander NOKTON 35mm F1.2 X-mount をGOOPASSさんからお借りしました。
これまでXシリーズを6年以上愛用し、所有している純正レンズは10本以上。
富士フイルムならではの美しい色味と優しい描写に魅了され続けてきた筆者が、発売直後からずっと気になっていたのが、今回紹介するコシナ「Voigtlander NOKTON 35mm F1.2 X-mount」です。
購入する前にレンタルで試すこともできます。
GOOPASS(グーパス)では、1日あたり100円〜でレンタル可能!
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フォクトレンダー NOKTON 35mm F1.2 X-mount

コシナのレンズをこれまで使ったことがなかったのですが、純正レンズとは一味違うノスタルジックな写りと唯一無二の撮影体験に、写真を撮ることの楽しさを改めて感じることができました。
今回は、そんな「NOKTON 35mm F1.2 X-mount」の特徴と実際に使ってみた感想を富士フイルム X-T5で撮影した写真とともにお届けします。
目次
執筆者:プロフィール

Yuri
photographer
大阪府在住。「ふんわりかわいい写真」をテーマに、旅先の魅力やカメラの楽しみ方を発信。
フォトグラファーとして、観光プロモーションやポートレート、企業SNS等の撮影を手がける。写真セミナー講師、雑誌/書籍等への寄稿・写真提供など、幅広く活動中。
Instagram:https://www.instagram.com/camel8326/
ポートフォリオ:https://yuri-photograph.com/
小型軽量・スタイリッシュな見た目が光る、NOKTON 35mm F1.2 X-mount

NOKTON 35mm F1.2 X-mountは、2021年に株式会社コシナより初めて販売されたXマウント用交換レンズ。
全長39.8mm・重さ196gと非常に小型軽量でありながら、開放F1.2の大口径を実現。
これだけ軽くて小さいからこそ、荷物が重くなりがちな旅行の時にも、「あと1本入れておこうかな」と、気負わずに追加できることも嬉しいポイント。
大きなレンズは威圧感が強く、使うことをためらう場面も多いので、このぐらいのコンパクトさは、街歩きやお店撮影でも使い勝手が良いです。

スタイリッシュな外見は、富士フイルムのクラシカルなボディとの相性抜群。ブラックのボディの方が相性が良さそうですが、私の持つシルバーボディでも十分かっこいい。
性能には関係ないとはいえ、カメラを持ち出す時に大事になるのが、見た目と軽さ。
ファッションの一部として気軽に持ち運びできるので、撮影のタイミングが相対的に増えます。
Xマウント専用設計だからこそ叶う、使い勝手の良さ

NOKTON 35mm F1.2 X-mountの嬉しいポイントは、マウントアダプター不要で使用することができること。
そのノスタルジックな写りから、「オールドレンズのような描写を楽しめる」と例えられることが多いこのレンズですが、Xマウント用に作られているため、マウントアダプターなしで装着することが可能です。
マウントアダプターが必要となると、余計な重さや手間が追加されてしまいますが、このレンズではそういったことを気にすることなく、まるでオールドレンズのような描写を楽しめることが利点。
さらに電子接点を備えていることから、Exif情報を記録することも可能。
撮影情報の記録ができるので、撮影状況を思い返す際に非常に便利です。(一部ボディでは機能に制限があります。)

また、フォーカスリングの回転が滑らかであることから、ピント合わせがスムーズな点も魅力的。
このレンズはマニュアルフォーカスであるため、自分でピントを合わせる必要があるのですが、普段オートフォーカスのレンズ使用が圧倒的に多い筆者にとって、「マニュアルでのピント合わせは大変なのでは…」と心配していました。
しかし、実際に使ってみると、想像以上にスムーズにピント合わせができることにびっくり。
フォーカスチェックで拡大しながらピントを合わせることができますし、ピントを合わせたい場面でスッと止まってくれることが多いので、マニュアルフォーカスを使い慣れていない方でも使いやすいのではないかと思います。
開放F値は1.2、ボケ感と光の描写が織りなす表現の魅力
NOKTON 35mm F1.2 X-mountの大きな魅力は、開放F1.2の大口径ではないでしょうか。
NOKTONの持つ柔らかい描写と大きなボケの相性が良く、何気なく撮った景色でも、印象的に仕上げてくれます。

開放F値であるF1.2は、少し甘い写り。
被写体を優しく表現してくれる魅力はあるものの、ピント面がなかなかにシビアであるため、個人的にはF1.4以上で撮ることがお気に入り。

F1.4〜1.8で撮ると、ピントが当たっている部分はF1.2の写りに比べてクリアに写り、大きなボケも表現することができます。

開放F値が小さいからこそ、柔らかい前ボケもお手のもの。背景ボケと前ボケを組み合わせることで、華やかな世界を表現できることも、このレンズの楽しみ方の1つ。

普段見ている景色でも、このレンズを通してみると、どこかアンニュイな雰囲気に。ノスタルジックな描写とボケ感が楽しく、普段あまり撮らない被写体にもついついカメラを向けてしまいます。

開放付近のF値かつ逆光で撮影すると、ゴーストやフレアが出現。
純正レンズではなかなかできないオールドレンズのような光の表現に、ときめきが止まりません。

美しいボケと優しい光を捉える、幻想的な描写が魅力的。
開放付近で撮るとどうしてもフリンジが入ってしまうことが多いので、その点は注意が必要ですが、個人的にはそれも味の1つだと考えています。

F値を上げると、シャープでキリっとした写りに変化します。
開放付近の柔らかい描写とは違う、凛とした描写が美しく、風景写真にぴったり。
このレンズの表現の幅の広さを実感できます。

フォクトレンダー NOKTON 35mm F1.2 X-mount
広すぎず狭すぎない、万能なシーンで使える「フルサイズ換算53mm」
NOKTON 35mm F1.2 X-mountは、APS-Cセンサーのカメラで焦点距離35mmのレンズであるため、フルサイズ換算で約53mmの焦点距離を持つレンズ。
人間の視野角とほぼ同じと言われている画角であるため、見て「いいな」と思ったものをそのまま切り取れる、扱いの良さが魅力的です。

公園で梅の撮影をした時の1枚。広すぎず狭すぎない画角であるため、青空を入れつつ梅の花を広く収めることができました。

ポツンと咲くお花にフォーカスを当てて。主役であるお花を小さく写し、周辺の枝や前ボケを入れることによって、全体像を表現することができます。

夕暮れの海で撮影した1枚。53mmの画角は、モデルさんと会話をしやすい適度な距離感かつ、寄りすぎず引きすぎない絶妙なバランスで切り取ることができるので、ポートレート撮影でも使い勝手が良いです。
バストアップはもちろん、少し離れると全身を写すことも可能なので、1本でさまざまな表現ができます。

被写体の歪みを軽減しつつ、適度な広さで撮影できる53mmの画角は、テーブルフォト撮影との相性も抜群。
適度な余白を空けつつ、メインの被写体にクローズアップして写すことができるので、座ったままでもスイーツを撮りやすい距離感。

最短撮影距離が30cmなので、思っている以上に寄れることもポイントです。
なかなか引けない店内での撮影や近距離で写したい植物などの撮影にも大活躍。

ここまで寄ることができるため、1輪のお花にフォーカスした表現も可能。
前ボケ・背景ボケを活かして、ふんわり柔らかい1枚に。

お花やテーブルフォト・スナップなど、どんな被写体でも撮りやすいので、カメラに装着し1本だけ持っていくこともおすすめです。
「じっくり写真に向き合う」撮影体験から楽しめる、表現力抜群の1本

優しい描写や大きなボケ、光の表現を楽しめるNOKTON 35mm F1.2 X-mount。
普段見過ごしがちな景色も幻想的に残してくれるため、日々の撮影がぐっと楽しくなります。
軽くてコンパクトなのに、写りが優秀であることから、旅先のお供としてもぴったり。
一見不便なマニュアルフォーカスですが、しっかりと被写体を見極めながら撮影するスタイルは、撮影に向き合う楽しさを改めて教えてくれました。

写真そのものはもちろん、撮影体験から楽しめる、魅力あふれるレンズ。
「今とは一味違う写真が撮りたい」と「日々出会うものを素敵に切り取りたい」と思う方にこそ、ぜひ試してみていただきたいです。

フォクトレンダー NOKTON 35mm F1.2 X-mount









