
「さて、と。」
夕方の日差しが、和室に差し込んできました。
日記帳のページとページの間にペンを一旦置いたわたしは、ひとつ背伸びをして、年末欧州を旅した時に撮ったフィルム写真のアルバムを、ペラペラと眺めます。

広場をかけ回る子どもたち。そういえばこんなことあったなあ。わたしも小さい頃は、公園で弟とはしゃぎ回ってたっけ。

路面電車に乗る少年のまなざし。
この路面電車は、レトロで赤くて、とっても可愛いんだよね。去年香川を旅行した時に乗った“ことでん”に似ているかも。

家と家をむすぶ糸電話みたいに干される、洗濯物たち。冬のわりにはあたたかくて、柔軟剤の香りもほのかに感じて。どんな柔軟剤使ってたんだろう。



