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田舎者写真日記【第三回:わたしは写真が嫌いでした】 2ページ目

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あなたは、写真が好きですか。どんな写真を撮って、そして、誰に見せていますか。

撮る人の思い、写る人やものの表現、そして出来上がった写真をみる人のまなざし。
一枚の写真には、これら三つの要素が複雑に絡んでいて、そして世界は、今日も無限に広がっていて。

報道写真、家族や友だちの写真、食べ物の写真、風景、カフェ、ファッションやモデルさんの写真まで、写真を撮り始めてから、たくさんの種類の写真と出会いました。

わたしにとっての、震災関連の写真がそうだったように。
「各々苦手な写真や目を背けたくなるような種類の写真はあったとしても、簡単にその存在を否定していい写真なんておよそないんだよ。」

いつかそんな理想論みたいなことを、確かなまなざしで言い切ることができるようになりたいな。

東日本大震災から、今年で11年。
春爛漫の候、おじいちゃんのお墓に祈りを捧げるわたしはいま、彼から受け継いだカメラをぎゅっと握りしめています。

夏でもないのに、天まで高くのびる白い雲に、まなざしを移して。

カシャッ

「おじいちゃん、写真って、とっても素敵です。」

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この記事を書いた人

写真家、文筆家。東北の田舎町出身。

ドイツの大学で西洋美術史を学んでいる。
2021年に祖父の形見としてフィルムカメラを譲り受けて以来、フィルム写真の魅力に取り憑かれてしまう。「青春」や「日常」をテーマとしつつも、様々なジャンルの写真に挑戦し、絶賛成長中。

また、幼少期から書いている日記を、SNSで毎日発信している。

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