サシバ

今では絶滅危惧Ⅱ類、「里山と共に生きる鷹」
- 生息環境
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里山
- 大きさ
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オス 約47cm、メス 約51cm
- 鳴き声
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ピックィー
- 渡りの種類
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夏鳥(南西諸島では一部が留鳥)
サシバは里山で子育てをして、秋には南に渡る猛禽類。水田の柱や電柱に止まり、狩りを行ないます。
サシバはひと昔前まではどこでも見かける、身近な野鳥でしたが。近年の里山の衰退や越冬地の密猟などで急激に数が減り、現在(2022年8月)は絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。
サシバの大きさは、ハシボソガラスとほぼ同じ。翼はカラスより細長く、よく滑空するところがカラスと異なります。
全身が茶色で、成鳥のお腹には白い横紋があり、若鳥は縦模様。
タカ、ハヤブサの仲間の若鳥はお腹の斑点が縦模様なので、すぐに成鳥と区別できます。

生息地・飛来地
夏の里山で狩りをするサシバに出会いたいなら、事前に情報を集めて入念に準備しなければいけません。
栃木県市貝町など、サシバが飛来することをアピールしている自治体を選んで撮影に行くと良いでしょう。
手軽に多くのサシバに会いたいなら、「タカの渡り」時期が最適です。春と秋、サシバをはじめ渡りをする猛禽類は大規模な渡りをします。タカの渡りは毎年ルートがほぼ同じ。渡る時期もほぼ同じです。
春は3月下旬~4月中旬頃、秋は9 月下旬~10 月初旬頃が渡りのピーク。渡りの時期は天候などで前後するため、必ず事前に確認してから出かけましょう(タカの渡り全国ネットワーク)。
春の渡りは東南アジア各地から各自まばらに飛来します。一方、秋は全国に散らばるサシバがほぼ一斉に台湾、東南アジア諸国に向かいます。
そのため、サシバの渡りを撮影したいなら秋が特におすすめです。
サシバの数は春より秋のほうが多く、日本で生まれたサシバの若鳥と親鳥が一斉に移動するさまは圧巻です。
日本のサシバの渡りルートは本州(長野ルートと愛知ルート)~四国~九州南部~南西諸島(徳之島~沖縄本島~伊良部島)。特に鹿児島、沖縄では多くのサシバが通過します。
鹿児島県の徳之島や沖縄県ではエサに困らないため、一年中サシバが生息。冬でもサシバを撮影したい方におすすめのエリアです。

生態と食性
サシバは里山の水田で狩りを行い、周囲の雑木林で巣を構えます。
カエル、ザリガニ、トカゲ、ヘビなど、水田や畑によく出る変温動物を捕食。
日本ではこれらの捕食動物は夏に多く発生するため、サシバが渡ってくると考えられています。
撮影に関するポイント

- 撮影のしやすさ
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- おすすめの時期
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5月~8月頃(里山)
9月中旬~10月上旬(渡り)
- おすすめのレンズ
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300mm~500mm(里山撮影)
800mm以上(渡り)
サシバの渡りを撮影する時は、天候と時間が重要です。
多くのサシバの群れを撮影したい時は「前日が雨または曇り」の「午前中」がベスト。多くの観察ポイントでは、午前中が渡りのピークです。
タカの渡りは上昇気流に乗って回りながら上昇して、目的地に向かって降下するの繰り返し。そのため、上昇気流が強くなる午前中に渡ります。
サシバは渡りの際、高度約1,000mまで上昇することもあります。そのため、撮影は800mm以上の超望遠レンズと三脚が必須です。
サシバが飛んでくる方向にカメラを固定し、ゆっくり旋回する姿を追いながら撮影しましょう。
里山のサシバを撮影したい場合は、鳴き声を頼りに探すと良いでしょう。サシバは、谷津田(谷あいの沼を開墾した水田)でカエルなどを狩ります。ピックィー」とよく鳴くので、声が聞こえたらその場に向かいましょう。
運が良ければ、電柱の上に止まったサシバを撮影できるかもしれません。
撮影におすすめのスポット
- 北部一帯の水田(栃木県/貝原町)
- 伊良湖岬(愛知県/田原市)
- 佐多岬(鹿児島県/南大隅町)
鳴き声
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