髙橋頌の欧州バレー挑戦記 SEASON2【EP12:首位攻防戦!3-0ストレート勝利で1位キープ!】

GOOPASS SPORTS MAGAZINEをご覧の皆さん、こんにちは!
ポーランドリーグ・KS Norwid Częstochowaに所属するバレーボール選手・髙橋頌(たかはししょう)です。
前回の記事ではレギュラーシーズン18試合を終えて14勝4敗1位という結果でした。
そして、2月にはリーグ2位のKluczborkとの首位攻防戦もありました。
レギュラーシーズンもあと7試合、このレギュラーシーズンが終わってからようやく本番(プレイオフ)が始まります。
まだまだ先が長いシーズンですが、プレイオフに入る前のレギュラーシーズンでは1位で通過したいところ。
そんな心境で迎えた数試合をまとめていきたいと思います!
(画像出典:KS Norwid Częstochowa公式Facebookページ)
目次
2023年1月27日 vs Lechia Tomaszów Mazowiecki(ホームゲーム)

Lechia Tomaszów Mazowieckiについて

昨シーズンはポーランド2部リーグ9位で、ポーランド人のみのクラブです。
今シーズン獲得した選手の中には世界最高峰のリーグの一つと言われているポーランド1部リーグ『Plus liga』でプレーしていた選手も数名在籍しています。
以前私はLUK Lublinというクラブでプレーしていたのですが、そこで一緒にプレーしていたアウトサイドヒッターのSławomir Stolcも在籍しています。
彼はZAKSA、Nysa、Katowice(すべてポーランド1部所属クラブ)など、数々の名門にてプレーしていた経験豊富な選手の1人です。
試合結果:3-1(25-23,21-25,25-22,25-21)

セットカウント3-1で勝利。
相手クラブは現在リーグ9位に位置していて、そこまで成績が良いクラブというわけではありませんが、これまでに格上クラブ相手に勝利している油断できない相手です。
とにかくスタートから自分達の流れに持っていき、少しでも試合展開を楽にしたいところでした。
やはりそう簡単に勝てるというわけでもなく、1セット目は25-23で勝利。
そこから2セット目は相手に取られましたが、3.4セット目を奪い取り3-1で勝利。
2セット目を取られた際には、相手ブロックに止められて流れを持っていかれた印象がありました。
それだけが原因というわけではないですが、そうした相手のブロックポイント1点から自分達が少し慌ててしまい、少し歯車が噛み合わなかったという状態だったと感じます。
ただそこからは落ち着いていつも通りの自分達のプレーを取り戻し、3-1で3ポイントを獲得しました。
個人としては14本レセプションし、64%(完璧なレセプションは43%)と悪くない数字と内容だったと思います。
ただ自分達のスパイクが相手ブロックに止められてしまった流れの一つとして、自分達のレセプションが崩れてそこからハイセットを持っていく時に、自分がセットする際にはもっと打ちやすい状況作りだったり、他選手がセットし自分がブロックカバーの最前線に行く際に、リバウンドを取りやすいよう声掛けなどしてあげられたりしたら、もう少し展開が変わっていたのかなと思います。
そうした目に見えない動きや、ボールを触っていない時のコートでの役割(オフザボール)で、試合の流れが変わることもあるので、そうした細かい部分もリベロとしてやれることを詰めていきたいと思います。
2023年2月3日 vs SPS Chrobry Głogów (アウェイゲーム)

SPS Chrobry Głogówについて
昨シーズンはポーランド2部リーグ12位。今シーズンは現在7位とプレイオフで当たる可能性があるクラブの1つです。
前回の試合ではホームゲームでの激闘の末、3-2のフルセットで勝利しました。
このクラブも格上相手にも3-1で勝利している、油断できない相手の一つです。
試合結果:3-0(25-15,29-27,25-17)

セットカウント3-0で勝利。
試合の全体的な流れとして、1セット目から3セット目まで自分達は集中しいつも通りのプレーが出来ていたと思います。
それでも、2セット目は29-27と厳しい展開を強いられました。
相手スパイクやサーブの調子が良く、手こずった印象です。
実際数字にも現れていて、自分達のレセプション返球率(全体)が52%(完璧なレセプションが14%)と乱されてしまいました。
相手のレセプション返球率(全体)が35%(完璧なレセプションが10%)に対して、自分達は数字で負けていませんが、いつも通りの自分達のレセプションだったとは言い切れません。
自分達のレセプションが少し乱れた時にハイセットを打ち切れる状況作りと、相手スパイクの得意コースに対応仕切れていなかったと感じます。
ただ、それでも3セットは落ち着いてレセプションを返球しそこから攻撃を組み立てることが出来たと思います。
試合結果としては3-0で勝利しましたが、内容としてはストレート勝ちとは言い切れないような状況でした。
ただ、こういったあまり良いとは言い切れない試合内容でも3-0で勝ち切れて3ポイントを獲得出来たのは、今後プレイオフに繋がってくると思います。
2023年2月9日 vs Mickiewicz Kluczbork (ホームゲーム)

Mickiewicz Kluczborkについて

昨シーズンポーランド2部リーグ13位。昨シーズンの成績は良くありませんが、今シーズンはPlus ligaでプレーしていた選手を多数獲得し、ポーランド1部に昇格しようとメンツを固めているプロクラブの一つです。
前回の試合では0-3でストレート負け。今回の試合ではどうなるか。
試合結果:3-0(25-21,25-14,25-21)

3-0でストレート勝利。
現在、私たちはリーグ1位、そしてMickiewicz Kluczborkがリーグ2位と首位争いの試合でした。
試合内容としてはとてもシンプルなものだったと思います。
というのも、点差を見て分かるようにサーブで相手の攻撃を封じ、自分達の攻撃がすべて噛み合っていました。
1セット目からはお互いに点差を譲らないヒリヒリとした雰囲気でした。
しかし1セット目を制すると、2セット目からは別のクラブのように感じる程、点差をひらかせて勝利することが出来ました。
なぜストレートで余裕のある勝ち方が出来たのかというと、相手のプレーが悪かったというわけではないですが、自分達のサーブを相手の前衛アウトサイドヒッターに集めて、相手レセプションが崩れたところをブロックで封じたり、相手スパイクを決めさせずにディグから切り返して、流れを渡さなかったからだと思います。
もちろん少しでも油断し、相手に隙を与えてしまって1セットでも奪われたら、そこから負けていたかもしれません。
余裕のある勝利でしたが、最後まで集中力を切らさず戦い切れたのが、今回ストレートで勝利出来た要因でもあると思います。
2023年2月18日 vs Olimpia Sulęcin(アウェイゲーム)

Olimpia Sulęcinについて

昨シーズンはポーランド2部リーグ14位。ただ今年は外国人を2人獲得。セルビア人の194cmのアウトサイドヒッターIgor Subotićと、ドイツ国籍(ポーランド国籍もあるのでハーフ?)の194cmのアウトサイドヒッターFabian Leitermeierを獲得しています。(両選手とも代表歴は不明)
現在リーグ11位。
試合結果:3-0(25-19,25-18,25-15)

3-0でストレート勝利。
危なげなく勝利しました。
相手のサーブはミスが多く助けられた場面が多かったです。
自身のレセプション返球率は、13本受けて69%(完璧なレセプションは62%)と調子は悪くありませんでした。
試合運びも危なげなく、試合中盤には点差も開いたりもしていたので、セッターやアウトサイドヒッターを変えたりと色々な選手を起用していました。
今回、このOlimpia Sulęcinへの移動もバスで6時間前後?(天候が悪かったため時間がかかった)と、ドイツのベルリン近くまで向かっていたため長旅でした。
長旅のアウェイゲームで負けて帰ってくる時はメンタルも身体もキツいので、3-0でストレートで試合時間も短く終えられたのはよかったです。笑
2023年2月23日 vs SMS PZPS Spała (ホームゲーム)

SMS PZPS Spałaについて

昨シーズンはポーランド2部16位。
このクラブは若手をメインに構成されているクラブです。
このクラブからポーランドのトッププレイヤーが輩出されていく流れがあり、18歳以下の選手も多く在籍しています。
このSpałaというクラブの施設は、日本のナショナルトレーニングセンターのような場所で、とても恵まれた環境です。
試合結果:3-0(25-17,25-17,25-20)

3-0でストレート勝利。
最初から最後まで自分達の集中力を切らさず、点差をつけて余裕のある勝利をする事が出来ました。
試合途中からいつも出場していないメンバーを起用したりしていましたが、常に自分達の流れを渡さずに最後まで戦い切りました。
次の試合は3月4日にMKS Będzinとの試合があります。
そのため今回の試合では、次のBędzinとの試合に繋げるため、色んなパターンを試したりしました。
ポーランドでの長いシーズンを戦い抜くためには誰かが怪我したりするハプニングもあるので、そうした際にいつでもベンチのメンバーが即戦力になると、より一層このクラブが底上げされるというか、『Plus ligaへの入替戦で勝ち昇格する』という今シーズンの目標へ向けてさらにチームを固めていけます。
なので、こうした格下相手で誰が出場しても余裕のある勝ち方ができることはクラブとして自信を持っていけます。
現在の成績
現在のクラブ順位

19勝4敗(56ポイント)で1位キープしています。
ただ1〜6位まではポイントがそこまで離れていないので、残りのレギュラーシーズンでも油断できません。
レギュラーシーズンは残り7試合あります。
プレイオフで1.2位を獲得し、まずはPlus liga(世界最高峰のポーランドリーグ)への入替戦にいくこと、それが私たちの目標です。
以前ポーランドリーグを経験していて、Plus ligaへの入替戦に行くのも簡単じゃないことも分かっています。
ただ私たちのクラブは大きな可能性もあり、選手が皆コートでベストを尽くせれば必ずPlus ligaに昇格できると信じています。
ただベストを尽くすのみです。
個人ランキング

個人レセプションランキングは、58.92%で現在2位です。
1位のMKS Będzinに所属しているリベロは最初の数試合のみ出場し、それ以降出場していません。(そのため数字がずっと動いていません)
この66.41%を越せるよう、数字にも拘っていきたいと思います。
番外編:シューズの話
以前、InstagramのDMで「何のシューズ使ってますか?」と聞かれた事があるので、今使っているシューズについて少し紹介しようと思います!
2年前からほぼadidasのシューズしか履いてないです。
まず1番最初に履いていたもの。

adidas スタビル ネクストジェネレーション
去年もこの赤?ピンク?を履いていましたが、これが一番しっくりきますし、地面を蹴りやすい感覚があります。

Court Team Bounce W FX1805
11月以降に履いていたものです。
チームメイトのKogi(チームの中でも1番信頼出来るアウトサイドヒッター)から「安いのにめっちゃ動きやすいよ!」って紹介されて購入しました。
値段はセール時に購入したので、日本円で6,000円以下でした。
履いてみた感想としては、軽いしかなり動きやすいです!
ただ横の激しい移動をする時に、インソールが滑ってしまうことがあったのでインソールだけ変えていました。
それでもこの値段で高クオリティのシューズが買えるなんて凄いです!
ポーランドだとadidasが安く買えるというか、たくさん出回ってるから安いものも見つけやすいと思っています。
逆にMIZUNOとかasicsだと値段が高かったりします。
最後に今履いているシューズ。

adidas スタビル ネクストジェネレーション
結局このシューズに戻りました。笑
リベロでこのシューズを履いている人をヨーロッパではたまに見かけます。
有名な選手だと現在LUK Lublin(私が以前プレーしていたクラブ)に所属している元アメリカ代表リベロのDustin Watten選手。
彼はこのスタビルのシューズを左右色違いで、右足に赤色、左足に白色、のシューズを履いていて印象的でした。笑
日本でこういったadidasのシューズを取り寄せるとなると、日本に在庫があまり無かったりするので、海外から取り寄せになると思います。
ただそれでもadidasのシューズはバレーボールにかなり向いていると思いますし、かなり動きやすいです。
ポーランド代表も皆adidasのシューズを履いていて、ヨーロッパではadidasやNIKEが主流ですね!
もし興味があったら、是非adidasのシューズを試してみてください!
髙橋頌さんが使用しているカメラ

FUJIFILM X100F
以前使用していたのもX100Vだったのですが、このX100シリーズはカメラがそこまで詳しく無くても、簡単に綺麗な写真が撮影出来るので楽しいです!
GoPro HERO8
個人的にもGOPRO HERO8 は2年間くらい使っていて、YouTubeの撮影や練習中に頭に付けて撮影したりもしていました。 このHERO8 があれば動画の撮影には困らないのでかなり重宝しています!
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GOOPASS SPORTS MAGAZINE編集部フォックス
GOOPASS株式会社の編集ライター。自社Webメディア『GOOPASS MAGAZINE』『GOOPASS SPORTS MAGAZINE』の編集長として、企画・ディレクション・記事制作などを担当する一方で、フリーランスのフォトグラファーとしても活躍中。バスケットボール・ラッパー・プロバレーボール選手・フィットネストレーナーなど、スポーツ・ストリートシーンを中心に、スナップ・ポートレートなど幅広い撮影シーンを手がける。愛機はCanon EOS 5D MarkⅣと、FUJI FILM X100V。
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