体育館でのスポーツ撮影が格段に上手くなるコツ!おすすめのカメラ・レンズ

体育館で行なわれるスポーツを撮影した際に、「ピントが合わない」「写真が暗い」「動きがブレる」などの悩みに直面したことはありませんか?光量の少ない室内で速い動きを捉えなければならないため、屋内スポーツの撮影は初心者にとって特に難易度が高いものです。
そこで本記事では、体育館でのスポーツ撮影を楽しむためのカメラ設定やコツを詳しく解説します。カメラや機材の選択と設定次第で、体育館での撮影はもっと楽しく、満足のいく写真が撮れるようになるはず。ぜひこの記事を参考に、体育館でのスポーツ撮影に挑戦してみてください。
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目次
体育館でのスポーツ撮影が上手くなるコツは「カメラ設定」にアリ!
体育館でのスポーツ撮影は、光量が限られる中で動きの速い被写体を的確に捉える必要があります。そのため、カメラの設定を適切に行うことが非常に重要です。
特に、ピントを合わせる機能や明るさを調整する方法など、基本的な設定を押さえることで撮影の精度が大きく向上します。
【ピントが合わない】→AFは自動追尾モードに設定する

体育館でのスポーツ撮影において、素早く動く被写体にピントを合わせることは至難の業。
そこで、カメラのAF(オートフォーカス)機能を自動追尾モードに設定にすることで、被写体の動きを予測しながらピントを追従させることができます。
AFの自動追尾モードはメーカーによって呼称が異なりますが、たとえばCanonの場合はAI SERVOAF、SONYの場合はAF-Cに設定しましょう。
バスケットボールの試合で選手が高速で動き回る場合でも、自動追尾モードを設定すれば、ピントが合いやすくなります。

【写真が暗い】→①F値を低く設定する、開放F値の小さいレンズを装着する
体育館は屋外のように自然光が得られない環境のため、屋外に比べて格段に光量が足りません。そのため、F値を低く設定する必要があります。F値が低いほど、暗い環境でも被写体を明るく撮影できます。
また、最も低く設定できるF値(開放F値)はレンズによって異なるため、体育館でスポーツを撮影する際は、開放F値が2.8以下の明るいレンズを装着しましょう。
ただし、F値が小さくなるほど、ピントの合う範囲が狭くなるため、前述の通りAFを自動追尾モードに設定するなど、ピントを合わせやすくする工夫が必要です。
【写真が暗い】→②ISO感度は1600〜に設定する
写真を明るくするには、「F値を小さくする」「シャッタースピードを下げる」以外に、「ISOを感度を上げる」という方法があります。
自然光の入らない暗い体育館では、種目にもよりますがISO感度を1600以上に設定しましょう。
ただし、ISO感度が上がるとノイズ(写真のザラつき)が発生しやすくなるため注意が必要です。
ノイズはカメラの高感度耐性によって異なるため一概には言えませんが、まずはシャッタースピードとF値を決めた後にISOを1600から1段階ずつ上げていき、適正な明るさになるよう調整していくと良いでしょう。

【被写体がブレる】→シャッタースピードを1/500〜に設定する
体育館でのスポーツ撮影において、シャッタースピードが最も重要なポイントです。種目やシチュエーションなどによっても異なりますが、最低でも1/500秒以上を目安に設定にすると、プレー中でも比較的被写体がブレにくい写真を撮影できます。
特に、ボールや選手が動き続ける場面では、さらにシャッタースピードを速くすることで鮮明な瞬間を切り取れますよ。
たとえば、バレーボールのスパイクを撮影する際なら、1/640〜のシャッタースピードに設定にしておくことで、ボールの動きと選手の姿勢を鮮明に残しやすいでしょう。

体育館でのスポーツ撮影が上手くなる2つのポイント
体育館でのスポーツ撮影を成功させるには、カメラの設定だけでなく、撮影のアプローチや環境に応じた工夫も重要です。
ここでは、具体的なポイントを2つ挙げ、それぞれ詳しく解説します。
①試合の流れや被写体の動きをイメージしておく

撮影の成功には、試合の流れや被写体の動きをあらかじめイメージしておくことも重要です。
「この選手は、この場面でこんなプレーをするだろう」「あの選手は、プレーの時にあの表情をすることが多い」などと、予め撮影したい写真のイメージを膨らませることで、シャッターチャンスを逃しにくくなります。
②ホワイトバランスを調整する
体育館の照明は、蛍光灯やLEDなどの種類によって色味が異なるため、カメラのホワイトバランス設定を適切に行うこともポイントです。ホワイトバランスを自動に設定しておくのも一案ですが、シーンに応じて手動で調整するとより自然な色味が得られます。
一般的な体育館では照明のオレンジ色が強いため、ホワイトバランスを「蛍光灯モード」や「電球モード」などに切り替えて、適切な色味に調整してみましょう。
手動で設定する場合は、まず4500K程度に設定して、100ずつ調整していくのがおすすめです。
体育館でのスポーツ撮影におすすめの初心者向けカメラ3選
初心者でも扱いやすく、スポーツ撮影に適したカメラとレンズをいくつか紹介します。
SONY サイバーショット DSC-RX10M4

レンズ交換不要!これ一台で近距離から遠距離までカバー。
SONY サイバーショット DSC-RX10M4は、2017年10月16日に発売された、レンズとカメラが一体型のコンパクトデジタルカメラです。
特徴は、35mm判換算で24-600mm相当のズームレンズを搭載している点。これ一台で、戦況がわかる全体に弾き写真から、選手の表情にクローズアップした寄りの写真までカバーすることが可能です。
また、高精度なAF性能と追従性を兼ね備えたファストハイブリットAFが搭載されており、動きの激しい選手の動きもしっかり追従してくれます。
| サイバーショット DSC-RX10M4 | |
|---|---|
| 発売日 | 2017年10月16日 |
| センサーサイズ | 1型 |
| 有効画素数 | 2010万画素 |
| 動画記録画素数 | 3840×2160(4K)30fps |
| 焦点距離(35mm判換算) | 24〜600mm |
| F値 | F2.4〜4 |
| シャッタースピード | 30~1/32000秒 |
| 最短撮影距離(レンズ先端より) | AF約3cm-∞(ワイド端時)、約72cm-∞(テレ端時)、約140cm-∞(35mm換算f=250mm時) ※撮影距離(撮像面から) AF約18cm-∞(ワイド端時)、約92cm-∞(テレ端時)、約157cm-∞(35mm換算f=250mm時) |
| 外形寸法 | 132.5 x 94.0 x 145.0mm |
| 重量 | 約1095g(バッテリーNP-FW50、SDXCカードを含む) |
SONY サイバーショット DSC-RX100M7

AFに優れたスーパーコンデジ
サイバーショット DSC-RX100M7は、手のひらに収まるサイズ感が魅力の、レンズ一体型コンパクトデジタルカメラです。発売は2019年8月ですが、写真系YouTuberの間では現在でも定評があります。
最大の魅力は、SONYの最先端技術を惜しみなく搭載したAF性能。液晶のタッチ操作で直感的にフォーカスしたい被写体にピントを合わせることが可能です。また、タッチトラッキング機能により、狙いたい被写体をモニター上タッチするだけで、自動で追従してくれます。
ズーム性能は35mm判換算で24-200mmをカバー。前述のサイバーショット DSC-RX10M4には及びませんが、選手個人にフォーカスした写真が撮影できるでしょう。
| サイバーショット DSC-RX100M7 | |
|---|---|
| 発売日 | 2019年8月30日 |
| センサーサイズ | 1.0型(13.2mm x 8.8mm) Exmor RS CMOSセンサー、アスペクト比3:2 |
| 有効画素数 | 2010万画素 |
| 動画記録画素数 | 3840x2160(4K) 30fps |
| 焦点距離(35mm判換算) | 9.0-72mm |
| F値 | F2.8(ワイド端時) -4.5(テレ端時) |
| シャッタースピード | 30~1/32000 秒 |
| 最短撮影距離(レンズ先端より) | AF約8cm-∞(ワイド端時)、約100cm-∞(テレ端時) |
| 外形寸法 | 101.6x58.1x42.8 mm |
| 重量 | 約302g |
Canon フルサイズ一眼レフ& TAMRON大口径望遠ズームセット EOS 6D + SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2

Canon フルサイズ一眼レフ& TAMRON大口径望遠ズームセット EOS 6D + SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2
脱初心者のファーストステップ。
一般的に屋内スポーツを撮影するプロカメラマンは、フルサイズセンサーが搭載されたカメラと、F2.8通し70-200mm望遠ズームレンズを用意して現場に臨みます。
この商品は、2025年2月時点において、F2.8通し70-200mm望遠ズームレンズを含む、GOOPASSのRANK3以下唯一のレンズセットです。
カメラ・レンズ共にに発売から年月が経過しているものの、今なおスペックは十分。
自然光の届かない体育館内で、激しく動くプレー中の選手を撮影するには、開放F値2.8以下の明るいズームレンズが欠かせません。
まずはこのアイテムを使って、ボケない・ブレない・明るい写真を撮れるように練習してみましょう。
| EOS 6D | |
|---|---|
| 発売日 | 2012年11月30日 |
| レンズマウント | EFマウント |
| センサーサイズ | フルサイズ |
| 有効画素数 | 2020万画素 |
| 動画記録画素数 | フルHD(1920x1080)29.97fps |
| ISO感度 | ISO100~25600 |
| シャッタースピード | 1/4000~30秒 |
| 連続撮影速度 | 最高約4.5コマ/秒 |
| 液晶モニター稼働方式 | - |
| 外形寸法 | 10144.5x110.5x71.2 mm |
| 重量 | 約755g |
| ボディ内手ブレ補正機能 | - |
体育館でのスポーツ撮影におすすめのカメラの選び方
カメラを選ぶ際には、機能や性能だけでなく、使いやすさや予算とのバランスも考慮する必要があります。
ここでは、体育館でのスポーツ撮影時のカメラ選びのポイントを初心者向けに解説します。
レンズ交換ができる一眼カメラ(一眼レフ、ミラーレス一眼カメラ)

体育館など室内でのスポーツ撮影において、最適な選択肢となるのは、レンズ交換が可能な一眼カメラです。一眼カメラには、一眼レフとミラーレス一眼カメラなどが含まれます。
シチュエーションに応じて(開放F値の小さい)明るいレンズや望遠レンズなど、最適なレンズを選んで装着できるので、撮影時の選択肢や作品の幅を広げることが可能です。
体育館内では、会場によって撮影エリアが異なるため、比較的近い場所から撮影する際は中望遠レンズを、観客席やギャラリーなど比較的遠い場所からは望遠〜超望遠レンズを、それぞれセレクトすると良いでしょう。
開放F値が低くズーム機能を持つコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)
カメラ初心者の方には、コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)もおすすめです。近年発売されたコンデジの中には、望遠レンズと同等の焦点距離をカバーするズーム機能や、優れたAF性能が搭載された、一眼カメラと遜色ない性能を持つモデルが存在します。
ただし、コンデジは一眼カメラと異なりレンズ交換できないため、内蔵レンズの焦点距離やF値を必ずチェックしましょう。
体育館でのスポーツ撮影におすすめのレンズの選び方
レンズ選びは、体育館でのスポーツ撮影を成功させるため、カメラに次いで重要です。特に、暗所での撮影や被写体との距離を考慮したレンズを選択できるかが大切。
そこで、本項では体育館でのスポーツ撮影におすすめレンズの選び方を解説しますね。
離れた場所から撮影する場合は望遠レンズが必須

体育館では、観客席・ギャラリー・サイドラインなどからの撮影が多くなるため、撮影距離をカバーできる望遠レンズが求められます。望遠レンズを使うことで、選手の表情にフォーカスした写真を撮影することが可能です。
小さめの体育館などで比較的近づいて撮影できる場合は、望遠端が35mm判換算70〜100mm程度の望遠ズームレンズがおすすめです。
一方、選手をクローズアップして撮影したい場合は、超望遠ズームレンズがおすすめです。望遠端が35mm判換算で200〜あれば、離れた場所からでも特定の選手の表情までクローズアップした写真を撮影できます。
F値が低いモデルを選ぶ
体育館内は光量が限られているため、明るさを確保できる開放F値が低いレンズを選ぶことが重要です。F値が低い屋内など暗い環境でも明るい写真を撮影することができます。
例えば、開放F値が2.8以下レンズは、光を多く取り込むことができるため、暗所でのスポーツ撮影に向いています。F値の低いレンズを使用すれば、ISO感度を過剰に上げる必要がなくなるため、ノイズを抑えたクリアな写真を撮影可能です。
体育館でのスポーツ撮影で役立つアクセサリー

カメラやレンズだけでなく、アクセサリーの中には体育館でのスポーツ撮影をサポートしてくれるものがあります。
①レンズ保護フィルター
体育館での撮影では、(種目や撮影ポジションにもよりますが)ボールや選手との接触でレンズが衝撃を受けて破損するリスクがあります。レンズ保護フィルターを装着して、レンズの表面をプロテクトしましょう。
また、フィルターは取り外して交換できるため、定期的に清掃・メンテナンスすることもお忘れなく。
②レンズフード
体育館のような混雑した環境では、レンズへの直接的な衝撃を防ぐためにレンズフードが役立ちます。
レンズフードを装着することで、余分な光をカットし、レンズ本来の性能を引き出すことが可能です。
また、フレアやゴーストなどの現象を防ぐ効果もあります。

③予備バッテリー
スポーツ撮影は、試合の流れによっては長時間に及ぶ場合が多く、連写機能も多用するため、他の撮影ジャンルに比べてバッテリーの消耗が激しくなります。
撮影途中でバッテリーが切れてしまうと、その後の重要な瞬間を逃してしまう可能性があるため、予備バッテリーを1~2つ用意しておくと安心です。
体育館のスポーツ撮影に関するよくある質問
体育館でのスポーツ撮影について、初心者が抱きやすい疑問や不安にお答えします。
スマホでも綺麗な写真は撮れますか?
スマホでも一定の条件下で綺麗な写真を撮ることは可能です。
ただし、一部の最新モデルを除いて、スマートフォンのカメラには、多くのデジタルカメラで採用されている光学ズームではなくデジタルズームが採用されているため、ズームして撮影すると、画質が劣化してしまいます。
また、たとえばiPhoneの場合、別途撮影アプリを使用しない限り、シャッタースピードを調整することができないので、プレー中の被写体はどうしてもブレてしまいがち。
さらに、スマホのカメラは一眼レフやミラーレスに比べてセンサーサイズが小さいため、写真のボケが小さく、作品性の高い写真を撮影しづらいという欠点もあります。
試合終了後など動きの少ない場面で、選手の近くで撮影できる場合は、スマートフォンでもある程度写真のクオリティが担保できるでしょう。
体育館でのスポーツ撮影はカメラのスポーツモードでも撮影可能ですか?
初心者向けカメラに搭載されているスポーツモードは、初心者にとって便利な機能です。動きの速い被写体を捉えるために最適なシャッタースピードや連写設定を自動的に調整してくれるため、撮影に慣れていない方でも一定の成果を得られるでしょう。
ただし、スポーツモードには限界があります。体育館のような暗所では、カメラが十分な光を取り込めず、ISO感度が自動的に高くなりすぎてノイズが目立つ場合があります。
このような場合には、前項で紹介したシャッタースピード優先モードやマニュアルモードを活用しましょう。
まとめ:適切なカメラ設定で体育館でのスポーツ撮影を上手くなろう!
体育館でのスポーツ撮影は、光量が乏しい中で速い動きを捉える必要があるため難易度が高くなりがち。しかし、適切なカメラの設定と事前準備を行うことで、初心者でも質の高い写真を撮ることができます。
自動追尾AFやシャッタースピード、F値などの設定をよく理解して、適切なカメラとレンズを選ぶことで、写真のクオリティを上げることができるでしょう。
ぜひ、この記事を参考にして撮影に挑戦してみてください。
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