一眼レフカメラ・ミラーレス一眼カメラに、レンズフードというアクセサリーを装着して撮影していますか?
レンズフードを装着することで、どのような役割や効果があるのでしょうか。レンズフードはいらないと思っている方も必見です。
今回はレンズフードの種類やメリット・デメリット、選ぶ際のポイントを解説します。
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目次
初心者が知っておきたいレンズフードの基礎知識
レンズフードは、カメラを始めたほとんどの方が最初に手にするカメラ関連のアクセサリーのひとつです。まずは、基礎知識を押さえておきましょう。
そもそもレンズフードとは

レンズフードとは、レンズの先端に装着するアクセサリーのことです。
装着することで、余計な光がレンズ内に入り込まないようにしたり、不意にぶつけてしまったときに前玉(レンズの前に飛び出た部分)を保護したりとさまざまなメリットがあるため、初心者が真っ先に揃えたいアクセサリーです。
レンズフードは、基本的にレンズを購入すればアクセサリーとして付属しているため、純正品を使用するのが一般的。もちろん互換品であれば、サードパーティーメーカーが作ったレンズフードも装着できます。
使い方は簡単で、レンズの先に装着するだけです。面倒な手間はありません。
レンズフードの形の種類
レンズフードには、大きく分けて3つの種類があります。
| 丸形フード | 花形フード | ドーム型(フジツボ型)フード |
|---|---|---|
![]() 参照:https://personal.canon.jp | ![]() 参照:https://personal.canon.jp | ![]() 参照:https://personal.canon.jp |
それぞれのレンズフードに特徴があり、使用するレンズや環境に合わせて選択する必要があります。サイズが違うフードはレンズに合わないのでご注意ください。
丸形フード

丸形(円筒状)のレンズフードは装着すると、ちょうど鏡筒部分がそのまま延長したような見た目になります。リーズナブルな価格帯の単焦点レンズや望遠レンズに付属していることが多いレンズフードです。
花形フード

2つ目は、花形と呼ばれるタイプ。名前のとおり、花弁を筒にしたような形状をしており、ハイエンドの広角レンズや標準レンズによく使われているレンズフードです。
メーカーやレンズの種類によっては花弁というより、円筒に切り込みを入れたようなタイプもあります。
ドーム型(フジツボ型)フード

最後に、ドーム型(フジツボ型)と呼ばれるタイプ。丸形や花形のフードと比較して、平たいのでかさばりにくく、薄型の単焦点レンズにも合わせやすいのが特徴です。
ちなみに、四角い形のレンズフードもあります。
レンズフードの価格はいくら?
レンズフードの価格は、メーカーやレンズのランクによって異なりますが、おおむね数千円から2~3万円ほどです。

レンズフードの装着を躊躇する人はどうしても出費の大きさを気にしますが、カメラ本体やレンズほどではありません。
それどころか、少しの予算でレンズの傷や汚れなどを防ぐことができるので、もし紛失してしまった場合は購入することをおすすめします。
レンズフードとレンズフィルターの違い
レンズフィルターとは、レンズの先端に取り付ける薄いフィルターのこと。
保護フィルターをはじめ、反射を抑えたり、コントラストを強めたり、キラキラした効果を出したり、といったさまざまな効果を持つフィルターもあります。
レンズフィルター![]() | レンズフード![]() |
|---|---|
| 直接入ってくる光をさえぎって特殊な効果を出す | 余計な光をさえぎって悪影響を出さないようにする |
レンズフードとレンズフィルターの違いは、余計な光をさえぎって悪影響を出さないようにするか、直接入ってくる光をさえぎって特殊な効果を出すか、という点です。
レンズフードの効果
レンズを購入すると、ほぼ確実に付属するレンズフード。ここでは、レンズフードを装着するメリットを4つ解説していきます。
衝撃を緩和できる
レンズフードを装着する目的の一つは、レンズを衝撃から守ることです。

レンズは前方に飛び出しているので、どうしても人や物とぶつかる可能性が高いもの。また、レンズ交換の際などに不注意で落としてしまう可能性もあります。
もし、前玉の表面に傷がついて修理や交換することになると、数万円の高額な費用が掛かります。一方レンズフードが壊れて新しいフードを購入したとしても、費用は数千円ほど。
レンズフードを装着しておけば、前玉を直接ぶつけたり、壊したりする機会を減らすことが可能です。
雨や砂埃からレンズを保護できる
レンズフードを装着すれば、雨や砂埃からレンズを守れます。

レンズにとって水濡れやホコリの混入は、誤動作や破損などの原因です。特に屋外での撮影は、シーンによって砂埃や水しぶきにさらされやすく、急な悪天候にも見舞われることがあります。
あらかじめレンズフードを装着しておけば、ある程度は弾いてくれるので冷静に対応可能です。
レンズへの指紋の付着を防ぐ
レンズフードは、指紋の付着防止にも有効です。
特に装着したいシーンは、お子さんやペットを撮影する場合。レンズの表面に指紋などの汚れがつくと写真の仕上がりに影響してしまいますが、お子さんやペットは触ってはいけないと注意してもなかなか言うことを聞いてくれません。

そんなとき、レンズフードを装着しておけば、つい手が触れてしまいそうな場面でもレンズまで届かず、指紋の付着を防げます。
フレアやゴーストを抑制できる
レンズフードは余分な光をカットし、レンズ本来の性能を引き出すというメリットがあります。




光が強すぎてフレアやゴーストが発生しそうな場面でも、レンズフードを装着しておけば軽減が可能。日が照っている環境や夕焼けをバックにした逆光撮影、照明など光源が多い夜の街を撮影する際に有効です。
レンズフードを装着するデメリット
もちろんレンズフードにはメリットばかりではありません。装着した際に起こるデメリットも4つ説明します。
狭い室内では邪魔になりやすい
レンズフードを装着すると、その分長くなってしまうため、狭い場所ではかえって邪魔になることがあります。撮影時の取り回しが悪くなり、人の多い場所ではぶつけてしまうこともあるでしょう。
レンズへの衝撃を緩和してくれるはずのレンズフードが原因で、よりぶつかるようになっては意味がありません。特に室内ではレンズフードの恩恵がそこまでない場合もあるので、状況によっては外しても良いでしょう。
フラッシュで不要な影ができる
内蔵フラッシュや外付けストロボの光をさえぎってしまうことがあります。その結果、レンズードの影が写真に写り込んでしまいます。

大型のフード、特に花形フードは外側に広がる形状になっているため、フラッシュの光と重なっていないか注意が必要です。
シャッターチャンスを逃さないためにも、事前に確認するようにしましょう。
メーカーが異なると基本的に互換性はない

レンズフードは、メーカーが異なると径が同じでも基本的に装着できません。
昨今のレンズフードは特定のレンズ専用に作られることが多いので、必ずレンズ指定のものを選ぶようにしましょう。
レンズフードの付け方
レンズフードの装着方法は、下記のとおりです。
- レンズフードとレンズ本体にあるマークを合わせる※1
- カチッと音が鳴るまで回す
- 完了
※1:レンズもしくはレンズフード側にマークがない場合、沈む場所を探して合わせる

レンズフードの付け方は、メーカーやレンズフードの種類によって若干の差があります。ただし、基本はレンズとレンズフードにあるマークを合わせ、カチッと音が鳴るまで回せば装着完了です。
またレンズフードのなかには、装着時にボタンを押す方式のものがあるため、購入時に装着方法を確認すると安心です。
レンズフードの選び方
いよいよレンズフードの選び方を解説します。以下の項目を確認しながら、適したレンズフードを選びましょう。
手持ちのレンズに合う純正フード
レンズフードを探すときは、まず純正品を検討しましょう。
メーカー純正品ではなくても、サイズが合っていれば取り付けられることがあります。ただし、サードパーティ製や他メーカーの品など純正品以外を使う場合は、ケラレ(写真四隅への映り込み)が発生する可能性があるため、注意が必要です。

純正品のほうがサードパーティ製より価格が高いものの、ケラレ対策などレンズに合わせた作りになっています。安物買いの銭失いにならないように、まずは純正品を検討しましょう。
そのうえで純正品がない場合や廃盤である場合は、サードパーティ製を検討してください。
レンズフードのサイズ

レンズフードは、レンズのフィルター径に合うものを選ばなくてはなりません。フィルター径はレンズ名称の横に記載されていることが多いですが、焦点距離も「mm」単位で表されるため間違わないよう注意しましょう。
レンズフードの形状
装着するレンズに対応したレンズフードを選ばないと、先ほど紹介したように周囲にケラレが発生する可能性があります。
特に画角の広い広角レンズは要注意で、画角内にレンズフードが写り込んでしまったり、余計に光をさえぎってしまうことで影ができてしまったりします。
花形フードのように、広角レンズでもケラレが生じにくい形を選びましょう。
レンズフードの装着タイプ
レンズフードには、主に「バヨネット式」「ねじ込み式」「かぶせ式」の3種類の取り付け方があります。
| バヨネット式 | ねじ込み式 | かぶせ式 |
|---|---|---|
![]() 参照:https://personal.canon.jp | ![]() 参照:https://personal.canon.jp | ![]() 参照:https://www.nikon-image.com/ |
バヨネット式のフードは、外側の溝にはめ込むタイプで素早く着脱可能です。一方で、ねじ込み式はレンズフィルターのように回転させてねじ込むことで装着できるタイプ。取り付けの手間がかかるものの外れにくいというメリットがあります。
また「かぶせ式」は主に大口径の超望遠単焦点レンズに採用されており、枠にはめた後にネジで締め付けることで固定が可能です。現行のレンズフードはバヨネット式が主流で、大半が特定のレンズ専用です。
レンズフードの素材
レンズフードの主な素材には、プラスチック・金属・ラバー・シリコンがあります。
| プラスチック | 金属 | ラバー | シリコン |
|---|---|---|---|
![]() 参照:https://personal.canon.jp | 参照:https://www.kenko-tokina.co.jp/ | ![]() 参照:https://www.etsumi.co.jp/ | ![]() 参照:https://www.etsumi.co.jp/ |
この中で現在一般的なのは、プラスチック製レンズフード。軽量で持ち運びやすいメリットがありますが、ほかの素材と比較すると耐久性が低いとされています。
金属製レンズフードは強度が高いものの重め。ラバー製やシリコン製は、装着したまま裏返したり畳んだりできる使い勝手の良さが魅力です。
レンズフードを装着して安全に撮影を楽しもう!

レンズフードは、レンズ自体を守るためにも、写りを良くするためにも装着するのが重要です。大体のレンズフードは特定のレンズ用になっているので、適したものを使用するようにしましょう。

















