髙橋頌の欧州バレー挑戦記 SEASON2【EP7:一進一退のホーム&アウェーゲーム】
GOOPASS SPORTS MAGAZINEをご覧の皆さん、こんにちは!
ポーランドリーグ・KS Norwid Częstochowaに所属するバレーボール選手・髙橋頌(たかはししょう)です。
ポーランドでは紅葉の季節が過ぎ去っていき、冬が訪れようとしています。
先日の記事では、アウェーゲーム3連戦でメンタル的にも厳しい戦いとなりました。(詳しい内容は前回の記事で)

そして、以前まではホームスタジアムとしてバレーボールコートが2面張れるほどの体育館を使用していました。
しかし、今回からはホームスタジアムとして国際大会も行われる程の大きいHala Sportowa Czestochowa(チェンストホバ)をホームスタジアムとして使用するようになります。
この新しいホームスタジアムでのホームゲームと、現在2位のクラブとのアウェーゲームについて色々と書いていこうと思います。
その他にも、レセプションの個人ランキングで2位(10月28日時点)となっているので、それについて思うことや、今後の目標について書いていこうと思います。
目次
10月15日 vs Chrobry Głogów (昨シーズンポーランド2部12位/16チーム中)
Głogów (グウォグフ)について
このグウォグフは、昨シーズンそこまで順位は高くないものの、今年のメンバーには過去にPlus liga(ポーランド1部)でプレー経験のある選手が複数人在籍しています。
個人的な意見ですが、このクラブは誰かがずば抜けて上手いというわけではなく、チーム全体で戦って点数をもぎ取ってくる印象です。
試合結果:3-2 (24-26, 22-25, 28-26, 25-17, 15-12)
この日のホームゲームは、セットカウント3-2で、所属チーム・KS Norwid Częstochowaが勝利しました。
この試合の感想

1セット目に24-26で相手にセットポイントを許したものの、それから集中力を切らさず、最後の5セット目まで1点1点追いかける事ができた点は、良かったポイントだと思いした。
もちろん「なぜ1.2セット目を取られたのか」という原因はプレーしている自分達が1番理解しています。
その原因として一つ例を挙げるのなら、相手ブロックにシャットされてそれを引きずって、何点かズルズルといってしまったり、そういう場面が何度かありました。
以前の記事内で「無理矢理点数を取りにいくのではなく、何度もやり直して体勢を整えてもう一度攻撃する」といったような事が必要だ、と書いたかと思います。
そこを改善しようとしても、やはり自分はリベロなので自分がやれる範囲としては、スパイカーのフォローであったり(ブロックフォロー入るから相手ブロックに当てていいよって声かけ)、ラリー中にいかにチームメイトに声かけをできるか。
直接的に自分がスパイクを打つことは出来ないですし、その自分達の課題に対して、『リベロ』としてやれる事をただやっていくのみだと思っています。
自分の性格上、こういった課題を考えすぎて自分ができない範囲まで責任を負ってしまい、自分のプレーに対して消極的になってしまうように思えます。
もちろんクラブとして勝利を掴む事が1番ですが、『ヨーロッパのトップリーグ(ポーランド、イタリア)でリベロとして上を目指す』ため、次の自身のステップアップに繋げるために自分がやれること、やるべきことを淡々とやっていくしかありません。
そうなれば結果的にチームの勝利にも貢献出来るかと思いますし、個々のポジションがやるべき事をやれば、自然とチームワークも生まれて来るかと思います。
なので、自分ができない範囲まで責任を負って考えすぎず、ただ自分がやれる事に集中して、チームメイトをサポートしていく事に意識を向けるべきだと、そう感じた試合でした。
1,2セット目を相手に取られてから、巻き返してフルセットで勝利出来ましたが、正直な気持ちとして今回のクラブには絶対に勝たなければいけない、そういった意気込みで私たちのクラブは挑んでいました。
もちろん4,5セット目で巻き返して逆転した展開は盛り上がっていましたが、何がなんでもこのクラブには負けられない、そんな気持ちで挑んだのでフルセットでも勝てて「ホッとした」というのが本音です。
そして、この試合で私は23本レセプションを受けて、返球率は74%でした。(完璧なAパスが48%)
個人のプレーとして、レセプションの数字も悪くはないですし、フルセットにもつれ込んでから終盤でディグを上げられたのも、セッターが1本目をディグしてからのハイセット(アウトサイドヒッターへのハイボール)、そしてパイプorサイドへの早い攻撃展開もできていたかと思います。
もちろん数字では分からない部分で、試合中に相手が攻撃するパターンを変えてきた時に、ブロッカーと話し合ってブロック&ディグの関係性を、もっと連携が取れたら良かったと思います。
試合が終わってからはなんとでも言えますが、試合中にいかに相手の変化に気が付いてコート内で行動に移せるかだと考えています。
もちろん外から見たらそれは簡単なことのように見えますが、コートの中でプレーしている自分達は形を変えて行動に移していても、周りにはあまりそう見えてない(細かい)部分もあるかと思います。
ただあまりにも大胆に変えすぎても、そこで相手に穴をつかれて、試合中に自チームのプレーが噛み合わなくなってしまう事もあります。
大事なのは、失敗したとしてもトライしたこと。そのことに意味がある、そう思っています。
たとえ周りから気付かれないような細かいポイントの修正だったり、意識を変えたり、答えは1つだけとは限らないですし、何度も試行錯誤して挑戦していくことが大事だと考えています。
10月22日 vs Mickiewicz Kluczbork(昨シーズンポーランド2部13位/16チーム中)
Mickiewicz Kluczbork (クルチボルク)について
昨シーズンは13位と成績は良くなかったのですが、今シーズンは全くメンバーを入れ替えて、Plus ligaで昨シーズンプレーしていた選手も複数人在籍しています。
今年の現在の順位は16チーム中2位とかなり成績も良いです。
試合結果:0-3(18-25,20-25,21-25)
アウェーゲームとなった一戦は、セットカウント0-3で敗北(相手チーム・Mickiewicz Kluczborkの勝利)しました。
この試合の感想
試合結果と点数を見れば分かると思いますが、惨敗でした。
相手のホームゲームで、クルチボルクはサーブも攻めてきて、さらには自チームのサーブミスがかなり多かった印象です。
https://www.tauron1liga.pl/games/id/1102432.html#stats
この試合のスタッツにあるZagrywka(サーブ)の部分の数字が、いかにその試合の内容を物語っているかと思います。
この試合での自チームのサーブに対するコンセプトとして、とにかくサーブは積極的に攻めていこう、そのようにチームとして準備してきました。
あまりにもここまでミスが多いとゲームとして成り立たないと思いますし、このコンセプトがあっても試合の流れを読んで、臨機応変にプレーしていくべきかと思っています。
そして、攻撃面では自分ではどうしようもない(コントロールできない)部分なので、あまり考えすぎずにいきたいと思います。
集中すべき点は、自分のプレーです。
この試合でディグが調子良く、臨機応変に対応して冷静に相手を見れていたと思います。
1セット目の序盤から2.3本ディグを上げて、いいスタートを入れるかと思いましたが、どうしようも出来ず。
個人的には、全セットを通して読みが当たって、いいポジショニングが出来ていたと思います。
そしてレセプション。
チーム全体としてもあまり良い数字ではありませんでした。
自身のレセプションの数字は、20本受けて50%、中身の内容としてもあまり良いものではありませんでした。
クルチボルクがサーブをがんがん攻めてくる、というのは試合前から分かっていましたし、波に乗らせてはいけないという事も分かっていましたが、強めのサーブに対して相手コートに返ってしまったのが数本ありました。
やはりポーランド人のサーブは強いのはもちろんですが、強いサーブに対して厳しい体勢でレセプションを受ける時は、完璧なボールは必要ないと思っています(自チームにはパイプから点数を取っていける選手、オポジットがいるため)。
いかに強いサーブをキープしてアタックライン周辺にでも上げて、相手に波を乗らせないようするか、この試合ではその部分が改善点でした。
これまでの試合では、そういった強いサーブに対して、そうした対策が出来ていましたが、今回の試合では上手くいきませんでした。
今回はアウェーでの会場で天井も低く、慣れていない初めての環境という事もありました。
そうした初めての環境でも自分のパフォーマンスを出し切れるよう最善の準備をしていきたいと思います。
現在の成績
チーム順位
https://www.tauron1liga.pl/table.html
10月28日時点の順位は、16チーム中8位です。
(10月31日時点でのチーム順位は7位、各クラブ試合数が違うため今後順位が大きく変わる可能性があります)
個人レセプションランキング
https://www.tauron1liga.pl/statsRanking.html
現在2位でレセプション返球率は61.18%です。(10月28日時点。10月31日時点でのランキングは1位です)
こうした数字は、来シーズンへのステップアップに向けて、いい判断材料になります。
もちろん数字だけでなく、その試合状況毎によるプレーの質だったり、内容も大事なものだと考えていますが、こうした数字にもこだわっていきたいと思います。
ただ数字を見るだけでなく、それと共に質な中身にもっとこだわっていけるよう、精進していきます。

最近覚えたポーランド語
・Gdzie to jest?(グジェ ト イェスト?)…これはどこにありますか?
英語の 『Where is this? 』という意味に当たる言葉ですね。
何か物を探している時とか、ショッピングモールに行った時に使えるワードです。
ポーランド語を話して、発音も合ってるか分からないし相手に伝わるかなって時にこそ、自信を持って発音すると、普通にコミュニケーションは取れます。
勢いも大事ですね!笑
髙橋頌さんが使用しているカメラ

FUJIFILM X100F
以前使用していたのもX100Vだったのですが、このX100シリーズはカメラがそこまで詳しく無くても、簡単に綺麗な写真が撮影出来るので楽しいです!
GoPro HERO8
個人的にもGOPRO HERO8 は2年間くらい使っていて、YouTubeの撮影や練習中に頭に付けて撮影したりもしていました。 このHERO8 があれば動画の撮影には困らないのでかなり重宝しています!
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