髙橋頌の欧州バレー挑戦記 SEASON2【EP15:リーグ優勝&PlusLiga昇格確定!激闘のプレイオフを振り返ります!】

▲画像出典:KS Norwid Częstochowa公式Facebookページ
GOOPASS SPORTS MAGAZINEをご覧の皆さん、こんにちは!
ポーランドリーグ・KS Norwid Częstochowaに所属するバレーボール選手・髙橋頌(たかはししょう)です。
もうタイトルに書いてあると思うので分かると思いますが、ポーランド2部リーグ優勝、そしてクラブとしてはPlus liga(ポーランド1部リーグ)へ昇格することができました!
スポンサー様のサポートをはじめ、何より『世界最高峰の欧州リーグでトップを獲る』という目標を信じて一緒に戦ってくれた方々の声援のお陰で最後まで、戦い抜くことができました。
リーグ優勝後、SNSでもたくさんの応援メッセージを送っていただき本当にありがとうございました!
今回の記事では、かなりの激闘を繰り広げたプレイオフ、そしてシーズン終盤に発生した大きなハプニングなど、リーグ優勝するまでの厳しい道のりを振り返っていこうと思います。
目次
プレイオフ準々決勝:vs Avia Świdnik

対戦相手・Avia Świdnikについて

昨シーズンの成績は、ポーランド2部4位。
今シーズンは、外国人枠にスロバキア人のアウトサイドヒッターJakub Hukel(代表歴不明)を獲得しています。
このクラブは、戦略立てて堅実なバレーをしてくるチームではないのですが、勢いに乗せたら危険なクラブの1つです。
攻撃面に優れている選手が多く、オポジットのRećko(ポーランド人)が点数を量産する試合や、サーブやブロックにで相手を圧倒するような試合もありました。
ただ、逆を言えば、勢いに乗らせなければそこまで手強い相手とは言えないとも言えます。
試合結果

4月19日ホーム:3-0(25-13,25-19,25-13) 勝利
4月23日アウェー:3-2(21-25,25-21,19-25,27-25,15-12) 勝利
※3試合中2試合勝利したクラブが準決勝進出
アウェーで行なわれた第2戦目はかなり厳しい試合でしたが、先に2戦勝利して何とか準決勝に進出。
4月19日ホーム:3-0(25-13,25-19,25-13) 勝利
4月19日に行われたホームゲームでは、危なげなくストレートで勝利できました。
そのホームゲームでは、サーブで相手レセプションを終始乱すことができていて、相手に流れを渡さず、楽に試合を運べていた印象です。
攻撃面が優れているため、決して油断できない相手ではありますが、相手レセプションを乱すことで攻撃が単調になり、相手の攻撃の的を絞ったところから、私たちがブロック&ディグの駆け引きで上手く対応し、最後まで相手スパイカーに気持ちよく決めさせない状況を作り出すことができました。
Avia Świdnikのスパイクやサーブのミスで助けられた部分もありましたが、終始私たちのプレーは集中して良いバレーボールを展開することができていました。
そして、ホームゲームはストレートで勝利できましたが、次のAvia Świdnikで行われるアウェーゲームは特に注意しなければいけない、ということを皆で話していました。
なぜならAvia Świdnikのホームアリーナは、常に観客のブーイングや歓声で体育館内に響き渡っていますし、かなり相手クラブのムードに飲み込まれやすい雰囲気だからです。
観客の応援・声援の大きさは、コート内でチームメイトとの会話も結構近づいて話さないと聞こえないほど。
さらに、私たちのサーブ時には常にブーイングの嵐、少しでもドリブルのような反則だと思われるプレーがあったら、観客からブーイングや罵声?が飛び交います。笑
正直様々なヨーロッパリーグを見てきましたが、ここまで熱狂的なファンはあまり見たことがないです。
私としては、こういったヨーロッパの熱い雰囲気が好きなので、逆に燃えてきますしプレーしていて楽しいです。
4月23日アウェー:3-2(21-25,25-21,19-25,27-25,15-12) 勝利
そして、予想通り2戦目に行われたアウェーゲームはフルセットに持ち込まれ、かなりの接戦でした。
正直、今思い返せばプレイオフの準々決勝〜決勝までの試合の中で、このアウェーゲームは1番苦しい試合だったと感じています。
このŚwidnikのアウェーゲームでは、相手スパイカーの調子が良く、なかなかスパイクを止められなかったですし、相手ブロッカーが常に優れていた印象です。
1セット目〜3セット目は常に接戦でしたが、4セット目は今シーズンでも1番印象に残るほど白熱したセットでしたし、今でもハッキリ覚えています。
1、3セット目はŚwidnikが取り、2セット目は私たちのクラブが取りました。
なので、この4セット目を私たちが勝ち取る事が出来なければ、その時点でアウェーゲームはŚwidnikの勝利となり1勝1敗となってしまいます。
そうなると、後日改めて自チームのホームゲーム(Częstochowa)で準決勝進出をかけた試合をもう一度しなければいけませんでした。
「なんとしてでも今日この試合に勝ち、必ず準決勝進出を決めよう。」とタイムアウト中にも皆で鼓舞し合っていました。
4セット目の中盤あたりからは、「とにかく今日勝たなければいけない。次の試合に持ち越しなんて絶対にしない。」という雰囲気が私たちにとって良い流れを作っていきました。
そして、4セット目終盤で今でも鮮明に覚えてるシーンがあります。
私たちのサーブで上手く相手レセプションを少し乱すことができて、相手セッターがネットから離れたところを縦Bのようにミドルブロッカーへトスを上げてました。
その時、ミドルミドルブロッカーの選手とのタイミングが少しズレて(トスが低くなってしまい)、強く叩くのではなくあえて真ん中にボールを落とそうと(フェイント)してきました。
これまでの私たちの戦略(対策)としては、相手レセプションがCパスで少し乱れた時はミドルへの縦Bはほぼ無い(あったとしてもそこまで強く叩かれる事はないのであまり警戒する必要は無かった)ので、なるべくサイドへ意識を置くように監督からブロッカーへ指示が出されていました。
しかしこの4セット目終盤、セットカウント2-1で相手はリードしていたため少しリスクはありますがトリッキーなプレーでこの厳しい場面を切り抜けようとしたのか、ネットから離れたところからのセットであっても通常では使わないミドルを選択してきました。
これに対して、自チームのブロッカーも反応が出来ず対応できなかったのですが、私は1歩出遅れてしまった形でパンケーキのようになんとかボールを少し上げることができました。
パンケーキでボールを高く上げられたわけでは無いですが、セッターとアウトサイドヒッターがそのボールを上手く繋ぎ点数をもぎ取ってくれたため、その大事な1点を取って流れを一気に引き寄せることができ、4セット目を取ることができました。
それでようやく2-2となりタイブレークを迎えます。
最終セットの5セット目序盤では、4セット目終盤の良い雰囲気のまま入ることができ、中盤までは少し点差を離して、このままフルセットで勝ち切って準決勝へ進出!と誰もが考えていたと思います。
ですが、そこからŚwidnikが一気に追い上げてきて10点以降で再び同点になってしまいました。
相手クラブとしてはこの試合で敗退してしまったら、その時点で敗退となりシーズンが終了してしまいます。
そのためこんなところで負けてられないŚwidnikも必死に食らいついてきます。
この時、私たちのプレーに油断があったというわけでもなく、相手がなんとしてでもこのアウェーゲームを勝ち切るという執念から、サイドアウトやトランジッションで点数を重ねられてしまいました。
最終セットはどちらも目立ったミスは少なかっただけに、Świdnikファンの体育館中に響く歓声と追い上げによって、私たちは少し圧倒されていた印象です。
それでも、私たちはこの5セット目の最後をサービスエースで締めくくることができ、15-12で勝利することができました。
正直、このサービスエースで逃げ切れていなければ15-15とデュースになってしまっていたような状況でしたし、どっちが勝ってもおかしくない試合でした。
そして、この厳しいフルセットを私たちが勝利した後、握手を交わす時にŚwidnikの選手達が涙を流していたのには私もぐっときました。
ポーランド2部ではほとんどの選手がプロ契約選手で、そのシーズンの成績が良ければ待遇も良くなりますし、来シーズンにかなり影響してきます。
さらに、試合後は観客達からŚwidnikの選手達に「なに負けてんだ!ふざけるな!」というような罵声でコート内の選手達は静まり返っていました。
こういった光景は日本ではあまり見ることが無いと思いますが、ポーランドではよくある光景だと感じています。
ファンも本気になってその街を背負い選手達と一緒に戦っています。
選手だからとかファンだからとか関係なく、誰であろうとこうしたバレーボールに対する本気度というところから見ても、やはり改めて世界でも『バレーボール大国』と言われるほどの盛り上がり、そしてプロ世界としての厳しさがある、と改めて痛感しました。
そして、私にとってはこういった光景を目にする度「日本を飛び出してこの世界でもトップレベルのポーランドでプレーする人生を選んで良かったな」と思える場面でもあります。
プレイオフ準決勝 vs Chemeko-System Gwardia Wrocław

皆さんお気付きかと思いますが、この準決勝から皆金髪にしています。笑
というのもキャプテンからの提案で「リーグで優勝し金メダルを獲得して、PlusLigaで昇格する!」そのために髪を染めて気合いを入れることにしていました。
自分達にあえてプレッシャーをかけて、リーグ優勝せざるを得ない雰囲気を作るためでもありますね。
対戦相手・Chemeko-System Gwardia Wrocławについて

昨シーズンはポーランド2部6位。
今シーズンのGwardia Wrocławには経験豊富な選手がたくさん在籍していて、過去にPlusLigaでプレーしていた選手もたくさんいます。
そして正セッターには、今年もドイツ代表にも選ばれているLeon Dervisajがいます。
Leonは、過去に川口太一選手(元ウルフドッグス名古屋)とドイツのTV Rottenburgで、そして築城智選手(2023年度バレーボール男子日本代表)とドイツのUnited Volleys Frankfurtでプレーしていた選手です。
このクラブは、どちらかと言えば攻撃力が高いわけではなく、ミスも少なく相手の隙を狙ったり、戦略をしっかりと練って頭を使いプレーするようなクラブで、対戦相手としては非常に厄介です。
本気でPlusLiga昇格を狙うため、改めて経験豊富なメンバーを集めているクラブです。
試合結果

4月30日ホーム:0-3(22-25,25-27,21-25) 敗北
5月4日アウェー:3-2(25-20,16-25,25-17,15-8)勝利
5月7日ホーム:3-0(26-24,25-15,25-17)勝利
※3試合中2試合勝利したクラブが決勝進出
なんとか第2,3戦目に勝利し、決勝進出。
4月30日ホーム:0-3(22-25,25-27,21-25) 敗北
第1戦目については、自分自身のプレーが上手くいかず、相手サーバーに乱されてしまった部分がありました。
レセプションの数字としては、私たちのレセプション合計が53%(返球率)で、相手は40%。
ですが、私たちは少しネットから離れたBパスを点数に繋げることができませんでした。
さらに3セット合計で、相手はブロックで10本点数を取っています。
私たちのレセプションがBパスになってしまったところを、相手ブロックでシャットされる場面が多かったので、次回の試合までに修正するべきポイントの一つでした。
第1戦目に敗北した後、監督からもう一つ「(意味のない)サーブミスが多すぎる」ということも修正点として挙げられました。
Gwardia Wrocławは、レセプションが得意というわけではなく、Bパスからでも良いから真ん中にボールを残し、ミドルやサイドそしてオポジットへ展開して点数を取っていくようなプレースタイルです。
それと同時に相手選手の中に、突出してかなり高さのある強いスパイカーがいるわけでもありません。
そのため次の試合ではなるべくサーブミスを減らし、“あえて”相手に攻撃させてそれを拾い展開していこう、というコーチの戦略がありました。
5月4日アウェー:3-2(25-20,16-25,25-17,15-8)勝利
そうして迎えたアウェーでの第2戦目。
この日、私たちはサーブを攻めに行くというわけでもなく前に落としたり70%の力で狙いを定めて(前衛アウトサイドヒッターの前を狙ったり)、“あえて”相手に攻撃させるということを徹底していました。
それが上手くハマり、サーブはそこまで攻めていないのに相手レセプションが乱れ始めたり、サービスエースで点数を取る場面もあり、プレッシャーもなく皆伸び伸びとプレーしていた印象です。
しかしながら、この試合ではフルセットになってしまい、相手は全体的(主にブロック、スパイクなど)が調子良く、簡単には勝たせてくれませんでした(このアウェー戦では、5セット合計で相手ブロック得点が14本)。
ここで負けたらGwardia Wrocławが決勝進出するため、私たちはなんとしてでも今日勝って、次のホームゲームへ「決勝進出をかけたゲーム」を持ち越す道しか残されていませんでした。
今日負けたらその時点でシーズン終了となってしまうため、なんとしてでも勝利しなければいけない。
5セット目は15-8で勝利することができたのですが、私たちのコーチの戦略が当てはまった部分がありました。
なるべくミスを減らして“あえて”相手に攻撃させることで、相手ミスも上手く誘い、粘り強くバレーボールを展開。
相手選手の中でかなり高さのある突出して強いスパイカーはいなかったため、ブロック&ディグから切り返して連続して点数をもぎ取ることができていました。
相手のミスが目立ち助けられた部分もありますが、こちらのサーブが機能した印象があります。
ミスを減らしながら打ち続けた、「アウトサイドヒッターの前に落すサーブ」や、「相手レセプションの間を狙ったサーブ」が相手を苦しい展開に持ち込むことができ、最後まで私たちは試合を優勢で進めていくことができていました。
こうして我慢強くプレーした結果、アウェー2戦目を勝ち切り準決勝第3戦目のホームゲームへ進むことができました。
次の試合で勝利すれば決勝進出。
5月7日ホーム:3-0(26-24,25-15,25-17)勝利
そうして迎えたホームで行われた準決勝第3戦目。
かなりの点差をつけてストレート勝利。
この日はすべてのプレーにおいて相手を圧倒することができていました。
この日の試合でも「つまらないミスを減らす」を課題に挙げていたのですが、いつも練習し慣れているホームスタジアムで皆調子が良かったのか、がんがん攻めていきサービスエースを量産していました。
2,3セット目に関しては、25-15,25-17で勝利するくらいだったので、監督の采配により試合中盤からベンチの若手メンバーをメインに起用したほど、かなり余裕のある試合でした。
相手レセプション返球率の合計は31%。
サービスエースを取れなかったとしてもCパスで相手を乱し、そこからブロック&ディグから切り返して点数を重ねていくことができていました。
私たちのサーブ本数合計が75本に対して、相手サーブ本数合計が56本。(3セット合計)
この数字から見てもいかに私たちがサーブミスをしないでキープし、いかに相手を崩すことができていたかを物語っています。
そしてこの日、私はレセプションを12本受けて返球率は67%でした。
数字から見ても少しは勝利に貢献できたのかなと思っています。
また、この試合では、スタメンでいつも出場していたアウトサイドヒッターのGibek(あだ名はジバ)が体調不良で不在でした。
急遽その選手に代わって出場したアウトサイドヒッターのSługocki(あだ名はスーギー)が、レセプションやスパイクでも素晴らしいプレーを見せてくれたことも、素晴らしいストレート勝利を掴むことができた理由の1つだと私は思っています。
これで決勝進出です。『リーグ優勝&PlusLiga昇格』まであと1歩。
プレイオフ決勝 vsMKS Będzin

対戦相手:MKS Będzinについて

昨シーズンのポーランド2部2位。
過去にPlusLigaに在籍していたクラブで、正直このMKS Będzinはこのポーランド2部リーグの中で1番いい選手を多く集めています。
高さもあり、ディフェンスの技術も全体的に高く、能力としても経験値としてもレベルが高いです。
今シーズンの外国人枠には、イタリアSerie AのTrentinoやポーランドの名門クラブPGE Skra Bełchatówでのプレー経験があるオポジットRenee Teppan(リース・テッパン、エストニア代表歴あり)と、イタリアのトップリーグSerie AのPorto Robur Costa Ravennaでのプレー経験があるアウトサイドヒッターBrandon Koppers(ブランドン・クッパーズ、カナダ代表歴あり)を獲得しています。
今シーズンはレギュラーシーズンも1位で通過している、私たちとしては1番の強敵です。
試合結果

※3試合中2試合勝利したらリーグ優勝& PlusLiga昇格確定
5月11日:アウェー 0-3(21-25,17-25,18-25)敗北
5月15日:ホーム 3-1(25-18,14-25,25-19,29-27)勝利
5月18日:アウェー 3-1(25-20,24-26,25-23,25-12)勝利
結果としてリーグ優勝&クラブとしてPlusLiga昇格を果たすことができました。
このプレイオフ決勝中にも様々なドラマがあったので、1つずつ振り返っていきます。
5月11日:アウェー 0-3(21-25,17-25,18-25)敗北
まず5月11日初戦の試合。
正直、この日は私たちの日ではなく、終始相手のペースに飲み込まれていました。
というのも、相手チーム・MKS Będzinはこの日サーブもかなり調子良く、私たちはレセプションで乱されてしまいました。
さらに相手サーブに乱されてしまったところを、相手ブロッカーにシャットアウトされてしまう。
そういった場面がたくさん見られました。
さらに自チーム内で凡ミス(コミュニケーション不足)もあり、点差が開いてストレート負けしてしまいました。
この日、相手の攻撃面(サーブ、スパイク)もすべて良かったですし、ディフェンス面(ブロック、ディグ)でもなかなかボールが落ちる事がなく、私たちは苦しめられました。
MKS Będzinは、経験豊富なメンバーを集めているだけあって、クラブ全体としても完成度が高く、試合運びも常に冷静でバレーボールのレベルも高いと改めて感じました。
私たちも試合中盤で立て直そうとして、相手の強いサーブを無理にAパスするのではなく、少しネットからでも離れてもいいからあえてコートに残そうとしたりしていました。
そこからサイドへ展開し、私たちの流れに持っていこうとしますが、相手ブロックの完成度が高く、皆高さもあって3枚ブロックが来てしまい、シャットアウトされてしまう場面も多々ありました。
このストレート負けを喫した後、監督からは「とにかく頭を切り替えろ。顔を上げて。次勝つために私達がするべきことをもう一度やっていこう。」という言葉がありました。
まさにその通りで、プレイオフ決勝は3試合中2試合勝つことができればリーグ優勝となるので、次の2試合を勝つために相手の対策をもう一度練って、私たちはベストを尽くして戦うだけでした。
5月15日:ホーム 3-1(25-18,14-25,25-19,29-27)勝利
そうして頭を切り替え、臨んだ決勝第2戦目。
2戦目はホームゲーム。
私たちは3-1で勝利することができました。
2セット目では、MKS Będzinが終始有利な状況が続き、14-25で取られてしまいましたが、その他のセットでは点差をつけて勝利し、危なげなく試合を進めていくことができていました。
やはりホームスタジアムで慣れている空間ということもあって、皆サーブの調子も良く、相手レセプションをよく乱せていた印象です。
ただし、最後の4セット目は29-27とかなり接戦でした。
20点以降に私たちが意味のないミスをしてしまっていた(レセプションのお見合いなど)ので、自分達で苦しい状況にしてしまっていました。
それが無ければ25-21などでスムーズに勝つことが出来ていたと思います。
5月18日:アウェー 3-1(25-20,24-26,25-23,25-12)勝利
プレイオフ決勝最終戦(第3戦目)はアウェーゲーム。
実は、この試合の2日前にFIVBとポーランドバレーボール協会からの通達で、「第3戦目の5月18日ですべての試合を終了とする」ということを言われました。
本来であれば、プレイオフ決勝は5試合中3試合勝利したらリーグ優勝、そしてPlusLiga昇格確定という流れのはずでした。
そのため、最大で5月26日までプレイオフ決勝が行われる予定でした。
しかし、急な通達により「明後日の試合がシーズン最後の試合」となりました。
その内容を聞かされた瞬間はかなり驚きましたが、次の最終試合は明後日控えていたのですぐに頭を切り替えて、その日は練習に臨みました。
トラブルもありながら迎えたプレイオフ決勝最終戦。
最後の試合はアウェーでの対戦でした。
MKS Będzinも準々決勝で戦ったŚwidnikのように、ファンの歓声やブーイングなども大きな体育館に響いていましたし、この日はほぼ満席の2500人の観客が来たそうです。
最終試合をアウェーで迎えるというのは、私たちのクラブにとって不利な部分ではありますが、とにかく勝つために全力を尽くしました。
結果は3-1での勝利、最後の4セット目に関しては25-12で相手を圧倒しリーグ優勝、そしてPlusLigaへの昇格を決めました。
2セット目は24-26で取られてしまい、3セット目は25-23で取り返す。
2、3セット目はかなりの接戦でした。
この日に関しては、私たちのサーブ、ブロックでの得点も多く、プレイオフ決勝の初戦ストレート負けした際に、MKS Będzinにされていたこと(サーブで攻めて相手レセプションを乱してブロック&ディクから切り返していくパターン)を仕返すことができました。
なので、接戦の場面であったとしても自分達は余裕のある展開に持ち込めていたと思います。
最後の4セット目に関しては、相手が自滅していった場面が多かったです。
完成度も高くレベルの高いバレーボールを常に展開していたMKS Będzinが、ミスしたり自滅していくのを初めて見たので、意外でした。
試合終盤には10点差くらい離していたので、ほぼ勝ちを確信していましたし、相手は諦めていた印象です。
相手が自滅していったことで助けられた場面もありますが、私たちも高いレセプション返球率を保つことができていたと思いますし、ブロック&ディグの駆け引きから相手スパイクをシャットアウト出来たり、ディグから展開して点数を取ることができていました。
点差は開いていましたが、私たちは終始冷静に相手を見極めてやるべきことだけに集中していたのはとても良かったです。
そうしてそのまま25-12で4セット目を勝利、セットカウント3-1でプレイオフ決勝最終戦を勝ち切り、リーグ優勝&PlusLigaへの昇格を決めることができました。
リーグ優勝&PlusLiga昇格を達成!

リーグ優勝後に撮影 (隣はクラブのメディア担当者)
準々決勝のプレイオフから、かなり厳しい戦いが繰り広げられていましたが、私たちは最後までお互いを鼓舞し合い戦い切ることができました。

2019-20シーズン Lublinでプレーしていた時の写真
私にとっては、3年前このポーランドのLublinでプレーしていた時にも「このクラブならPlusLigaに昇格できる」という確信があったのですが、そのシーズンはコロナウイルスによってすべての試合が中止になってしまった悲しい思い出がありました。
その悔しい気持ちを今回果たせたのは本当に良かったです。
ポーランドは世界ランキング1位ということもあり、やはりバレーボールのレベルが高く、2部でもほぼ皆プロ選手でかなり激しい競争になることは分かっていました。
それでも、今シーズンこのCzęstochowaでプレーすることを決断したのも「リーグ優勝しPlusLigaへ昇格する」というリベンジを果たすため、この地でプレーする事にしました。
なので、嬉しいというよりはホッとした感じです。笑
日本からもたくさんの応援をいただけて本当に有難い限りですし、こうしてポーランドから日本へ良いニュースを持ち帰れるのは嬉しいです。
来シーズンどこでプレーするかはもうまもなく発表があるかと思います。
またこれからも『世界最高峰の欧州リーグでトップを獲るため』突き進んでいきます。
番外編:カトヴィツェの街並み

カトヴィツェ市街地
街の雰囲気はKrakowの方がオールドタウンな感じがあって好きですが、カトヴィツェはお店などたくさんあったりするので楽しめます。

カトヴィツェ市街地
明るさ調整して暗くしたらいい感じにエモいのが撮れました。
なんかOfficial髭男dismのPretenderに出てきそうな街並み。笑

カトヴィツェ市街地
カトヴィツェに来た!っていうような写真を撮りたかったのですが、何か目立つものがなく。。
このカラフルなKatowiceをとりあえずカメラに収めておきました。

カトヴィツェ駅近くの屋台
この日は、カトヴィツェ駅前でアジアンフェスティバルみたいなのをやっていました!

カトヴィツェ駅近くの屋台
めちゃくちゃ美味しそうでしたが、この時お腹空いてなかったので買いませんでした。

カトヴィツェ市内を走るトラム(電車みたいなもの)
何か買ったわけでは無いですが、色々街並みを散策したりするだけでも満足でした!
髙橋頌さんが使用しているカメラ

FUJIFILM X100F
以前使用していたのもX100Vだったのですが、このX100シリーズはカメラがそこまで詳しく無くても、簡単に綺麗な写真が撮影出来るので楽しいです!
GoPro HERO8
個人的にもGOPRO HERO8 は2年間くらい使っていて、YouTubeの撮影や練習中に頭に付けて撮影したりもしていました。 このHERO8 があれば動画の撮影には困らないのでかなり重宝しています!
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