ソニーα7S III(ILCE-7SM3)について
「一眼」といえば昔は一眼レフでしたが今はミラーレスが当たり前となってきました。
フルサイズのミラーレス一眼もずいぶん増えてきてプロユースの機種も次々と登場してきましたが、このフルサイズミラーレスという分野に早くから取り組んできたのがソニーです。
2013年11月に発売されたα7、α7R以来、機動力と描写力という撮影で重要な2つの要素を両立させつつ改良を続けラインアップも徐々に拡大、時間をかけてシリーズを育ててきました。
他社に先駆けてフルサイズミラーレスに傾注してきた一日の長は、昔から放送など動画分野では業務機として確固たる地位を築いてきたソニー製カメラのステータスをスチルの市場にもより浸透させる結果につながっています。
ソニーのフルサイズミラーレスはα7IVが現行機種のα7シリーズをスタンダードとして、高画素のα7Rシリーズやプロ向けのα9シリーズ、コンパクトなα7C、フラッグシップのα1と使用目的によってラインアップを充実させるなか、α7Sシリーズは低画素に抑え暗所に強い高感度シリーズとして熱心なファンの支持を集めてきました。
今回使用したα7S IIIは前機種α7S IIから5年ぶりのモデルチェンジを果たし2020年10月に満を持してリリースされました。
有効約1210万画素フルサイズ裏面照射型Exmor R CMOSセンサーを搭載、最大ISO409600、15+ステップのダイナミックレンジ、All-IntraやH.265を採用したXAVC HSを使用した最大4:2:2 10bit 4K 120p動画記録、画像処理エンジンは高速化されたBIONZ XR、ファインダーは約944万ドット、バリアングル式液晶モニター、HDMI Type-A端子を搭載、USB PD方式での高速充電に対応、メモリーカードはCFexpress Type Aに対応、SDXCカードとCFexpress Type Aに対応したデュアルスロットを搭載。
そしてAF性能もα7Sシリーズ初となるファストハイブリッドAFを搭載して強化されました。

外観の見分けがつきにくいα7系ですがモデルチェンジによって操作性は改善されています。
α7S IIIはグリップの形状やバリアングル液晶モニターの採用にくわえマルチセレクター(ジョイスティック)を搭載。
AF-ONボタンや背面のコントロールホイールなども作りが見直されています。

ZEISS(ツァイス)ブランドのBatisシリーズのレンズはソニーのミラーレス一眼に装着してAF撮影を楽しむことができます。
カメラファンの間で絶大なステータスを誇るZEISS。Batis 1.8/85はゾナー、 Batis 2/40 CFはディスタゴンという具合にレンズ構成による往年の名称と、独自の多層膜コーティングを示す赤いT*の文字が銘板に誇らしげに刻まれています。

Batisのデザインはレンズフードを着けたときにそのセンスの良さが感じられます。
フードとしての実用性とともに鏡胴からカーブを描く一体感あるラインは美しい画質の写真を撮ってくれるレンズにふさわしいエレガントなムードを醸し出しています。



