カメラを愛する皆さん、ごきげんいかがでしょうか。
今回はCanon EOS R5ですが守備範囲の広いオールラウンドなカメラなので少々バリエーションをつけたく、作例の一部を動物園で撮影したほかメインの街撮りは記念すべき連載第1回Leica CL以来の小岩で、一部カットはレースクイーンでモデルの鎌田ありささんに撮影協力してもらいました。
後半のポートレートはアイドルグループ・il pleut(イルプル)の天音茉莉花(あまね・まりか)さんに秋葉原・神田界隈で写真モデルをお願いしました。
今回選んだカメラ:Canon EOS R5

Canon EOS R5は約4500万画素の35mmフルサイズCMOSセンサーと映像エンジンDIGIC Xを搭載した定評あるミラーレス機。2020年の発売時にはEOS最高解像性能を謳った堂々たるスペックを持っています。動画性能についても8K/30P動画撮影、レンズ側の光学式手ブレ補正と協調制御することによって最大で8.0段の補正効果を実現するボディ内5軸手ブレ補正機構など、ハイアマチュアからプロまでを満足させる仕様は頼もしい限りです。
今回レンズには光学10倍ズームのRF24-240mm F4-6.3 IS USM、独創的にボケ味を変化させられるRF100mm F2.8 L MACRO IS USMの2本を選びました。
また、カメラバッグは使いやすいクラムシェルデザインのPGYTECH OneGo ショルダーバッグ 10L、ストラップは自動車のシートカバーにも採用され優れた耐久性を持つマイクロファイバーレザー使用のエツミのロープストラップを合わせました。色はLレンズと還暦にちなんで赤!笑
Canon EOS R5とは

冒頭でふれたようにオールラウンドで、どんな撮影にも一通り対応できる守備範囲の広いカメラに仕上がっています。また、EOSといえば従来からレンズ側の光学式手ブレ補正で知られていましたが、このR5でボディ内手ブレ補正機構がEOS初搭載となったことも大きなポイントです。しかも約8.0段分という強力なスペックです。
Canon EOS R5の魅力
一眼レフEOSと親和性が高い背面の操作感

ボディ背面の操作系はマルチコントローラーなど従来の一眼レフのEOS 5Dなどで馴染みあるレイアウトとなっています。2018年発売のEOS Rではマルチファンクションバーなど独創的な操作系が採用されてそれはそれで良かったのですが、EOS R5は一眼レフからミラーレスへ移行するユーザーにとって抵抗感なく操作できそうです。

一方でボディ上面の操作系を見ると一眼レフEOSでおなじみのモードダイヤルはなく、ミラーレスEOSという印象です。撮影モードの変更はMODEボタンを押したあとメイン電子ダイヤルを回すことで行います。

デュアルスロットはSD UHS-IIと、高解像度の画像や動画データを高速で書込める次世代記録メディアCFexpressに対応しています。
持ち歩きたくなるモノとしての存在感

EOSおなじみのやわらかさの中にもシャープな印象を残すデザインやボディの質感の高さ、剛性感はモノとしての魅力十分です。デザインのいいカメラは積極的に持ち歩きたくなります。

ミラーレスならではの携帯性も良好。EOS R5にRF24-240mm F4-6.3 IS USM、RF100mm F2.8 L MACRO IS USMのレンズ2本(どちらかをボディに装着)がPGYTECH OneGo ショルダーバッグ 10Lに無理なく収まりました。

ちなみに今回メインで使用したRF24-240mm F4-6.3 IS USMは多くのズームレンズがそうであるようにズーミングに伴い全長が延び、ややフロントヘビーに感じる面もありますが、その辺はフルサイズ対応で汎用性抜群の10倍ズームであることとトレードオフでしょう。
Canon EOS R5作例写真(ストリートスナップ)

基本スペックの高いEOS R5と光学10倍ズームの威力を発揮すべく上野動物園へ! この日は夏の一時期限定の夜間開園日。209mmで撮影。

150mm付近で撮影。正確さとスピードに定評のあるキヤノンのAFですがEOS R5は「デュアルピクセル CMOS AF II」として性能が向上。さらにEOS初のボディ内手ブレ補正はレンズ側の光学式手ブレ補正との協調制御により最大8.0段(条件による)の効果と、心強い味方になってくれました。約4500万画素と高画素機ながら映像エンジンDIGIC Xと相まって常用ISO感度51200と高感度耐性も優秀です。

240mmで撮影。EOS R5の検出AFは「顔・追従優先AF」に設定した上で「人物」「動物優先」「優先なし」を選択できます。動物優先は犬・猫・鳥を優先して検出しますが、検出できない場合は人物も検出対応。犬・猫・鳥とのことですが、せわしなく動いていたトラさんにも反応してくれました。

舞台を動物園から街に変えて10倍ズームを堪能。雨上がりの江戸川でワイド端24mmで撮影。さあ、画面真ん中付近に写っている橋めがけてズームしてみます!

同じ場所で望遠端240mmにズーム。10倍ズームレンズがあれば撮れないものはほとんどない、ということが実感できる威力です。

ワイド端24mmで撮影。この日は小岩の街をスナップして歩きましたが、EOS R5ボディのコンパクトさは嬉しいポイントです。ボディの重量も、たとえば一眼レフのEOS 5D Mark IVの約800g(本体のみ)と比べると約650g(本体のみ)と軽量。ミラーレスの携帯性は撮影のフットワークを軽くしてくれて助かりますね。

129mmで撮影。EOS R5は防塵防滴ですがどんなカメラも過信は禁物で、私は雨天時はカメラレインコートまたはカメラにタオルをかけ短時間で撮影するよう工夫。今回はスナップ作例の一部をレースクイーンでモデルの鎌田ありささんに協力していただきました。

55mmで撮影。このレンズ、開放の描写はやや柔らかめですが適度なボケ具合と相まってポートレートなどにも良いように感じました。

29mmで撮影。雨が降ったりやんだりまた降ったりと、やたらめまぐるしく変化する忙しい天気でした。

240mmで撮影。このレンズの特徴として「寄れる」ことがあげられます。望遠側で最短撮影距離0.78m、最大撮影倍率0.26倍。10倍ズームでそのうえ寄れる。強力です。

24mmで撮影。デジタルレンズオプティマイザ(DLO)は標準で使いましたがオフだと目立つ建物の柵部分のパープルフリンジが気にならない(=かなり意地悪に見ないとわからない)レベルまで良好に補正してくれました。

162mmで撮影。背面のマルチコントローラーをボタンカスタマイズで有効にし、AFフレームダイレクト選択を可能にして1点AFで飛行機に合わせ撮影しました。高倍率ズームながらボディの高画素と相まって飛行機の窓までしっかり捉えてくれるシャープさです。
Canon EOS R5作例写真(ポートレート)

SAコントロールリングで球面収差を変化させ、ボケ描写を調整できることが特徴のレンズ。これはニュートラルで撮影。素直な描写です。誤操作を防止するためリングはニュートラル位置でロックできます。

リングを-側に回し、これはめいっぱいの-2で撮影。-側はフォーカス位置より後方のボケの輪郭が柔らかくなりますが(手前は硬くなる)グルグル流れるような描写は好みが分かれるところで使う場面はかなり選びそうです。

リングを+側にめいっぱい回し+2で撮影。フォーカス位置より後方のボケの輪郭が硬くなります(手前は柔らかくなる)。ニュートラル位置に比べ玉ボケ部分の輪郭がくっきりしています。+も-もフォーカス位置の被写体はソフトフォーカスで写りますが、私はポートレートには+側のほうが使いやすいと感じました。また、+、-いずれにしても2ではなく1程度に抑えたほうが良さげな印象を受けました。

写真モデルをお願いしたのはアイドルグループ・il pleut(イルプル)の天音茉莉花さん。@Marika_ilpleut
天音さんの写真をご覧になりたい方は下記noteに続きがあります。
https://note.com/kojishiwa/n/n2b17b76d1357
Canon EOS R5と過ごして
生まれて初めて使った一眼レフがキヤノンだったので(AE-1)キヤノンのカメラには愛着もあれば慣れてもいて、ミラーレスのEOSもいつも気に入って使えています。もちろん昔のキヤノンと今のキヤノンでは設計も違うわけですが、それでも根底に流れるニュアンスみたいなものは変わらないですからね。私はキヤノンというブランドには都会的で洗練されたイメージを抱いています。
EOS R5は昨年京都でも使ったのですが、そのときはレンズがRF50mm F1.2 L USM。今回の2本のレンズも小さくはないレンズなので、今度使用する機会があればコンパクトなレンズでも使ってみたいなと思います。

今回使用したカメラ・レンズ
Canon EOS R5

| 製品名 | Canon EOS R5 |
|---|---|
| 有効画素数 | 約4500万画素 |
| レンズマウント | キヤノンRFマウント |
| ISO感度 | 静止画撮影時:ISO100~51200 動画撮影時:ISO100~25600 |
| 手ぶれ補正 | あり |
| サイズ | 約138.5×97.5×88.0mm |
| 質量 | 約738g |
■購入する場合は、449,989円(税込 、※2023/8/29現在 カカクコム調べ)となっているようです。
■GOOPASSなら月額33,880円(税込)でレンタル可能です。
RF24-240mm F4-6.3 IS USM

| 製品名 | RF24-240mm F4-6.3 IS USM |
|---|---|
| 焦点距離 | 24-240mm |
| 開放F値 | F4-6.3 |
| 手ぶれ補正 | あり |
| 最大径×長さ | 80.4×122.5mm |
| フィルターサイズ | 72mm |
| 質量 | 750g |
■購入する場合は、131,626円(税込 、※2023/8/29現在 カカクコム調べ)となっているようです。
■GOOPASSなら月額11,980円(税込)でレンタル可能です。
RF100mm F2.8 L MACRO IS USM

| 製品名 | RF100mm F2.8 L MACRO IS USM |
|---|---|
| 焦点距離 | 100mm |
| 開放F値 | F2.8 |
| 手ぶれ補正 | あり |
| 最大径×長さ | 約81.5×148mm |
| フィルターサイズ | 67mm |
| 質量 | 685g |
■購入する場合は、291,199円(税込 、※2023/8/29現在 カカクコム調べ)となっているようです。
■GOOPASSなら月額16,380円(税込)でレンタル可能です。




