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カメラ・シーン~Scenes through camera lenses~【20】ラストKiss?おしゃれで可愛いCanon EOS Kiss M2と大阪お散歩

カメラを愛する皆さん、ごきげんいかがでしょうか。

今回のカメラ・シーンは初の大阪編。APS-Cサイズのエントリークラス向けミラーレス一眼Canon EOS Kiss M2の出番です。カメラファンの間では最後の「EOS Kiss」ブランドのカメラになるのでは?などとも噂されていますね。カラーはブラックもあるんですが、せっかくなのでホワイトを選びました。

後半のポートレートは「スマホ・コンデジ・一眼カメラを比較してみた〜ポートレート撮影編〜」、「フィルムシミュレーションとは?富士フイルム製カメラ独自の機能を解説してみた!」にもご登場いただいた関西のゴルフ女子、こころさんに写真モデルをお願いしました。

目次

今回選んだカメラ:Canon EOS Kiss M2

フィルム時代からキヤノンのエントリークラス一眼の代名詞的存在である「EOS Kiss」ですが、今年になってエントリークラスのミラーレス一眼としてRFマウントのEOS R50を発売。スペック的にはEOS Kiss M2の後継機と言ってもいい存在なのにKissという名称を使わなかったことから、キヤノンはそのうちEOS Kissブランドをやめるのでは?と噂になりました。もともとEOS Kissブランドは国内市場向けのブランドではありますが、果たして真相はどうなんでしょうか。

それはさておき、EF-MマウントのEOS Kiss M2は前モデルからさらに完成度を高めて2020年11月にリリースされ、現在でもこれさえあればビギナーが通常の撮影で困ることはまずないだろう、といった扱いやすさと基本性能の高さを兼ね備えています。

レンズはキヤノンの純正レンズからキットレンズである標準ズームEF-M15-45 IS STMと、単焦点でLレンズ並みの画質と言われるEF-M32mm F1.4 STMを選びました。

カメラバッグはミラーレスにぴったりと思って2017年秋からもう6年愛用しているポーターのタンカー、ストラップは純正ストラップが柔らかくて使いやすかったのでそのままで出かけました。

Canon EOS Kiss M2とは

EOS Kiss M2は映像エンジンDIGIC 8と約2410万画素APS-CサイズCMOSセンサーを搭載。レンズセンサーに加えてCMOSセンサーの画像情報からもブレ量を検知してレンズ側の光学式手ぶれ補正を強化するデュアルセンシングIS、ピント合わせがなかなかに困難な薄暗い場所でも合焦精度を追求した測距輝度範囲-4~18のAF性能など、ビギナーの使いやすさを機能がサポートしています。もちろんこのクラスのカメラに必須の機能とも言える内蔵ストロボも搭載。バリアングルモニターでセルフィー(自撮り)も便利、4K動画撮影にも対応、そして軽量コンパクトと、このカメラがあれば楽しい写真ライフが送れそうです。……と、言うことは。ハイアマチュアやプロが「もう1台バッグに入れてくか!」「近所に行くだけだから今はこれでいいかあ」「今日は気軽に撮りたいけど画質は確保したいしレンズ交換もしたいよな」的なセカンドカメラにもおすすめできる1台です。

Canon EOS Kiss M2の魅力

軽量コンパクトでフットワーク抜群

後半のポートレート編で写真モデルをお願いしたこころさん。EOS Kiss M2を見た瞬間「可愛い!」と言ってくれました。試しに持ってもらうと「軽いですね~」と感嘆。

キットレンズのEF-M15-45 IS STMは換算で約24mm-72mmと使いやすい標準ズーム。全長44.5mm(レンズ収納時)で質量約130gとコンパクトで、ズームリングを●から15mm位置まで回すと撮影可能になります。使用時は焦点距離に応じ全長が変化します。カラーはホワイトボディに合わせシルバーを選びましたが、ブラックボディならグラファイトが似合うかもです。

今回作例では使用しませんでしたが、EF-M22mm F2 STMを試しに装着。換算約35mmと日常使いに便利な焦点距離。23.7mm(電源OFF時)、重さ約105gのパンケーキレンズでEOS Kiss M2との相性は抜群です。

EF-M32mm F1.4 STMは換算約50mmで、大きなボケと開放からLレンズに勝るとも劣らない性能と評される名レンズ。最大撮影倍率は0.25倍と、寄れるのも嬉しいポイントです。

EOS Kiss M2を使ってみて感じた大きな魅力は、そんなに本気モードで撮影に出かけるわけでもない時に、とりあえずコンパクトなバッグに入れておいて、「撮りたい!」と思う瞬間に遭遇したらすぐに取り出して撮影できること。フットワークの良さですね。

ご覧の通り、ポーターのコンパクトなカメラバッグにレンズ3本とともに入っちゃった。

充実した操作系と使いやすさ

内蔵ストロボはやはり付いていると便利。ボディバランスも秀逸で、コンパクトながらグリップ感も良好です。

わかりやすい操作系のレイアウト。各種設定をするためのボタン・ダイヤルがボディ右側に集約されています。フィルムの時代から人間工学にこだわってきたキヤノン。電子ダイヤル、モードダイヤルも自然と指がかかる位置にデザインされています。

3.0型TFT式バリアングル液晶モニターは開いた状態や上向き、下向き、対面(裏返し)でも使用可能でセルフィーにも便利。ドット数は約104万ドット、視野角は上下・左右とも約170度です。

モニターを裏返しにして収納状態にしたところ。ボディと一体化していて違和感のないデザインです。

SDメモリーカードはバッテリー室と同じです。エントリークラスのカメラには多い仕様ですね。バッテリーはLP-E12ですが、持ちは良くないです。使い方にもよりますが、ノリよくスナップしてモニターで確認などもしていると半日持つかどうか。USB充電には対応していません。予備バッテリーを持つことをおすすめします。ここは注意が必要。

Canon EOS Kiss M2作例写真(ストリートスナップ)

EOS Kiss M2 / EF-M15-45 IS STM
F値:8.0 SS:1000 ISO:200

広角端15mm(換算約24mm)で撮影。常用ISO感度は100~25600と、日中から暗くなるまで守備範囲は広いです。

EOS Kiss M2 / EF-M15-45 IS STM
F値:8.0 SS:1/200 ISO:200

ド逆光ですが、近年のレンズらしく逆光耐性も良好。キットレンズは画質面に抜かりがないものが多いんですよね。

EOS Kiss M2 / EF-M15-45 IS STM
F値:8.0 SS:1/60 ISO:320

換算約50mmで撮影。発色はカメラの設定や撮影後の加工などでかなりコントロールできる時代になりましたが、自然光下では何もいじらなくても素直で見た目に近い色合いです。

EOS Kiss M2 / EF-M15-45 IS STM
F値:8.0 SS:1/800 ISO:200

換算約34mmで撮影。クリアできれいな描写です。小型でおしゃれなカメラなのでスナップ撮影をしていても抵抗感なく使えました。

EOS Kiss M2 / EF-M15-45 IS STM
F値:4.0 SS:1/60 ISO:200

換算約50mmで撮影。1970年の万博、懐かしいです。初めて大阪に行ったんですよ。東京からバスで。大阪には住んだことがないのに公私とも大阪の人や企業に縁があり、大好きです。阪神タイガースのファンです。すみません、関係ない話でした(笑)。

EOS Kiss M2 / EF-M32mm F1.4 STM
F値:4.0 SS:1/320 ISO:200

APS-Cとしてはダイナミックレンジも及第点とは思いますが、+2EV程度オーバーしちゃうとトーンが飛んで厳しいかもです。

EOS Kiss M2 / EF-M32mm F1.4 STM
F値:5.6 SS:1/60 ISO:800

質感描写もボケも素晴らしいレンズ。そしてデュアルセンシングISの信頼感! 多少シャッタースピードが遅くても安心して撮影できます。

EOS Kiss M2 / EF-M32mm F1.4 STM
F値:2.8 SS:1/60 ISO:1000

このレンズ、本当に寄れるんですよ。休憩で入ったカフェでワッフル。こんななにげない写真にも便利なレンズですね。

EOS Kiss M2 / EF-M32mm F1.4 STM
F値:4.0 SS:1/2500 ISO:200

本当、Lレンズ並みと評されるのがわかる描写。質感、発色、ボケ味、すべて満点。EF-Mマウントのユーザーならぜひ欲しい1本です。いやもう、強制的におすすめしたいぐらい!

Canon EOS Kiss M2作例写真(ポートレート)

EOS Kiss M2 / EF-M32mm F1.4 STM
F値:2.8 SS:1/60 ISO:2500

こころさん、なんと撮影の1週間前に結婚!おめでとうございますショット。ISO2500でも十分な画質をキープしています。

EOS Kiss M2 / EF-M32mm F1.4 STM
F値:2.8 SS:1/80 ISO:1600

婚約指輪と結婚指輪が合体した素敵なリングがこころさんの薬指で光っていました。お相手は学生時代に出会った先輩。写真を見せてもらいましたが素敵なスポーツマンですよ。

EOS Kiss M2 / EF-M32mm F1.4 STM
F値:2.8 SS:1/320 ISO:200

写真モデルとして登場してくれたこころさんのインスタはこちら! ゴルフの腕前もレッスンを受けてからさらに向上。おしゃれなファッションも素敵です。

こころさんの写真をご覧になりたい方は下記noteに続きがあります。

https://note.com/kojishiwa/n/n3b50f4a5b8a0

Canon EOS Kiss M2と過ごして

前回プロレスを撮影したフラッグシップCanon EOS-1D X Mark IIIとは対極に位置するカメラです。ビギナー向けのエントリーモデルだけに、実に使いやすく持ち歩きやすい。そしてデザイン。プライベートのポートレート撮影で何人かのモデルさんにこれを使ったのだけれど、皆さん「可愛い!」と大好評。街撮りにカフェにバーに……どんな場所へ持って行っても溶け込んでしまうキャラはEOS Kiss M2の持ち味だよなあ、と思いました。

スマホで何でも撮れちゃう時代、このクラスのカメラは割を食う存在になってしまっているかもしれませんね。でもやはりモノとして持ち歩く魅力があれば、まだまだカメラを売れる余地はあるのではないかな、と思わせてくれました。

今回使用したカメラ・レンズ

Canon(キヤノン) EOS Kiss M2 EF-M15-45 IS STM レンズキット [ホワイト]

Canon(キヤノン) EF-M32mm F1.4 STM

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この記事を書いた人

1962年11月生まれ。東京写真専門学校(現:東京ビジュアルアーツ)中退。フリーランスのフォトグラファー兼編集者として、これまで『夕刊フジ』をはじめ数々のメディア制作に携わった経験を持つ。現在は撮影の仕事とともに、ヤフーをはじめメディアのニュース記事制作を手掛けている。

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