こんにちは。兼業写真家の高埜志保です。
今回の記事と次回の記事では、SIGMAとTAMRONという2つのメーカーさんの、スペックが非常に良く似たズームレンズをお借りして撮影した写真を紹介します。
お借りしたのは、以下の2つのレンズです。
TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 (Model A063)


いずれのレンズも日常的に使いやすい焦点距離をカバーしており、重さや使用感を含め近しいものを感じました。
この2つのレンズを比べたときに自分がどのような差を感じるのか、ワクワクしながら使用しました。
今回の記事では、まずTAMRONさんのレンズを使って撮影した写真を紹介します。
撮影シーン①:金木犀の香るカフェの中で
よく晴れた日の休日に、早起きをして気になっていたカフェに行ってきました。

焦点距離54mm、 F2.8、1/1000秒、ISO320
同じく写真を撮る友人と待ち合わせをするまでに時間があったので、カフェの周辺を散策しました。

焦点距離52mm、 F2.8、1/1250秒、ISO320
今年は金木犀を至る場所で目にする機会があり、あのうっとりとするような甘い香りを何度も楽しむことができました。

焦点距離40mm、 F2.8、1/8000秒、ISO320
お目当てのカフェが見えてきました。
大きな金木犀の木に包まれた小さなお店は、まるで海外の童話に出てくるお家のよう。

焦点距離47mm、 F2.8、1/8000秒、ISO400
友人と落ち合い、店内に足を踏み入れました。

焦点距離35mm、 F2.8、1/500秒、ISO500
店内には私達以外のお客さんがいないタイミングだったので、様々な角度から店内を撮影することができました。

焦点距離75mm、 F2.8、1/5000秒、ISO500
床の上に落ちる光と影の美しさに心を惹かれ、撮影しました。
最大限望遠側で撮影すれば、腰を屈めて被写体に寄ることなく撮影できます。

焦点距離49mm、 F2.8、1/6400秒、ISO500
注文していたドリンクとマフィンが運ばれてきました。

焦点距離35mm、 F2.8、1/8000秒、ISO500
窓から差し込む日光が強かったため、撮る角度によってはマフィンに影がかかってしまったのですが、秋らしくこっくりとした陰影の豊かな絵になってくれました。

焦点距離75mm、 F2.8、1/8000秒、ISO500
思い切ってマフィンに寄って撮影し、生地の外側の硬そうな感触やアイシングの滑らかさを表現してみました。
ズームレンズの有り難みを実感するのはこういった瞬間です。

焦点距離49mm、 F2.8、1/1250秒、ISO500
お喋りをしながら、惜しむようにドリンクとマフィンを胃袋に納めました。
窓の外から見える金木犀が、さり気なく色を添えてくれる素敵な空間でした。

焦点距離49mm、 F2.8、1/2500秒、ISO500
撮影シーン②:緑の中、シャボン玉に包まれて
続いて、このレンズを使ってポートレート撮影をした日の写真を紹介します。
シャボン玉を小道具として使いながら、モデルのReinaさんを撮影しました。

焦点距離75mm、 F2.8、1/200秒、ISO200
この日は風が強かったことに加え、風の吹く方向が頻繁に変わってしまったため、シャボン玉の流れる量や方向を調整するのに非常に苦労しました……。

焦点距離75mm、 F2.8、1/250秒、ISO200
もう少しシャッタースピードを上げて撮影すれば良かったと後になって後悔しましたが、シャッターの反応が早いので、ここぞいう瞬間を撮り逃して悔しい思いをすることは体感的には少なかったです。

焦点距離75mm、 F2.8、1/400秒、ISO200
ファインダーを覗いた先の景色が想像以上にキラキラとしていて、まるで夢の中にいるようでした。

焦点距離75mm、 F2.8、1/400秒、ISO200
ずっと撮ってみたかったシャボン玉を使ったポートレート撮影を実現でき、大満足でした。

焦点距離75mm、 F2.8、1/250秒、ISO200
公園の中には金木犀が咲いた大きな木が何本かあり、折角なので木の下でも撮影しました。

焦点距離75mm、 F2.8、1/1000秒、ISO200
被写体の瞳に綺麗にピントが合うと嬉しくなり、ついつい寄りたくなってしまいます。

焦点距離58mm、 F2.8、1/640秒、ISO200
柔らかなオレンジ色の世界で、金木犀の香りにうっとりとしながら撮影を楽しむことができました。

焦点距離68mm、 F2.8、1/500秒、ISO200
まとめ〜TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 (Model A063) を使ってみて〜
まず、このレンズを使ってみて実感した共通点としては、持ち歩いていて本当に軽いということです。
少し前に、TAMRON 35-150mm F/2-2.8 Di III VXD (Model A058) というレンズを使用してレビューをさせていただいたのですが、そのレンズが1,165グラム。

対して、今回お借りしたレンズはその約半分の重さです。
レンズを持っていてストレスなく歩き回ることができるのは、特に長時間の撮影において大きな強みだと思いました。
実は最近、酷い肩こりから派生した口頭神経痛に苦しめられたこともあるため、軽いレンズというのはそれだけで私にとっては重要なポイントです。
また、このレンズを使っている時は、AFの速さに何度も助けられました。

焦点距離64mm、 F2.8、1/320秒、ISO200
この時はシャボン玉が強い風に煽られ、モデルさんの顔の前を高速で通り過ぎていくような状況でした。
大量の動くシャボン玉のせいでAFが迷ってしまうのではないかと心配しましたが、モデルさんの瞳にすぐにピントが合ってくれました。

焦点距離75mm、 F2.8、1/250秒、ISO200
このレンズの弱点として、周辺減光が気になるというコメントをいくつか見たのですが、個人的にはあまり気になりませんでした。

焦点距離74mm、 F2.8、1/5000秒、ISO500
それから、周辺部の流れるようなボケ(ぐるぐるボケ)が嫌な人もいるのかもしれませんが、中心の被写体を際立たせてくれるので私にとってはむしろ有り難かったです。
このレンズレビュー記事のシリーズも、次回の記事でついに最後となります。
次回はSIGMA 28-70mm F2.8 DG DNのレビューをさせていただく予定です。お楽しみに!


TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 (Model A063) をレンタルする

| 対応マウント | SONY E マウント |
| 焦点距離(広角端) | 28mm |
| 焦点距離(望遠端) | 75mm |
| 開放F値 | F2.8 |
| 絞り羽根枚数 | 9枚(円形絞り) |
| 最短撮影距離 | 0.18m (WIDE) / 0.38m (TELE) |
| 最大撮影倍率 | 1:2.7 (WIDE) / 1:4.1 (TELE) |
| フィルター径 | Φ67mm |
| 最大径×長さ | Φ75.8mm×117.6mm |
| 質量 | 540g |
| 付属品 | 花型フード、レンズキャップ |
高埜志保さんによる写真小説『てのひらの炎』

高埜志保さんによる機材レビュー











