上野動物園のおすすめエリアやパンダの観覧方法を解説!撮影できる動物や撮影方法も紹介

  • 2022.08.02
  • 2023.05.15
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上野動物園は1882年(明治15年)に開園した、日本で最初の動物園です。

上野動物園は、東京の都心部にありながら、天然池である不忍池(しのばずのいけ)などの自然と、五重塔などの景観を維持している都市型の動物園。年間入場者数は国内最高の3,479,990人(2019年度)にものぼります。

そして、現在日本に3ヶ所しかない、パンダを飼育している動物園のひとつです。

この記事は、上野動物園で動物写真の撮影にチャレンジしてみたいという初心者の方に向けて、上野動物園での撮影のポイントやおすすめの動物について紹介します。

山などで野生の動物を探すのとは違い、常に動物に会える動物園は、初心者の方が動物写真を楽しむにとてもおすすめのスポットです。

特に上野動物園は、2022年(7月31日)現在で約300種3,000点(2022年7月31日現在)もの動物を飼育しているので、様々な種類の動物を楽しめますよ。

この記事を参考にして、上野動物園での撮影を楽しんでください。

動物園では生き物を飼育しているため、動物の状況によって観覧ルールや撮影ルールが変わります。
実際に撮影に訪れる際は、状況が変わっていることも十分にあり得るので、事前に公式サイト等を確認ください。

上野動物園の特徴

画像出典:https://pixabay.com/

上野動物園ではどのような動物を見られるのかなど、上野動物園の特徴を紹介します。

パンダの撮影ができる

上野動物園の最大の特徴は、パンダの撮影ができることです。

日本でパンダを飼育している動物園は、全国でもわずか3ヶ所しかありません。さらに、パンダを観覧できるのはそのうちの2ヶ所のみ。上野動物園はそのうちのひとつで、パンダが撮影できる貴重な動物園です。

2021年6月23日には上野動物園内で、母親のシンシンから、シャオシャオとレイレイという双子が生まれました。この親子パンダは、観覧の抽選に当選すれば観覧・撮影が可能です。

また、予約がない場合でも、東園と西園の2ヶ所でパンダの観覧・撮影できます。

多様な動物の撮影ができる

上野動物園は東京都心にありながら、約300種3,000点という多様な動物を見られる場所です。

例えば、大型動物ではゴリラ、象、キリン、カバ、サイ、ホッキョクグマ、トラなど…。

両生爬虫類館にはワニやガラパゴスゾウガメ、オオサンショウウオなどが、鳥の専門エリアであるバードハウスには、リュウキュウアカショウビンやセイキムクドリなど、珍しい鳥がいます。

リュウキュウアカショウビンを間近で撮影できました

また五重塔をバックにして、エゾシカやニホンカモシカなどの日本の動物も撮影可能です。

様々な種類の動物を撮影できるのも、上野動物園の魅力です。

自然の池に集まる野鳥が撮れる

上野動物園の西園に渡る橋を抜けた先には、天然池である不忍池が広がっています。ここは鳥の観察・撮影が楽しめるスポットです。

池の周辺では、ツル、ペリカンなどの鳥類を展示しているほか、沢山の野鳥が集まります。

特に秋から冬にかけて、キンクロハジロ、ホシハジロ、オナガガモ、ハシビロガモ、マガモ、ユリカモメなどの冬鳥が飛来。ピーク時の1~2月には、200羽以上が不忍池で冬を越します。

野鳥を撮影するのが難しい場合には、飼われている鳥の撮影も可能です。

不忍池の周辺では、コウノトリやペリカンなど、様々な種類の鳥が展示されていますよ。

レビュー!上野動物園に撮影に行ってきた

パンダのシャンシャンは2023年2月に中国へ返還されました

動物を撮影をするために、上野動物園に行ってきました!

8月下旬の平日、朝10時前には入場。スムーズに入園できましたが、親子連れがとても多い印象でした。

パンダは大人気

東園から入るとすぐにジャイアントパンダ、シャンシャンの展示があります。開園から間もない入園でしたが、既に多くの方が並んでいました。

やはり大人気ですね。

筆者の今回のお目当ては、シャンシャンではなくて西園の親子パンダでした。

親子パンダは前もって抽選に申し込むことで、観覧できます(具体的な予約方法などは、後述しています)。この日の10時30分の回に当選していたので、早々に西園に向かいました。

東園と西園の行き来は小高い丘を越えるようになっていて、大人の足で5分ほど歩きます。重いカメラを持って歩くと意外と疲れますが、エレベーターがあるので、ベビーカーや車いすでも渡れますよ。

西園に渡ったら、天然池の不忍池が一面に広がっていました。

ちょうど時間通りに観覧場所に到着したのですが、同じ時間に当選していた方たちが既に100メートルほど並んでいて、親子パンダを観られるまで結局30分近くかかってしまいました。

平日ですし、抽選の結果なのでもっと人は少ないかと思っていたのですが、さすがの人気。

少し並びましたが、それでも近づいてくるとワクワクしました。同じく並んでいる方たちも、待ちきれない様子でした。

いよいよ観覧エリアに入れた途端、なんとパンダがこちらに移動してくれて、顔をしっかりと見せてくれました。

わずか2分で観覧は終了なのですが、いい写真が撮れてとても満足できました。

なお、西園にはリーリーというパンダもいます。東園のシャンシャンほどはお客様が並んでいなかったので、親子パンダを見た足で会いに行きましたが、残念ながらリーリーは寝ていました。

それでも、顔はこちらに向けていてくれていました!パンダは、実際に会えると、不思議と心が沸き立つような魅力があります。

おすすめエリアはアフリカの動物ゾーン

西園の北にある「アフリカの動物ゾーン」は、カバやサイなどの大型の動物が居ますが、このゾーンは写真撮影にはとても魅力的でした。

大きな動物が、金網に邪魔されずに撮影できるためです。

このカバの大あくびの迫力には、周囲のお客さんも驚愕の声を上げていました。

ただし、大型動物にもかかわらず、よく歩き回ります。撮影の際は、被写体がブレて写ることのないように、1/1000秒程度にシャッタースピードを上げるがの良さそうです。

一眼カメラならより動物園を楽しめる

上野動物園では、一眼カメラを持った方がたくさんいました。

ですが、やはり大多数は、スマホ。

もちろんスマホでも綺麗な写真は撮影できますが、「一眼カメラならずっと楽に、しかも綺麗に写真が撮れますよ」と心の中でお伝えしていました(笑)。

左がスマホで撮ったハシビロコウ、右が一眼カメラで撮ったものです。

右はスマホで撮ったハシビロコウの写真

大きく撮影できるのはもちろん、羽毛の質感や視線まではっきり撮影できるのが一眼カメラの魅力ですね。

上野動物園での動物写真撮影を楽しむための準備

上野動物園で写真撮影を楽しむために、事前に準備しておきたいことについて解説します。

マップを確認しておく

まず、上野動物園のマップを確認しておきましょう。

思ったよりも広いこと、そして東西で分かれていることを知っていると、効率よくポイントを押さえて観覧・撮影ができます

画像出典:https://www.tokyo-zoo.net/

ご覧の通り、上野動物園は東園と西園に分かれていて、その間を「いそっぷ橋」が繋いでいます。

東園はトラやホッキョクグマ、クマ、ゴリラ、象などの、目玉となる大型動物が多いエリア。

西園は天然池である不忍池が広がっていて、ペリカンなどの鳥に加えて野鳥も集まってきます。

それ以外にもアフリカの動物や両生類、カンガルーやレッサーパンダなどの中・小型動物や、動物と触れ合える子供動物園ステップなど、バラエティに富んだ動物が多いエリアです。

なお、パンダは東園と西園の両方で観覧できます。

最寄り駅と出入口の確認

入り口は、東園には正門がひとつ、西園には弁天門がひとつあります。

それぞれ最寄り駅が分かれているので、確認しましょう。

東園JR山手線・京浜東北線「上野駅」公園口より徒歩5分
西園JR山手線・京浜東北線「上野駅」不忍口より徒歩5分
京成電鉄「上野駅」より徒歩5分
東京メトロ銀座線・日比谷線「上野駅」より徒歩8分
都営地下鉄大江戸線「上野御徒町駅」より徒歩10分

なお、上野動物園に駐車場はありません。そのため、電車の利用がおすすめです。

車で訪れたい方は、周辺の有料駐車場を調べておきましょう。

チケットの用意

チケットは、事前にオンラインチケットで購入を済ませておくと◎。

チケットは入り口で買えますが、混んでいると待ち時間が長くなるためです。入り口が分かれているため、既にチケットがある人はスムーズに入場できます。

正面入り口。チケットがあれば右側から入場でできます。

東園・西園両方に入り口はありますが、土日祝日は混雑することが多く、数十分の待ち時間がある場合も…。事前にチケットは準備しておきましょう。

公式サイト・公式SNS情報の確認

動物園は生き物を扱っているので、動物の様子や天候などによって、動物の展示状況が変わることが頻繁にあります。

そのため、必ず公式サイトを確認しましょう。公式SNSなら、さらに早く情報が知れます。

東園のシャンシャンは8月1日までは展示されていませんでしたが、翌日の8月2日から展示するという情報がSNSで発信されていました。

反対に、展示を中止するなどの情報も出るかもしれません。

Webサイトで概要を確認しつつ、公式SNSで最新情報をチェックするのがおすすめです。

観覧・撮影にかかる時間を考慮する

上野動物園を観覧のために一周する場合、2~3時間程度かかります。

ただし、動物撮影を目的とした場合、ひとつひとつの動物に時間がかかるため、さらに時間がかかります。

また、パンダは人気があるため、観覧するのに最大1時間並ぶことも……。観覧者がどれくらい並んでいるかは実際に行ってみないとわかりません。

時間に余裕を持って予定を立てましょう。

パンダを撮影するためには

上野動物園を訪れる方は、パンダの観覧が目的の方も多いでしょう。上野動物園でパンダを観察・撮影するポイントについて、紹介します。

親子パンダ観覧には予約が必要

2021年6月23日に上野動物園内で生まれたシャオシャオとレイレイの双子と、その母親であるシンシンの3頭は現在、事前に抽選に申し込んで当選した場合だけ観覧できるようになっています。

観覧の抽選について、その概要と応募する方法についてまとめました。

抽選についての概要

https://tokyo-zoo.e-tix.jp/

抽選に参加するには、「上野動物園抽選サイト」への会員登録が必要です。

会員登録をすることで、抽選に参加できます。

抽選申込は、毎週以下のスケジュールで受け付けています。

「土曜日から次の金曜日まで(休園日を除く)」を観覧期間とし、観覧期間開始2週間前の金曜日13時から次の月曜日13時まで申し込みを受け付けます。

当選したら、来園当日の0時より、マイページ内「抽選履歴」にQRコードが表示されます。時間までに現地へ行き、QRコードをスタッフの方に提示すると、順番に観覧できます。

抽選に申し込む手順

親子パンダの観覧抽選は、上野動物園公式サイトへ会員登録をして、抽選サイトから申し込みます。

その手順について、詳しく紹介します。

①会員登録をする

まず、抽選サイトの会員登録をしていない方は、会員登録してください。

https://tokyo-zoo.e-tix.jp/

会員登録に必要なのは、次の2つ。

  1. スマホ(電話番号)
  2. メールアドレス

具体的なアカウント作成の手順は、次の通りです。

  1. 上野動物園 抽選サイト」ページに移動する
  2. ページの下にスクロールして「会員登録へ」をタップする
  3. 氏名とメールアドレスを登録
②抽選に申し込む

会員登録をしてログインしたら、抽選に申し込めるようになります。

申込受付スケジュールは次の期間に制限されているので、この期間内に申請しましょう。

観覧期間:土曜日から次の金曜日まで(休園日を除く)
受付期間:観覧期間開始2週間前の金曜日13時から次の月曜日13時まで

抽選への申し込み手順の詳細は、次の通りです。

  1. 上野動物園 抽選サイト」ページの下にスクロールして「抽選お申し込みはこちら」をタップする
  2. 「イベント名パンダ母子観覧」から「日付選択」をタップする
  3. ログイン画面からログインする

  1. 「お申込み日時選択」画面から、「観覧日の選択」をタップ、カレンダー上から希望の日付をタップして選択、「OK」をタップする。
  2. 「お申込み日時選択」画面に戻るので、下にスクロールすると観覧希望日の時間帯を選べるので希望の時間で「枚数選択」をタップする

ご家族などと一緒に観覧する場合、人数分を予約できます。別日であれば、追加の申し込みが可能です。
当選確認の方法は、「上野動物園 抽選サイト」のマイページから行ないます。

当選確認

当選確認は、「上野動物園 抽選サイト」のマイページから可能です。

当選していた場合、当選した日の午前0時から、マイページに「当選者用QRチケットの表示」というリンクが表示されます。

リンクをタップすると、当選者名とQRコードが表示されたページに遷移するので表示を確認しましょう。

当日、当選した時間に母子パンダ観覧場所であるパンダのもり(西園)に、時間までに並びます。

その後は、1分ほどに約20名ずつ順番で閲覧します。時間の列の最後のほうに並んだところ、観覧まで30分近く並ぶことになりました。

1分間の観覧時間を2ヶ所から、合計で2分間パンダに会うことができます。

抽選予約なしでパンダを撮影するには

上野動物園にいる5頭のパンダのうち、2頭は予約なしで観覧できます。また、フラッシュを使用しなければ写真撮影もできます。

そのため、抽選予約をしていなくても、パンダの撮影は可能です。

ただし、パンダは上野動物園の目玉なので、観覧を希望される方がたくさんいます。最大で1時間程度の待ち時間になることも……。

できるだけ開園と同時に向かう、できれば平日に行くなど、他の観覧者の少ない時間帯を狙いましょう。

西園には、2020年9月にオープンした「パンダのもり」があります。ここはジャイアントパンダのふるさとである中国の四川省をモデルに木や岩、水場を再現した屋外施設。

リーリーがこのパンダのもりに展示されていた場合、アクリル板に邪魔されずに、初心者の方にも簡単に綺麗なパンダの写真を撮影できます。

上野動物園の中で、唯一屋外でパンダが撮影できる場所なので、ここでの撮影はぜひチャレンジしたいですね。

パンダを撮影するためのポイント

上野動物園で、パンダを撮影するためのポイントをまとめました。

前もって撮影できることを確認する

パンダの撮影条件は、頻繁に変わることがあります。

例えば東園で観覧できるシャンシャンは、2022年8月1日までは展示されていませんでしたが、2日以降から観覧できることになりました。

そのシャンシャンを観覧するための列は、並んでいる途中で前列と後列に分かれています。

希望する列に並べるのですが、以前は写真撮影ができたのは後列のみでした。現在では前列も撮影が許可されています。

また、西園の「パンダのもり」では、夏の間は、野外への展示は行なわないそうです。パンダはもともと高山に生息する動物。夏の暑さから守るため、屋外展示が制限されています。

このように、撮影の条件などはパンダの状況や天候などによって変わることがあります。動物園に行く前に、公式サイトや公式SNSで確認しておくと良いでしょう。

期待通りの撮影ができるまで、繰り返す

上野動物園では、パンダの撮影は運の要素も絡みます。

長時間並んでようやくパンダに会えたのに、そっぽを向いていたり、寝ていたりすることもあるからです。

一度の撮影で満足の写真が撮れるとは期待せずに、時間帯などを変えて何度も撮影にチャレンジするのがおすすめです。

パンダは朝夕の時間帯が活発で、昼は寝ていることが多いので、活発な時間帯を狙ってみると、顔をこちらに見せてくれる可能性が高いかもしれません。

上野動物園での動物写真撮影におすすめの機材

上野動物園で動物写真の撮影を楽しむのに、おすすめの撮影機材を紹介します。

おすすめは、一眼ミラーレスカメラと300mm程度の望遠レンズの組み合わせです。

カメラ

動物瞳AF搭載のミラーレス一眼カメラ

ミラーレス一眼カメラをおすすめする理由は、最近のミラーレス一眼カメラに搭載されている「動物の瞳AF」という機能が便利であるためです。

動物の瞳AFとは、ファインダーの中に動物の目が映っていたら、その目をカメラが自動で認識してピントを合わせてくれる機能のこと。

ピント合わせをカメラ任せにできるので撮影が簡単です。また、意識を構図やタイミングなどに集中できるので、意図した写真が撮影しやすくなります。

カメラに姿を映していれば、瞳にピントを合わせてくれます

ボディ内手振れ補正機構搭載のミラーレス一眼カメラ

また、ボディ内手振れ補正機構が搭載されたミラーレス一眼カメラが増えました。

レンズと連携して強力な手振れ補正ができるので、シャッタースピードが落ちやすい望遠レンズを使っても、手持ちでブレの少ない写真を撮影可能です。

動物園は三脚や一脚の使用を禁止しているところがほとんど。手持ちでブレを抑えて撮影するには、ボディ内手振れ補正機構が有効です。

レンズ

望遠レンズ

レンズは、望遠レンズを選択しましょう。

動物園の動物は、人から少し離れた場所にいることが多いので、遠くの動物を大きく写すために、望遠レンズが有効です。

上野動物園での撮影では、望遠レンズの焦点距離は、300mmあれば満足できる撮影ができました。

動物がいる檻に近づける場所が多く、ほとんどの動物が焦点距離300mm程度の望遠レンズで十分に大きく撮影ができます。

広い猿山でも、300mmでこのサイズ。必要であれば少しトリミングすれば良いので、ひとつの目安として300mm程度のレンズを準備できると良いでしょう。

さらに焦点距離の長いレンズであれば、より多くの表現ができます。

例えば動物の一部分だけを大胆に切り取ることで、動物園で撮影しているとは感じさせないような迫力のある撮影ができます。

上野動物園では、300mm以上の望遠レンズがおすすめです。

また、動物撮影では、細かい毛やシワまでしっかりと写りこむような、解像感が高い写真が撮れると満足度も高まります。

次の写真は上野動物園ではない場所での撮影なのですが、Canon(キヤノン)RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMという解像力の高い望遠レンズで撮影した動物写真です。

動物の細かい部分までしっかりと写り込んでいて、PCの大きな画面で写真を見返してとても満足できました。

この動物の毛や質感などの描写にもこだわりたい方は、ぜひ解像度の高いレンズを試してみてください。

RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMは、解像感が高くて撮影していて非常に満足度の高い写真が撮れる、動物撮影にもおすすめのレンズです。

最短撮影距離の短いレンズ

動物園の撮影では望遠レンズを主に使いますが、例外的に望遠レンズでは不便な被写体もいます。

それは、撮影者と近いところに展示されている、小型の動物たちです。

「両生爬虫類館」や「小獣館」などの屋内施設では、奥行きの狭い場所に展示されているため、最短撮影距離が長い望遠レンズでは、動物が近すぎてピントを合わせるのに苦労しました。

このような場所では、マクロレンズや広角レンズなどの最短撮影距離の短いレンズが良いでしょう。

望遠レンズのほかに、焦点距離24-70mm前後のレンズが一本あると、園全体を快適に撮影できます。

撮影初心者の方におすすめの動物

上野動物園では、初めて動物園で撮影するような方でも、綺麗な写真を撮りやすいおすすめの動物がいます。

ワシ・タカ

東園の一番東端にあるワシ・タカのエリアは、初めて撮影する方におすすめ。

ワシやタカは身体が大きくて、しかも金網の中で動き回ることが少ないので、慌てずに撮影できるためです。

動物園の動物は、基本的に金網越しでの撮影です。

金網越しで動物を撮影しようとすると金網も写真に写ってしまいますが、望遠レンズを上手く使うことで金網が消えたかのように撮影できます。

金網を消すには以下の3つがポイントです。

  • 望遠レンズで、できるだけ焦点距離を伸ばす
  • レンズの先端を、できるだけ金網に近づける
  • F値を解放にする
スマートフォン

望遠レンズで金網にレンズを近づけて撮影した

左の写真はスマホで撮影した写真には、金網が写ってしまっています。ところが、右の写真からは、金網は消えています。

猛禽類は動きが小さく、金網を消す練習をじっくりできるのでおすすめ。ピントを目に合わせたり、カメラの設定を調整したりする練習にも最適です

また、姿がかっこいいので、撮影していても楽しいですよ。

金網を消す方法は動物園のいたるところで使えるので、ぜひワシ・タカのエリアから試してみてください。

トラ

東園の北東のエリアで観覧できるトラも、撮影しやすい動物です。

上野動物園のトラはアクリル板越しに観覧しますが、観覧者のいる場所によく近づいて来てくれます。

アクリル板越しの動物を撮影するのにも、ポイントがあります。それは、アクリル板による光の反射が、写真に写りこまないようにすることです。

通常、何もせずに撮影すると、反射した光や他の観覧者が写真に写り込んでしまいます。

反射を写し込まない方法は、レンズにフードを付けて、フードをアクリル板にできるだけ近づけて撮影すること。これによって、余計な光や写り込みがなくなります。

上野動物園のトラは、屋根があって太陽光が直接アクリル板に当たらない場所から撮影できます。

上野動物園での撮影を楽しむために

とても撮影を楽しめたのと同時に「もっとこうしておけばもっと楽しめたのに」と、撮影しながら気づいたこともありました。

前もって確認しておくことで、上野動物園での撮影がさらに楽しめるポイントについて、実体験をもとに紹介します。

撮影する動物を決めておく

前もって、メインで撮影する動物を決めてくことをおすすめします。

目当てなしに観覧しながらの撮影は、思っている以上に時間がかかってしまい、疲労が溜まるためです。

上野動物園の広さは14.3ヘクタール(東京ドーム約3個分)、観覧目的でも一周2~3時間ほどかかります。撮影しながらだとさらに時間がかかり、その分疲労も溜まるので、撮影への集中力が落ちてしまいます。

そのため、前もってお目当ての動物は決めておいて、先に撮影しておきましょう。余裕があったら他の動物も見て回るのがおすすめです。

動物ごとの撮影しやすい時間やタイミングを確認しておく

お目当ての動物を決めたら、撮影しやすいタイミングがあるか、調べてみると◎。

今回楽しみにしていた動物のひとつが、カワウソでした。

張り切って入場後に観に行ったところ、カワウソは水面に浮きながら寝ていたのです。

寝ている姿もとてもかわいいですが、カワウソが元気に泳いでいるところを撮りたかったので、少し心残りでした…。

心残りだったため、帰宅後にカワウソについて調べたところ、カワウソは一日およそ15時間眠っていることを知りました。

初めからそれを知っていれば寝ている姿にがっかりせずに、何度か見に行って、活発に動いているタイミングに出会えたかもしれません。

人気のあるパンダの場合は、開園直後や閉園間際の時間帯がおすすめ。観覧に並ぶ人が少ないことやパンダが起きていることが多いためです。

このように、動物ごと特徴があります。前もって少し調べておくだけで、活発な姿の写真を撮れる可能性が高まります。

季節も考慮する

季節について意識しなかったことで、思ったような撮影ができない場面が多くありました。

今回撮影に行った季節は、真夏。動物にとって暑すぎる環境であったため、楽しみにしていたゴリラやシロクマなど、多くの動物が出てきてくれなかったのです。

一番の目当てとしていたのが西園の「パンダのもり」での野外のパンダの撮影でしたが、真夏の間はパンダの屋外展示はされないそうで、残念ながら撮影ができませんでした。

前もって、情報を確認しておけば良かったと感じました。

反対に、寒すぎる冬には姿を見せてくれない動物もいるはず。

お目当ての動物が、今の季節はどのような様子なのか、どんな動物は今の時期に元気なのか。これらを確認しておくことで目的を持った撮影ができます。

上野動物園の概要

スポット名上野動物園
住所〒110-8711 東京都台東区上野公園 9-83
アクセス【電車】
東園:JR山手線・京浜東北線「上野駅」公園口より徒歩5分
西園:JR山手線・京浜東北線「上野駅」不忍口より徒歩5分
西園:京成電鉄「上野駅」より徒歩5分
西園:東京メトロ銀座線・日比谷線「上野駅」より徒歩8分
西園:都営地下鉄大江戸線「上野御徒町駅」より徒歩10分
営業時間9:30~17:00
休園日月曜日(月曜日が国民の祝日や振替休日、都民の日の場合はその翌日が休園日)
年末年始(12月29日~翌年1月1日)
入場料【一般(高校生以上)】600円
【65歳以上】300円
【中学生】200円
【都内在住・在学の中学生】無料
【小学6年生まで】無料
駐車場なし
URLhttps://www.tokyo-zoo.net/zoo/ueno/

まとめ

この記事では、東京の上野動物園に撮影に行った実体験をもとに、上野動物園の魅力や撮影のポイントについて解説しました。

上野動物園は、パンダを間近で観察できるとともに、たくさんの種類の動物を一度に観覧できる魅力的な動物園です。

ぜひ、撮影ポイントにも意識しながら、上野動物園の観覧・撮影を楽しんでください。

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GOOPASS ANIMAL MAGAZINE編集部 木村

こころに残る"トキ"のサブスク・GOOPASSを展開するGOOPASS株式会社の編集ライター。自社Webメディア『GOOPASS ANIMAL MAGAZINE』の編集スタッフとして、記事制作などを担当する。カメラを使い始めたのは2020年から。愛犬2頭を美しい景色の中で撮影するのが好き。使用カメラは、Canon EOS R6。

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