アオサギ

〝不死鳥〟のモデル!?いつでも会える、優雅で獰猛な水辺の野鳥
アオサギは日本で一番大きなサギの仲間です。旺盛な食欲と高い知能、環境適応力の高さを誇り、全国で数を増やしています。
アオサギの成鳥は灰青色の背中と翼、白い顔と首が特徴的。頭からは灰青色の冠羽(飾り羽)が2本伸びています。
首の正面には二列の黒い斑点があり、不気味な印象を受けるかもしれません。
本州、四国、九州で水のある場所なら、ほぼ一年中観察・撮影ができます。
野鳥といえは可愛い鳥が多いですが、アオサギは恐竜を連想させる長い脚と、長細い身体が特徴です。
サギの仲間はなんでも食べる悪食家で有名です。
食べるのは魚、カエルや昆虫、ザリガニだけではありません。時にはネズミなどの小型哺乳類、ヘビ、トカゲなど爬虫類を捕食。
スズメやカルガモ、カイツブリのヒナまで狩ります。哺乳類や鳥類は水に漬けて締めてから食べる徹底ぶり。
アオサギの捕食シーンでは、インパクトのある写真を撮影できるかもしれません。
捕える魚も数センチの小魚から、30cmを超えるブルーギルやコイなどの大物までバラエティ豊か。時にはウナギやタウナギなど、細長い生き物も捕えます。
アオサギはほかのサギと同じ場所に巣を作る習性があります。
地域差はありますが、おおよそ3月上旬~下旬頃から葦原や木の上などに枝を集めて巣を作り、卵を3~5個産みます。
5月上旬にはヒナが孵化し、7月上旬頃に巣立ちを迎えます。
巣立った若鳥は一羽で生き抜いていきます。アオサギは2年で成鳥になります。
アオサギはユーラシア大陸、アフリカにも広く分布し、各地で神話や民話が残っています。
特筆すべきは古代エジプト神話のアオサギ「ベヌウ」。
ベヌウは太陽の卵を孵化させた神鳥とされ、太陽神とともに祀られていました。
やがてベヌウ伝説は古代ギリシャに渡り、不死鳥フェニックスになったと言われています。
- 撮影のしやすさ
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- 渡りの種類
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留鳥
(北海道では夏鳥、沖縄では冬鳥)
- オススメの時期
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通年
(北海道では3月頃~9月頃、沖縄では9月頃~翌5月頃)
- オススメのレンズ
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150~400mm
撮影に関するポイント
アオサギは水のある場所で出会えます。あまり動かず、数が多いので撮影機会が多いのが良い点。撮影技術を上げるには最適な被写体です。
オススメは堰(せき・河川を横断する構造物のこと)を背景にした撮影。堰から流れ落ちる水の躍動感と、動かないアオサギの対比が美しい写真に仕上がります。
堰の下には魚が多いので、捕食シーンの撮影ができるかもしれません。
日本庭園など、景観が良い場所で撮影するなら、ぜひ背景と一緒に撮影しましょう。「庭園の風景+アオサギ」の写真は日本画のような美しさです。
意外な撮影スポットは動物園。動物園の森にアオサギが住み着き、飼育動物の餌を横取りして暮らしています。
東京の多摩動物園、大阪の天王寺動物園は撮影にオススメ。サギのコロニー(集団巣)があり、一年中いつでも撮影できます。
特に、多摩動物園ではペリカンの餌やりタイムに多くのアオサギが乱入し、横取りする姿が人気です。サギはペリカン目の鳥なので、ペリカンとの対比も楽しめます。
アオサギは晴れた日には日光浴をします。翼で太陽を受け止めるような奇妙なポーズで日光浴をするため「電波受信」と呼ばれることもあるそう。
日光浴シーンに遭遇できれば、ユニークなアオサギ写真が撮影できるでしょう。
アオサギは本来、人を恐れる鳥でした。近年は人馴れした個体が増えていますが、あまり近づかず、適切な距離を取って撮影しましょう。
撮影にオススメのスポット
- 多摩動物公園(東京都/日野市)
- 井の頭恩賜公園(東京都/武蔵野市)
- 渡良瀬遊水地(群馬県/邑楽郡)
アオサギの基本情報
- 生息環境
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川・池・田んぼ、動物園、庭園、沿岸など
- 大きさ
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約88~98cm
- 鳴き声
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ゴワァッ(普段はあまり鳴きません)
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